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三朝温泉「木造りの宿 橋津屋」宿泊レビュー!和モダンな小宿で天然放射能泉を満喫【鳥取】 鳥取

三朝温泉(鳥取県三朝町)は、山陰地方を代表する名湯。全国的にも貴重な高温の天然ラジウム泉(放射能泉)が湧出し、古くから湯治客や観光客で賑わう古湯です。
「木造りの宿 橋津屋」は、三朝温泉街中心部にある創業約300年の老舗旅館。客室は全12室と少なめですが、木の温もりを大切にした瀟洒な雰囲気が特徴。口コミの評価も高い和モダンな小宿です。

今回、筆者自ら宿泊し、「木造りの宿 橋津屋」の魅力をご紹介します!

早速「木造りの宿 橋津屋」へ潜入!

三朝温泉街に面する玄関
三朝温泉街に面する玄関
 
木造りの宿 橋津屋」は、三朝温泉を代表する老舗旅館のひとつ。創業は江戸時代の天保元年。約300年の歴史を誇る名宿です。
※以下、橋津屋と略します。
 
エントランスホール
エントランスホール
 
玄関をくくってみると、木の温もりたっぷりの内装と和モダンな雰囲気に満ち溢れ、温泉気分がグッと高まります! 館内はほぼ全館が畳敷き。歩いた感触が足の裏に優しく、素足で過ごせるのが嬉しい限りです。
※客室には足袋も用意されています。
 
浴衣はチェックイン時に選ぼう!
浴衣はチェックイン時に選ぼう!
 
チェックインを済ませ、まずは客室へ行く前に浴衣を選びます。浴衣は大・中・小・子供用まで様々なサイズや色が揃えられています。
 
また、有料の貸切露天風呂を利用されたい方は、チェックイン時に予約するのがおすすめ。入浴時間が15時~21時30分まで(宿泊翌朝は利用不可)。早い者勝ちなので、できるだけ早めに予約しましょう。

橋津屋の温泉を徹底紹介!

三朝温泉と言えば、泉質自慢の温泉地。チェックイン後は客室で一休みして、まずは男女別大浴場へ行ってみました!

男女別大浴場「本殿 岩の音」

男女別大浴場である「本殿 岩の音」では、創業時から地下2メートルで湧出する手掘りの自家源泉を使用。極力泉源から近い場所から源泉かけ流しで提供しているため、地下にあります。なお浴室の造りは、男女ともほぼ同様です。
※利用時間は15時~翌朝9時まで
 
男性脱衣室
 
脱衣室には、洗面台・ドライヤー・ハンドソープなどの備品・アメニティグッズが設置。鍵付きの小型貴重品入れも有るので、ルームキーなどはそちらに入れましょう。
 
男性用浴室
男性用浴室。地下にあり、窓の位置が地上の高さです。
 
浴室は、ゴツゴツとした岩肌が印象的な造り。湯船の中の側面から橋津屋の自家源泉が投入されています。
泉質名は「含放射能-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」。全国的にも大変貴重な高温のラジウム泉(放射能泉)です。ほぼ無色透明無味無臭の清澄なお湯ですが、重曹成分の影響かツルツルとしたお湯の柔らかさが感じられ、上質な自家源泉であることを実感します。
※衛生管理のため塩素系薬剤を使用していますが泉質を損なわない程度であり、快適に入浴できます。
 
湯船の中
湯船の中(側面)から自家源泉が投入されています。
 
また三朝温泉特有の放射線ホルミシス効果※で、体の芯からジンジンと熱せられるような独特の浴感。効能が高いため長湯は禁物短時間入浴を繰り返すと良いでしょう。浴後は体の疲れがスッキリ取れ、心身ともにリフレッシュできました。
※放射線ホルミシス効果とは、微量の放射線(ラドン)が 体に生理的な刺激を与えて活発化させる現象のこと。
 

貸切露天風呂

続いては、チェックイン時に予約した貸切露天風呂へ行ってみました。貸切露天風呂は宿(本館)の外へいったん出て、徒歩1分程の場所にひっそりとあります。貸切露天風呂は「檜の湯」「槇の湯」という2つの浴室があります。
※利用時間は15時~21時30分。一室一組45分まで。
貸切露天風呂のみ日帰り入浴可。その他の浴室は宿泊者専用です。

今回、筆者は「槇の湯」を利用してみました。
 
貸切露天風呂「槇の湯」
貸切露天風呂「槇の湯」。ブルーアワーの夜空とよくマッチした浴室です。
 
槇の湯は竹林に囲まれ、高野槇を贅沢に使用した八角形の湯船が印象的な造り。筆者利用時は小雨が降り出しましたが、屋根が有るので問題なく入浴できました。源泉は三朝町が所有する複数の共同源泉をミックスして使用。泉質名は「含放射能-ナトリウム-塩化物泉」。自家源泉と同様に無色透明ながらもよく温まるお湯です。

