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「湯らっくす」体験レポート!サウナの西の聖地を徹底紹介【熊本】 熊本

「湯らっくす」(熊本県熊本市)は、“サウナの西の聖地”とも呼ばれる人気スパ施設。常連のサウナ―をはじめ、途絶えることなく多くの入浴客で賑わっています。

そこで今回は、ニフティ温泉ライターである筆者が現地体験。注目の3つのサウナをはじめ、水風呂・温泉・癒しスポットや食事(サ飯)まで、それらの全貌を徹底紹介します!

「湯らっくす」とは

湯らっくす 外観
湯らっくす 外観
 
「湯らっくす」は、熊本市中心部にある日帰り天然温泉。サウナ―から“西の聖地”と呼ばれ、熊本駅から車で5分程度とアクセス便利なこともあり、全国各地から多くのファンが絶えず訪れる人気施設です。
 
エントランス&受付
エントランス&受付
 
玄関をくぐると、いかにも森の自然豊かな熊本らしく、木の温もりを感じさせる佇まい。入浴のみ・休憩・宿泊の3つのコースがあり、受付にて選択します。

<3つのコース> 
入浴のみ男女別の浴室(サウナ・水風呂・温泉)利用のみ可能です。
休憩入浴に加えてタオル・館内着付き、2階有料スペース及びレストラン・マッサージ・あかすり利用が可能です。
宿泊:上記の入浴と休憩を加えた宿泊です。
 
グッズコーナー
グッズコーナー
 
また受付前にはグッズコーナーがあり、オリジナルTシャツやタオルなどの入浴用品、スナック菓子やスイーツ等が販売。特にTシャツは売り切れ御免の人気商品です。

スパ施設の全貌

では、早速浴室の全貌をご紹介しますね!
※以下の画像は全て男性浴室になります。
 
男性浴室
男性浴室
 
湯らっくすは、サウナを抜きに決して語れません。冒頭でも申した通り3つのサウナがあり、それぞれ特徴が異なります。まずは各々のサウナからご紹介しますね!
 

クラシックサウナ

 クラシックサウナの最大の特徴は、アウフグースを実施している点でしょう。
※アウフグースとは、ロウリュによって発生した蒸気を施設のスタッフ等がタオルなどであおぎ、入浴者に熱風を送るサービスのこと
 
クラシックサウナ
クラシックサウナ
 
湯らっくすの場合、ロウリュはサウナストーンに水を掛けるだけでなく、アロマを放つ数種類の氷も投入。室内は爽やかな香りに包まれます。
また、単に熱風を送るだけでなくタオルパフォーマンスの妙技も楽しめ、サウナ室はまるでライブ会場の様な盛り上がり! ストレス解消されたい方には特におすすめです。
 
なおアウフグースは、12時~25時まで1時間おきに開催。当日の担当スタッフも明記されているので、詳細は湯らっくす公式アウフグースXもしくは現地で確認しましょう!
※アウフグース実施時は相当体感温度が上昇するので、とにかく自らの体調が最優先。決して無理をされないで下さい。

メディテーションサウナ

メディテーションサウナでは、セルフロウリュが楽しめます。一筋の光だけしかない静寂な空間で、感じるのは水をストーブにかけた時の音…。
 
メディテーションサウナ
メディテーションサウナ
 
ヨガの瞑想の考え方を取り入れたサウナで、近年人気のプライベートサウナの先駆け的存在とも言われています。自分と向き合いながら静かにサウナを楽しみたい方におすすめです。
 

大阿蘇大噴火瞑想サウナ

阿蘇の火山を模した大量の蒸気がサウナ室全体を包み込むミストサウナです。また、室内中央には塩桶が設置。体全身に薄く塗り付けると塩分が皮膚表面を覆い、美肌効果も期待できます。
 
大阿蘇大噴火瞑想サウナ
大阿蘇大噴火瞑想サウナ
 
クラシックサウナやメディテーションサウナに比べると室温は低め。ジンワリと汗をかきたい方におすすめです。
 

水風呂

湯らっくすの大きな魅力の一つが、水風呂でしょう。熊本市は、政令都市では世界で唯一全ての水道水を地下水で賄っている地下水都市。湯らっくすでは豊富な地下水が循環させずにかけ流され、まるで滝の様に豪快に上から降り注がれます。
 
水風呂
水風呂
 
また注目なのが、水風呂の深さ。男性用では最大171㎝(女性用は153㎝)あり、いずれも日本有数の深さを誇る水風呂と言われています。最深部では足が底に付かないので、備え付けの綱や手すりにつかまって浮遊状態で利用します。

とにかく水そのものがフレッシュで瑞々しいので、細かい理屈抜きに爽快この上ないです!
 
飲用可の地下水
飲用可の地下水
 
また、メディテーションサウナと大阿蘇大噴火瞑想サウナ入口の間にある水道蛇口では、水風呂で使用される地下水が飲用可能。熊本市の地下水は阿蘇山の伏流水であり、全く癖の無い天然水。市販のミネラルウォーターを買うのが勿体ない程の美味です!
 

