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公開日：2025年02月21日

髪の毛の傷みの原因は？パサパサ髪を改善する正しいヘアケア方法全国

髪の毛が傷んでくると、パサついたりツヤがなくなったり、まとまりにくくなったりして困りますね。この記事では、髪の毛の傷みの原因を髪の仕組みとともに詳しく解説します。さらに、髪の毛の傷みを改善するための効果的なケア方法やダメージ予防のヒント、おすすめアイテムなどもご紹介。髪の傷みの原因を踏まえたお手入れや予防法で、サラサラなツヤ髪を取り戻しましょう！

髪の毛の傷みの正体って？

「髪が傷んでいる」とは、具体的にはどのような状態を指すのでしょう。
髪の毛の仕組みと、傷んでいる状態について解説します。

髪の毛の仕組み

髪の毛は3つの層で構成されており、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラと呼ばれます。

キューティクルは、ヘアケア製品の宣伝などでよく見聞きしますね。髪の毛の表面部分を覆う部分で、うろこのようなものが重なり合って内側の組織を守っています。

キューティクルの内側にあるのがコルテックス。髪の毛の85～90％を占める部分で、ここに含まれるタンパク質や脂質、メラニン色素、水分量などのバランスによって、髪の柔らかさや量、色が変わります。最も個人差がある部分といえそうですね。

コルテックスのさらに内側、髪の毛の中心にあるのがメデュラと呼ばれる部分。無数の穴が空いた状態で構成され、髪がダメージを受けると穴の数が増えるとされています。

「髪の毛が傷んでいる」のはどういう状態？

一般的に「髪の毛が傷んでいる」というのは、髪の表面にあるキューティクルがダメージを受けている状態。キューティクルがはがれたり形状が乱れたりすることで、内部の水分やタンパク質が流出し、乾燥した状態を指しています。

キューティクルがダメージを受けると、髪の毛には次のような変化が現れます。

・見た目のツヤがなくなり、広がりやすくなります。
・指通りのなめらかさがなくなり、絡まりやすくなります。
・まとまりにくく、スタイルが決まりづらくなります。
・髪の内部までダメージを受けると、枝毛や切れ毛になりやすくなります。
・ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などの成分がキューティクルの隙間から流出しやすくなり、保ちが悪くなります。

傷んだ髪は治らないの？

残念ながら、一度傷んでしまった髪の毛が完全に元に戻ることはありません。というのも、髪の毛は死んだ細胞の集まりのため、自らの生体的な機能でダメージを元通りに修復することはできないのです。

とはいえ、トリートメントやヘアケアで、髪の傷みを補修することはできます。完全なリカバリーとはいかなくても、より良く見えるようにすることは可能です。

髪の毛が傷む原因

髪の毛が傷むのには、摩擦や熱、ヘアカラー・パーマ、紫外線などさまざまな原因があります。
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

摩擦によるダメージ

髪の表面を覆うキューティクルには、摩擦で傷つきやすい性質があります。そのため、ブラッシングの際に髪をほぐそうと力を入れ過ぎたり、髪にツヤを出そうと念入りにしすぎると、摩擦によるダメージを受けやすくなってしまいます。

さらに、キューティクルは濡れると開くため、髪が濡れているときはよりデリケートな状態に。シャンプーの際に髪の毛をこすり合わせて洗ったり、タオルドライでゴシゴシと拭いたりして摩擦が加わると、より強くダメージを受けてしまうのです。

熱によるダメージ

キューティクルを筆頭に、髪の毛を構成するタンパク質は熱には弱いです。高温のヘアアイロンや長時間のドライヤーは、髪の毛を傷める原因に。髪が濡れた状態では約130℃、乾いているときでも約180℃の熱が加わると、ダメージにつながるといわれています。

ヘアカラーやパーマによるダメージ

ヘアカラーやパーマの薬剤は、髪の内部のコルテックスに働きかけて髪の色や質を変化させるため、キューティクルをはがして成分を浸透させる作用があります。キューティクルをはがすということは、髪の内部を守る組織にダメージを与えることでもあるため、髪が傷みやすくなるのです。

