作成日:2024年08月07日
温泉総湧出量ランキングベスト10!贅沢な源泉かけ流しが楽しめる温泉施設もご紹介 全国
世界屈指の温泉大国と言われる日本。温泉が湧出(ゆうしゅつ)する3つの条件である「熱源」「地下水」「断層(温泉が地表に湧き出す経路)」全てにおいて、日本は地学的に大変恵まれています。
今回は、都道府県別に温泉の総湧出量(温泉が湧き出る量)をランキング形式でご紹介。また、各県別の温泉の傾向や特色、贅沢な源泉かけ流しが楽しめるおすすめ温泉施設も併せてご紹介します!
今回は、都道府県別に温泉の総湧出量(温泉が湧き出る量)をランキング形式でご紹介。また、各県別の温泉の傾向や特色、贅沢な源泉かけ流しが楽しめるおすすめ温泉施設も併せてご紹介します!
温泉湧出の基礎知識
温泉湧出の3つの形態
温泉湧出とは、一言で言えば温泉が地中から地表へ出現することです。温泉湧出は大きく分けて、以下の3つの形態に分かれます。
・自然湧出
・掘削自噴
・動力揚湯(どうりょくようとう)
単独源泉としては湧出量日本一の玉川温泉(秋田県仙北市)。源泉は自然流下されて宿へ供給。
自然湧出と掘削自噴は “自噴泉”とも呼ばれ、人工的な外力を使わず自然に湧き出している温泉のことです。それらの具体的な違いは、自然湧出は人の力を一切介さず勝手に温泉が湧き上がるもの。掘削自噴は人工的に掘った孔(穴)から温泉が自然に湧き出たものです。
有名な例を挙げると、草津温泉(群馬県草津町)の場合、温泉地中心部に位置する「湯畑源泉」は自然湧出泉、「万代鉱源泉」は掘削自噴泉です。この2つの源泉を併せて毎分1万リットル以上の湧出量を誇り、多くの宿や共同浴場にこれらの源泉が使用されています。
草津温泉の湯畑源泉
一方で動力揚湯は、ポンプなどの動力装置を使って温泉を汲み上げているもの。上記3つの中では最も多い温泉湧出形態です。
温泉湧出形態の傾向
一概には言えませんが、自然湧出泉や掘削自噴泉は古くからある温泉地に比較的多い傾向にあります。
佐賀の湯処 KOMOREBI (佐賀県佐賀市)。動力揚湯の都市型日帰り温泉施設です。
一方で、古い温泉地から遠い場所にある温泉施設(例:スーパー銭湯など)は、動力揚湯の場合が圧倒的に多いです。
湧出形態に優劣はあるの?
一般的に温泉ファンは、足元湧出温泉※をはじめとした自然湧出泉や掘削自噴泉を重宝する傾向にあります。
※足元湧出温泉とは、温泉が地下から自噴し、その湧出した場所で直接入浴可能な温泉のこと
法師温泉長壽館(群馬県みなかみ町)。混浴の「法師乃湯」は湯船の底から源泉が自然湧出する足元湧出温泉
しかし、例えば化石海水※などの地中深くに眠った温泉は、動力を使用しないと地表まで到達困難な場合もあります。
※化石海水とは、昔の海水が地層の隙間などに閉じ込められたもの。
温泉の泉質と湧出形態は、決して無関係ではないもののテーマが若干異なる話であり、湧出形態そのものに絶対的な優劣はありません。自噴泉と掘削泉はそれぞれ異なる特徴があり、各人の好みや目的に応じて温泉地や施設を使い分けることの方が、より重要です。
温泉総湧出量ランキングベスト10&おすすめ温泉施設を一挙ご紹介!
では、都道府県別の温泉総湧出量ランキングべスト10を発表します!
