作成日:2024年08月01日
健康・美食・歴史の2日間「桜ヶ池クアガーデン」の極上旅 -歴史の旅 世界遺産「五箇山」- 富山
富山県南砺市は世界遺産である五箇山の合掌造り集落、日本遺産である「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」、ユネスコ無形文化遺産 城端曳山祭で知られる越中の小京都・城端と、とても魅力的な観光スポットがたくさんあります。
城端の郊外に建つ里山オーベルジュ&温泉ウェルネススパ「桜ヶ池クアガーデン」に泊まって、歴史の旅にお出かけしてみませんか?
城端の郊外に建つ里山オーベルジュ&温泉ウェルネススパ「桜ヶ池クアガーデン」に泊まって、歴史の旅にお出かけしてみませんか?
「桜ヶ池クアガーデン」に泊まったら行きたい観光スポット
JR城端駅に停車する城端線の車両
「桜ヶ池クアガーデン」に泊まって観光したい南砺(なんと)市の観光スポットを3ヶ所ご紹介します。いずれのスポットに行くにも、「桜ヶ池クアガーデン」の立地は観光のベース基地としてぴったり。車での移動はもちろん、世界遺産バス、なんバス(南砺市営バス)、JR城端(じょうはな)線を活用すれば、公共交通機関だけで全て回れます。
世界遺産バスで五箇山へ
五箇山に行くのに便利な世界遺産バス
五箇山とは1995年に世界遺産に登録された合掌造り集落のある地域。合掌造りとは約60度という急こう配の屋根を備えた伝統的な家屋で、雪深いこの土地で屋根に雪を積もらせない工夫であるとともに、二階、三階などに囲炉裏の熱を送り、養蚕などに利用してきた歴史があります。
相倉合掌造り集落
五箇山の相倉(あいのくら)に20棟、菅沼(すがぬま)に9棟の合掌造りが残されていて、店舗や民俗館に利用されている棟もあれば、現在も地元の方が生活している棟もあります。
「桜ヶ池クアガーデン」から近いのは、相倉合掌造り集落。なんバスでJR城端駅まで移動して、世界遺産バスに乗り換えて約25分、相倉口バス停で下車します。そこから集落までは少し坂道がきついのですが、およそ5分ほど歩けば到着します。
相倉合掌造り集落
集落は歩いて回れます。全体を見下ろせる撮影スポットや飲食店があり、どの方向にカメラを向けても絵になります。ただし、地元住民の迷惑にならない範囲で見学させてもらいましょう。
メインストリートを南西に歩くと、相倉伝統産業館に着きます。入館料は300円で、合掌造りの建物内が見学できるとともに、五箇山民謡「こきりこ節」「麦屋節」の映像を視聴できます。オススメです。
※相倉合掌造り集落の相倉民俗館は2024年7月現在臨時休館中
菅沼合掌造り集落の塩硝の館
相倉口からさらに世界遺産バスで菅沼まで移動すれば、菅沼合掌造り集落も見学できます。こちらの集落には五箇山民俗館と塩硝の館があり、2館共通券で300円。こちらも五箇山の歴史や暮らしを学ぶのに良いスポットです。
日本遺産の彫刻の町・井波で猫さがし
井波彫刻(井波交通広場観光案内所の花鳥の塔)
神社仏閣の装飾や祭りのみこしに、立体的な神仏や龍を掘った木彫りを目にしますが、そうした木彫りで有名なのが南砺市の井波。地域全体を一つの美術館と見立てて「木彫刻美術館・井波」と呼ばれます。
井波の八日町通り、正面奥は井波別院瑞泉寺
私は今回の取材に行くまでどこかに井波の「木彫刻美術館」というものがあるのだと思っていましたが、そうではなく、実は町全体が一種のミュージアムなのでした。「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」として、日本遺産にも登録されています。
「桜ヶ池クアガーデン」から井波へは、いったん城端駅に出てバスを乗り継ぎます。本数が少ないのですが、城端駅から直接、瑞泉寺口交通広場バス停に行く便にタイミングが合えばそれで。無ければいったんJR城端線に乗り、福光駅または福野駅からなんバスに乗り換えて行く方法もあります。
