最終更新日:2024年11月25日
11/23オープン「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」サウナと天然温泉でマジックアワーを体験 茨城
新鮮な野菜と広い大地、秋の夜空には「常総きぬ川花火大会」──素敵な景色に囲まれてゆったりした時間を過ごせる茨城県常総市に、2024年11月23日(土)、魅力たっぷりの温浴施設「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」がオープンします。
「道の駅 常総」「TSUTAYA BOOKSTORE」と並ぶ巨大な商業施設の一角に構えられた店内では、関東最大級となる合計10室のサウナと自家源泉温泉、高濃度炭酸泉を満喫でき、夕暮れ時には涙のでるような「マジックアワー」に出会えるというウワサ。気になる全貌をレポートします!
「道の駅 常総」「TSUTAYA BOOKSTORE」と並ぶ巨大な商業施設の一角に構えられた店内では、関東最大級となる合計10室のサウナと自家源泉温泉、高濃度炭酸泉を満喫でき、夕暮れ時には涙のでるような「マジックアワー」に出会えるというウワサ。気になる全貌をレポートします!
「道の駅常総」の一角にオープン。開放感あふれる風景に入館前からテンションUP!
「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」があるのは、「道の駅常総」の一角。圏央道「常総IC」から車で約1分、電車の場合は、関東鉄道常総線の三妻駅から徒歩約20分です。
「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」の外観
「駅からちょっと歩くなぁ……」と思った方はご安心を。三妻駅の駅前からはタクシーのほか、レンタサイクルが設置されており、これを使えば10分ほどで到着することができます。レンタサイクルは道の駅で返却できるので、停めている間の料金を気にする心配ナシ。地平線が見えるような広々とした空を眺めながらのサイクリングは最高ですよ!
「道の駅常総」の一角に位置する「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」
こちらが「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」の全景。隣には「TSUTAYA BOOKSTORE」、さらに遊具のある広場もあり、小さなお子さま連れでも訪れやすい場所にあります。
入館前から楽しい! 遊び心が満載のエントランス
ととのいフォトが撮れる! リアルなサウナ型フォトスポット
さて、さっそく入ってみようと入口へ向かうと…… ん?! こんなところにサウナ?!
入口脇にサウナ?!
近づいてみるとそこには、ストーン山盛りのヒーターが鎮座する、サウナのような場所が。
まさか、入館前からととのえちゃう?!
サウナヒーターのオブジェが置かれ、見た目はサウナそのものな「場所」の正体は…‥?
実はこれ、なんともリアルなフォトスポット。サウナヒーターも含めて、引いた目で見ると本物にしか見えません。「まず、入館そのものを楽しんでいただこう!」という思いから設置されたものだそう。みんなで集まって、思い思いの「ととのい」を姿に収めたら、なんとも楽しそう。これは絶対、SNSでシェアしちゃうなぁ……。
本物のサウナ室では撮れない「ととのいフォト」が撮影できちゃう!
名物支配人・関さん登場
「どうです! いい映えスポットでしょ! みんなに集まってもらおうと思って!」
「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」支配人の関さん。サウナ界では有名人
ここで突然登場したのが支配人の関さんです。
「関ラリ@(アット)」の名前で熱波師としても活躍中。熱波師の大会「熱波甲子園」では野球のユニフォームに身を包み、芸人顔負けの演舞でみんなを笑わせる存在です。
熱波師「関ラリ@」として活動する関さん(熱波甲子園2024秋大会)
そんな関さんも、今日はスタッフのユニフォーム姿で真面目な「支配人モード」。普段お調子者の人がキリッと大人の表情をしていると、なんだかグッと来ちゃいますね。
「ここだけビックリされちゃ困りますよ! 館内のいろんな場所に仕掛けが施してありますから。いったいいくつ見つけられるか、チャレンジしてみてください!」(関さん)
「下足ロッカー」がカラフルなワケは? 遊び心たっぷりの仕掛けが満載
関さんに言われるがまま、やってきた下足ロッカー。一見なんということなさそうですが……
おっ、よく見ると、下足ロッカーの中が一つ一つ、カラフルにペイントされています!
