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泉質マニア権丈が選ぶ!【忖度無し】2025年BEST温泉5選 〜究極の源泉かけ流しを求めて〜 全国

こんにちは!ニフティ温泉ライターの権丈です。2025年も残りわずか。皆さん、2025年はどのような一年だったでしょうか? 筆者の場合、2025年は比較的旅へ行く回数は少なかったものの素晴らしい温泉に沢山出会え、全体的には充実した温泉ライフを過ごせました!
今回は昨年(2024年)に引き続き、泉質マニアを自認する温泉ライター権丈が2025年に入浴した約100箇所の中から、「泉質と湯使い」にこだわり抜いたBEST温泉5施設を一切の忖度無しに発表。温泉の好みは人それぞれですが、参考にしていただけると幸いです。

BEST温泉選定の”超”重要基準はこれ!

泉質マニア権丈の2025年活動総括

九州在住である筆者は、2025年は諸事情もあって北海道や東北といった北日本の遠隔温泉地には残念ながら行けませんでした。とはいえ、東は東京~西は沖縄まで幅広い地域の温泉へ訪問。例年に比べると少なめですが、温泉施設数としては一年間で100箇所ほど入浴できました。

沖縄については温泉のイメージが少なく、ついつい観光目的での訪問になりがちです。しかし、実は沖縄にも優れた温泉施設は存在し、中々貴重な体験ができました。

スパジャングリア
「スパジャングリア」(沖縄県今帰仁村)のインフィニティ風呂。ギネス世界記録™認定の世界最大インフィニティバスです。

また、2025年は新規で訪れた温泉施設は比較的少なかったものの、過去に訪れて良かった温泉の再訪にも力を入れてみました。温泉は天然資源であるため、泉質の経年変化・季節による泉質の変動がある場合もあります。基本的には良い温泉ほど何度も再訪し、その魅力を繰り返し確認すべきだと考えております。

黒川温泉 耕きちの湯
2024年10月に営業再開した「黒川温泉 耕きちの湯」(熊本県南小国町)。自身18年ぶり再訪

BEST温泉選定の判断基準

温泉地や温泉施設には、その地域ならではの文化や歴史、そして自然環境が背景に存在します。その地ならではの風土を体験することも重要な要素。例えば、春の新緑・夏の避暑・秋の紅葉・冬の雪景色、などが挙げられるでしょう。その地ならではの郷土料理をたしなむ、季節限定のイベントを体験してみるのも温泉の楽しみ方のひとつです。
 
山鹿灯籠浪漫・百華百彩
「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」(熊本県山鹿市)。毎年2月開催の温泉街を彩る和風ライトアップです。

とはいえ、筆者が温泉施設に最も求めていることが「温泉そのものの良さ」。一言で言えば、「泉質と湯使い(お湯の新鮮さ)」を最重要視します。これについては私が執筆した「2024年BEST温泉」に詳細に記しておりますので、ご興味ある方はそちらをご覧ください。
泉質マニア権丈が選ぶ!2024年BEST温泉5選

 竹の庄
峰温泉「竹の庄」(静岡県河津町)の2階浴室。泉質&レトロ風情が揃った極上温泉です。
 
せっかく温泉旅行に来たのに肝心の温泉が家庭のお風呂と大差ないようでは、どうしても興ざめしてしまいます。天然温泉ならではのお湯の個性を楽しめることを主眼にしつつも、その土地ならではの風土を感じ取ることができる旅は、心の中に一生残り続けるものです。
 
以上の観点をもって、BEST温泉選定の判断基準とさせていただいております。

2025年BEST温泉5選

それでは、私が2025年に入浴した中から、一切の忖度無しで選んだBEST温泉をランキング形式で5施設ご紹介します。
 

第5位:ユインチホテル南城 天然温泉さしきの 猿人の湯 / 沖縄県南城市

選定ポイント:石油臭漂うガッツリ濃厚湯(泉質:塩化物泉)

「ユインチホテル南城 天然温泉さしきの 猿人(えんじん)の湯 」は、那覇空港から車で40分程の場所にある天然温泉施設。「ニフティ温泉 年間ランキング 2024」の九州・沖縄エリア総合にて第1位を獲得した超人気温泉です。
※以下、猿人の湯と略します。
 
猿人の湯 外観
猿人の湯 外観
 
猿人の湯では宿泊施設でありながら、日帰り入浴も可能。泉質名は「含よう素―ナトリウム・カルシウム―塩化物強塩泉」。地下深くに眠る源泉を汲み上げ、源泉かけ流しで提供されています。
 
