最終更新日:2025年01月22日
お風呂の排水口の流れが悪い原因とは?マンション・賃貸物件でもできる対策を解説! 全国

お風呂の排水口の流れが悪くなって困っていませんか?
排水口の流れが悪いと、詰まりや悪臭で、日々の疲れを癒すはずのバスタイムが台無しになってしまうことも。
この記事では、排水口の流れが悪い原因や基本的な構造、自力でできる掃除方法をわかりやすく解説します。
さらに、トラブルを未然に防ぐための予防策やマンション・賃貸物件でも試せる具体的な対策もご紹介。
すぐに実践できる内容をまとめたので、快適なバスタイムを取り戻すために、ぜひ試してみてください。
排水口の流れが悪いと、詰まりや悪臭で、日々の疲れを癒すはずのバスタイムが台無しになってしまうことも。
この記事では、排水口の流れが悪い原因や基本的な構造、自力でできる掃除方法をわかりやすく解説します。
さらに、トラブルを未然に防ぐための予防策やマンション・賃貸物件でも試せる具体的な対策もご紹介。
すぐに実践できる内容をまとめたので、快適なバスタイムを取り戻すために、ぜひ試してみてください。
お風呂の排水口の仕組みと詰まりやすい場所

お風呂の排水口、普段は気にせず使っていても、仕組みを知ることでトラブルの予防や早期解決が可能です。ここでは、排水口の基本構造と詰まりやすい箇所について詳しく解説します。構造を理解して、効率的な掃除や対策に役立てましょう。
排水口・排水トラップの仕組み
排水口と排水トラップは、お風呂の排水をスムーズに処理し、悪臭や害虫の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。それぞれの仕組みを知っておくことで、トラブルが起きたときにも適切に対処できるようになります。
・排水口の役割
排水口は、浴槽や洗い場から流れる水を集め、排水トラップへと導く部分です。多くの場合、排水口には髪の毛や大きなゴミが流れ込むのを防ぐためのヘアキャッチャー(目皿)が設置されています。このヘアキャッチャーを定期的に掃除することで、大きな詰まりを未然に防ぐことができます。
・排水トラップの仕組み
排水トラップは、下水からの悪臭や害虫の逆流を防ぐため、一定量の水(封水)を保持する構造になっています。
この封水があることで、下水管からの臭いやガスが室内に入り込むのを防ぎます。排水トラップが乾燥して封水がなくなると、臭いや虫が発生する原因になるため、適切なメンテナンスが必要です。
排水トラップの種類
排水トラップは、さまざまな構造があり、それぞれに特徴や利点があります。物件や浴室の種類によって異なるため、自宅の排水トラップのタイプを知っておくとメンテナンスがより効果的に行えます。
1. ワントラップ
お椀型の構造を持ち、目皿を外すとすぐに水が溜まる部分が見えるタイプです。掃除がしやすく初心者にも扱いやすい反面、封水が蒸発しやすいため、定期的な水の補充が必要です。封水がなくなると前述の通り悪臭が発生することもあるので注意しましょう。
2. ドラムトラップ
ドラム型の貯水部分を備えており、大量の水を保持できるため蒸発しにくい特徴があります。最近のユニットバスに多く採用されていますが、構造が複雑で掃除がやや難しいのが欠点です。頑固な汚れが溜まりやすいので、定期的な清掃を心がける必要があります。
3. 管トラップ
排水管がS字やU字に曲げられた形状をしており、古い物件でよく見られます。このタイプも封水を保持する役割を果たしますが、水量が少ないため、長期間使用しないと封水が蒸発しやすいのが難点です。定期的に水を流して封水を維持するようにしましょう。
詰まりやすい箇所は排水トラップ!
排水口のトラブルで特に詰まりやすいのが「排水トラップ」です。髪の毛や石けんカスなどが集まりやすい構造になっており、ここに汚れが蓄積すると水の流れが悪くなる原因になります。
詰まりが進行すると、水が排水口から溢れたり、排水管内の水流が弱くなることで悪臭が発生することも。早めの対処を心がけましょう。
お風呂の排水口の流れが悪い原因

