アースバッグサウナとは?極上の水風呂で究極の「ととのい」を実感しよう 全国

テントサウナやバレルサウナなど、さまざまなスタイルのサウナがみられるようになってきた昨今、サウナ愛好家たちのなかで新たに話題になっているのは「アースバッグサウナ」です。
本記事ではこのアースバッグサウナに着目し、アースバッグサウナとは何かというところからその作り方までを解説。
あわせてアースバッグサウナが体験できる全国の施設もピックアップして紹介します!
本記事ではこのアースバッグサウナに着目し、アースバッグサウナとは何かというところからその作り方までを解説。
あわせてアースバッグサウナが体験できる全国の施設もピックアップして紹介します!
アースバッグサウナとは?自然と一体になる新感覚サウナ

まずは日本ではまだ馴染みの薄いアースバッグサウナについて、その概要を紹介しましょう。
アースバッグ工法の特徴と成り立ち
アースバッグサウナとは、アメリカのカリフォルニア州由来の建築工法であるアースバッグ工法によってつくられたサウナルームのことで、主材となる「アース(土)」に消石灰や砂、セメントなどを混合した材料を詰めた「バッグ(土嚢袋)」を積み重ねて作ります。
アースバッグの積み上げ方は自由度が高く、ドームなどの曲線形状を作りやすいのが特色。「混合土を袋に入れて叩き、積み上げる」というシンプルな作業であるため、専門的な技術を求められず、建築未経験者でも比較的チャレンジしやすい工法です。
使う材料は、基本的に土と砂利にわずかなセメントと袋、杭のみ。自然由来のものをメインに使うので、建築時や解体時の環境負荷が少なく、サステナブルな建築として注目されています。
呼吸する土の壁!空間全体がもたらす魅力
アースバッグサウナはおもに土で構成されているため、調湿作用に優れているのが特色です。
室内の湿度が上がりすぎれば吸収し、乾燥すれば放出するという「呼吸する空間となっており、サウナ室内に水を撒くことで湿度を容易に上げられるため、呼吸がしやすく、あまり高温にしなくても効果的に身体を温められるメリットがあります。
また、土は高い蓄熱性も備えているので、木材で作られたサウナルームと比べてストーブからの熱をしっかりと蓄え、長時間にわたって安定した温度を保つことが可能。壁や床からも熱が伝わるため、身体の芯からしっかりと温まることができます。
加えて、音が反響しにくいほか、優しい印象をもたらすドーム状の空間も作り出せるので、まるで洞窟や母親の胎内にいるような深い安らぎをもたらすスペースに仕上げられるのも魅力です。
一般的なサウナ(木造・テント等)とアースバッグサウナの違い
アースバッグサウナは耐久性の高さが特徴の1つで、5~10年ごとの漆喰再塗装を行うだけで50~100年程度は使用可能。
木材の収縮や劣化によって寿命が15~30年程度といわれている木造サウナと比べて、メンテナンス性が圧倒的に優れており、高いコストパフォーマンスを誇ります。
また、同じように屋外に設置されることの多いテントサウナと比べると、断熱性と蓄熱性が大幅に高いため、外気温の影響を受けにくく、冬場でも室内が冷えにくいのも特色です。
これらの特徴を生かすならば、エンターテイメント性の強い派手な熱波を楽しむサウナよりも、土と火による静かでプリミティブ(原始的)な癒しの場としてのサウナに向いているといえます。
アースバッグサウナがもたらす究極の「ととのい」効果

アースバッグサウナは、究極ともいえる「ととのい」効果をもたらすポテンシャルを備えています。
おもな要素となるのは以下に挙げる3点です。
輻射熱による体の芯からの温め効果
アースバッグサウナを構成する土の壁は、熱を吸収し、それを遠赤外線として放射する「輻射熱(ふくしゃねつ)」の性質を強く持っています。
一般的なサウナでは、ほぼストーブからの熱をもとにしてサウナルームを温めますが、アースバッグサウナでは、ストーブだけでなく壁、床、天井と室内を覆う素材に蓄えられた熱が輻射熱として360度にわたって包み込むようにじんわりと伝わってきます。
この輻射熱は、皮膚表面のヒリヒリ感が少なく、体の深部からしっかりと温めてくれるのが特色。大量の良質な汗をかくことができるうえに、長く入っても疲れにくいのがメリットです。
息苦しさを感じさせない抜群の調湿作用
先に触れたように、アースバッグサウナの主材となる土には、サウナ室内の湿度を自然にコントロールし、過度な乾燥を防ぐ特性があります。
その効果は特にロウリュ時に顕著で、実際にロウリュを行った際には土壁が適度に水分を吸収、放出して極端な湿度変化を抑制。呼吸がしやすく、喉や鼻への刺激が少ない環境となります。
このように、サウナ特有の息苦しさが苦手な人であっても長時間リラックスして過ごせる空間に仕上げやすいという点もアースバッグサウナならではの魅力だといえるでしょう。
大自然と一体化する極上の水風呂・外気浴体験
アースバッグサウナは、屋外での構築に向いており、実際、自然環境豊かなロケーションを生かして外に設置されているケースが多くみられます。
天然の湧き水使った水風呂などを用意している施設も多数あり、風のゆらぎを感じたり、木々のざわめきや鳥の声を聴いたりしながらの外気浴をあわせて楽しむことで、究極の「ととのい」や自然との一体感が味わえます。
全国のアースバッグサウナ体験施設・宿泊施設
いざアースバッグサウナを体験したくなったら、すでにアースバッグサウナが設置されている施設に行ってみるのが手軽な方法です。
全国にあるアースバッグサウナが楽しめる温浴施設や宿泊施設のなかから、特に好評を得ている施設をピックアップして紹介しましょう。
サ郷kakeRu / 沖縄県