※データは、環境省「令和4年度温泉利用状況」(令和5年3月末現在の情報)によります。
※湧出量の単位はℓ/分で表記しています。「ℓ/分」とは、1分間に何リットル湧出するかという意味。参考までに、一般家庭での浴槽の容量は200リットル程度です。
第1位:大分県(総湧出量295,708ℓ/分)
大分県の主な温泉地:別府温泉郷、由布院温泉、天ヶ瀬温泉、など
日本で最も温泉総湧出量が多い都道府県は「大分県」です。日本の温泉総湧出量は2,515,272ℓ/分であり、日本全体の1割強は大分県に集中していることになります。
別府の湯けむり(大分県別府市)。「21世紀に残したい日本の風景」では、富士山に次いで全国第2位。
大分県は源泉総数でも2位以下を大きく引き離して日本一。また、その多く(全体の3/4以上)が源泉温度42度以上の高温の温泉で占め、沸かすことなく源泉かけ流しで提供できる施設が多い点も特徴です。
・別府温泉郷 亀川温泉 四の湯温泉 / 大分県別府市
日本最大の温泉地とされる別府温泉郷。市内のほぼ全域に温泉施設が点在し、大型の観光ホテルから地域に密着した共同浴場まで幅広く展開しています。驚くべきは公衆浴場の数。温泉郷全体で150施設以上の公衆浴場があり、これは全国でもずば抜けた数値です。
四の湯温泉
温泉郷のうちの一つである亀川温泉の「四の湯(しのゆ)温泉」は、まるで別府温泉の共同湯文化を凝縮したかの様な共同浴場です。泉質名は単純温泉。食塩と芒硝成分が拮抗(きっこう)した温まり&保湿系の良泉で、やや熱めのお湯はシャキッと心身を引き締めてくれます。
■日帰り入浴時間:7時~10時30分(受付10時15分まで)、14時30分~22時(受付21時45分まで)
・由布院温泉 杜の湯 ゆふいん泰葉 / 大分県由布市
由布院温泉は、温泉地別で別府温泉郷に続き日本第2位の源泉湧出量を誇る名湯。山村風の田舎情緒と洒落た雰囲気が絶妙にミックスし、国内有数の人気温泉地の一つでもあります。
日帰り可能な小浴場
「杜の湯 ゆふいん泰葉」は、温泉街から山手に上った湯宿。この一帯は通称“青湯”と呼ばれるブルーのお湯が湧出する地。全国でも極一部の地域しか存在せず、大変貴重な泉質です。また、メタケイ酸を豊富に含むせいか、トロトロな肌触りも魅力。泉質重視の方におすすめの温泉です。
■日帰り入浴時間:10時~20時(最終受付19時)。混雑具合により早期終了の場合有り。
第2位:北海道(総湧出量196,262ℓ/分)
北海道の主な温泉地:登別温泉、定山渓温泉、川湯温泉、など
続いて、日本で二番目に温泉総湧出量が多い都道府県は「北海道」です。
北海道は日本最大の面積を誇り、大きく分けて「道東」「道北」「道央」「道南」の4エリアに分類。ダイナミックな自然を生かした絶景温泉や個性的な泉質を持つ温泉も多く、バリエーション豊かな選択肢があります。
・川湯温泉 湯治の宿 開鉱 / 北海道弟子屈町
川湯温泉は、道東地方に位置する名湯の一つ。酸性度の高さで知られ、本州の名湯である草津温泉(群馬県)や蔵王温泉(山形県)とも比較されます。
男女別の内湯
「湯治の宿 開鉱」は川湯温泉の一角にある湯治宿。長期療養向けの質素な宿ですが、泉質の良さに定評。pH(ペーハー、ピーエイチ)値は1.7の強酸性。身が引き締まるようなピリリとした肌触りで、源泉かけ流しの濃厚湯を存分に満喫できます。
■日帰り入浴時間:8時~17時
・てしお温泉 夕映 / 北海道天塩町
「てしお温泉 夕映」は、道北地方の北部にある宿泊施設。一般的には日本海を望む絶景温泉として有名。天気とタイミングが良ければ、日本海に浮かぶ利尻富士と真っ赤に染まる夕映えを見ることができます。