お風呂の排水口の流れが悪くなる原因を知ることで、適切な対策や予防が可能です。
ここでは、排水口の詰まりを引き起こす主な原因を取り上げ、それぞれの特徴や注意点を詳しく解説します。原因を正しく把握して、トラブルの早期解決を目指しましょう。
髪の毛
お風呂の排水口で最も一般的な詰まりの原因が「髪の毛」。シャンプーや洗髪の際に抜け落ちた髪の毛が排水口に流れ込み、徐々に蓄積することで詰まりを引き起こします。特に長い髪や家族の人数が多い場合は、排水トラップに絡まりやすくなり、詰まりが発生しやすいです。
石けんカスや皮脂汚れ
排水口の流れを悪くするもう一つの大きな原因が、「石けんカス」や「皮脂汚れ」です。お風呂で使う石けんやシャンプー、ボディソープの成分が水中で固まり、皮脂汚れと混ざり合うことで、排水トラップ内にヌメリ状の汚れを形成します。このヌメリは時間が経つにつれて頑固になり、詰まりを引き起こす元凶となります。
固形物
排水口の詰まりの原因として見落とされがちなのが、ヘアピンやヘアゴム、シャンプー容器の切れ端といった「固形物」です。これらは誤って流してしまうことで、排水トラップ内や管の奥で引っかかり、水の流れを妨げる大きな原因となります。
お風呂の排水口の流れが悪いときの対策8選

排水口の流れを改善するには、原因に応じた適切な対策が必要です。ここでは、軽度の詰まりから頑固なトラブルまで対応可能な8つの対策をご紹介します。どれも自宅で簡単に試せる方法なので、気になる詰まりがあればすぐに実践してみましょう。
50℃のお湯を流す
50℃程度のお湯をやかんやバケツに用意し、排水口に向けて一気に流し込みます。この作業を2〜3回繰り返すことで、汚れが溶け出し、詰まりが改善されます。注意点として、60℃以上の熱湯は排水管を傷める可能性があるため使用を避けましょう。
ラバーカップ(すっぽん)を使う
排水口の詰まりを解消するための代表的な道具が「ラバーカップ(すっぽん)」です。ラバーカップを隙間ができないようにしっかりと押さえ、排水口を完全に覆うように設置します。その後、ラバーカップを押し込む際に力を入れ、引き上げるときに詰まりを引き出すイメージで操作します。この動作を数回繰り返すことで、詰まった異物や汚れが吸引され、排水口に戻ってきます。
ただし、ラバーカップを使用する際は、力を入れすぎないよう注意しましょう。過度な力は排水管を傷める原因になることがあります。
強力な詰まりには真空式パイプクリーナー
頑固な詰まりには、ラバーカップよりも吸引力が強い「真空式パイプクリーナー」が効果的。真空式パイプクリーナーとは、配水管や排水パイプの洗浄に使用されるラバーカップにポンプが組み合わさったもので、ラバーカップよりも強力な圧力を生み出すことができます。
使い方はラバーカップと似ており、違う点はハンドルを操作して圧力をかける必要があることです。ハンドルを押し込んで空気を送り出し、その後一気に引き上げて吸引します。この動作を数回繰り返すことで、詰まりが動き、水の流れが改善されます。
重曹とお酢を使ってお掃除
排水口の汚れや軽度の詰まりには、手軽に使える「重曹」と「お酢」を活用した掃除方法がおすすめです。化学反応によって発泡し、汚れを浮かすことで排水口の流れをスムーズにします。重曹とお酢は常に揃えているという家庭はすぐに試すことができますね。また環境に優しい点も魅力的です。
お酢の代わりにクエン酸水でも同じ効果があります。
・掃除手順
①重曹を投入: 排水口に重曹1カップを振りかける。
②お酢を加える: お酢2カップを注ぎ、発泡させて1時間放置。
③お湯で流す: 50度程度のお湯で汚れを洗い流す。
この方法は石けんカスや皮脂汚れに効果的で、定期的に行うと詰まり予防になります。実施するときは換気を忘れないようにしましょう。また固形物や頑固な詰まりには不向きです。
液体パイプクリーナーを使う
市販の液体パイプクリーナーは、排水口の詰まり解消に効果的なアイテムです。代表的な製品として「パイプユニッシュ(ジョンソン)」などがあり、髪の毛や石けんカスの分解に適しています。使用時は、排水トラップを外して詰まり部分に直接クリーナーを流し込みます。その際、必ず製品ごとの指示に従い、正しい量や使用時間を守りましょう。
また、液体クリーナーは強力な化学成分を含むため、作業時にはゴム手袋や保護メガネを着用して、肌や目に付着しないよう十分に注意してください。
排水トラップを分解掃除する
これまでに紹介した方法で改善されない場合は、排水トラップを分解掃除を検討してみましょう。
・分解掃除の手順
①カバーやヘアキャッチャー、封水筒を取り外し、パーツごとにゴミを取り除く。
②排水口内側の髪の毛や汚れを手やブラシで取り除く。重曹やぬるま湯で固まった汚れを柔らかくするのも効果的。
③水洗いして戻す: 洗浄後、元通りにしっかり取り付ける。
分解掃除を行う際は、ゴム手袋を着用し、衛生面に配慮してください。また、部品を破損しないよう丁寧に扱いましょう。特に初めて行う場合は、事前に構造を確認しておくとよいでしょう。
ワイヤーブラシで掃除する
ワイヤーブラシは、排水管の奥に詰まった汚れを取り除くのに非常に効果的な道具です。使い方は簡単で、まずブラシを排水管に挿入し、詰まりがある箇所まで差し込みます。次に、ブラシを回転させながら動かし、管内に付着した汚れを削り取ります。汚れが緩んだら水を流して残りを洗い流せば、排水管がスムーズに流れるようになります。
ただし、ブラシを無理に押し込んだりすると管を傷める可能性があるため、慎重に操作してください。また、ブラシのサイズや管の材質に適したものを選ぶようにしましょう。
管理会社・業者に依頼する
排水口の詰まりが自力では解決できない場合や、重度の詰まりが疑われる場合には、無理せず専門業者へ依頼しましょう。特にマンションや賃貸物件にお住まいの場合は、まず管理会社や大家さんに相談しましょう。物件によっては対応が必要な範囲が決まっている場合もあるため、確認しておくことが大切です。
専門業者は、高性能な機材や専門知識を持っているため、詰まりの原因を特定し、迅速かつ確実に対応してくれます。また、自力での解決を試みるうちにトラブルが悪化するリスクも避けられるため、詰まりが深刻な場合は早めの依頼が安心です。
お風呂の排水口の詰まりを防ぐ予防策