貸切湯
貸切湯。バリアフリー設計で老若男女誰にでも使いやすい点にも注目
 
しかし、お湯に一層こだわるならば貸切湯がおすすめ。利用者が比較的少なく湯船も小さめせいか、特有のアブラ臭(石油のような香り)をより明確に感知。泉質の良さをより一層実感します。火照った様に体が温まる濃厚湯でもあるため、併設された個室を利用しながらマッタリと楽しむと良いです。この貸切湯は温泉マニアから語られることが比較的少なく、穴場的存在といっても決して過言ではないでしょう。
※2025年7月訪問
 
「猿人の湯」の詳細については、以下の施設レポートをご参照ください。
「ユインチホテル南城 天然温泉さしきの 猿人の湯 」貸切湯レビュー!国内屈指の濃厚極上湯を徹底紹介

第4位:妙見温泉 ねむ / 鹿児島県霧島市

選定ポイント:源泉直結の泡付きフレッシュ湯(泉質:炭酸水素塩泉)

妙見温泉(鹿児島県霧島市)は、南九州を代表する温泉地のひとつ。鹿児島空港から車で約15分と至近距離にありながらも、天降川(あもりがわ)の両脇に温泉宿が点在するのどかな環境が特徴です。
 
ねむ
天降川沿いに展開する妙見温泉街。左端の建物が「ねむ」です。
 
「ねむ」は、九州屈指の名旅館として知られる「妙見石原荘」が買い取ってリノベーションした宿。男女交代制の2つの大浴場と貸切風呂2箇所があり、50度を超す高温の源泉を最新の冷却システムを用いて、すべての浴室で水も熱も一切加えない源泉直結の100%かけ流しを実現しています。
 
KAEDE~楓~
新露天付き客室「KAEDE~楓~」の温泉。木漏れ日が差し込むシックな浴室です。
 
しかし、最も注目すべきは7室ある客室露天風呂。お湯に浸かると、次第に炭酸による銀の泡に全身包まれます。これは勢いを付けずにそっと静かに源泉を投入し、炭酸成分が気化せずにお湯の中に残存ため。温泉の法律(鉱泉分析法指針)では炭酸泉に分類されませんが、“温泉は鮮度が命”を示す分かりやすい例の一つでしょう。また、地元の旬な食材を活かした料理にも定評があり、温泉も料理も妥協したくない方にもおすすめです。
※2025年10月訪問
 

第3位:湯川内温泉 かじか荘 / 鹿児島県出水市

選定ポイント:足元湧出のぬる湯。定番の名湯(泉質:単純温泉)

「湯川内温泉 かじか荘」は、九州新幹線 出水駅から車で15分ほどの山間にある温泉。2023年9月に一度閉業しましたが、多くのボランティア・寄付や自治体の協力にも支えられ、2025年4月26日に日帰り温泉施設としてプレオープン。同7月1日にグランドオープンしました。

湯川内温泉 かじか荘
「湯川内温泉 かじか荘」の外観
 
下の湯・上の湯という2箇所の浴室があり、いずれも湯船の底から温泉が自然湧出する足元湧出温泉。以前はいずれの浴室も男女別の仕切りがありましたが、仕切りは撤去。時間帯で下の湯と上の湯が男女交代するシステムに変更されています。
 
下の湯
下の湯。仕切りが無くなり広々とした風格ある浴室になっています。
 
泉質は「アルカリ性単純温泉」。温度は体温よりも若干高めの38~39度程とぬるめで、じっくりと長湯できる点が魅力。独特のまろやかな肌触りが特徴で、まるで上質の羽毛布団にくるまれたかの様な安心感に浸れます。筆者が過去複数回入浴した経験上で言うと、季節問わず湧出量と湯温が比較的安定している傾向にあり、数ある足元湧出温泉の中でも屈指の存在でしょう。お湯の鮮度にこだわる方には特におすすめの温泉です。
※2025年4月訪問

「湯川内温泉 かじか荘」の詳細については、以下の施設レポートをご参照ください。
「湯川内温泉 かじか荘」が2025年4月26日~プレオープン!最新情報を詳細レビュー【鹿児島】
九州の超名湯「湯川内温泉 かじか荘」が2025年春復活予定!再出発への“今後”をレポート【鹿児島】

第2位:三朝温泉 桶屋旅館 / 鳥取県三朝町

選定ポイント:足元湧出&天然岩盤浴&飲泉可の療養温泉(泉質:放射能泉)