男女別の露天風呂
しかし、その最大の特徴は温泉そのものでしょう。泉質名は「含ヨウ素-ナトリウム・塩化物強塩温泉」。独特のアンモニアの香りが強烈で好き嫌い分かれますが、全国屈指の個性湯を満喫できます。
■日帰り入浴時間:11時~22時(最終入館21時)。土日祝日は10時~。
第3位:鹿児島県(総湧出量175,145ℓ/分)
鹿児島県の主な温泉地:霧島温泉郷、鹿児島市内温泉、日当山温泉、など
三番目に温泉総湧出量が多いのは「鹿児島県」。源泉総数では日本第2位を誇り、県内各所に大小様々な温泉地が点在。安価な共同浴場や公衆浴場が多い点も特徴で、遠隔地ながらもコアな温泉ファンに大変人気の高い温泉県です。
・霧島温泉郷 霧島湯之谷山荘 / 鹿児島県霧島市
霧島温泉郷は、霧島連山の南西に点在する温泉地の総称。大小9つの温泉からなる南九州屈指の温泉郷です。泉質は主として白濁に濁る硫化水素型の硫黄泉で、山の自然と相まって温泉らしさを感じさせる地です。
2種類の源泉&ブレンド湯が楽しめる男女別大浴場
「霧島湯之谷山荘」は温泉郷のうちの一つである一軒宿。最大の魅力が、2種類の源泉を持つ大浴場でしょう。熱めで適温の弱酸性泉と炭酸含有量の多い温めの浴槽があり、その2本の源泉をブレンドしたややぬるめの浴槽もあります。泉質重視の方やぬるい温泉が好きな方におすすめです。
■日帰り入浴時間:10時~14時
・無人温泉 滝の湯 / 鹿児島県姶良市
鹿児島県は、県内各地に安価な共同浴場や公衆浴場がある点も特徴です。「滝の湯」は、何もない山中にひっそりと佇む無人の公衆浴場。一般的には無名ですが、九州八十八湯めぐり(九州温泉道)※の選定施設でもあります。
※「九州八十八湯めぐり(九州温泉道)」とは、数ある九州の温泉の中から「ホンモノ」にこだわって選定した温泉をめぐるスタンプラリー。
清流を眼下に臨む内湯
施設は簡素なものですが清流に脇に建てられ、川のせせらぎを感じながら入浴を楽しめます。泉質は、重炭酸土類と鉄分を含む炭酸水素塩泉。緑褐色をしたにごり湯で、ほんのりとした湯の香りにも癒されます。
■日帰り入浴時間:24時間
第4位:青森県(総湧出量138,559ℓ/分)
青森県の主な温泉地:浅虫温泉、蔦温泉、大鰐温泉、など
四番目に温泉総湧出量が多いのは「青森県」。本州最北端にある青森県は、海に三方囲まれ山の自然も豊かな地。濃厚で個性的泉質を持つ温泉施設が多く、大ホテルから安価な公衆浴場まで選択肢も豊富。鹿児島県と共に温泉ファンに熱く支持される温泉県です。
・谷地温泉 / 青森県十和田市
谷地(やち)温泉は、日本三秘湯※のうちの一つ。八甲田山麓の手付かずの大自然の中に佇む一軒宿で、新緑や紅葉の美しさにはとりわけ定評があります。
※日本三秘湯とは、ニセコ薬師温泉(北海道。廃業)・谷地温泉・祖谷温泉(徳島県)の3温泉を一般的には指します。
足元湧出温泉の「下の湯」
最大の魅力が「下の湯」。源泉が湯船の底から湧出する足元湧出温泉であり、約38度とぬるめの温度と硫化水素の香りが相まって、ゆったりとした気分で上質湯を満喫できます。また「上の湯」では、42度程の白濁した適温湯が楽しめます。
■日帰り入浴時間:10時~16時(最終受付15時30分)
・板留温泉 旅の宿 斉川 / 青森県黒石市
板留温泉は、清流に沿って数軒の旅館や民宿が肩を寄せ合うように佇む温泉地。観光色は皆無ですが、静寂な環境の中で良質の温泉をゆったりと楽しみたい方におすすめです。
男女別の大浴場
「旅の宿 斉川」は、板留温泉を代表する湯宿。最大の魅力は温泉そのものでしょう。
