【2026年7月オープン】黄金湯 新宿店を体験レポート!洞窟サウナ・クラフトビール・タイル絵が魅力 東京

2026年7月7日、新宿の「黄金湯 新宿店(旧 金沢浴場)」がリニューアルオープンします。
レトロでノスタルジックなタイル絵はそのまま、昔からここを知る地元の人にも、新しく足を運んでくれる人にも愛される、今の時代の"銭湯"として生まれ変わりました。洞窟のようなユニークなサウナ、自家醸造のクラフトビールが飲めるビアバーなど、新しく登場したスポットも併せて紹介します。充実した設備があるのに、基本の入浴料が銭湯価格の550円というのも嬉しすぎます!
レトロでノスタルジックなタイル絵はそのまま、昔からここを知る地元の人にも、新しく足を運んでくれる人にも愛される、今の時代の"銭湯"として生まれ変わりました。洞窟のようなユニークなサウナ、自家醸造のクラフトビールが飲めるビアバーなど、新しく登場したスポットも併せて紹介します。充実した設備があるのに、基本の入浴料が銭湯価格の550円というのも嬉しすぎます!
「黄金湯 新宿店」のアクセスと特徴

フォトクレジット: Nobutada Omote
大江戸線と副都心線の乗り入れる「東新宿駅」から徒歩約5分、JR「新大久保駅」からは徒歩約15分。オフィスと日常生活、そして様々な国の文化が交差する新宿区の一角に「黄金湯 新宿店」はあります。
特に東新宿駅からは近い。B3出口を出て、買い物かごを下げた近所の人たちとすれ違いながら、大久保通りを東へ。

間違えやすいポイントは、大久保通りから椎木坂に入るところ。大久保通りに入ってから2つ目の信号(上の画像)のところで、大久保通りを逸れて右斜め前方の椎木坂に入ります。

椎木坂に入って最初の曲がり角を右折、路地を少し歩くと左手に見えてきます。本当に住宅街の中です。
もともとここにあった創業88年の「旧 金沢浴場」を今回大幅にリニューアル。クラウドファンディングでも人気で大きな話題になりました。
まず生まれ変わった「黄金湯 新宿店」の特徴をまとめます。
- 昔から愛されてきたタイル絵を、一部AIを用いて復元
- 浴室には高濃度炭酸泉、薬湯、水風呂を用意
- 洞窟のようなサウナゾーン「THE CAVE」を新設
- 自家醸造のクラフトビールが楽しめるビアバー、DJブースを新設
- お風呂や水風呂の水は地下水使用、お風呂やシャワーの温水は太陽熱で加温
- 充実しているのに入浴料は銭湯料金(550円)
内装設計を手掛けたのは永山 祐子さん。エクスペリエンスアドバイザーを務めるのは清水みさとさん、クリエイティブディレクション・ブランディングを担当するのは高橋 理子さんと、女性の意見と感性を全面に取り入れた銭湯であることも、大きなポイントです。
こういったこだわりを知ると、今まで銭湯に来たことのない若い人でも一度足を運んでみたくなるのではないでしょうか。
「黄金湯 新宿店」の入館から浴室まで
スタイリッシュなフロント

入館して最初に目にするのは、白と淡いセピアグレーのフロント周辺のカラーリングと曲線を多用したデザインです。明るさと温かみを感じるとともに、非常にスタイリッシュ。一方では落ち着いた雰囲気もあり、年代性別を問わず安心して入館できます。

下駄箱の鍵も可愛らしい。ナンバーの裏にはクラウドファンディングに参加した方のお名前がペイントされています。
脱衣所とパウダールーム

男性用脱衣所のロッカー
男性客が多いことを想定して、脱衣所は男性用の方が広め。またロッカーのサイズは縦長と横長があります。

女性用脱衣所のロッカー、円形の天井のデザインも美しい。
パウダースペースの鏡は女優ミラー風。

ドライヤーも使いやすい高品質なものを備えてあります。

「黄金湯 新宿店」のお風呂をチェック
レトロで懐かしいけれど新しい、モザイクタイル絵の浴室

フォトクレジット: Nobutada Omote 浴室はグリーン系で統一し、曲線を多用したデザインはブダペストのゲッレールト温泉を思わせる
浴室で一番インパクトがあるのは、やはり正面のモザイクタイル絵でしょう。異国のお城と山々、空には虹が大きなアーチを描いています。