紫外線によるダメージ

紫外線にもキューティクルを傷める性質があり、髪の内部の水分やタンパク質などが流出して空洞化する原因となることがあります。その結果、髪のハリやコシがなくなったり、枝毛や切れ毛ができてしまうことも。

紫外線には髪のメラニン色素を分解する働きもあり、多量に浴びると髪の色が抜けたり、ヘアカラーが退色しやすくなるといわれています。

乾燥や生活習慣の乱れによるダメージ

摩擦や熱、紫外線などの影響でキューティクルが傷んで開くと、髪内部の水分が失われ髪の乾燥が進んでしまいます。そこへ睡眠不足や栄養バランスの偏りといった生活習慣の乱れが加わると、成長ホルモンの分泌が妨げられ髪のハリやコシがなくなり、ダメージがさらに進んで枝毛や切れ毛の原因となることも。

加齢もまた、髪の水分や頭皮の皮脂を減らすため、髪が乾燥しパサつきを感じやすくなる原因となります。女性の場合は、出産などで女性ホルモンの分泌量が変化することも、髪の毛のコンディションに影響するといわれています。

髪の毛の傷みをケアするシャンプーとトリートメント方法

髪が傷んでしまっても、適切なケアをすれば補修できることは先に触れたとおり。
髪のダメージをケアするシャンプーとトリートメントの方法を紹介します。

シャンプーとトリートメントの選び方

傷んだ髪の毛には、補修成分入りのシャンプーとトリートメントを選びましょう。洗浄力が強すぎず潤いを保ちながら洗えるアミノ酸系や、ダメージケアをうたうシャンプーがおすすめです。一方で、ラウリル硫酸など洗浄力の強い成分は、傷んだ髪を洗うには不向きなのでご注意を。

トリートメントは、保湿力の高いものを選ぶのがポイントです。ダメージの状況に応じて、髪の内部に補修成分を浸透させパサつきを抑える「内部補修型」と、髪の表面をコーティングして手触りやツヤ感を向上させる「外部補修型」を使い分けましょう。内部補修型は洗い流すタイプのインバストリートメントに多く、外部補修型は洗い流さないアウトバストリートメントが主流です。

髪の洗い方

髪を洗う前に、乾いた状態でブラッシング。髪の毛の絡まりがほぐれ、汚れが浮いて落としやすくなります。過度な摩擦を防ぐため、ブラシの毛が頭皮に直接当たらないように、髪の毛を引っ張らないようにブラッシングすることがポイントです。

予洗いは髪と頭皮の汚れの大半を落とすつもりで、2～3分かけてじっくりと。

シャンプーの量が多すぎると、髪や頭皮に必要な油分まで落としてしまい、乾燥の原因になることがあります。髪の長さと量に合わせた適量を使いましょう。手のひらで少し泡立ててから髪にのせると、ムラなく泡立てられます。泡立てが面倒なら、泡で出てくるシャンプーを使ってもいいですね。髪をこすらないように、たっぷりの泡で頭皮をマッサージするイメージで、やさしく洗うのがコツです。

トリートメントの方法

シャンプーで髪の毛の汚れを落としたら、トリートメントを付けます。頭皮の毛穴をふさいでしまわないよう、髪の根元には付けないようにします。毛先から中間にかけて丁寧に塗布し、手ぐしや目の粗いコームを使って、均等になじませます。

ヘアドライ方法

シャンプー後のキューティクルが開いた髪を、そのまま放置するのはNG。できるだけ早く乾かし、キューティクルが閉じるようにしましょう。

まずはタオルドライ。タオルで髪をはさんで押さえ、水分をしっかり吸い取ります。髪をゴシゴシこすらないように注意しましょう。タオルドライの段階でできるだけ水分を取っておくと、ドライヤーで乾かす時間が短くなり、髪へのダメージを軽減できます。