温泉

湯らっくすでは自家源泉の天然温泉を所有し、露天風呂と内風呂に各1ヶ所ずつ設置。
泉質名は「カルシウム・ナトリウム-塩化物泉」。一般的に“熱の湯”と呼ばれる保温効果抜群の泉質ですが、美肌成分である重曹の影響もあり肌触り柔らかな優しいお湯。サウナでかいた汗をサッパリと流せます。
 
露天風呂
露天風呂
 
露天風呂ではゆったりサイズのチェアが置かれており、火照った体を冷ますのにピッタリでしょう。
 
内風呂
内風呂
 
一方で広々とした内風呂では、ジャグジー・電気風呂・水中リクナイナー(寝湯出来るチェア)を設置。中でも5ヶ所有る寝湯タイプのジャグジー(上写真の右側)では、肩・背中・腰・足ツボを刺激します。
 
※温泉は衛生管理と資源保護の観点で、塩素系薬剤の使用・循環ろ過装置を使用しています。
 

泥パック

また見逃せないのが、日本で最高級品と言われている山形県産のモンモリロナイトを使用した「泥パック」。顔に薄く塗り付けて、乾燥するまで数分間ジッと我慢。その後顔を洗い流すと、石鹸類でも取れにくい毛穴の汚れをしっかりと取り除いてくれます。
 
泥パック
浴室内に設置された「泥パック」。画像提供:湯らっくす

癒しスポットはどんな感じ?

近年流行の“ととのう”。ととのうとは、サウナ・水風呂・休憩を繰り返すことによって心身ともに快調に感じられる状態のこと。単に温冷交代浴するだけでなく、休憩して癒されることも非常に重要なのです。
  

休憩室

湯らっくすは2024年5月に一部リニューアルされ、休憩スペースは黒を基調としたシックな雰囲気になりました。

休憩室
休憩室

休憩室にはゆったりサイズのソファーが各所に配備。サウナや温泉入浴は意外と体力を消耗するので、ついついゴロンとしたくなります。
また、挽きたてコーヒー・お茶・デトックスウォーターが無料で飲める点も見逃せません。
 
約8,000冊の漫画
約8,000冊の漫画
 
休憩スペースには、漫画約8,000冊が読み放題。筆者は好きな漫画を選んで、ソファーでゆったりと読書しました(笑)
 
ワーキングスペース
ワーキングスペース

またワーキングスペースもあり、無料Wi-fi・インターネットPC完備・スマホの充電も可能。各ブースには衝立が付いているので、落ち着いて作業できます。
 

宿泊(ドミトリー)

 
ドミトリー
ドミトリー
 
湯らっくすでは、宿泊も可能です。ドミトリーでは男女兼用44部屋あります。遠方から来られる方や施設をよりじっくり楽しみたい方におすすめです。
※他に、女性専用の半個室と1名専用の個室もあります。
 

サウナシアター「THIS IS IT」

湯らっくすでは男女で楽しくアウフグースを受けられる場所として、劇場型のサウナであるサウナシアター「THIS IS IT」を造りました。
 
サウナシアター「THIS IS IT」
サウナシアター「THIS IS IT」
 
毎晩アウフグースイベントが行われており、照明や音楽などに合わせてタオルで熱や香りを届け、五感で楽しめるエンターテインメントサウナです。
 
<サウナシアターの営業時間及び内容>(2024年6月現在)
20時~「お香が消えるまで ~脳の疲れを癒す10分間」※ドミトリー予約者先着10名
22時~「劇場型アウフグース」※ドミトリー予約者全員&フリーコース利用者のみ(有料300円 ※館内着別途)

食事(サ飯)実食レポート

サウナ~水風呂~休憩でたっぷりとリフレッシュした後は、やっぱりお腹を満たしたくなるもの。2階にあるレストランで食事をいただきました。
 
レストラン
レストラン
 
メニューは定食やカレーなど様々ありますが、今回は初夏の季節にピッタリな「冷麺」を注文してみました。
 
冷麺
冷麺
 
モチモチの太麺は独特の弾力とコシの強さがあり、食べ応え十分。ズルッ、ズルッ、ズルッ、とワルツの三拍子の様に、ついついリズミカルに食べてしまいます(笑)

また、キムチのピリッとした辛さとネギの甘味が、麺との相性抜群! 入浴で消耗した体力を胃袋の中から癒してくれました。

「湯らっくす」の過ごし方

以上、「湯らっくす」を現地体験し、詳細にレポートさせていただきました。

本文冒頭でも申しましたが、湯らっくすでは入浴のみ・休憩・宿泊の3つのコースがあります。その魅力を存分に満喫するなら、休憩もしくは宿泊がベストでしょう。充実した癒しスポットが利用可能で、サウナ→水風呂→休憩の3セットを組み合わせて「ととのう」を体感できるからです。

一方であまり時間をとれない方なら、入浴のみコースがおすすめ。特にアウフグースと水風呂の組み合わせは、サウナ―にはたまらない快感。短時間でも十分リフレッシュできます。
 
サウナーの好みのツボをしっかりと押さえつつ、多様なユーザーニーズを上手く取り入れているバランスの良さに、湯らっくすが“西の聖地”たるゆえんがあるのでしょう。
 

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権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること20数年。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

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