沖縄県の恩納村にある、サウナサービスも提供する宿泊施設。
施設内にあるアースバッグサウナ「THE ZEN」は、11:00~13:00、18:00~20:00の2部制による2時間の完全貸切でサービスを提供。13:00~18:00はパブリックサウナとして解放されています。
サウナルーム内は、madsaunist(マッドサウニスト)がリリースするMAD STONE(橄欖石成分の割合が90%以上)とロングセラーのストーンタワーガードが備わったこだわりのスペース。満足度の高いセルフロウリュが堪能できます。
所在地:沖縄県国頭郡恩納村山田2816
電話番号:098-989-6953
営業時間:
サウナ
11:00~13:00、18:00~20:00の2部制の貸切予約制
13:00~18:00 パブリックサウナとして開放
定休日:無し
SHIGARAKI SAUNA / 滋賀県

滋賀県甲賀市信楽町に立地する、一棟貸しの宿も備えたサウナ。
関西初のアースバッグサウナ「土のサウナ」は、信楽焼の作家たちが作品を制作する際に生まれる廃棄土を再利用したサステナブルな理念に基づくもの。
信楽の大地との繋がりも感じさせる、ここでしか味わうことのできないサウナ体験を提供しています。
信楽の大地との繋がりも感じさせる、ここでしか味わうことのできないサウナ体験を提供しています。
ストーブは薪ストーブが採用されており、自身で温度調節が可能。セルフロウリュも楽しめます。
(サウナのみの利用は施設会員限定となっているのでご注意ください。)
所在地:滋賀県甲賀市信楽町下朝宮457
電話番号:090-1914-1324(受付時間 9:00~18:00)
白馬アルプスホテル / 長野県
北安曇郡小谷村にあるホテルです。
アースバッグサウナは宿泊者であれば無料、ビジターは温水プールや温泉大浴場なども含めた「白馬乗鞍アクアオアシス」利用料金(大人 4,000円、子供 2,000円)を支払って利用できます。
※2026年4月時点の料金です。最新情報は施設公式HPをご確認ください。
※2026年4月時点の料金です。最新情報は施設公式HPをご確認ください。
自然と調和した優しいデザインが特徴のアースバッグサウナは、ドーム型の形状でロウリュの水蒸気が対流を生み、通常のサウナに比べ発汗機能が高いのが特色。
シャワーで汗を流したあとは、水風呂代わりに屋外プールへダイブできます。
女沼のアウトドアwith古民家 / 福島県

土湯温泉から車で約5分の場所にある、宿泊利用、日帰り利用どちらにも対応可能な施設。
サウナはテントサウナとアースバッグサウナがあり、11:00~14:00、15:00~18:00の2部制、3時間貸切で利用が可能。リクライニングチェアやジャグジー付きの水風呂も用意されており、プライベートな空間で充実したサウナタイムが過ごせます。
非日常感をより深く味わいたいのであれば、約150年前に建てられた古民家での宿泊プランがおすすめです。
所在地:福島県福島市土湯温泉町字日向10番地4
営業時間:サウナ 11:00~14:00、15:00~18:00の2部制の貸切予約制
自作できる!アースバッグサウナの作り方

何度か経験して、その魅力に取り憑かれたら、思い切って自分で作ってしまえるのがアースバッグサウナならではの醍醐味です!
用意する材料と、作る手順を説明していきます。
自作アースバッグサウナに必要な材料(土、袋、セメントなど)

アースバッグサウナの材料は基本的に以下のもののみです。
- 土 建築現場の土や赤土(95%程度)に砂利や砂をブレンドしたものを使用。木造サウナと比べて材料費を大幅に抑えることができます。
- 袋 土を詰めるための専用のロングチューブ(チューブ袋)や土嚢袋。
- 有刺鉄線 袋の層の間に挟んでズレを防ぐ。
- 仕上げ材 雨風から保護したりするためのもの。少量のセメントや消石灰、漆喰など。
アースバッグサウナの基本的な作り方
アースバッグサウナは以下のようなステップで作っていきます。
- 基礎を整地する
- 適度に水分を含ませた土材を袋に詰める
- 袋を円形またはドーム状に配置していく
- 1段積むごとに上から強く叩き(タンピング)、土をガチガチに固めて強度を出す(壁の厚みは通常40cm以上)
- 袋と袋の間に2~4本の有刺鉄線を配置して積み重ね、固めていく
アースバッグサウナを自作するメリット・注意点
アースバッグサウナは何人かで協力して作るのが一般的。何よりも仲間と協力して作り上げるプロセス自体がイベントとして楽しいのがメリットと言えます。できあがったサウナへの愛着はもちろん、一緒に作業を行った人たちとの仲間意識もより高まるでしょう。
その一方、土を運んで固める作業は非常に重労働。完成までに多大な体力と時間を要するので、覚悟を持って臨む必要があります。
また、サウナであることから高い気密性も求められます。安全に機能させるために一酸化炭素中毒を防ぐ適切な吸排気口(換気)の設計と煙突の確実な施工が不可欠です。不安な場合は実際に施工したことのある経験者に相談するなど、安全面を意識して取り組んでください。
アースバッグサウナで、心と体を自然に還す極上体験を!

輻射熱の熱気で温まりながら、柔らかい印象の空間で心を落ち着けられるアースバッグサウナは、身体的にも精神的にも、木造サウナと違った「ととのい」をもたらしてくれます。
今回の記事を参考に、サウナのさらなる深みへ一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたライター
- 松田 朝九
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高濃度炭酸泉とサウナ後の外気浴に至福を感じるフリーランスコピーライターです。
温泉ソムリエ,サウナ・スパ健康アドバイザー
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