ドライヤーは髪から10～15㎝離し、根元から毛先に向かって風を当てて乾かします。熱による影響をできるだけ減らすため、強めの温風で8割方乾かしたら、風量を弱くして仕上げます。冷風が出るドライヤーの場合は、最後に冷たい風を当てるとキューティクルが整い、髪にツヤが出ます。

髪の毛の傷み予防のために気を付けたいこと

髪へのダメージを防ぐために、普段の生活でできることを紹介します。

カラーやパーマ、ヘアアイロンの頻度を減らす

キューティクルを開いてしまうカラーやパーマは頻繁に施術しないようにし、髪へのダメージを最小限にしましょう。カラーの場合は、根元の伸びてきた部分だけリタッチすることで、頭全体へのカラーの回数を減らせます。美容室によっては、髪への刺激が少なめの薬剤を揃えているところもあるので、気になる方は相談してみてはいかがでしょう。

ヘアアイロンも、できるだけ頻度と時間を抑えるのがポイント。髪が乾いた状態で、150℃くらいの温度設定がおすすめです。ヘアアイロンにどうしても時間がかかってしまう場合は、より低めの温度で使うようにしても。

紫外線対策をする

日常生活で知らず知らずのうちに浴びている紫外線。髪のダメージ防止には、紫外線対策も大切です。

紫外線が強くなる季節は特に、帽子や日傘で髪を守りましょう。髪用の日焼け防止スプレーを活用したり、UVカット効果のあるヘアオイルやヘアミルクでも髪を保護できます。

生活習慣を見直す

生活習慣も髪のダメージに影響することは、先にも触れましたね、栄養バランスのとれた食生活と十分な睡眠時間を確保して、髪の健康を守りましょう。

髪のダメージ防止に特に役立つ栄養素は、タンパク質と亜鉛の2つ。

タンパク質：

肉・魚介類・大豆・卵など。髪の毛の主成分・ケラチンを生成します。

亜鉛：

牡蠣・レバー・納豆・ナッツ類など。タンパク質を体内で分解・再合成するために必要です。

このほか、新陳代謝促進と頭皮環境改善に役立つビタミンA、髪の成長を促進するビタミンB群などのビタミン類も大切です。積極的に取るようにすると、髪の健康に役立ちます。

ダメージヘア向けおすすめヘアケアアイテム

最後に、傷んでしまった髪のケアにおすすめのシャンプー＆トリートメントとヘアオイル、ヘアアイロンを紹介しましょう。

YOLU（ヨル）カームナイトリペアシャンプー／同トリートメント

夜、眠っている時間を美容タイムとする「夜間美容」がコンセプトの「YOLU」シリーズによるシャンプーとトリートメント。夜の摩擦ダメージや地肌のナイトケアに着目し集中補修することで、「しっとりうるツヤ髪」に導かれます。SNSでも話題の製品で、「髪がサラサラになった」「サロン帰りのよう」と評判です。

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大島椿（ツバキ油）

天然椿油100％の植物性オイル。ドライヤーの熱や紫外線によるダメージから髪を守るほか、髪のうるおいとツヤ、強度アップも期待できます。人間の皮脂とも共通する成分を多く含むため刺激が少なく、髪や肌に自然になじむのが特徴です。無香料・無着色で、髪や頭皮だけでなく肌にも使える多機能なのも魅力。数滴で潤いある髪が実現できると評判で、長年愛用する人も多い製品です。

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パナソニックストレートアイロンナノケア EH-HN50

パナソニックの独自技術により微細化された水分たっぷりのイオン「ナノイー」から、水分発生量がさらにアップした「高浸透ナノイー」を搭載しているヘアアイロン。水分がキューティクルの間に浸透し、髪のツヤとまとまりを実感できるのが魅力です。髪の内側まで水分補給するうえに、傷んだキューティクルの密着度を高めて補修・保護する効果も。数々の女性誌でのベストコスメ賞を受賞するなど、評判の高い製品です。

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