こんなの見たことない!
一つ一つカラフルに色分けされた下足ロッカー
「でしょう〜。『今日はこの色のロッカーに入れてみようかな』と、入館のたびにいろんな場所を使ってほしくて、色分けしてみたんです」(関さん)
色分けのチャートは足元のラインで確認できる
足元を見ると、それぞれの色分けがわかるようになっています。ストライプっぽいラインに見えるのがまたオシャレですね。「今日は黄色、今日はピンク……」と考えるだけで、普段は何も気にしない下足ロッカーが楽しい場所になります。うーん、遊びごころたっぷり!
もう、玄関だけで1500文字も書いちゃいましたよ! はたして全部をレポートし終わる頃には何文字になっているのやら。
「危ない危ない(笑)さっそく浴室へどうぞ! でも、そこまでの道中も仕掛けがたっぷりですからね。気づくほどに面白くなっていきますよ〜」(関さん)
USBコンセント完備のロッカーに「気分別」の入口! すべての導線におもてなしの心
さっそく1Fの浴室エリアへ。脱衣場でも、カラフルなロッカーが登場します。全部のバリエーションをコンプリートしてみたくなりますね。
脱衣場のロッカー。こちらも中がカラフルにペイント
おっ、しかもよく見ると…… ロッカーの中にUSBタイプのコンセントが。しかもAタイプとCタイプの両方完備! 入浴中の時間を使って、スマホを無料で充電できるんですね。これは助かる!!!
脱衣場のロッカー内には、USB-Aタイプ&Cタイプのコンセントが完備!
「いいでしょ! このロッカー内コンセント! 『自分が利用するなら、どんな仕掛けがあると便利かな』と考えながら設計しました」(関さん)
いや〜、これはホントに助かる! お客さんの気持ちを先取りして考えた仕組みが随所に施されていて、入浴前から感動しちゃいます。
「ちなみに今日は、お風呂の気分ですか? サウナの気分ですか? 」(関さん)
そうですねぇ…… 「ニフティ温泉」ですし、まずはお風呂から行ってみようかなと。でもなんでそんなこと聞くんですか?
「この1Fエリアは、『温泉から楽しむ入口』と『サウナから楽しむ入口』の2つがあるんです。『今日はどっちから入ろうかな』と選んでいただけます!」(関さん)
「温泉から楽しむ」「サウナから楽しむ」その日の気分で選べる2つの浴室入口
ひょ〜! これはテンションが上がる!! すべての動線に楽しい仕掛けが施してあって、これはもう……まいった! というほかありません。スゴイな……。
では、『温泉から楽しむ入口』から、浴室に入ってみましょう。
高濃度炭酸泉でじっくり血行促進。親子連れでもゆったり洗える1F浴室エリア
1F浴室内の温泉エリア。室内にはドドン、と高濃度炭酸泉が設置されています。高い天井にあたたかな間接照明がなんともラグジュアリー。
1F浴室内にある、高濃度炭酸泉。天然温泉に高濃度の炭酸ガスを溶かし込んでいる
高濃度炭酸泉では、天然温泉に高濃度の炭酸ガスを溶かし込んであります。入浴すると、5分間で血流量が3〜5倍にもなるそう。これはポカポカになりますね。およそ15分程度の入浴がオススメだそうです。
やわらかな光に包まれた洗い場エリア
洗い場エリアは、アイボリー色のタイルに暖色の照明が組み合わさり、とてもゆったりした雰囲気。
洗い場のブースは、お子様連れでも洗いやすい「2列連結型」
洗い場には2列ごとに仕切りがあるので、お子様連れで入っても、周りとぶつかることを気にせず、のびのびと洗うことができます。う〜ん配慮が行き届いている!