お風呂の排水口が詰まらないようにするには、日常的な予防がとても大切。髪の毛や石けんカスなどの汚れが蓄積する前に対処すれば、排水トラブルを未然に防ぐことができます。ここでは、定期的な掃除や便利なアイテムの使い方など、誰でも簡単に実践できる予防策を3つご紹介します。
定期的に掃除
排水口の詰まりを防ぐためには、定期的な掃除が最も効果的です。汚れが蓄積する前に取り除くことで、流れが悪くなるのを未然に防ぐことができます。
掃除の頻度は週に1回と心がけましょう。排水口のカバーやヘアキャッチャーに溜まった髪の毛や石けんカスを取り除き、必要に応じて排水トラップを分解して内部を清掃しましょう。掃除には歯ブラシや専用のブラシを使うと、細かい汚れもしっかり落とせます。また、重曹やお酢を使うと効果的にヌメリを除去できます。
ヘアキャッチャーやゴミ取りシートを活用
髪の毛や小さなゴミが排水口に流れ込むのを防ぐには、ヘアキャッチャーやゴミ取りシートの活用がおすすめです。これらのアイテムを使うことで、詰まりの主な原因となる汚れを効率よくキャッチし、排水口を清潔に保つことができます。
ヘアキャッチャーは、排水口に取り付けるだけで髪の毛をしっかり捕らえることができます。掃除の際に外してゴミを捨てるだけで簡単に再利用できます。また、ゴミ取りシートは使い捨てタイプが多く、汚れたらそのまま処分できるため、衛生的で手間もかかりません。
パイプクリーナーを定期的に使う
排水口の汚れが溜まる前にパイプクリーナーを使えば、排水管内の石けんカスや皮脂汚れを溶かし、詰まりを未然に防ぐことができます。
使い方は製品ごとの説明書に従い、適切な量を排水口に注ぐだけです。しばらく放置した後に水で流すことで、汚れをしっかり除去できます。使用時にはゴム手袋を着用し、目や肌に液が触れないよう注意しましょう。
お風呂の排水口掃除 定番アイテム

