無色透明の硫黄泉12選!マイルドなゆで卵の香りに癒されよう【全国版】 全国

皆さん、硫黄泉と言えばどういったイメージを持たれていますか? ミルクの様に白濁した湯の色や強烈なゆで卵の香りをイメージされる方も多いでしょう。
しかし一方で、無色透明の硫黄泉も数多くあります。インパクトは控えめですがマイルドな香りや肌触りが魅力で、温泉通に人気が高い泉質の一つです。
今回は筆者自ら入浴した中から、日本各地にある“無色透明の硫黄泉”を12施設セレクト。すべて日帰り入浴可能で、源泉かけ流しと泉質の良さにこだわった施設を厳選しました。
東日本の無色透明の硫黄泉
塩別温泉 塩別つるつる温泉 / 北海道北見市
北海道のほぼ中央部、大雪山麓の閑静な地に佇む「塩別つるつる温泉」は、自然豊かな森に囲まれた一軒宿です。肌が“つるつる”になることから「つるつる温泉」と名付けられました。
泉質名は「アルカリ性単純硫黄温泉」。ほのかなゆで卵の香り(硫化水素臭)が漂う柔らかな湯を源泉かけ流しで楽しめます。

大浴場付属の露天風呂
浴室は大きく分かれて2箇所あります。大浴場は開放感たっぷりの広々とした造り。特に大浴場に併設された露天風呂は、四季の移ろいを感じさせます。
一方で「竜神の湯」と呼ばれる小浴室では、湯船が小ぶりなせいもあり、泉質の良さをよりダイレクトに感じられます。
風情を楽しむなら大浴場、お湯そのものを楽しむなら竜神の湯がおすすめです。なお竜神の湯は14時までしか日帰り入浴を受け付けていないので注意が必要です。
日帰り入浴時間:12時~21時(20時最終受付)。竜神の湯は14時30分以降宿泊者専用
日帰り入浴料金:大人(中学生以上)600円、子供(4歳以上小学生以下)300円、幼児(3歳以下)無料
※2026年9月時点の料金です
風呂の大きさに比して新鮮適温ヌルスベ、微硫黄臭もいい掛流し
真苦部素さんの口コミ
中山平温泉 名湯秘湯 うなぎ湯の宿 琢琇 / 宮城県大崎市
鳴子温泉郷は、“西の別府、東の鳴子”とまで言われる日本屈指の温泉郷のひとつ。
大きく5つの温泉地に分かれ、その一つである中山平温泉はヌルヌルツルツルした美人湯として有名です。しかし、良質のアルカリ性硫黄泉が湧出する温泉地としても見逃せません。

男女入替制露天風呂「亀の湯」
「名湯秘湯 うなぎ湯の宿 琢琇」は、名実ともに中山平温泉を代表する宿。高級路線の秘湯の宿としても知られていますが、立ち寄り湯も受け付けています。
男女入替制の内湯や露天風呂、混浴露天風呂など多彩な浴室がありますが、すべて源泉かけ流しで提供。優しい硫黄(硫化水素)の香りとローションの様なトロトロ美人湯を存分に楽しめます。
日帰り入浴時間:10時30分~14時(13時30分最終受付)。土日祝日のみ日帰り入浴可能。
日帰り入浴料金:大人1,100円、小人500円
※2026年9月時点の料金です
ヌルヌルトロトロのお湯で最高です。
きーん さんの口コミ
赤湯温泉 赤湯元湯 / 山形県南陽市
赤湯温泉は、山形県を代表する古湯のひとつ。
山間部に温泉地が多い山形県にしては珍しく、市街地に温泉旅館や共同浴場が点在。またコンビニや飲食店なども付近に点在し、比較的利便性の良い立地に恵まれています。