一休みにうれしい、浴室内のベンチスペース
ちょっと湯上がりに休みたいときのために、小さなベンチスペースも浴室内に完備されています。いったんここで落ち着きつつ、次はどのお風呂に入ろうか、と考えるのも良さそうですね。
1F浴室エリアに設置された「アロマ香るオートロウリュサウナ」
もう片方の『サウナから楽しむ入口』から入ってみると、アロマ香るオートロウリュサウナが。室内には、昼間入ると「おぉっ」となる仕掛けがあったのですが、こちらはあえて、入ってからのお楽しみ。ぜひその目で体験してみてください。
オートロウリュマシンからは、アロマ配合の水が自動的に落水
サウナ室の一角には、ピカピカのオートロウリュマシンが。一定時間ごとにアロマの配合された水(!)が落水し、華やかな香りがサウナ室を包み込みます。
天然温泉を満喫できる屋外ゾーン 深さ150cmの水風呂&寒い季節に嬉しい足湯も
続いて屋外のスペースに出てみると、こちらも開放的な雰囲気! 施設の直下から湧き出る天然温泉をたっぷりと湛えた露天風呂が出迎えてくれます。屋根もついているので、雨の日も安心です。
1F浴室エリアにある、天然温泉の露天風呂
そのお隣には、この天然温泉を引き込んで作られた足湯スペースが。外気浴を楽しみつつ、寒い時期も足元からじんわり、ぽかぽかと温まることができます。
外気浴しながら楽しめる、天然温泉の足湯
「サウナの後は、やっぱり水風呂でなきゃ!」という方には、深さ150cmの水風呂も。頭の先まで浸かることができるので、サウナの後に温かな体温の膜が張る「羽衣」を全身で感じることができます。
頭の先までしっかり冷やせる、深さ150cmの大型水風呂
ととのいイスの数も豊富。やわらかな日差しを浴びながら、夢見心地でくつろぐことができます。
豊富な数の「ととのいイス」でくつろげる、1F浴室エリアの屋外スペース
これだけでも、この施設の至れり尽くせりな様子を感じてもらえるかと思いますが…… この時点でまだ、半分も紹介できていません。いったいどれだけ充実しているのか……! 恐るべし、「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」。
ショーアウフグースから灼熱熱波まで、あらゆるシーンに対応する「劇空間サウナ」
さて、いよいよ今回のメイン、2Fのサウナエリアへと進みます。ここから先は、追加料金を支払ったお客さんだけが入場可能。水着もしくは岩盤浴着を着用して、階段を上っていきます。
追加のサウナ利用料は平日大人1,400円、土日祝は1,500円で、館内着またはポンチョと大判サウナタオルが付いています。
2Fのサウナエリアは追加料金です。水着か館内着の着用必須
ゲートにキーをかざして、いざ入場……。
2Fのサウナエリアに設置された入場ゲート
こちらが2Fのサウナエリア。白地にマーブル模様のプリントタイルに囲まれた空間は、さしずめ白亜のサウナ宮殿! 本気度がビンビンに伝わってきます。
2Fのサウナエリア
果たしてどんなサウナを楽しめるのか。さっそく探検してみると……。
サウナエリアに現れた巨大なホール空間。これはサウナ??
いきなり目の前に、巨大なホール空間が現れました! この部屋、まるごとサウナ?!
