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作成日:2021年12月10日

【重曹泉&アルカリ性単純温泉】ヌルヌル・ツルツルする温泉5選!【東日本編】 東日本

浸かるとヌルヌル・ツルツルする温泉ってありますよね。その原因は様々ありますが、特に重曹泉(ナトリウム‐炭酸水素塩泉)とアルカリ性単純温泉に多い傾向があります。これらの泉質は、まるで石鹸の様に肌の汚れや余分な皮脂を落とす効果があり、その皮脂に触れることによりヌルヌル・ツルツルと感じられます。

ヌルヌル・ツルツルする温泉は、意外と全国各地に点在する泉質。そこで今回は、筆者自ら入浴した中から、東日本 (北海道・東北・関東・甲信越)にある5施設をご紹介。全て日帰り入浴可能な施設を選んでおります!

北海道のヌルヌル・ツルツル温泉

滝の湯温泉 湯治温泉寿苑 / 道東エリア

滝の湯温泉 湯治温泉寿苑 / 道東エリア
「滝の湯温泉 湯治温泉寿苑」は、のどかな田園地帯にポツンと佇む一軒宿。鄙びた湯治場風情たっぷりですが、お湯の良さに定評があります。泉質は「アルカリ性単純硫黄泉」。男女別の小ぶりな浴室があるだけですが、加水も加温もしない源泉100%の温泉が豪快にかけ流されています。

湯船の中で肌を手でさすった時、ローションやボディソープの様にヌルっとする温泉を“ヌルヌル”、ツルっと肌が滑る温泉を“ツルツル”、と筆者は呼んでいます。寿苑は、典型的なツルツル温泉。癖の無い柔らかな肌触りに、身も心もリフレッシュできますよ!

住所:北海道北見市留辺蘂町滝の湯131
電話番号:0157-45-2970
日帰り入浴時間:9時~13時 30分
アクセス:
【車】女満別空港から車で約80分
【電車】JR留辺蘂駅からタクシーで約25分

東北地方のヌルヌル・ツルツル温泉

中山平温泉 うなぎ湯の宿 琢ひで / 宮城県

温泉通から“東の横綱”と称される鳴子温泉郷。中山平温泉は、温泉郷の最西に位置する温泉地です。各所で100度近い高温の重曹泉が噴出し、東日本を代表するヌルヌル温泉地帯の一つと言えるでしょう。

琢ひでは、中山平温泉を代表する和モダン宿。ラグジュアリー感漂う佇まいですが、日帰り入浴も受け付けています。泉質名は、「含硫黄‐ナトリウム‐炭酸水素塩・硫酸塩泉」。ほんのりとした硫黄と噴気の香りに癒されます。肌触りはローションを想起するほどのヌルヌル感! 内湯・露天風呂ともに、その名の通り“うなぎ湯”を源泉かけ流しで堪能できます。

住所:宮城県大崎市鳴子温泉星沼20-9
電話番号:0229-87-2216
日帰り入浴時間:10時30分~14時
アクセス:
【車】東北自動車道 古川ICから車で約60分
【電車】JR中山平温泉駅から徒歩約15分
ヌルヌルトロトロのお湯で最高です。
きーんさんの口コミ

羽根沢温泉 松葉荘 / 山形県

羽根沢温泉は山形県北部の山間部にポツンとある小さな温泉地です。石油の試掘を行っている際に湧きだした変わり種温泉。そのためか、温泉通が“アブラ臭”と呼ぶガソリンの様な香りを少々感じる点が特徴です。

松葉荘は、羽沢温泉を代表する温泉宿。泉質名は、「ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉」。浸かった途端、まるで全身ボディソープを塗ったかのような強烈なヌルヌル感に包まれます。香りと肌触りの点で特徴的な名湯を、源泉かけ流しで利用されている点も大変魅力的です!