2つの源泉をかけ流しで楽しめる点に注目
「赤湯元湯」は、古い共同浴場を統合して2008年にオープンした公衆浴場。大人240円と格安で日帰り入浴できます。
赤湯元湯では2つの源泉を使用。ミックスすること無く別々の湯船で使われている点も、泉質重視の温泉ファンには嬉しい限り。源泉かけ流しかつ湯量豊富で、フレッシュな硫黄泉をお手軽に楽しめる点も魅力です。
日帰り入浴時間:8時~14時、15時~21時30分。水曜日定休
日帰り入浴料金:大人240円、小学生以下100円、3歳未満無料
※2026年9月時点の料金です
森の山源泉で少し熱め。手前の4人サイズの浴槽は、烏帽子源泉でぬるめと、2種類の源泉がかけ流しで楽しめます。
きくりんさんの口コミ
川原湯温泉 共同浴場 王湯 / 群馬県長野原町
川原湯温泉は、源頼朝が発見したとの言い伝えがある古湯。
一般的には八ッ場ダム建設に際して温泉地そのものが移転したことで有名な温泉地です。

王湯の露天風呂
「王湯」は、川原湯温泉を代表する共同浴場。現在の施設は2014年にオープンしました。
源泉かけ流しの硫黄泉を楽しめるだけでなく、高台に移設されたために眺望も抜群。万人におすすめできる日帰り入浴施設といえるでしょう。
日帰り入浴時間:10時~18時(17時30分最終受付)
日帰り入浴料金:大人500円、子供300円
※2026年9月時点の料金です
内風呂、露天とあり、露天は、やや熱めですが、景色良かったです。
あこにやんさんの口コミ
野沢温泉 共同浴場 大湯 / 長野県野沢温泉村
スキーリゾート地として有名な野沢温泉。
しかし奈良時代に行基が発見したとされる古湯であり、現代でも寸志で入浴できる13の共同浴場をはじめ、大小の旅館・ホテル群が温泉街を形成。名実ともに東日本を代表する温泉地のひとつと言えるでしょう。
中でも最も有名な共同浴場が「大湯」。木造三階建て風の湯屋建築は圧倒的存在感を放ちます。

上画像右の建物が大湯。温泉街の中心部に立つ共同浴場です。
泉質名は「単純硫黄温泉」。かなり熱めですが硫酸塩泉系統の美肌湯であり、浴後はいつまでも温もりが残り続ける良泉です。
日帰り入浴時間:5時~23時(4~11月)、6時~23時(12~3月)
日帰り入浴料金:寸志
※2026年9月時点の情報です
とても綺麗に保たれており、地元の方に分けて頂き感謝です。
しんさんの口コミ
中房温泉 湯原の湯 / 長野県安曇野市
中房(なかぶさ)温泉は北アルプスの麓、標高1,462mの高地に佇む秘湯の一軒宿。
源泉の数は登録分だけでも29本。浴室の数は数え方にもよりますが、おおよそ15以上。宿泊すれば、湯めぐりを存分に楽しめる点が特徴です。
しかし、2026年8月8日に発生した土石流の影響で、中房温泉へ向かう道路が通行止め。その後仮設の橋が建設され、同8月22日から通行可能になりました。

湯原の湯の男女交代制露天風呂
「湯原の湯」は、中房温泉にある唯一の日帰り入浴可能なお風呂(宿泊客は無料)。日替わりで男女浴室が交代するので、宿泊客は両方の浴室が利用可能です。
泉質名は「アルカリ性単純硫黄温泉」。源泉100%かけ流しで提供されています。重曹泉系統のツルツルした柔らかな肌触りが特徴の湯で、ほのかなゆで卵臭(硫化水素臭)にも癒されます。
日帰り入浴時間(湯原の湯):8時~16時30分(16時30分までに退館)
※中房温泉へ行く道路は2026年9月現在、通行可能時間制限があります。最新の情報をご確認下さい。
日帰り入浴料金:950円
※2026年9月時点の料金です
PH8.8で、肌がスベスベする浴感です。
きくりんさんの口コミ
西日本の無色透明の硫黄泉
つばき温泉 椿はなの湯 / 和歌山県白浜町
「椿はなの湯」は、有名な南紀白浜温泉から車で15分ほどの場所にある道の駅併設の日帰り入浴施設。
その魅力は温泉そのものでしょう。pH9.9のアルカリ性単純硫黄泉を源泉かけ流しで提供。甘く優しいゆで卵臭(硫化水素の香り)が魅力の泉質です。