井波観光で特にオススメしたいのは、井波別院瑞泉寺の正面に伸びる「八日町(ようかまち)通り」。ここは石畳の両側に木造の店舗、木彫りの専門店から古民具、飲食店、銀行や不動産屋が立ち並ぶ通りなのですが、なんとこの通り沿いとその周辺に、30匹もの猫が隠れているのです。
木彫りの町ですから、木彫りの猫です。すぐに見つかる子もいれば、予想外の所に隠れている子もいます。
いずれも本物らしいしぐさに可愛らしい表情。見つけるたびに癒されます。
お友達や家族で誰が一番沢山見つけられるか競うのも楽しい。猫好きにも街歩き好きにも美術・工芸品好きにもオススメできます。
井波彫刻は、もともとは井波別院瑞泉寺が発祥。八日町通りを歩いたら、その後はぜひこちらも拝観してみてください。また八日町通りから徒歩10分ほどの井波彫刻総合会館でもさまざまな井波彫刻と出会えます。
ユネスコ無形文化遺産の曳山祭り
最後に紹介する観光スポットは、「桜ヶ池クアガーデン」から一番近い城端です。この地域で行われる「城端神明宮祭の曳山行事」は、2016年に「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
城端曳山会館
その「城端神明宮祭の曳山行事」について学び、実際にお祭りで現在も使われている本物の曳山を間近に見学できる施設が「城端曳山会館」。
正面のビデオで実際のお祭りの様子を視聴することができます
「桜ヶ池クアガーデン」からは近くのバス停「城端別院善徳寺前」まで、なんバス一本で乗り換えなしにアクセスできます。ここはJR城端駅から徒歩10分で歩くことも可能で、また「城端曳山会館」バス停から世界遺産バスに乗れば五箇山方面に向かうこともできるので、五箇山と一緒に観光するにも便利な場所にあります。
曳山の展示室
毎年5月4日に宵祭、5日に本祭が行われ、5日の本祭にはご神像を乗せた6台の曳山(山車)が町内を練り歩く、城端神明宮祭の曳山行事。特徴の一つは豪華絢爛な装飾が施された曳山そのもの。また祭りでは江戸時代の吉原の料亭を模した庵屋台が、元禄絵巻さながらにお囃子を奏でながら彩を添えます。
こうした曳山祭りを体感できるようなビデオ上映を視聴した後、実際の曳山をガラス越しに見学すると感動もひとしお。また曳山の展示室は、数分おきに夜の照明に移り変わり、提灯をともした夜の賑わいも疑似体験できるようになっています。
提灯山と呼ばれる情緒満点な夜の曳山
また「城端曳山会館」を見学した後は、ぜひ徒歩3分の「城端別院善徳寺」にも足を伸ばして見てください。本堂の拝観だけでなく、できれば事前予約をして見学コースを案内してもらうことをオススメします。館内は驚くほど広く、歴史好きの方なら夢中になること請け合いだからです。
南砺観光のベースになるのはここ!桜ヶ池クアガーデン
五箇山、井波、城端を観光するなら、「桜ヶ池クアガーデン」に1泊もしくは連泊するのがオススメ。観光の前後にゆったりくつろいで温泉を利用できます。また食にもこだわったオーベルジュなので、夕食、朝食も満ち足りた時間が過ごせるでしょう。
天然温泉バイタルプールと大浴場でヘルシーに美しく
「桜ヶ池クアガーデン」には水着着用の天然温泉バイタルプールと裸浴の大浴場があります。天然温泉バイタルプールではバラエティに富んだジェットバスを巡りながら、約1時間で全身がスッキリ。最後はサウナで〆てリラックスできます。
大浴場は岩風呂の露天風呂付きでゆったり。泊まればこの両方をじっくり体験してお肌つるつるになれちゃいます。
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美味しくお洒落に里山オーベルジュ
「桜ヶ池クアガーデン」のレストラン「ジョウハナーレ」では、南砺市のこだわり食材をふんだんに使ったお料理が食べられます。ランチとディナーは金土日はフレンチと和食からセレクトが可能、月水はフレンチ、火木は和食のみとなっています。
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