住所:山形県最上郡鮭川村大字中渡1314-2
電話番号:0233-55-2539
日帰り入浴時間:10時~14時(要問合せ)
アクセス:
【車】東北中央自動車道 新庄ICから車で約30分
【バス】JR新庄駅から鮭川村営バスに乗車(乗車時間約40分)。羽根沢温泉バス停下車
いざ入浴してみると今まで体験した事ない位とろみのある湯でしかも豪快に掛け流されています。
ランクル77さんの口コミ

関東・甲信越地方のヌルヌル・ツルツル温泉

塩原あかつきの湯 / 栃木県

「塩原あかつきの湯」は、関東屈指の温泉郷の一つである塩原温泉郷の入口付近にある日帰り入浴施設。毎分250リットルと豊富な湯量を誇り、内湯・露天風呂ともに源泉かけ流しで利用されています。

泉質名は、「アルカリ性単純温泉」。ヌルヌルとツルツルの中間といった感じの肌触りですが、太古の植物由来のモール成分も含有。ヒノキの様な清々しい植物性の香りと柔らかな肌触りの双方で癒される温泉です。

住所:栃木県那須塩原市関谷1689-1
電話番号:0287-35-2711
日帰り入浴時間:10時~22時
アクセス:
【車】東北自動車道 西那須野塩原ICもしくは黒磯板室ICから車で約10分
【電車】JR那須塩原駅からタクシーで約20分
琥珀色でヌルヌル感があり、適温なので長く入浴出来ます。
磯さんの口コミ

石和温泉郷 旅館深雪温泉 / 山梨県

石和温泉郷 旅館深雪温泉 / 山梨県
石和(いさわ)温泉は、東京から電車で約1時間30分、かつては東日本屈指の歓楽温泉街として知られた地。「旅館深雪温泉」(みゆきおんせん)は、歓楽街とは無縁の泉質自慢の一軒宿風の旅館です。“完熟の湯”と呼ばれる自家源泉所有し、毎分1415リットルの豊富な湯量を誇ります。

泉質名は、「アルカリ性単純温泉」。ほんのり硫黄を感じるツルツル温泉です。2本の高低温の源泉をブレンドし適温に調整して、豪快にかけ流し。完熟の名にふさわしく、トロみさえ感じる極上美肌湯を存分に満喫できます!

住所:山梨県笛吹市石和町市部822
電話番号:055-262-4126
日帰り入浴時間:10時30分~14時30分、15時~19時(不定休。要問合せ)
アクセス:
【車】中央自動車道 一宮御坂ICから車で約10分
【電車】JR石和温泉駅から徒歩約10分
日帰り利用させて貰いました。カランまで掛け流しでした。
narutoさんの口コミ

ヌルヌル・ツルツル温泉は入浴後の保湿が重要!

以上、ヌルヌル・ツルツルする東日本の温泉を5施設ご紹介させて頂きました。しかし、ヌルヌル・ツルツルする原因は、実は科学的にはまだ十分には解明できていない点もあるのが現状です。
※以下、ヌルヌル・ツルツルを、“ヌルツル”と略します。

全国の温泉を見渡すと、ナトリウム‐炭酸水素塩泉(重曹泉)とアルカリ性単純温泉にヌルツルする温泉が多い傾向にあります(例外も有り)。単純に温泉成分が多いことよりも、温泉に含まれるナトリウムイオンと炭酸水素イオンまたは炭酸イオンの比率(純度)が高いほど、ヌルツルするようです。

一方で、カルシウムやマグネシウムイオンを多く含む程、ヌルツル感を阻害する傾向にあります。またアルカリが高ければ、必ずヌルツルするとも限りません。単にpH(ペーハー)値の高さよりも、脱衣所などに掲示されている温泉分析書を見て、成分比率に注目してみると、それらの傾向がうかがえます。

また、ヌルツルするということは、皮膚の脂分が必要以上に除去されている場合もあります。特に乾燥肌の方は、入浴後直ちに保湿剤を塗った方が良いでしょう。乾燥肌でない方も保湿剤を塗るか、硫酸塩泉(芒硝泉、石膏泉)の様な保湿・肌の蘇生効果が高い温泉を組みわせることにより、より一層美肌効果を高めることが期待できます。
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権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること20数年。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

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