ぬる湯の小浴槽
適温に加熱された主浴槽とぬる湯の小浴槽があり、交互浴することにより心身をリフレッシュできます。
また屋外には無料の足湯があり、買い物と併せて休憩できる点も嬉しい配慮です。
日帰り入浴時間:11時~20時
日帰り入浴料金:大人(中学生以上)700円、小人(小学生)300円、乳幼児(小学校未就学児)無料
※2026年9月時点の料金です
お湯の質がとてもとろんとしていて、肌がスベスベになりました。
ほっこりさんの口コミ
祖谷温泉 ホテル祖谷温泉 / 徳島県三好市
日本三大秘境の一つである祖谷渓。「ホテル祖谷温泉」(いやおんせん)は、断崖絶壁の谷間にある一軒宿です。
祖谷温泉は“日本三大秘湯”のひとつとしても有名な存在。自然のままの原生林がそのまま残り、特に紅葉や新緑の美しさで知られています。
ホテル祖谷温泉で絶対外せないのが、ホテルからケーブルカーで5分ほど下った場所にある露天風呂です。

源泉100%かけ流しの露天風呂
祖谷渓の豪快な景色もさることながら、源泉100%かけ流しの温泉が最大の魅力でしょう。
泉質名は「アルカリ性単純硫黄温泉」。体温よりやや高いほどのぬるめの湯加減と源泉由来の細かな泡付きとが相まって、至福のひとときを過ごせます。
日帰り入浴時間:7時30分~17時(最終受付16時)。毎週水曜日定休
日帰り入浴料金(露天風呂):大人2,000円、小人1,000円
※ホテル館内にある展望風呂のみ利用の場合は、大人700円、小人300円
※2026年9月時点の料金です
ケーブルカーで湯舟に行くテーマパーク感といい、紅葉が綺麗な大自然。
ぱぴさんの口コミ
奥道後温泉 奥道後 壱湯の守 / 愛媛県松山市
奥道後温泉「奥道後 壱湯の守」は、有名な道後温泉から北東に約4km(車で約10分)ほどの山あいにある温泉。
自然豊かで静寂な環境が特徴で、賑やかで歓楽的要素が強い道後温泉とは対照的です。
最も有名なのが、西日本最大級の大露天風呂でしょう。敷地面積 約千畳の広大な敷地の中に趣向を凝らした露天風呂が点在しています。

大露天風呂「翠明(すいめい)の湯」では、趣向を凝らした露天風呂が点在
泉質名は「アルカリ性単純硫黄泉」。pHは9.4。湧出量は毎分400リットルです。
三大美肌泉質である硫黄と重曹の2つの成分を含有し、特有のゆで卵臭(硫化水素臭)と滑らかな肌触りが特徴の美人湯です。
露天風呂から一度出ますが、“玉肌の湯”と呼ばれる内風呂も設置。若干加温があるものの源泉かけ流しで提供され、温泉好きなら内風呂も見逃せません。
日帰り入浴時間:15時~20時。19時最終受付
日帰り入浴料金:大人(中学生以上)1,100円、小人(3歳~小学生)550円
※2026年9月時点の料金です
ホテルのフロントは5階となっており、温泉へはエレベーターで2階へ降りる必要があります。
くに~さんの口コミ
湯田温泉 山水園 翠山の湯 / 山口県山口市
県庁所在地である山口市の中心部に位置する湯田温泉。
「名勝 山水園」は国の登録有形文化財に登録され、この地を代表する名旅館。「山水園 翠山の湯(すいざんのゆ)」は、名勝 山水園が経営する日帰り入浴施設です。

