作成日:2025年03月12日
朝シャンは薄毛の原因?メリット・デメリットと洗髪のポイント、注意点を解説 全国

朝シャンは薄毛の原因になる、はげるからやめたほうがいい、美髪のためには良くないなどと聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。しかし、疲れて帰ってきた日にお風呂に入らずそのまま寝てしまい、朝を迎えた…ということもありますよね。
そこで本記事では、朝シャンが薄毛の原因になると言われる理由や朝シャンのメリット・デメリット、薄毛や頭皮ダメージを防ぐためのポイントに焦点を当てて紹介します。
朝にシャワーを浴びたり、シャンプーをしたりすることが多い人は、ぜひ最後までお読みください。
そこで本記事では、朝シャンが薄毛の原因になると言われる理由や朝シャンのメリット・デメリット、薄毛や頭皮ダメージを防ぐためのポイントに焦点を当てて紹介します。
朝にシャワーを浴びたり、シャンプーをしたりすることが多い人は、ぜひ最後までお読みください。
朝シャンは薄毛の原因とされる3つの理由?

「朝シャン」とは、朝にシャンプーをすることの略語です。
まずは朝シャンがなぜ薄毛の原因と言われるのか、その理由を3つ紹介します。
理由1:毛髪や頭皮の汚れで頭皮環境が悪化する
夜に洗髪せずに就寝すると、汗や脂、埃などの汚れが頭皮に長時間放置され、頭皮の毛穴が詰まるため、頭皮や毛髪の環境を悪化させます。毛穴の詰まりは健康的な髪の生育を阻害し、うねりやくせのある髪、ツヤのないパサパサの髪を作る原因になります。
また、頭皮の雑菌が増殖して、頭皮から嫌な臭いやかゆみが生じることも考えられます。過剰に頭皮を掻いてしまい、頭皮に炎症を起こすこともあるでしょう。炎症を起こせばストレスの蓄積につながり、さらなる抜け毛を引き起こしかねません。
健康な頭皮を保つには、埃やアレルギーの原因となる汚れをその日のうちに洗い流し、清潔にすることが大切です。
理由2:紫外線により頭皮ダメージが大きくなる
健康的な髪には、紫外線や乾燥、埃などの外部の刺激から守る「庇護膜(ひごまく)」という皮脂でできた薄い膜があります。庇護膜はシャンプーすると剥がれて洗い流され、頭皮から分泌される皮脂によってじっくり時間をかけて再び生成されていきます。
夜にシャンプーをすれば寝ている間に庇護膜が作られるため問題ありません。しかし朝シャンをした場合は、庇護膜が頭皮に完成する前に外気の汚れや紫外線を受けることになるため、髪や頭皮へのダメージが大きくなってしまうのです。
髪や頭皮へのダメージは抜け毛が増える原因になるため、注意が必要です。
理由3:洗い残しやすすぎ残しで頭皮環境が悪くなる
外出前のバタバタする時間に慌ただしく行う朝シャンは、洗い残しやすすぎ残しが発生しがちです。
特にシャンプーやコンディショナーなどのすすぎ残しは、頭皮や髪のベタつきや、頭皮トラブルの原因となり、頭皮環境を悪化させてしまいます。すすぎ残しが多くなると、溜まり続けたシャンプー剤などが皮脂と合わさり、雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌が増えた不衛生な状態の頭皮は炎症を起こし、慢性的なフケやかゆみの発生にも繋がっていくのです。
フケやかゆみ、毛穴詰まりなどの頭皮トラブルは、薄毛を引き起こす恐れがあるため、十分注意しましょう。
朝シャンのメリット4つ