市販されている便利なグッズを活用することで、手軽に排水口の汚れを取り除き、詰まりを予防することができます。ここでは、排水口掃除に欠かせない定番アイテムとその効果的な使い方をご紹介します。掃除が苦手な方でも簡単に使えるアイテムばかりなので、ぜひ取り入れてみてください!
パイプユニッシュ
「パイプユニッシュ」は、お風呂の排水口掃除に欠かせない定番アイテム。髪の毛や石けんカスが詰まって流れが悪くなった排水口に直接注ぐだけで、汚れをスッキリ溶かし、悪臭や詰まりを解消してくれます。
使い方はとても簡単。排水口に「パイプユニッシュ」を適量注いで15〜30分ほど放置します。その後、たっぷりの水で流せば、詰まりが解消されてスムーズな流れが戻ります。使用する際は、液が肌に触れないようゴム手袋をつけるなど、安全面に気をつけましょう。定期的に使えば、日々の汚れが溜まる前にケアできて、排水口を清潔に保てます。
ハイター
「ハイター」は、キッチンハイターや専用の排水口用ハイターなど、さまざまな種類があり、石けんカスや皮脂汚れを含むヌメリ汚れに効果を発揮します。
特にヌメリに特化した「強力カビハイター 排水口そうじこれだけ」などの製品もあり、使い方は排水口や排水トラップ部分にハイターを適量注ぎ、30分間放置した後に水でしっかり洗い流すだけ。ヌメリの原因となる雑菌を除去し、清潔な状態を保てます。
ただし、固形物による詰まりには効果がないことと、深刻な汚れには効果が薄いことがあるため、状況に応じて別の方法と組み合わせるのがおすすめです。また、使用時には必ず換気をし、ゴム手袋を着用するなど安全対策を心がけましょう。
ワイヤーブラシ
「ワイヤーブラシ」は、排水管の奥に溜まった汚れや詰まりを物理的に取り除くのに役立ちます。長くて柔軟性のあるブラシが管の内部まで届き、通常の掃除では落とせない頑固な汚れにも効果を発揮します。
使い方は、排水口からブラシを挿入し、詰まりの箇所に到達させます。ブラシを回転させながら動かすことで、管の内側に付着した汚れをしっかり削り取ることができます。作業後は、水を流して汚れを洗い流せば完了です。
ただし、排水管の素材によっては、ワイヤーブラシが適さない場合もあります。購入時にはブラシの太さや柔軟性を確認し、自宅の排水管に合ったものを選びましょう。また、無理に力を入れると管を傷つける恐れがあるため、慎重に扱うようにしましょう。
お風呂の排水口をメンテして快適なバスタイムを
お風呂の排水口を清潔に保つことは、快適なバスタイムには欠かせません。髪の毛や石けんカスが溜まると、詰まりや悪臭の原因に。でも、ちょっとしたお手入れで、そんなトラブルは防げます。
週に1回、ヘアキャッチャーやゴミ取りシートを掃除するだけでも効果的です。さらに、液体パイプクリーナーやハイターを使えば、排水管の汚れもスッキリ! 頑固な汚れにはワイヤーブラシが便利ですし、困ったときは業者に相談するのも安心です。
少しの工夫で排水口の流れが良くなり、お風呂時間がもっと快適になります。清潔な排水口で、毎日のリラックスタイムを楽しみましょう!
#排水溝 掃除 #排水溝 臭い
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この記事を書いたライター

- ユキヒト
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愛知県在住ライター。職業柄、肩こりと腰痛が目下の悩み。癒してくれる温泉とマッサージに30代になってからハマり出し、週末はよく近くのスーパー銭湯に入り浸っています。
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