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ぬるま湯の温度は何度？洗顔・お風呂での最適な温度 全国


ぬるま湯の温度って、何度なのか迷ったことはありませんか？
ぬるま湯が肌にいいと聞いても、どのくらいの温度にすればいいのか悩んでしまいますよね。

本記事では、洗顔と入浴それぞれに適したぬるま湯の温度をわかりやすく解説し、おすすめのぬるま湯温泉も紹介します。

「肌が乾燥する」「お風呂に入っても疲れが取れない」
その原因はお湯の温度かもしれません。

適切な温度を知って、日々のスキンケアとバスタイムの効果を最大限に引き出しましょう。

ぬるま湯の温度は何℃くらい？

ぬるま湯の温度は何℃くらい？ 
 
そもそも、ぬるま湯とは具体的に何℃くらいを指すのでしょうか。
 
医薬品や食品などでぬるま湯を使用する場合は基準が設けられていることもありますが、実は、ぬるま湯の温度には厳密な定義はありません。一般的な目安はおよそ30～40℃と考えてよいでしょう。手に触れたときに熱すぎず、冷たすぎない「人肌に近く、気持ち良いと感じる温度」が基準とされています。
 
ここからは、洗顔・入浴の目的別にぬるま湯の温度をみていきましょう。
 
参考：タスカジplus

洗顔に最適なぬるま湯の温度

洗顔に最適なぬるま湯の温度
洗顔時の水温は、肌の状態を左右する要素です。
お湯の温度を間違えると、かえって肌にダメージを与えてしまうことも。適切な温度で洗顔することで、肌トラブルを防ぎながら、健やかな美肌を保ちましょう。

洗顔におすすめの温度は32〜36℃

洗顔に適した温度は32〜36℃。理由は次の3つです。

・不要な皮脂を効率よく落とせる
・肌への刺激が少ない
・角層の水分を保ちやすい
 
皮脂は約30℃から溶け始めます。32℃以上のぬるま湯なら、古い角質や毛穴汚れを負担をかけずに洗い流せます。温度が低すぎても汚れが十分に落ち切らず、反対に温度が高すぎると水分が抜けやすくなり、肌トラブルの原因になってしまいます。

また、肌の表面温度は32〜34℃と言われ、これに近い温度帯で洗うと急激な温度差ストレスを避けられます。イメージとしては、屋内プール（約32℃）とぬるめのお風呂（38℃）の間くらいです。

参考：株式会社DECENCIAニュースレター
 

肌タイプ別・洗顔温度の目安

洗顔の基本的な推奨温度は32～36℃ですが、肌質によって最適な温度は少し異なります。より効果的なスキンケアを目指すなら、自分の肌タイプにあわせて以下のように温度を調整するとよいでしょう。
 
  • 乾燥肌／敏感肌：28〜32℃
  • 普通肌：32〜34℃
  • オイリー肌：34〜36℃
 
乾燥肌・敏感肌の人は、低めの温度がおすすめです。デリケートな肌は、優しく洗うことで潤いを保ちましょう。オイリー肌の人は、余分な皮脂が溜まりやすいため、少し高めの温度でしっかり除去するのがおすすめです。
 

熱すぎるお湯や冷水が肌に与える悪影響

「熱いお湯のほうが、汚れが落ちそう」「冷水は毛穴が引き締まりそう」といったイメージがあるかもしれません。しかし、肌にとっては良くない影響も。
 
40℃を超えるお湯で洗顔すると、角層に含まれる保湿成分が流れ出てしまいます。天然保湿因子・セラミド・皮脂は、外部刺激から肌を守るバリア機能を担っています。これらの成分が流出することで、乾燥や赤み、かゆみ、くすみ、小じわなどの肌トラブルを引き起こす原因になります。
 
一方、冷水では皮脂が溶け出さないため、毛穴の汚れや余分な皮脂を十分に落とすことができません。冷水洗顔後は一時的に毛穴が引き締まりますが、かえって化粧水や美容液などの美容成分が肌に浸透しにくくなってしまいます。しかも、冷水で毛穴が引き締まるのは30分程度です。

いずれも肌とお湯の温度差が大きいほどストレスがかかる点に注意しましょう。

洗顔時の温度調整のコツとポイント

では、実際に洗顔時の温度をどのように調整すればよいのでしょうか？
 
最も簡単な方法は、手の感覚を使うこと。手の温度は32～34℃以上あるため、手で触った時に「少しぬるいかな」と感じる温度が洗顔に適した温度です。「温かくて気持ちいい」と感じたら、顔にとっては少し熱すぎるかもしれません。