フォトクレジット: Nobutada Omote
実はこれはもともと「金沢浴場」で使われていたタイル絵を、一部剥がれてしまった部分をAIを用いて復元したもの。ですから以前の「金沢浴場」時代を知っている人には馴染みのあるデザインのはず。
銭湯の壁に描かれるのは富士山のイメージが強いのですが、こうしたファンタスティックで異国情緒溢れる図柄が流行った時代もありました。空の飛行機も、当時から描かれていたモチーフ。海外らしい景色とあわせて、旅に出るような非日常を演出していたのでしょう。

一方で、タイル絵以外の部分はレトロピンク色だった「金沢浴場」時代とは異なり、青竹色、または青磁色とでもいうようなグレイグリーンのタイルで統一されています。

フォトクレジット: Nobutada Omote
またゆるいアーチを描く天井やふわりと自然な明るさでその天井を照らすアッパー照明、角を丸めた浴槽の形など、浴室内も立体感のある曲線が多用されて柔らかくリズミカルな印象。
実際にお風呂からタイル絵や天井を見上げると、まるでヨーロッパの伝統的な浴場か宮殿のように思えてきます。タイル絵の端の方が霞んでいるのも、古いレンズを通して眺めている景色みたい。

洗い場の一部には水流切り替え式のPanasonicのシャワーヘッドが取り付けてありますが、残りの多くは銭湯らしい固定式のシャワーです。

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープの備え付けあり。

天然地下水をくみ上げた3種類のお風呂

女湯の浴槽。右手前から炭酸泉、薬風呂、水風呂(男湯側は左右対称)
お風呂の種類は、約37度の高濃度炭酸泉、約41度の薬風呂、約17~18度の水風呂です。

高濃度炭酸泉の浴槽
高濃度炭酸泉は、銭湯の浴槽としてはなかなかの広さ。体温より少しだけ高く設定したぬる湯で、炭酸ガスを多く含みます。実際に入浴してみると、ふわりとした泡の感触とともに滑らかな肌触りが実感できます。炭酸ガスの働きで血行もアップ。冷え性にもありがたい。

薬風呂の浴槽。本来は薬風呂で濁り湯になっていることがありますが、段差の位置が判りやすいように、この画像は透明の時に撮影しています。
薬風呂はハーブ、漢方などを日替わりで使う薬湯で、左隣の水風呂の方に段差が伸びています。これは、41度の薬風呂と20度の水風呂を直接行き来して交互浴できるようにとの工夫。

水風呂の浴槽
もちろん水風呂側にも同じ段差が作られています。交互浴、気持ちいいですよね!
とにかく3つの浴槽の温度の違いがはっきりしていて、メリハリが感じられます。好きな温度でまったりするのもいいし、温・熱・冷のトリプル交互浴ですっきりリフレッシュするのもおすすめです。
増設された洞窟のようなサウナゾーン、THE CAVE(ザ・ケイブ)

フォトクレジット: Nobutada Omote 女性用サウナ THE COCOON(ザ・コクーン)
こだわりのサウナはその名もTHE CAVE(ザ・ケイブ)、まさに洞窟です。
男性用がTHE ABYSS(ザ・アビス)、女性用がTHE COCOON(ザ・コクーン)。どちらも天然水の水風呂を備えていて、THE ABYSSは溶岩タイルで蓄熱されたサウナとなっています。

フォトクレジット: Nobutada Omote 男性用THE ABYSS(ザ・アビス)のサウナ室内
やはりサウナも有機的な曲線を描く独特のデザインが美しい空間です。男性用のTHE ABYSSは2台のストーブとオートロウリュで本格的な熱さが体感できます。

フォトクレジット: Nobutada Omote

美泡湯の水風呂や"ととのいイス"のあるスペースは、上を見上げればぽっかりと頭上に開いた都市の空。

女性用THE COCOON(ザ・コクーン)のサウナ室内
女性用THE COCOONはセルフロウリュ式。利用者のペースで湿度をコントロールできます。段差は2段ですが、体感温度に違いがあるので好みを探ってみてください。
実際に利用してみると没入感が半端ない。深く深く瞑想できるサウナです。

女性用の水風呂も冷やしながら体をマッサージしてくれる美泡湯。ととのいスペースも洞窟内の隠れ家のようで、じっくり自分と向き合ってととのえる環境にあります。

黄金湯オリジナルのサウナマットもかっこいい!
なお、THE CAVEは男女入替日の設定が検討されています。
銭湯利用後にクラフトビールも楽しめるビアバー

BATHE YOTSUME BREWERY(ベイズ ヨツメ ブルワリー)のビールが飲める
「黄金湯 新宿店」にはもう一つ大きな特徴があります。それは自社製造のクラフトビールが楽しめるビアバーが併設されていること。お風呂上りにここならではのビールを一杯グイっと!たまりませんね。