翠山の湯の露天風呂
その最大の魅力がお湯そのもの。3本の温度差のある自家源泉を所有し、それらを絶妙な配合ミックスし温度調整することにより、加水加温一切無しの源泉100%かけ流しを実現しています。
泉質名は「アルカリ性単純硫黄泉」。甘く優しいゆで卵臭(硫化水素の香り)とシルキータッチな肌触りが特徴の名湯です。
また、ロビーには飲泉設備を設置。まるでゆで卵の様なピュアな硫黄の味の温泉を楽しめます。(個人的には美味と思います。)
日帰り入浴時間:10時~22時。21時最終受付。毎月最終火曜日定休(原則として)
日帰り入浴料金:大人1,600円、シルバー(70歳以上)1,300円、こども(小学生以下)800円
※2026年9月時点の料金です
※2026年9月時点の料金です
お値段に見合う泉質で満足です。飲泉も可能です。(無料)
温泉好きさんの口コミ
湯の坂久留米温泉 / 福岡県久留米市
福岡県は、隣の大分県や熊本県に比べると温泉の数自体は少ないですが、県南部の久留米市や朝倉市付近に良質の単純硫黄泉が幾つか存在します。
「湯の坂久留米温泉」は、その代表格の一つ。市街地にありながらも、源泉100%かけ流しの温泉が楽しめます。

露天風呂。源泉100%かけ流しで提供
泉質名は「アルカリ性単純硫黄温泉」。ピュアなゆで卵臭(硫化水素臭)とローションの様なトロトロした感触が特徴で、手入れの行き届いた庭園を臨みながら、ゆったりと湯浴みを満喫できます。
日帰り入浴時間:月~土曜日10時~深夜1時。日曜日7時~深夜1時。最終受付 深夜0時
日帰り入浴料金:
ショートステイ(3時間):平日大人880円、土日祝日大人930円、小学生450円、3歳~未就学児300円
一日入館(フリータイム):平日大人1,600円、土日祝日大人1,800円、小学生450円、3歳~未就学児300円
※2026年9月時点の料金です
とにかくお湯が良すぎます。湯の花もふんだんに浮いています。
2637315さんの口コミ
川内高城温泉 共同湯 / 鹿児島県薩摩川内市
川内高城温泉(せんだいたきおんせん)は、県北西部の山間に佇む温泉地。かつては西郷隆盛も浸かったと言い伝えられ、昭和レトロな温泉街風情が現在も残されています。
温泉街中心部には「共同湯」(これが施設名です)があり、常連客や温泉ファンに親しみ続けられている存在です。

「共同湯」の浴室。シンプルイズベストといった佇まい。
浴室は、脱衣所と湯船が一体となったタイプ。別府温泉(大分県)や野沢温泉(長野県)の共同浴場などではよく見られる古風なスタイルです。
泉質名は「アルカリ性単純硫黄温泉」。ツルツルした柔らかな肌触りが印象的な熱めの湯であり、シンプル極まりない浴室風情と相まって、身も心もサッパリと癒してくれます。
日帰り入浴時間:11時~19時
日帰り入浴料金:大人200円、小人100円
※2026年9月時点の料金です
45度超、強めヌルスベがたまらない
幕辺巣さんの口コミ
緑や白、そして黒い硫黄泉もある!
以上、無色透明の硫黄泉を全国各地から12施設ご紹介させて頂きました。

霧島新湯温泉「新燃荘」(鹿児島県霧島市)の混浴露天風呂
硫黄泉はとても繊細な泉質で、時間の経過や天候などの自然現象等により、湯の色が刻々と変化することも。白濁や緑色、中には灰色や黒い硫黄泉も数は少ないですが存在します。
なお、日本全国の白濁や緑色の硫黄泉については別記事にて紹介しております。ご興味ある方は是非ご覧になってください。
参考記事:白濁硫黄泉12選【全国版】
参考記事:緑色の硫黄泉10選【全国版】
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皆さん、温泉と言えばどういうイメージを持たれていますか?
もちろん答えは人それぞれですが、ミルクの様に白濁したお湯の色やゆで卵の様な香りを連想される方もきっと多いでしょう。筆者も温泉を巡り始めた頃は、温泉とはその様なイメージでした。
今回は筆者自ら入浴した中から、日本各地にある“白濁の硫黄泉”を12施設セレクト。
すべて日帰り入浴可能で、源泉かけ流しと泉質の良さにこだわり、かつ万人におすすめしたい施設を厳選しました。
また、白濁硫黄泉を訪れる際の注意点も簡潔に解説しております。
この記事を書いたライター
- 権丈 俊宏
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