川サウナとは?服装・持ち物・楽しみ方と注意点を解説!おすすめ施設紹介つき 全国

「川サウナ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
昨今のサウナブームによりサウナの楽しみ方はさらに拡大。なかでも、大自然とのつながりを感じながらアウトドアならではのリラックス気分を感じられる川サウナが、にわかに注目を集めています。
本記事ではそんな「川サウナ」の概要や楽しみ方、必要な持ち物などを解説。都心部から日帰りで利用できる関東の川サウナスポットなどもあわせて紹介します!
昨今のサウナブームによりサウナの楽しみ方はさらに拡大。なかでも、大自然とのつながりを感じながらアウトドアならではのリラックス気分を感じられる川サウナが、にわかに注目を集めています。
本記事ではそんな「川サウナ」の概要や楽しみ方、必要な持ち物などを解説。都心部から日帰りで利用できる関東の川サウナスポットなどもあわせて紹介します!
川サウナとは?

近年のサウナブームを受け、サウナ関連サービスが充実した施設が増えてきました。一般的なサウナ浴を楽しまれている方の中には、もっと非日常的な刺激や、新しいサウナ体験を求めている人も多いのではないでしょうか。
そんなサウナ愛好家にぜひおすすめしたいのが、川サウナ。特にキャンプや釣りなど、アウトドアでのアクティビティが好きな人にとっては、ハマること間違いナシのサウナ浴スタイルだといえるでしょう。
川サウナとは?初心者でも楽しめる?
川サウナとは、川や湖などを水風呂代わりに利用する、アウトドアサウナの一種です。
河原にテントサウナなどの移動式サウナを持ち込んで行うほか、常設の施設で川サウナが楽しめるところもあります。
清々しい清流が与えてくれる心地よさや大自然の開放感など、
一般的なサウナ施設とは一味違う「ととのい」が体感できる点が大きな魅力だといえるでしょう。
いきなり自分でスポットを探して足を運ぶのは、安全面を含めてハードルが高くなりますが、川サウナサービスを提供している専用の施設を利用すれば、サウナ初心者でも手軽に非日常体験を味わうことが可能。アウトドア体験のついでに挑戦してみるのも一興です。
通常のサウナと川サウナの違い
施設サウナと川サウナではどのような違いがみられるでしょうか。相違点を比較してみましょう。
環境
一般的なサウナ:管理された室内空間でサウナ浴に集中できる
川サウナ::川辺など、自然に包まれたなかで非日常的な体験
水風呂
一般的なサウナ:人工的な浴槽。温度や衛生管理が徹底され、安定している
川サウナ::天然の川。水温は季節によって変動する自然の刺激
外気浴
一般的なサウナ:壁などに囲まれた、落ち着いたスペース
川サウナ:自然の音、風、香りなどが感じられる開放感ある場所
準備
一般的なサウナ:思い立ったときに手ぶらでも利用可能
川サウナ:機材の準備や設営が必要
施設サウナの「手軽さ」と川サウナの「特別感」、それぞれの良さを楽しんでみてくださいね。
川サウナの魅力
川サウナの最大の魅力は、何よりも自然との一体感が得られるところです。そのような体験は非日常感という観点でも非常に貴重なものだといえるでしょう。
そのほか、以下のようなポイントが川サウナならではの良さとして挙げられます。
五感への心地よい刺激:耳に届く川のせせらぎや鳥のさえずり、肌で感じる風のゆらぎなど、五感すべてに響くサウナ体験
極上の温冷交代浴:高温のサウナと冷たい川の水との温度差がもたらす爽快感。水は肌当たりのいい天然水
開放的な外気浴:無限大の自然のなかで解放される外気浴はアウトドアサウナならでは
自由度の高さ:好きな場所、好きな時間に好きな人と楽しめる
特別な体験の共有:友人やパートナー、家族との思い出づくりにも好適
SNS映えする体験:写真に収めたくなる美しい景色とサウナの組み合わせ
また、川サウナは企画や準備から片付けまで含めた一連の体験がイベントとしての楽しさを備えているのもポイント。バーベキューやほかのアウトドアアクティビティと組み合わせて楽しむのもおすすめです。
川サウナで一般的に用いられるのがテントサウナですが、近年では最近は5万円以下で揃えられるものもみられるようになったほか、比較的簡単に設置できるワンタッチ式のものも登場。興味を持っている人にとって、敷居が下がってきているのも嬉しいポイントですね。
ただし、自然の一角を借りている意識を忘れず、汚さず、片付けはしっかり行いましょう。
ただし、自然の一角を借りている意識を忘れず、汚さず、片付けはしっかり行いましょう。
川サウナを楽しむための服装と持ち物