泉質は「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」。特殊成分を含まない典型的な硫酸塩泉であり、浴後はしっとりと肌が潤い、ポカポカと温もりが持続する良泉です。
■日帰り入浴時間:10時~15時
第5位:熊本県(総湧出量129,962ℓ/分)
熊本県の主な温泉地:黒川温泉、山鹿温泉、人吉温泉、など
五番目に温泉総湧出量が多いのは「熊本県」。九州のほぼ中心部に位置する熊本県は、阿蘇や天草など山・海双方の観光地を有する地。温泉も各所に点在し、近年人気の温泉地や歴史ある古湯、安価な共同浴場など多彩なバリエーションが楽しめます。
・黒川温泉 旅館 わかば / 熊本県南小国町
黒川温泉は九州屈指の人気温泉地のひとつ。“黒川風”を称される和モダンな佇まいが特徴で、全国各地の温泉地のモデルケースになったと言われています。また、入浴手形を購入すると、好きな旅館の露天風呂を3ヶ所入浴できる点も見逃せません。
広葉樹に囲まれた女性露天風呂“化粧の湯”
「旅館 わかば」は、温泉街中心部の一角にある旅館です。美肌効果に優れる泉質で、女性露天風呂は“化粧の湯”と呼ばれる程。泉質名は単純温泉ですが、お風呂から出た後に違いを実感。驚くほどツヤツヤしっとり肌に変貌し、硫酸塩泉系統の保湿系美肌湯です。
■日帰り入浴時間:8時30分~10時、11時30分~21時
・人吉温泉 鶴亀温泉 / 熊本県人吉市
人吉温泉は、日本三急流の球磨川沿いに分布する温泉地。温泉地全体で約50の泉源があり、大型ホテル・和風旅館・安価な公衆浴場などが点在。典型的な地方都市ですが、昭和の香り漂う街並みを残し、ついつい湯めぐりをしたくなるノスタルジックな温泉地です。
男女別の内湯
「鶴亀温泉」は、昭和レトロな雰囲気たっぷりの公衆浴場。泉質も秀逸で、ヒノキの様な清々し香りのモール泉が滔々とかけ流され、肌触り柔らかな重曹系美肌湯を楽しめます。
■日帰り入浴時間:14時~21時
第6位:岩手県(総湧出量112,081ℓ/分)
岩手県の主な温泉地:鶯宿温泉、花巻温泉郷、須川高原温泉、など
六番目に温泉総湧出量が多いのは「岩手県」。日本の総面積では2番目を誇り、わんこそばや盛岡冷麺などの郷土料理でも有名な地です。温泉では、紅葉や雪見風呂など日本の自然をダイナミックに感じさせる温泉地が点在しています。
・国見温泉 石塚旅館 / 岩手県雫石町
国見温泉は岩手と秋田の県境、秋田駒ケ岳の麓にひっそりとある温泉地。現在は2軒の旅館が営業していますが、豪雪地帯にあるために営業期間は5月中旬から11月初旬まで。特に春の新緑や秋の紅葉の美しさに定評があります。
鮮烈なエメラルドグリーンのお湯が印象的な混浴露天風呂
石塚旅館は、この地を代表する秘湯の宿。最大の特徴が泉質の良さにあり、温泉通から“日本一美しいエメラルドグリーンの温泉”と称されるほど。また、見た目とは裏腹に強烈な硫化水素臭と石油の様な香り(アブラ臭)が漂い、泉質の濃厚さを感じずにいられません。唯一無二の個性を持つ泉質と言えるでしょう。
■日帰り入浴時間:10時~16時(15時最終受付)
第7位:静岡県(総湧出量110,495ℓ/分)
静岡県の主な温泉地:熱海温泉、伊豆長岡温泉、梅ヶ島温泉、など
七番目に温泉総湧出量が多いのは「静岡県」。首都圏からのアクセスが比較的良いこともあり、宿泊施設数や宿泊定員数では日本第1位。文豪ゆかりの古湯から近年発見された新興温泉地までバリエーション豊富であり、年間を通じて多くの観光客で賑わいます。
・蓮台寺温泉 千人風呂 金谷旅館 / 静岡県下田市
蓮台寺温泉は伊豆半島南部、蓮台寺川に沿って開かれた温泉郷。中でも「金谷旅館」は、約150年続く老舗の湯宿です。