三朝温泉(鳥取県三朝町)は、鳥取県中部、三徳川(みとくがわ)沿いに展開する温泉地。世界屈指の濃度の天然放射能泉が湧出する山陰地方屈指の名湯として知られています。
 
桶屋旅館の玄関
桶屋旅館の玄関。古き良き日本の佇まいが残されています。

「桶屋旅館」は三朝温泉にある老舗旅館。全国的にも貴重な足元湧出温泉を所有し、温泉マニアに大変人気の高い湯宿です。なお、宿泊者がゆったりとくつろげるように、という観点から日帰り入浴は不可です。
 
桶屋の湯
男女交代制浴室「桶屋の湯」。“名湯は下に下れ”の格言通り、半地下にある浴室です。
 
桶屋旅館の温泉は、男女交代制の浴室が2つ。一つは湯船の底から源泉が自噴する「桶屋の湯」、もう一つは三朝町が所有する複数の源泉をミックスして配湯された「新館の湯」。いずれの温泉も放射能泉特有のホルミシス効果によって体の芯からジンジンと熱せられ、浴後は体がスッキリと軽くなったような感覚に!

また桶屋の湯は単に入浴のみならず、湯船の周りの床が温泉の地熱によって温かく、天然の岩盤浴(オンドル浴)が可能な点にも注目。飲泉も可能であり、体の内外から温泉パワーを体感できる極上温泉です。
※2025年8月訪問


第1位:桜田温泉 山芳園 / 静岡県松崎町

選定ポイント:足元湧出以上!? 地中直結の究極かけ流し(泉質:硫酸塩泉)

桜田温泉「山芳園」(静岡県松崎町)は伊豆半島西部、のどかな田園地帯の中に佇む一軒宿。最大の特色が“地中直結かけ流し”と呼ばれる湯使い(温泉供給方法)でしょう。単に源泉かけ流しであるだけでなく、「加水しない」「空気に触れさせない」「圧力を抜かない」ことを実践。どの浴槽も常に適温に保たれている分、足元湧出温泉と同等以上ともいえる究極の湯使いを体感できます。
※足元湧出温泉はどうしても自然任せの要素が多く、適温になること自体が奇跡的なことです。
 
山芳園
桜田温泉「山芳園」の外観。伊豆地方で多く見られる「なまこ壁」が特徴的。
 
貸切大露天風呂を除くすべての浴室は毎日換水。毎朝9時30分から湯がすべて抜かれ、15時のチェックインの際に一番風呂が提供できるように配慮。このように宿泊者最優先の観点から、日帰り入浴は不可です。

貸切大露天風呂
貸切大露天風呂。この巨大な浴槽も3日に1回すべての湯を入れ替え、豊富な湯量を物語っています。
 
泉質名は「カルシウム・ナトリウム―硫酸塩温泉」。無色透明で一見アッサリしているようにも見えますが、血行促進効果に優れ、浸かり続けると火照ったように体が温まる濃厚湯。浴後は肌がしっとり潤い、驚くほどツヤツヤお肌へと導いてくれる保湿系美肌湯でもあります。まさに教科書の様な正統派の硫酸塩泉であり、“硫酸塩泉ってイマイチ特徴が分からない”、といった温泉ファンには特におすすめです。

また、伊豆の海の幸など地産の食材にこだわった美食の宿としても定評。温泉と料理双方をを楽しみたい方にもおすすめです。
※2025年2月訪問
 
桜田温泉「山芳園」の詳細については、以下の施設レポートをご参照ください。
桜田温泉「山芳園」宿泊レポート!究極の源泉かけ流し“地中直結かけ流し”の魅力とは【伊豆】

まとめ:2025年のBEST5を振り返り

 今回は、私が2025年に入浴した約100箇所の中から、「泉質と湯使い」にこだわり抜いた「忖度なしのBEST温泉5選」をご紹介しました。
 沖縄のアブラ臭濃厚湯から、鳥取三朝温泉の希少な天然放射能泉、そして伊豆の「地中直結かけ流し」など、個性的で記憶に残る極上湯との出会いがあった一年でした。
 
泉質を突き詰めることは、その土地ならではの風土・文化・歴史を学び取る意欲にもつながり、温泉という趣味・娯楽の醍醐味を一層深く味わうことができます。単に入浴数をこなすのではなく、温泉全体を広くかつ深く見渡すことは、自分自身のかけがえのない財産となるに違いないと考えております。

※当記事の内容は、筆者個人の意見・感想として書かれています。

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権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること20数年。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

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