次に、朝シャンのメリットを4つ紹介します。
メリット1:気分が爽快になる
朝は目覚めが悪く、なかなか活動する気持ちが入らない人も多いかもしれません。そんな時、朝シャンをすれば交感神経が刺激されて目が覚めるため、体が休息モードから活動モードに切り替わりやすくなります。
寝ている間の汗も洗い流せてすっきりできるため、今日も一日頑張ろう!とモチベーションも湧いてくるはずです。
メリット2:寝汗やベタつきを落とせる
朝シャンをすれば、寝ている間にかいた汗や分泌された皮脂を洗い流せるため、頭皮や毛髪の臭いやベタつきの原因を取り除けます。もともと皮脂の分泌量が多い人は特に、朝から頭皮がベタつきがちですが、朝シャンをすれば綺麗な状態で一日をスタートできます。
寝汗の悩みがひどい人や、寝汗の原因や対策を知りたい人は、以下の記事で詳しく紹介しているので、併せてお読みください。
メリット3:スタイリングしやすくなる
朝の慌ただしい時間のヘアスタイリングはなかなか大変なもの。しかし、朝シャンにより髪の毛が濡れたり、ドライヤーで温められたりすれば、寝癖がリセットされ、ヘアスタイリングしやすくなります。
朝シャンを習慣にすれば、ヘアドライのついでにヘアスタイリングでき、頭髪を清潔にしたうえでスムーズな流れでヘアセットできるでしょう。思い通りのヘアスタイルになりにくい人や、頑固な癖毛があるという人には特におすすめです。
メリット4:夜の睡眠時間を確保しやすくなる
朝シャンを習慣にすることで、夜の入浴時間やヘアドライにかける時間を短縮できるため、夜の時間を少しでも多く確保できるようになります。
夜に時間ができることで、趣味の時間に当てたり、睡眠時間を確保できたりと、心や体の休息に当てることができます。毎日忙しくて時間がないという人は、思い切って朝にシャワーを浴びる習慣に変えてみるのもおすすめです。
朝シャンのデメリット3つ

朝シャンにはメリットがある反面、デメリットもいくつか生じます。ここでは、朝シャンによって生じる3つのデメリットを紹介します。
デメリット1:皮脂の洗いすぎで頭皮・毛髪がベタつきやすくなる
過度な洗髪は、頭皮に必要な分の皮脂まで洗い流しすぎてしまう恐れがあり、頭皮トラブルにつながる恐れがあります。シャンプーをせずに寝た翌朝、シャンプーをする時にいつもよりベタつきを感じるからといって、入念にシャンプーしすぎないように注意しましょう。
また、夜にシャンプーしたうえで朝シャンも行うという人は、洗いすぎによって皮脂を過剰に取り除いてしまうことになるため注意が必要です。頭皮の皮脂が枯渇すると、頭皮を保護するために皮脂の分泌が過剰になり、頭皮や毛髪がベタつきやすくなります。
髪を洗う頻度について詳しく知りたい人は、以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
デメリット2:朝の準備時間が長くなる
朝シャンをすると、髪の毛を乾かす時間やヘアケアする時間が必要になり、普段よりも朝の準備時間が長くなることにも注意しましょう。朝シャンをする場合は、起床時間を早めるなどの工夫が必要となり、朝が弱い人にはあまりおすすめできません。
急いで洗髪することにより、洗い残しやすすぎ残しが起きやすくなる点にも注意が必要です。
デメリット3:ヘアケアが行き届かない場合がある
朝の慌ただしい時間に朝シャンをする場合、時間の都合上、十分にヘアケアできない可能性があります。必要なヘアケアができなければ、毛髪が傷みやすくなるため注意が必要です。
また、髪を乾かす時間が足りず、ヘアドライが不十分になりやすいことも考えられます。髪を濡れたままにしておくと、蒸れによる頭皮環境の悪化、切れ毛などのリスクが高まります。
朝シャンのデメリットを防ぐ4つのポイント