何度か水温計を用い、適温の感覚を身につけるのもよいでしょう。絶対に32℃でなければならない、と神経質になる必要はありません。

入浴に最適なぬるま湯の温度

入浴に最適なぬるま湯の温度
 
洗顔と同様に、入浴時のお湯の温度も健康や美容に影響を与えます。入浴の適温について、解説します。

入浴に最適な温度は38〜40℃

入浴に適した温度は38～40℃です。

ぬるめのお湯に浸かると副交感神経が優位になり、体がリラックス状態に導かれます。これにより、ストレスや緊張が効果的に和らぎ、疲労回復が促されます。就寝前の入浴では、入浴後に深部体温が自然と下がり、スムーズな入眠につながります。
 
反対に、熱いお湯に浸かると交感神経が優位になり、寝つきが悪くなってしまいます。夜よりも、シャキッと目覚めたい朝に適した温度です。
 
寝る前は熱いお湯を避け、ぬるめのお湯でリラックスすることを心がけましょう。
 

ぬるま湯で得られる5つの健康効果

ぬるま湯での入浴を続けることで、主に以下の5つの健康効果がもたらされます。
 
  • リラックス効果：副交感神経が活性化することで、心身の緊張が効果的に緩和
  • 快眠促進：入浴後の深部体温の低下が自然な眠気を誘い、睡眠の質が向上
  • 疲労回復：血行が促され筋肉に溜まった疲労物質の排せつがスムーズになる
  • 冷え性改善：長時間の入浴で体を芯から温め、体の末端まで血液がいきわたりやすくなり、冷えを和らげる
  • 肌の代謝サポート：長時間心地よく浸かることで巡りを促し、肌を元気に 

 

熱すぎる湯が体にあたえるデメリット

熱いお湯は気持ちが良いものですが、体や肌へのデメリットもあります。把握しておくとよいでしょう。
 
  • 体への負担：交感神経が刺激され、血圧や心拍数が上昇。疲れを感じてしまうことも
  • 乾燥：体は顔に比べ皮脂腺が少なく、高温ほど乾燥しやすい
  • 毛穴トラブル：熱刺激で開き毛穴や黒ずみ毛穴につながる
  • バリア機能へ低下：天然保湿因子、セラミド、皮脂が流出することで、肌内部の水分蒸発を防ぐ力が弱まり、外部の刺激を受けやすくなる
  • 炎症：熱刺激で血管が拡張し、赤みやかゆみにつながる



ちょうどいいぬるま湯の温度で美容と健康を手に入れよう

ぬるま湯の温度管理は美肌作りと健康維持の基本。

洗顔では32～36℃、入浴では38～40℃と、目的に合わせてぬるま湯の温度を使いわけましょう。肌の乾燥やトラブルを防ぎながら、心身のリラックスや疲労回復といった効果を得られます。
 
毎日の習慣だからこそ、少しだけ温度を意識するだけで、肌や体のコンディションは大きく変わります。少しぬるいくらいを意識して毎日のスキンケアとバスタイムに取り入れてみてください。
 
さらに、極上のぬるま湯を広々とした温泉で満喫するのもおすすめです。ここでは、ゆっくりとぬるめのお湯を楽しめる、おすすめの温泉施設を2つご紹介します。

モダン湯治 おんりーゆー / 神奈川県


神奈川県足柄下郡にある「モダン湯治おんりーゆー」は、箱根外輪山の麓に位置する日帰り温泉施設です。
 
源泉かけ流しの露天風呂は、38℃のぬる湯。箱根の山々を望むことができる開放的な空間です。岩盤浴やリラクゼーション、食事処も完備しています。 

自然豊かな環境で、日常から離れてゆっくりと過ごしたい人におすすめです。

 
 

東香里湯元 水春 / 大阪府


 大阪府寝屋川市にある「東香里湯元 水春」は、泉質の良い療養泉である天然温泉「香里 長者の湯」が楽しめる日帰り温泉施設です。
 
約38℃の炭酸泉やぬる湯をはじめ、露天風呂、内湯、サウナなど16種類ものお風呂が揃っています。岩盤浴やリラクゼーション、食事処、コミックコーナーも充実。
 
仕事帰りや週末にゆっくり過ごしたい人におすすめです。

 

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とも
とも

美と健康に関する情報を発信するフリーライター。 原稿で煮詰まったときは、近所の個室サウナに籠ります。 運動不足解消のため「旅行は修行」と心得、1日2万〜4万歩の距離を歩く健脚です。道中、足湯のありがたみを痛感！

サウナ・スパ健康アドバイザー,正看護師,コスメコンシェルジュ,ボディエステティシャン,フェイシャルエステティシャン

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