いざ、川サウナを体験するとなった場合、どのような準備が必要でしょうか。
用意しておきたい基本的な服装や持ち物を紹介していきましょう。
服装のポイント
服装はテントサウナを楽しむ際に着用されているものが参考になります。
男女ともテントサウナでは、汗をかいたり、水に濡れたりしても問題がない水着を着用するのが基本。
布面積が多いとサウナ内で熱を感じにくくなったり、濡れた衣類が外気浴中に体温を奪ってしまうので、寒い時期には布面積が少なめのスポーツウェアを上から着用しても良いでしょう。肌を見せることに抵抗があるならば、ホットヨガウェアを着用するのがおすすめです。
外気浴中は体が冷えすぎないよう、大きめのバスタオルやポンチョなどがあるといいですよ。
布面積が多いとサウナ内で熱を感じにくくなったり、濡れた衣類が外気浴中に体温を奪ってしまうので、寒い時期には布面積が少なめのスポーツウェアを上から着用しても良いでしょう。肌を見せることに抵抗があるならば、ホットヨガウェアを着用するのがおすすめです。
外気浴中は体が冷えすぎないよう、大きめのバスタオルやポンチョなどがあるといいですよ。
また、忘れがちなのが履物です。自然の河原で足を傷つけないよう、サンダルを用意しておきましょう。ビーチサンダルは脱げて流されてしまう懸念があるので、ベルトなどで固定できるスポーツサンダルを用意しておくのが安心です。
詳細は以下の記事を参考にしてください。
持ち物リスト(自分でサウナを設営する場合)
川サウナを設営するのに必要な道具や川サウナを楽しむ上で欠かせないものは以下のとおりです。
- テントサウナ
- サウナストーブ(テントサウナ対応のもの)
- サウナストーン
- 温度計・湿度計
- 耐熱グローブ(熱いストーブを扱うときの安全のため)
- ロウリュ用バケツと柄杓
- 防水シート(テントの下に敷いて地面からの湿気を防ぐため)
- タオル
- サウナハット
- 飲み物
- 防水ライト(暗くなった場合の安全確保のため)
川サウナであっても、一般的なサウナで必要なグッズは揃えておきたいもの。以下の記事を参考に準備してください。
あると便利なアイテム
前項にリストアップしたもの以外にも、あると便利な道具やグッズをピックアップしてみました。
- サウナベンチ
- アロマオイル
- 外気浴用チェア
- 防水バッグ
- クーラーボックス
- ポータブルスピーカー
そのほか、自然や周囲の人たちに影響のない範囲で自身お気に入りのグッズを持ち込んで、快適な時間を満喫しましょう!
川サウナの楽しみ方

サウナの楽しみ方は人それぞれですが、参考として川サウナを楽しむプロセスの一例を紹介します。
1.準備
軽いストレッチを行って体をほぐしたり、あらかじめ水分を補給したりしておきます。
2.サウナ浴
テントサウナで体を温め、発汗。快適な室温、時間で無理なく楽しみましょう。一般的には10~15分が目安となります。思い切りセルフロウリュを満喫するのもおすすめ!
3.冷水浴
川に入り冷水に浸かります。慣れないうちはゆっくりと足先から入りましょう。30秒~1分位が目安です。
4.外気浴
川サウナのハイライト「ととのいタイム」を満喫。持参したチェアなどに座り、ゆったりとした呼吸で鳥のさえずりなどの自然を感じながら心ゆくまで過ごしましょう。
5.水分、栄養補給
飲料水やスポーツドリンクなどの飲み物を飲み、発汗によって失われた水分を補給します。軽食をとってもよいでしょう。
2~4を1セットとし、体調と相談しながら2~3セット繰り返します。
川サウナに行く際の注意点やマナー

当然のことながら、川には流れがあり、足元が崩れやすかったり滑りやすかったりします。
また、自然の一部を借りてのアクティビティであるということも常に意識しておくべきでしょう。
川サウナを気持ちよく楽しむために、心がけたい注意点やマナーをピックアップしましたので以下に紹介します。
安全面:水深・流れ・天候によるリスク管理
特別な整備がなされていない自然のなかで行う川サウナでは、普段のサウナ浴とは異なる危険も潜んでいます。サウナ室の環境も自己管理となるため、以下のような点に特に注意してください。
- 単独での実施は避け、必ず2人以上で行う
- 事前に天候をチェックし、雨予報や増水の可能性がある日は避ける
- 体調不良時は無理をしない
- 飲酒後の利用は控える(判断力の低下による事故防止)
- 水位や流れの確認(その場で雨が降っていなくても上流で降り、急激に水位が上がる可能性あり)
- 適切な温度管理(サウナ内の温度は80~100℃が目安、不意に触れてやけどしないよう注意)
- サウナ室内では一酸化炭素チェッカーを使用する
- こまめな水分補給
- 適切に休憩タイムを設ける
周囲への配慮|自然環境・他の利用者との距離感
川サウナは「自然の一部を借りて行っている」という意識を持ち、自然保護の観点や周囲の利用者、地域の住民への配慮を忘れないようにしてください。
- 法規制の確認(公共の場所でのテントサウナ設置には制限がある場合があるので事前に地元自治体や管理者に確認)
- 大声で騒がない
- キャンプ場の場合はルールに従い、消灯時間を守る
- 煙が出て迷惑がかかる場所は避ける
- 混雑の激しい時期は避ける
- 釣り人がいる場合は邪魔にならないように配慮
- 薪の燃えかすや灰は所定の場所に捨てるか、鎮火して持ち帰る
- ゴミは必ず持ち帰る(「来たときよりもキレイに」を意識しましょう!)
関東エリアの川サウナ施設5選