「こちらは2Fエリアの看板サウナ、『演(えん)むすび』サウナです! ショーアウフグースをはじめ、さまざまなイベントができるように作られた『劇空間サウナ』です!」(関さん)
圧巻の4段構造、まるで舞台のような座席
20畳ほどの広々とした空間に、なんと4段構造の座席! その下には白くまばゆい間接照明が設置され、空中に浮かび上がっているようです。
座席からステージには「花道」が伸びる
こちらが前面部分からの眺め。足元には「花道」が設けられ、本当にステージといった感じ。左右のスペースも広く取られ、出演者は自由に歩き回りながら、ダイナミックなパフォーマンスが可能となっています。
ステージ上部に設置された大型プロジェクターで、壁面に映像を投影可能
ステージ上部には大型のプロジェクターが設置され、壁面に映像を投影することが可能。最近人気を集めている、鮮やかな背景とともに行うショーアウフグースにもばっちり対応しています。
ステージ左右にサウナストーブが2台ずつ。40℃から100℃まで幅広く温度を調節可能
サウナストーブはステージの左右に2台ずつ、合計4台が設置。イベント時は長く楽しめるよう、40℃ほどの低温がデフォルトになるそうですが、「80℃〜100℃レベルまで上げることもできますよ!」と関さん。ショーメインのパフォーマンスから、ガッツリ蒸される本気の熱波まで、あらゆるシチュエーションを叶えることができるそう。
「演むすび」最上段の客席からの眺め
こちらが最上段からの眺め。気温や湿度を自由に調整できるほか、音響や映像の設備も完備。アウフグース以外に一般のイベントなどで使うこともできるそうです。この「劇空間サウナ」でこれからどんな催しが行われるのか、ワクワクしますね……。
と、ここで関さんが思わぬ一言。
「背後の壁、実は外すこともできるんですよ」
ステージ背面の壁を外すと、パノラマの景色が出現!
パネル式になっている壁を外すと、目の前にパノラマの景色が!!
これはすごい!! こんな光景、一度見たら忘れられない!!
背面の壁を取り去った状態で「演むすび」最上段からの眺め
「常総の広い地平線を背景に、雰囲気たっぷりのイベントもできます。背後にもう一つ入口がありますので、この『開放モード』にすると、お客様やパフォーマーの方が万感の景色にダイブしていくような入室体験を味わえます」(関さん)
なんてドラマチックなサウナなんだ……! これまでに見たサウナの中で一番震える光景かもしれません。すごい、すごいぞ……!
「演むすび」に隣接する「枡(ます)むすび」サウナ
ちなみにこの「演むすび」の隣には、「枡(ます)むすび」という小型のサウナが併設されています。
「枡むすび」の室内
広さは4畳ほど、通常時はシックな明かりに照らされた、おこもりサウナといった雰囲気なのですが……その壁面には、何やら意味深な板戸が。
関さん、もしかしてこれって……。
「そうなんです。この板戸、取り外せるようになっています」(関さん)
「枡むすび」の室内にある板戸を取り外したところ
板戸を外すと、目の前には「演むすび」を一望できる窓が出現!
まさに相撲の「枡(ます)席」にも変身してしまうというわけです。
思わずサウナに入っていることを忘れてしまいそうな仕掛けが満載の2Fエリア。これでもまだ半分も紹介していません。全部回るなら、1日コースは必至ですね。
灼熱空間から「チル空間」まで……お気に入りと出会えるシチュエーション別サウナ
漆黒の灼熱空間を楽しめる「焔(ほのお)むすび」
2Fエリアには、この他にも魅力的なサウナがたくさん。フロア奥にある「焔(ほのお)むすび」は、この施設の中でもっとも温度の高い“灼熱サウナ”です。
「焔(ほのお)むすび」の内部。漆黒の空間に、巨大なサウナヒーターの猛烈なロウリュが満ちる
中に入ると、まるでオーセンティックバーにいるかのような、漆黒のムーディーな雰囲気。奥に鎮座する巨大なサウナヒーターには上部シャワーから大量の水が降り注ぎ、猛烈なロウリュを発生させます。
天窓からの光が漆黒を照らす
こちらが「焔(ほのお)むすび」上段からの眺め。灼熱に身を包み、じっと内省に浸れるシックな空気の中に、天窓から外の光が差し込みます。熱く熱く、炎に身を投じながらも、その眺めはとても神々しい……。思わず自分と出会えそうな空間です。
