JAL直行便がない鳥取県とJALがサウナで何故コラボ!?　ととのうとっとり×JALサ旅で実現した対談鳥取

鳥取県の「ととのうとっとり」と日本航空（JAL）の「JALサ旅」がコラボレーションと聞けば、ふむふむと思っても、実はJALは鳥取県内の空港に飛んでいないんですと聞けば、「な、なぜコラボ？」と不思議に。

実は2024年4月1日付でJALの社長に鳥取三津子氏が昇格する人事が発表された時に、鳥取県平井伸治知事が「親戚が偉くなったような妙な喜び」と語り、祝福の電報を送ったことがきっかけで、今回のコラボとお二人の対談が実現しました。まさかの「とっとり」つながり！

会場となった横浜市のスカイスパYOKOHAMAで繰り広げられた、平井県知事の鳥取愛や鳥取社長のプロジェクトへの思いを語ったトークを取材しました。

JAL鳥取三津子社長と鳥取県平井伸治知事の対談

山陰地方の鳥取県は、鳥取砂丘、水木しげるロード、三朝温泉といった観光名所がありますが、県知事自ら「スタバはないがスナバ（砂場）はある」（※現在はスタバ（スターバックスコーヒー）もある）という自虐的な名言を残すほどに、まだまだ良さが知られていない、観光ポテンシャルの高い地域です。

今回は「とっとりつながり」で実現した日本航空（以下JAL）の鳥取三津子社長と鳥取県平井伸治知事の二人の対談を通し、鳥取県の魅力やサウナなどを通じて旅（移動）することの価値について活発なトークが行われました。

なおモデレーターはJSA（JAPAN SAUNA-BU ALLIANCE）共同代表の川田直樹氏が務めました。

サウナも食事も魅力いっぱいの鳥取県

対談の冒頭はお二人の自己紹介から始まりましたが、平井県知事のトークは、ほぼ自分の紹介ではなく、愛する県のPRに終始します。

平井伸治鳥取県知事（以下、平井）　「皆様、こんばんは。鳥取の方からやってきました。私は名前が鳥取ではありません。平井と申します。よろしくお願い申し上げます。
なんと今日はJALの憧れの鳥取社長さんにお会いすることができました。県民みんな会いたがっているんですけど、もう本当にね、胸がときめいてしまうような、そういう瞬間でありました」

鳥取県がサウナに力を入れていることについても言及します。

平井　「鳥取も実は"ととのうとっとり"というサウナ旅を提案しています。鳥取砂丘はですね、夏になりますと60度ぐらいになるので、歩いてるだけで結構な汗もかくんですが、それは別としてちゃんとしたサウナ施設もあります。水風呂は湧き水そのままの大山（だいせん）の伏流水、それが流れてくるこの爽快感、それがとても評判がいいんですね」

さらにサウナ飯の話題から鳥取県の名物グルメの紹介も。

平井　「牛骨ラーメンというラーメン、豚骨でも鶏でもない、牛の骨から作ったラーメン、この出汁がですね、最近大人気なんです。

さらに、昨日、カニが解禁になりました。今シーズンのカニは今日から発売になります。つまり今日は私どもにとって非常にエキサイティングな日でもあります」

ユニークな「牛コツラーメン」、日本海で穫れた「松葉ガニ」！食べ物だけでも魅力的で鳥取県に行ってみたくなりますね。なお、まだまだこの先のトークでも鳥取県のグルメ情報は出てきます。

「つながりは、未来への翼だ。」を合言葉に

一方、鳥取三津子社長の自己紹介では、コロナ禍が明けてからのJALの使命といったことへの言及もなされました。

日本航空鳥取三津子社長（以下、鳥取）　「皆様こんばんは。日本航空の鳥取でございます。本日は本当にこのような大変楽しい、ワクワクするイベントにお招きいただきまして、本当に嬉しく思っております」

あえて最初に「実はサウナがあまり得意じゃないんです。鳥取県にも行ったことがないんです」と自ら暴露されて、会場はどよめき。

鳥取　「コロナ禍で3年ぐらい移動を制限されて、日本航空としての存在意義とか社会価値って一体何なのかっていうことを社内で真剣に考え議論してきました。

そこで、やはりこう、移動っていうことには本当に価値があって、皆さんがまさにサウナに行かれるように、好きな目的とか、愛着のある場所とか、好きな人、おいしい食べ物、そういういろんなものを求めて移動して、そこで楽しんで、それぞれの思い出を持って、何度も何度も同じところに通う。そういった世界を私たちの中で求めていきたいなと思いました」