リンスとコンディショナーの違いとは？効果や使い方、トリートメントとの違いも解説全国

リンスとコンディショナーの違いってなんだろう？
どちらも洗髪するときにシャンプーと一緒に使うものですが、その違いは意外と知られていないのではないでしょうか。
この記事ではリンスとコンディショナーの違いを紹介するほか、その働きや使い方についてを解説します。
リンスやコンディショナーと同様のヘアケア製品である、トリートメントとの違いについても説明しているので、普段からヘアケアに関する疑問がある方はぜひチェックしてみてください。

リンスとコンディショナーの違いとは？

まず、リンスとコンディショナーの違いについて、効果や使い方の面から見てみましょう。

効果に違いはある？

リンスとコンディショナーには、どちらも髪の表面を保護してなめらかにし、まとまりやすくする効果があります。その点では、大きな違いはないといえるでしょう。実は、「リンス」と「コンディショナー」の名称の使い分けも明確に定められているわけではなく、メーカーごとに異なるといわれています。

一般的には、髪表面の保護に特化したものをリンスと呼ぶのに対し、リンスの機能に加えて髪の保湿効果などもうたっている製品をコンディショナーと称することが多いようです。

使い方に違いはある？

リンスとコンディショナーの使い方にも、大きな違いはありません。いずれもシャンプーで汚れを落とした髪に適量をなじませたのち、洗い流すという使い方が一般的です。

リンスもコンディショナーも髪の表面を保護する働きが中心なので、髪のダメージを補修したいといったスペシャルケアが必要なときは、トリートメントなどのヘアケア製品を追加して使うことになります。

リンスの効果

では、リンスの効果についてより詳しく見ていきましょう。

リンスは主に油分でできており、髪の表面を油の膜でコーティングします。それにより髪の手触りや指通りが良くなるほか、髪の毛の表面を覆うキューティクルを保護し、水分の蒸発を防ぐ役割を期待できます。一方で、リンスには髪の内部に働きかけ修復するまでの効果は特に含まれないものが多いです。

コンディショナーの効果

コンディショナーの場合は、リンスと同様に髪の表面を油分で保護する効果に加えて、保湿など髪の毛の内部に働きかける成分が配合されていることがあります。そのため、リンスよりもしっとりした仕上がりが期待できることが多いといえます。

リンス・コンディショナーの使い方

リンスやコンディショナーは、洗髪の際にシャンプーで髪の汚れを落としたあとで使うのが一般的。髪の水気を軽く切り、適量を髪全体に広げてなじませたら、ベタつきやヌルつきがなくなるまでしっかりとすすぎます。

髪に付けるときは、数回に分けて少しずつ毛先からなじませるようにすると、偏りなく均等に塗布できます。目の粗いコームなどを利用すると便利でしょう。

洗髪については、どのくらいの頻度が理想なのかも気になるところですね。髪の毛を洗う頻度に関する記事もありますので、ぜひお読みください！
髪を洗う頻度は毎日？2日に1回？理想の頻度と注意点を解説

トリートメントとの使い分け

洗髪の際に使うヘアケア製品といえば、リンスやコンディショナーのほかにトリートメントもありますね。

トリートメントはリンスやコンディショナーとはどのように違うのか、効果や使い方とあわせて紹介しましょう。

トリートメントは、美容室でも多彩なメニューが用意されていることがあります。自宅ではなかなかできない「頭浸浴」を試せるところも。頭浸浴について詳しくは、こちらの記事もご覧ください！

頭浸浴とは？その効果やデメリット、ヘッドスパとの違いまで徹底解説！

リンス・コンディショナーと、トリートメントの効果の違い

リンスやコンディショナーが髪の表面を保護することが中心であるのに対し、トリートメントは髪の内部に働きかけ、保湿やダメージ補修などの効果を期待できる点が大きな違いです。

リンスやコンディショナーのように毎回のシャンプーで使うのではなく、髪の乾燥や傷みが気になるときのスペシャルケアとして使うのがトリートメント。数日～数週間に1回程度使用することで、髪の傷みが補修され、しっとりとツヤのある髪を実現できます。

トリートメントをリンス・コンディショナーと併用する場合の使い方

トリートメント製品のなかにはリンスやコンディショナーの効果を兼ね備えているものが多くあり、その場合はシャンプー後にトリートメントだけ使用すればいいので手軽です。シャンプー後、軽くタオルドライして髪の水分を切ってからトリートメントをなじませ、数分放置して成分を浸透させたのちに洗い流すのが一般的な使い方です。

髪のダメージが気になる場合は、リンスやコンディショナーと併用するのもおすすめです。
この場合は、シャンプー後まずトリートメントをなじませて流し、それからリンスやコンディショナーを使います。この順番にすることで、シャンプー後の髪の内部をトリートメントで補修したのちにリンスやコンディショナーで表面をコーティングするため、美しい仕上がりが期待できます。

リンス・コンディショナーを使用する際の3つの注意点

最後に、リンスやコンディショナーを使う上での注意点を3つ、押さえておきましょう。

注意点1：毛先をメインに付けて頭皮には付けない

リンスやコンディショナーの成分は、主に油分。頭皮に付いてしまうと、毛穴に詰まって地肌が脂っぽくなったり、抜け毛が増えたりする可能性があります。使うときは、髪の根元に付かないように注意しましょう。傷みがひどくなりがちな毛先から、なじませるように付けるのがポイントです。

ただし、地肌ケア成分が配合されているリンスやコンディショナーの場合は、頭皮に付いても大丈夫なことがあります。お使いの製品の注意書きも、よく確認してみてくださいね。

注意点2：適量を使用する

リンスやコンディショナーの注意書きをチェックするときは、使用量についても確認を。規定以上の量を使ってもヘアケア効果が高まることはなく、逆に洗い流しに手間がかかったり、すすぎ残しが出て髪に悪影響を及ぼす可能性もあるからです。

使用量の記載がなく適量がわからない場合は、髪の長さに応じて調整しましょう。プッシュボトルタイプでは、ショート～ミディアムヘアなら1～2プッシュ、ロングヘアなら2～3プッシュ程度が一般的です。