続いて、朝シャンのデメリットや薄毛の原因を抑制するために重要なポイントを紹介します。朝シャンすることが多い人はぜひチェックして、デメリットの対策へとつなげましょう。
ポイント1:しっかり洗い流す
シャンプーやコンディショナーが頭皮に残ると、頭皮から皮脂を奪い取ってしまいます。頭皮に必要な分の皮脂が奪われることで、頭皮が乾燥してバリア機能が低下し、薄毛のリスクも上がります。
そのため、シャンプーやコンディショナーは入念にすすいで、泡を完全に洗い流すことが重要です。特に朝シャンでは、時間に追われてすすぎ残しやすくなるため、意識的に行いましょう。
ポイント2:頭皮・毛髪をしっかり乾かす
頭皮や毛髪のケアには、ヘアドライも重要なポイントです。髪が濡れたままだと、髪の傷みやパサつき、頭皮の臭いや炎症などが生じる原因になるためです。また、濡れた髪が紫外線にさらされると、髪が大きなダメージを受けてしまいます。
そのため、朝の慌ただしい時間でも、ヘアドライは怠らないようにしましょう。急いでいるからといって、ドライヤーを頭皮や髪に近づけると、熱ダメージが及びます。少なくとも30cmは離してドライヤーを当て、正しくヘアドライしてくださいね。
髪がちゃんと乾いているかを確認する際は、ドライヤーの冷風を当てるとわかりやすくなります。
ポイント3:ぬるま湯で洗う
熱いお湯が好きな人もいるかもしれませんが、お湯の温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流してしまうため注意が必要です。
シャンプーする際は、36〜38℃程度のぬるま湯で洗うと頭皮や毛髪の汚れが落としやすく、効果的に洗髪を行えます。
ポイント4:外出時には紫外線対策する
朝シャンをすると、紫外線から頭皮や髪を守る皮脂を落としてしまうため、日中の紫外線ダメージを受けやすくなります。
朝シャンをしてから外出する際は、太陽からの紫外線が頭皮や毛髪に直接当たらないように、日傘や帽子、UVケアができるスタイリング剤などを活用して、紫外線によるダメージを抑制する工夫が必要です。
夜に洗髪するなら朝シャンはお湯ですすぐのみ

夜に洗髪したうえで、朝シャンも行う場合は、シャンプーを使わずお湯だけで洗髪する「湯シャン」にするのがおすすめです。
皮脂の落としすぎによる頭皮や毛髪のダメージは抑えつつ、寝汗などのベタつきを程よく落とせるため、さっぱりした気分を味わいやすくなります。
湯シャンに関して詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
朝シャンで髪の毛も気分もサッパリしましょう

薄毛の原因になりやすいといわれる朝シャンですが、朝シャン自体が直接薄毛の原因になるというわけではありません。
ポイントを押さえた洗い方を実践すれば、朝から頭も気持ちもすっきりできるほか、スタイリングがしやすくなったり、夜の時間を有効活用できたりとメリットもたくさん得られます。
ぜひ、この記事を参考に、朝シャンを有効活用してくださいね。
この記事を書いたライター
- AREC
-
Web、紙、動画など、媒体を問わずクリエイティブ精神豊富に活動するフリーライター。運動をする機会が少ないため、サウナや岩盤浴で汗を流し、温泉で体をほぐすのが日々の癒しです。
温泉ソムリエ
編集部おすすめの温泉・スパコラム
-
キンクイことKing&Queenはサウナだけじゃない!女性のお出かけスポットにもオススメ♪ -
真山りか&秋本帆華 タイムズ スパ・レスタで朝サウナを満喫♡ スパプラ#1 -
お風呂が評価されている温泉、スーパー銭湯ランキング(24年12月集計) -
泥温泉で美肌を目指そう!日本・海外の有名泥湯スポット10選 -
牛乳風呂とは?自宅でのやり方やメリット・デメリットをわかりやすく解説
最新の温泉・スパコラム
-
桜田温泉「山芳園」宿泊レポート!究極の源泉かけ流し“地中直結かけ流し”の魅力とは【伊豆】 -
羽田空港近くで温泉は楽しめる?日帰り温泉施設や大浴場付きホテルを紹介 -
コンディショナーの効果的な使い方は?使用時のポイント、リンスとの違いを解説
エリア一覧
人気のタグ