混浴の千人風呂
中でも外せないのが、大正4年に建てられた趣ある「千人風呂」。混浴ですがバスタオルを巻いて入浴可なので、比較的ハードルは低いでしょう。泉質名は単純温泉。無色透明無味無臭の清澄 (せいちょう)なお湯で、浴室風情と相まって疲れた体を癒してくれます。
■日帰り入浴時間:9時~22時(受付21時まで)
第8位:長野県(総湧出量104,716ℓ/分)
長野県の主な温泉地:野沢温泉、湯田中渋温泉郷、戸倉上山田温泉、など
八番目に温泉総湧出量が多いのは「長野県」。軽井沢や志賀高原など、有名な避暑地や山岳リゾートでもおなじみの地です。温泉では温泉街を持つ古湯が多い点が特徴で、安価な公衆浴場や一軒宿の秘湯系も充実。中日本を代表する温泉県です。
・中房温泉 / 長野県安曇野市
中房(なかぶさ)温泉は、北アルプスの麓、標高1,462mの高地にある秘湯の一軒宿。標高が高いので冬季休業しますが、源泉の数は登録分だけでも29本。一つの宿の源泉数としては日本一の数です。しかも、その全てを加水加温無しの源泉100%かけ流しで提供しています。
日帰り可能な男女別浴室「湯原の湯」
「湯原の湯」は、中房温泉で唯一の日帰り入浴施設。泉質名は「アルカリ性単純硫黄温泉」。ほのかな硫黄の香りとツルツルした肌触りが特徴で、雄大な山々を臨みながら、ゆったりとした湯浴みを楽しめます。
■日帰り入浴時間:10時~17時(湯原の湯のみ)
※宿泊客及び「地熱蒸し体験&日帰り入浴プラン」利用者は、その他浴室を利用可。
第9位:秋田県(総湧出量88,416ℓ/分)
秋田県の主な温泉地:乳頭温泉郷、大湯温泉、秋の宮温泉郷、など
九番目に温泉総湧出量が多いのは「秋田県」。八幡平や角館など独自の自然や歴史を持つ観光地に恵まれている地です。温泉では、自然を生かした露天風呂や個性的泉質を持つ宿が多く、温泉ファンに人気の高い温泉県の一つです。
・日景温泉 / 秋田県大館市
日景温泉は、県最北部の山間にひっそりと佇む一軒宿。1893年の開湯以来、皮膚に効く薬湯として多くのファンに愛され続けてきました。
露天風呂
泉質名は「含硫黄(硫化水素型)-ナトリウム・塩化物温泉」。肌を包み込む様な優しさを感じる上質湯で、浴後は湯冷めせずにポカポカと温もりが持続。硫黄好きな方におすすめです。
■日帰り入浴時間:11時~15時30分(最終受付15時)
第10位:福島県(総湧出量77,379ℓ/分)
福島県の主な温泉地:飯坂温泉、高湯温泉、いわき湯本温泉、など
十番目に温泉総湧出量が多いのは「福島県」。城下町の会津若松・自然豊かな裏磐梯・宿場町の面影を残す大内宿など、観光全般を楽しめる地です。温泉では歴史ある温泉地から秘湯の一軒宿までバリエーション豊富。東日本屈指の温泉県の一つでしょう。
・二岐温泉 柏屋旅館 / 福島県天栄村
二岐(ふたまた)温泉は、会津地方と中通り地方の境界に位置する二岐山の山麓、標高約800mの場所にある小さな温泉地。“秘湯発祥の地”とも言われ、ブナの原生林に囲まれた静寂な環境にあります。
足元湧出温泉である「自噴巌風呂」
柏屋旅館は、自然湧出の源泉5本を持つ湯自慢の宿。中でも見逃せないのが、足元湧出温泉である「自噴巌風呂」。泉質名は「カルシウム-硫酸塩泉」(純石膏泉)。湯船に入った途端は泉質特有のピリリとした刺激を感じますが、次第に肌に馴染んでいくような不思議な浴感。浴後は驚くほど肌が潤い、保湿系美肌湯をお探しの方におすすめです。
■日帰り入浴時間:10時~13時
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