貸切露天風呂「檜の湯」
貸切露天風呂「檜の湯」 画像提供:木造りの宿 橋津屋
 
一方の「檜の湯」は、手入れの行き届いた庭園を目の前に楽しめる露天風呂。源泉は槇の湯と同様、三朝町所有の共同源泉が使用されています。
 

離れ湯「雨情」

また、貸切露天風呂の隣には男女交代制浴室である離れ湯「雨情」があります。
利用時間帯は以下の通り。
女性:15時~19時、6時~9時
男性:20時~24時
 
カードキー
離れ湯利用の際は、チェックイン時に渡されるカードキー(画像左)を入口の機械にかざして入場します。
 
筆者は男性なので、20時ピッタリに浴室へ行ってきました!
離れ湯「雨情」の内湯
離れ湯「雨情」の内湯
 
内湯は高い天井と太い梁が印象的なシックな空間。一人静かに温泉に集中する“瞑想型浴室”といったイメージでしょうか。
離れ湯「雨情」の露天風呂
離れ湯「雨情」の露天風呂
 
一方で露天風呂は、御影石を贅沢に使った円形の湯船が印象的。離れ湯は本館大浴場と異なる風情を堪能できるので、ぜひ両方とも利用してみましょう!
※貸切露天風呂と離れ湯は資源保護と衛生管理のため、塩素系薬剤使用・循環方式で温泉を管理しています。

客室をチェック

客室は本館に10室、別邸として離れ特別室が2室あります。全て造りが異なり、同じ部屋は2つとありません。筆者は今回「きく」という本館客室に宿泊しました。
 
筆者が宿泊した客室
筆者が宿泊した客室
 
「きく」の客室は、窓から三朝川を臨める川側和室で、老舗旅館にありがちな古臭さは皆無。手入れが行き届き、明るく開放的な印象です。テレビ・インターネット接続(無線LAN形式)・冷蔵庫・ドライヤー・洗浄機付トイレ・金庫は全室完備しており、設備的にはまったく不自由ないでしょう。
 
他の部屋も一部ご紹介しますね!
温泉街側の本館和室
温泉街側の本館和室 画像提供:木造りの宿 橋津屋

川側の本館和室
川側の本館和室 画像提供:木造りの宿 橋津屋
 
離れ特別室 別邸「月代」 
離れ特別室 別邸「月代」 画像提供:木造りの宿 橋津屋

泊食分離も可能!多彩な宿泊プラン

橋津屋側から見る三朝温泉街
橋津屋側から見る三朝温泉街
 
橋津屋は料理自慢の宿でもありますが、一泊二食付きのプランだけでなく、素泊まりや朝食のみプランもあります。今回筆者は、あえて一泊朝食付きプランを利用しました。というのも三朝温泉は程良い規模の温泉街を持つ温泉地であり、外食に困らないため。温泉街をそぞろ歩きして楽しめる点も、三朝温泉の大きな魅力のひとつです。
 
牛骨ラーメン
温泉街にある食事処で「牛骨ラーメン」を注文
 
温泉街を歩いてみて非常に悩みましたが(笑)、今回は宿の近所にある食事処で「牛骨ラーメン」を注文。一見普通の醤油ラーメンに見えますが、牛のダシがしっかりしみ込んだスープが絶品。美味しくいただけました!
 
橋津屋の個室ダイニング「すいれん」
橋津屋の個室ダイニング「すいれん」の内観
 
橋津屋では、夕朝食は2024年6月に新築オープンしたばかりの個室ダイニング「すいれん」でいただきます。高い天井が印象的な和モダンな空間で、ラクジュアリーな雰囲気たっぷりの中で食事を楽しめます。
 
朝食
朝食
 
朝食は典型的な和食ですが、山陰地方ならではの郷土色がしっかりと感じられます。
干物は、日本海で取れた干しカレイ、卵の出汁巻や豆腐は近隣の市町から取り寄せた地産の食材を使用しています。味噌汁は地元三朝産の大豆を使用した田舎味噌。特A米を使って炊いたご飯との相性も抜群です!
※旬の食材を使用しているので、メニューは季節によって異なります。

三朝温泉「木造りの宿 橋津屋」はこんな人におすすめ

以上、三朝温泉「木造りの宿 橋津屋」の宿泊レビューをご紹介させていただきました。全体的にはこじんまりとしつつも、落ち付きある和モダンな小宿といった印象。口コミの評判の高さも納得です。
 
 
最後になりますが、木造りの宿 橋津屋は以下のような方におすすめです。
 
・こじんまりとしたセンス良い小規模旅館がお好みの方
・三朝温泉街でそぞろ歩きを楽しみたい方
・三朝温泉で自家源泉かけ流し温泉の宿をお探しの方
・地産の食材を使った料理を楽しめる旅館をお探しの方
 
ぜひ参考にされて下さいね!


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権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること30年余り。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

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