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最終更新日:2021年10月22日

北~東日本のモール泉5選!魅惑の植物アロマで癒されよう 東日本

温泉ファンに人気が高く、知る人ぞ知る「モール泉」。植物由来の有機物を含んだ温泉で、ヒノキの様な清々しい香りが特徴です。以前はドイツと十勝川温泉(北海道)にしかないと言われていましたが、その後の研究で日本各地に点在する泉質であることが分かっています。

今回は筆者自ら入浴した全国のモール泉の中から、北~東日本のモール泉を、エリア別に5施設ご紹介。魅惑の植物性アロマでたっぷり癒されましょう!

モール泉って、どういう泉質?

モールとは一言で言えば、亜炭などを含む泥炭のこと。地中の亜炭層を通って湧出する温泉がモール泉(モール温泉)です。その特徴は、植物由来の有機物を含有する点。酸性泉などの火山性の温泉とは異なり、日本では全国各地で見られる泉質です。

モール泉は、ヒノキの様な植物性の清々しいアロマ(香り)が最大の魅力でしょう。また、温泉の色も注目すべき点。緑茶の様な薄い緑からコーヒーの様に真っ黒な黒湯まで、有機物の種類や含有量により様々な湯色を楽しめます。

北海道のモール泉

アサヒ湯 / 十勝エリア

アサヒ湯 / 十勝エリア
冒頭でご紹介した十勝川温泉近郊は、古くからモール泉のメッカとして知られています。「アサヒ湯」(帯広市)は、その代表格の一つ。その泉質には定評があり、“日本一の温泉銭湯”、と呼ぶ温泉通もいる程です。

アサヒ湯では、モールの他に硫黄成分も含有。また源泉に含まれる気体成分(炭酸ガスではない)により、浸かると体中アワアワに! 銭湯価格で源泉100%かけ流し温泉を楽しめる点が魅力です。

住所:北海道帯広市東3条南14-19
電話番号:0155-24-1933
入浴時間:13時~23時(日曜日のみ朝風呂営業6時~10時)
アクセス:
【車】道東道 音更帯広ICから車で約20分
【バス】JR根室本線 帯広駅から徒歩6分

鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO / 釧路エリア

鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO / 釧路エリア
北海道では、湿原としては日本最大規模を誇る釧路湿原周辺にもモール泉が多く湧出します。「鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO」(鶴居村)は、その代表格の一つ。北海道の大自然を生かした瀟洒なホテルですが、立ち寄り湯も可能です。

琥珀色のモール泉は、内湯・露天風呂ともに源泉100%かけ流し。ヒノキの様なモールの香りが強く明確に感じられ、典型的な正統派のモール泉と言えるでしょう。また、ヌルヌルとした肌触りの柔らかさも特筆すべき点。至福の湯浴みを存分に満喫できます!

住所:北海道阿寒郡鶴居村鶴居西1-5
電話番号:0154-64-3111
日帰り入浴時間:11時~22時(日祝日は10時~22時)
※緊急事態宣言中は、20時30分までに退館
アクセス:
【車】釧路空港から車で約50分
【バス】JR根室本線 釧路駅から阿寒バス鶴居保養センター乗車(約50分)。鶴居小学校下車。徒歩すぐ。

東北地方のモール泉

新岡温泉 / 青森県

新岡温泉 / 青森県
青森県の津軽平野一帯の広い範囲にも、数多くのモール泉が湧出します。この地域のモール泉は、“熱の湯”と言われる食塩を多量に含有し、体が火照った様に温まるのが特徴です。

「新岡温泉」(弘前市)は、その代表格の一つ。薄っすら緑がかったモール泉が、滔々とかけ流されています。ここでも源泉に含まれる非炭酸の気体成分によって、体に泡が付着。鄙びた施設ですが、多くの温泉ファンを魅了する温泉の一つと言えるでしょう。

住所:青森県弘前市新岡字萩流161-12
電話番号:0172-82-4521
入浴時間:9時30分~20時30分
アクセス:
【車】東北自動車道 大鰐弘前ICより約45分
【電車】JR奥羽本線 弘前駅よりタクシーで約25分

東鳴子温泉 馬場温泉 / 宮城県

“温泉界の東の横綱”、と言われる鳴子温泉郷(大崎市)。その中の一つである東鳴子温泉にも、モール泉が湧出しています。「馬場温泉」は旅館にある内湯と独立した湯小屋のお風呂がありますが、温泉通に評判なのが湯小屋です。

馬場温泉では、コーラ色の熱めのお湯が滔々とかけ流されています。こちらでも非炭酸系の泡がびっしりと付き、湯の表面がパチパチ泡で弾ける程! モール臭もかなり強めで、個性の強い熱めの温泉が好きな方におすすめの温泉です。

住所:宮城県大崎市鳴子温泉字馬場102
電話番号:0229-83-3378
日帰り入浴時間:10時~15時
アクセス:
【車】東北自動車道 古川ICから車で約30分
【電車】JR陸羽東線 鳴子御殿湯駅から徒歩約15分

関東地方のモール泉

朝日湯 / 神奈川県

朝日湯 / 神奈川県
関東地方で最も有名なモール泉は、東京湾沿岸付近に点在する、通称“黒湯”でしょう。まるでコーヒーの様に、ほぼ透明度の無い真っ黒な湯の色が最大の特徴です。また18度前後の冷鉱泉が主で、多くの施設で循環加温して利用されています。

「朝日湯」(横浜市鶴見区)は交通量の多い国道沿いにありながらも、社寺風な外観がひときわ目を引く昔ながらの銭湯です。ここでは非温泉の沸かし湯の他に、透明度8cm程の濃厚な黒湯を使用。また朝日湯では、非加熱の冷たい源泉浴槽がある点も見逃せません。

この一帯の黒湯は、朝日湯の様なレトロな銭湯・近代設備の整った銭湯・高級なスパ施設まで、多彩な入浴施設がセレクト可能。お好みに合った施設を利用して満喫してくださいね!

住所:神奈川県横浜市鶴見区生麦3-6-24
電話番号:045-501-5863
入浴時間:15時~22時
アクセス:
【車】首都高速神奈川1号横羽線 生麦出口から車で約3分
【電車】京浜急行本線 京急生麦駅から徒歩約3分。
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権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること20数年。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

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