深い森のような「おこもり空間」を味わえる「凛(りん)むすび」
そのお隣にあるのが、深い森を思わせる「凛(りん)むすび」。2畳ほどの小さなスペースですが、カンテラを思わせるやわらかな明かりの間接照明とモスグリーンで統一された内装で、不思議と窮屈さを感じさせません。
「凛(りん)むすび」の内部
こちらのサウナはセルフロウリュに対応。4つほどの座席はお互いに高い壁で仕切られていて、隣の存在を気にすることなく、一人だけのおこもり空間を満喫できます。取材した日は室内にスローテンポの音楽が流れていて、中にいるだけで全身をゆるゆると脱力できました。
セルフロウリュに対応する「凛(りん)むすび」。席は隣と高い壁で区切られ、一人の空間を満喫できる
たっぷりの蒸気が全身を包むスチームサウナ「蒸(じょう)むすび」
スチームサウナ「蒸(じょう)むすび」は、ドアを開けた瞬間、奥が見えないほどの猛烈な蒸気でいっぱい。それでいて蒸気の肌触りは非常にきめ細かく、むせることはありません。
ダイナミックな蒸気が出迎えるスチームサウナ「蒸(じょう)むすび」
もうもうとした蒸気をかきわけると、うっすら見えるシャワーノズル。蒸気だけでなく、しっかりとお湯を浴びることもできるようになっており、出るときに濡れた体をリセット可能。さすが。こんなところにも細やかな気遣いが込められています。
室内に設置されたシャワーでリフレッシュが可能
お互いの目線が交わらない構造、開放感と「おこもり」を両方味わえる「艶(つや)むすび」
さらにそのお隣にある「艶(つや)むすび」は、これまた面白い構造。「凛むすび」と同じく、セルフロウリュ対応の段差型おこもりサウナを踏襲しつつ、まろやかなアイボリーの間接照明が明るく満たし、開放的な雰囲気も味わえます。
「艶(つや)むすび」の内部。こちらもセルフロウリュ対応
ここでは段差と壁仕切りが上手に組み合わされていて、それぞれの席の目線の高さが異なります。これによってお互いの目線が交差せず、隣同士はもちろん、向かい同士でも、存在を気にすることなく、一人の空間にじっくり浸ることができます。まさに設計の妙! この仕組みを考えた人、天才ですね。
席ごとに目線の高さが異なり、お互いの気配を感じることなくサウナを楽しめる
ウィスキングも体験できる予約制サウナ「森(しん)むすび」
フロアの奥には、予約制の貸し切りサウナ「森(しん)むすび」もあります。
専用のととのいスペースが用意されており、こちらも周りを気にすることなく、自分たちだけの空間を満喫できる仕組みです。
専用のととのいスペースが設けられた貸し切りサウナ「森(しん)むすび」
貸し切りサウナの広さは2畳ほど。中には高い位置で寝転がれるスペースがあり、ウィスキングを楽しむこともできます。
貸し切りサウナの中ではウィスキングを楽しめる
魅力たっぷりのサウナ、全部回ったらすっかり蒸し上がってしまいそう。……そんな方々のために、絶好の「リラックルルーム」と名付けられた「ととのいスペース」が設けられています。
こちらは男女共用と女性専用の2つがあり、壁に設置されたマガジンラックから好きな冊子を取りつつ、開放的な空間で、心ゆくまで休息を楽しめます。
冊子を読みながら、開放的な休息がとれる「ととのいスペース」。男女共用、女性専用の2室がある
そうそう、水風呂も忘れてはいけません。縦長構造になっていて、浴槽の中でゆっくり歩くことも可能。進行方向奥、窓側のほうは150cmの深さになっており、素晴らしい景色を見ながら、全身をクールダウンさせることができるようになっています。
外の景色を眺めながら、ラグジュアリーな雰囲気でしっかりクールダウンできる水風呂「冷水風呂」
マイルドにクールダウンしたいという方には、「凍(とう)むすび」と名付けられたクールルームがおすすめ。部屋全体が冷気に包まれる「逆サウナ」で、ゆっくりと落ち着くことができます。
冷気に浸ってゆっくりクールダウンできる“逆サウナ”「凍(とう)むすび」
黄昏時の「マジックアワー」に没入できる! まさに天国の外気浴スペース
回るほどに魅力に胸が高まる2Fサウナエリア。昼下がりから始めた取材でしたが、いつの間にか外はとっぷりと日が暮れて、いい感じの黄昏具合になってきました。
これはもしかして、最高の外気浴を堪能できるのでは……?