フォトクレジット: 下林 彩子
もともとこちらのクラフトビールは“お風呂上がりに楽しんでもらえるビールを自分たちの手でつくりたい” というコンセプトで開発されたもの。そりゃあ湯上りにぴったりに決まっています。

ビールの他に、自家製コーヒー牛乳やレモンスカッシュも
ソフトドリンクもこだわりのラインナップ。銭湯定番のコーヒー牛乳は自家製でほろにが味。レモンスカッシュはキリッと濃いめで、甘さのバランスが絶妙。どちらもおすすめです。

DJブース
さらに館内にはDJブースもあり、バー、浴室、サウナにもムードのあるミュージックを届けてくれます。また入浴せずビアバーのみの利用も可能です。
「建築費高騰でも妥協しなかった!」黄金湯店主の新保朋子さんに聞いてみた

株式会社新保浴場 取締役、黄金湯店主の新保朋子さん
都内の銭湯「黄金湯(墨田区の1号店)」「大黒湯」「さくら湯」を運営する株式会社新保浴場の取締役にして、墨田区に続き2号店である「黄金湯 新宿店」の店主を務める新保朋子さんにお話を伺うことができました。
新保さんはこれまでの伝統と文化を継承しつつ、これからの新しいスタイルの銭湯を作っていきたいという信念のもと、実力派の女性クリエイターを活用し「黄金湯 新宿店」リニューアルを行ってきました。
何故もともとの「金沢浴場」の名前ではなく、あえて「黄金湯 新宿店」としたのですか?
新保さん「墨田区の黄金湯と屋号を揃えることで、一つのブランドとして確立していきたいという想いがありました。
もちろん、もともとの『金沢浴場』という名前も愛着があり、本当は残したいという気持ちも強かったんです。
ただ、『金沢』という地名は、かつてこの辺りに流れていた川に由来しているそうですが、どうしても石川県の金沢と混同されやすいという懸念がありました。
そのため、熟考した結果、新宿という新たな場所から『黄金湯』として再出発することに決めました」
「黄金湯 新宿店」に来た人に、ここをぜひ見てほしい、体験してほしいといった、こだわりがあれば教えてください。
新保さん「扉を開けたらがらりと雰囲気が変わるような別世界を体験してほしい。浴室の天井や洞窟風のサウナの曲線と立体感にはこだわりました。特に1人で初めて来た女性の方にも入りやすい銭湯を目指しました。」
リニューアルに際して思ったより苦労したことがあれば教えてください。
新保さん「途中から工事代金が高騰してしまって……思ったより予算が掛かってしまったことです」
確かにこのところ建材費や人件費の高騰が止まらないですね
新保さん「そうなんです。でもそれに負けず、妥協せず、頑張ってきました!」
新宿のオフィス街からも歌舞伎町からも新大久保からも近い、様々な人々の日常と文化が交差するこの場所で、昔ながらの銭湯とスタイリッシュな今どきの空間が重なり合った「黄金湯 新宿店」。しかも入浴料は東京都浴場組合加盟の均一料金550円(2026年6月現在)ぽっきり。
今まで銭湯に行ったことのない人も、週末にはサウナ通いしているサウナーの人も、一度足を運んでレトロな異国情緒や洞窟サウナに没入し、湯上りのクラフトビールを楽しんでみてください。新しく懐かしい「黄金湯 新宿店」の上質な空間にはまって抜け出せなくなるかもしれません。
最後に一緒に取材に行った編集部のMさんが、自分が実際に「黄金湯 新宿店」に持参して良かったものをまとめてくれたので、参考にしてください。
- クレンジング
- 洗顔料
- 基礎化粧品
- メイク道具一式(必要な人は)
- サウナハット(必要な人は)
※MINUCA(ミヌカ)シリーズのクレンジング等の一回分アメニティや、ロゴ入りオリジナルサウナハットはフロントでも販売しています。
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この記事を書いたライター
- 泉 よしか
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女子目線温泉ライター。温泉ソムリエマスター。女性を甘やかしてくれる豪華な温泉も好きですが、お湯の他にはなんにもない温泉も好きです。
温泉ソムリエマスター,温泉観光実践士,サウナスパ健康アドバイザー,銭湯検定4級
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