川サウナを初めて楽しむ人におすすめな、都心からアクセスしやすいおすすめの施設を5件紹介します。
テントサウナパーク In 高瀬野/神奈川県相模原市
新宿から約90分、神奈川県相模原市の高瀬野キャンプ場内にあるテントサウナ専用区画です。
道志川の清流を水風呂代わりに、1日のんびり何度でも川サウナ体験が可能。利用料を払えばテントサウナにロウリュウセット、インフィニティチェアなど、必要な道具が使えるほか、オプションでバーベキューなども楽しめます。
利用する際には事前にインターネットでの予約が必要です。
昨年の8月に初めての川サウナ。川の綺麗さは道志川が日本を誇るということを友だちから聞いていたので、こちらにしました!5人で行きましたが、施設も広く大自然という感じでした!都内からも車で2時間かからないくらいで行けました。
肝心の川の温度と質ですが、温度は15度前後で整うには十二分の冷たさ。質も最高。 zatsusaunaさんの口コミ
MIDORITO SAUNA(ミドリトサウナ)/茨城県日立市
「ACHI2TENT(アチアチテント)」「HANARE(ハナレ)」「DOKAN(ドカン)」など、個性豊かなサウナを備えたアウトドアサウナ施設。
水風呂は独り占めできる水温約16度の「天然軟水風呂」のほか、サウナエリアを出てすぐ目の前にある高さ120cm程度の渓流の打たせ水も利用可能。
また、サウナエリアから階段を上がったところには休憩専用の屋上デッキがあり、マットに寝転んで外気浴ができます。
薪ストーブと常時水蒸気が発生するスチーマーで室内は超高温でした。薪入れなど火の管理はスタッフの方が対応してくれます。目の前の水風呂は天然水掛け流しで、とても気持ち良かったです。渓流に置いてあるチェアで紅葉の中で外気浴も楽しめました。 onodaiさんの口コミ
ときたまひみつきち COMORIVER(コモリバ)/埼玉県比企郡
バーベキューにグランピング、ライブラリーカフェ、川遊びなど、さまざまなアクティビティが楽しめる、里山グランピングリゾートです。
サウナはセルフロウリュも楽しめるエストニア製サウナ「イグルー」と フィンランド製サウナ「mokki」を用意。
しっかり温まったあとは、目の前に流れる清流、都幾川でクールダウン。 外気浴で自然と一体になる感覚にも浸れます。
北秋川自然休暇村/東京都西多摩郡

圏央道「あきる野I.C.」や「日の出I.C.」から約30分の場所に立地する絶景川サウナ施設。
テントサウナからは、わずか約3秒で川にダイブが可能。
サウナ設備一式は現地に用意されているので、水着、サンダル、タオル、着替えを持参する程度で気軽に大自然満喫の川サウナが体験できます。
6名まで同一料金で利用できるほか、オプションでバーベキューも可能なのでグループでの利用におすすめ。
事前に予約が必要なので、詳細は予約時に確認してください。
ノーラ名栗/埼玉県飯能市
ムーミンバレーパークで有名なメッツァビレッジなどがあり、「日本でもっともフィンランドに近い場所」として知られる埼玉県飯能市の山間に立地するグランピングとアウトドアサウナが楽しめる施設。
自然と一体になれる「SAUNA CLUB」では、薪ストーブで熱されたサウナストーンにアロマ水をかけることで、熱い蒸気をテントいっぱいに満たす「ロウリュ」を体験できます。
テントサウナはグループごとに貸し切り可能で、カップル、友人、家族で、気兼ねなくプライベートなサウナ時間を過ごせます。
水風呂は川に入るスタイルではありませんが、広々としたプールが用意されており、頭まで潜ってクールダウンができます。
川サウナで最高の非日常体験を

川や湖などを水風呂代わりにし、大自然との一体感による特別な「ととのい」が得られることが魅力の川サウナ。
自身で設備を用意したり、楽しめるスポットを探すのも楽しみの1つですが、慣れない初心者が気軽に楽しめる施設も存在しています。
興味がある人はぜひ、この記事を参考に、川サウナでなければ味わえない心身の変化や癒しを体験してみてください!
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- 松田 朝九
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