満を持して、屋外スペースへ出てみると……。
2Fサウナエリアの屋外スペースから眺める、黄昏時の田園風景
「うわぁ〜!」と思わず息を漏らしてしまう絶景! 夕暮れ時に一瞬だけ訪れる魔法の時間、「マジックアワー」がそこには広がっていました。
おしゃれなととのいイスで美しい景色を楽しむ
「どうです? 最高でしょう! 極上のととのいを体験していただくために、厳選に厳選を重ねた『ととのいチェア』を配置しました。寝っ転がると街灯が視覚から隠れて、空の中にいるような体験が楽しめます」(関さん)
2F屋外スペースで過ごす黄昏時は、さしずめ芸術品のような美しさ
ととのいイスに寝転がった視点での眺め。建物の前の街灯が隠れて、空の広さを満喫できる
のどかで広大な田園風景、整然と並ぶ、美しい姿のととのいチェア。この眺め、もはや芸術品です。温泉を楽しんで、サウナを楽しんで、そしてこの景色……。五感で味わうフルコースの快感が、そこにはありました。
「うっとり、ゆったりとリラックスいただいたあとは、室内の「サウナBar」をどうぞ。クラフトコーラ「伊良コーラ」など、お好きな飲み物を楽しみながら、お好きなだけくつろいでいただけますよ。テーブル席にはすべて、電源完備です」(関さん)
好きな飲み物を楽しみながらまどろめる「サウナBar」
今度からここで仕事しようかな……。近所に住んでいたら、間違いなく第二の家になってしまうこと、間違いなし。
人と人とお風呂が織りなす「お湯むすび」施設にしたい 支配人・関さんの思い
満載、という言葉ですら足りないほど、魅力がぎっしり詰め込まれた「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」。施設の充実ぶりからすでにたっぷりの“おもてなし”を感じます。
「常総ONSEN&SAUNA お湯むすび」支配人の関さん
支配人の関さんは、これまでも数多くの温浴施設に立ち上げ含めて携わっている大ベテラン。さらに前職ではこの施設と同様、道の駅に併設された温浴施設の立ち上げから運営までを手掛けていました。まさに今回の支配人就任は大抜擢。あらためて、施設に対する思いを伺いました。
「これまでの自分のおもてなし経験をフルに活かせる施設に、いまから期待が高まっています。10種類のサウナはどれも胸を張ってオススメできる空間ですし、幸運なことに施設の直下から良質の温泉も湧きました。入浴時間を満喫いただきながら、お風呂やサウナを軸に、いろんな人々のご縁を結ぶ『お湯むすび』でありたいですね」
関さん、かっこいい……!
「お湯むすび」という施設名に込めた願いは、人と人、そして常総という街との「縁結び」なのですね。
「もはや『オススメのコース』と私たちが提示するよりも、お客様それぞれに『自分なりの過ごし方』を見つけていただけたらと思います。施設の各所には溢れんばかりの遊び心を込めましたので、お越しのたびに新たな発見を楽しんでいただいて。常総に根ざした温浴施設として、街ごと末永く愛していただけたら幸いです」
関連タグ