西日本の冷泉5選！暑い夏こそ冷たい温泉でリフレッシュ西日本

2021年もいよいよ本格的夏の到来！今年は、全国の広い範囲で平年以上の猛暑が予想されています。そんな時は冷たい温泉でサッパリと汗を流し、熱い温泉と交互に浸かってリフレッシュするのが一番！

今回は、筆者自らが入浴した中から、西日本(関西・中国・九州)の冷泉がある施設を5ヶ所ご紹介。“冷泉”とは温泉の法律では25度未満を指しますが、ここでは湯船の中で30度未満の温度に限定。あつ湯と冷泉を同時に楽しめる泉質の良い施設を厳選しました！

関西地方の冷泉

花山温泉薬師の湯 / 和歌山県

「花山温泉薬師の湯」は、和歌山の県庁所在地である和歌山市にある一軒宿。その泉質に定評があり、“関西最強の濃厚温泉”とうたう温泉ファンもいる程です。

源泉温度は約26度。加温しない浴槽、体温程度に弱く加温した浴槽、40度台の熱めに加温した浴槽があります。泉質名は「含二酸化炭素・鉄(Ⅱ・Ⅲ)-カルシウム・マグネシウム-塩化物泉」という長い泉質名。それだけ沢山の成分を含む濃い温泉の証で、あつ湯・ぬる湯・冷泉を交互に入浴することにより、心身ともにリフレッシュできます！

住所：和歌山県和歌山市鳴神574
電話番号：073-471-3277
日帰り入浴時間：8時～22時（最終受付21時）※木曜日は8～10時まで
アクセス：
【車】阪和自動車道和歌山ICから車で約5分
【バス】JR和歌山駅からタクシーで約10分

お湯は色んな温度があり自分好みの温度でゆっくり入れました。お湯がすごく良く効いてる感じがしました。
カムカムさんの口コミ

「花山温泉薬師の湯」の施設情報

中国地方の冷泉

湯の山温泉湯の山温泉館 / 広島県

活火山が無い広島県は温泉が多いと決して言えませんが、それでも幾つか温泉地が点在しています。湯の山温泉は、約1200年前に発見された湯治場。「湯の山温泉館」は温泉街最奥に位置する日帰り入浴施設です。

ここでの名物は、地上4mの岩盤から流れ落ちる打たせ湯。打たせ湯は全国各所にありますが、湯の山温泉館では加温しない約25度の単純弱放射能冷鉱泉にそのまま打たれます。この冷たい打たせ湯が、肩こりに効くと評判。加温した内湯で温冷交互浴することにより、さらに効果的です。

住所：広島県広島市佐伯区湯来町大字和田471
電話番号：0829-83-0802
日帰り入浴時間：9時～20時（最終受付19時30分）
アクセス：
【車】中国自動車道加計スマートICから車で約20分
【電車】広島電鉄宮島線広電五日市駅から広電バス湯来温泉行乗車(約60分)、大橋バス停下車。徒歩約30分

お風呂は一つで熱めです。外に打たせ湯!?水!?があります。ほとんどの人がお風呂と交互に入って打たれてしてました。
のほほんさんの口コミ

「湯の山温泉館」の施設情報

持世寺温泉杉野湯 / 山口県

山口県はあまり知られていませんが、冷たい温泉にそのまま浸かれる施設が点在し、お湯にこだわる通な温泉ファンに密かな人気の温泉県です。宇部市の市街地にポツンと存在する持世寺温泉もその一つ。約700年の歴史を誇る古湯です。

「杉野湯」は、まるで民家の様な素朴な佇まいですが、加温しない源泉そのままのお湯に浸かれる日帰り温泉施設。源泉温度約27度の加温しない湯船(写真左)と加温かけ流しの湯船(写真右)の交互浴がおすすめです。またほのかに硫黄香る泉質にも優れ、穴場の温泉と言えるでしょう！

住所：山口県宇部市大字吉見持世寺2910
電話番号：0836-62-0020
日帰り入浴時間：8時～17時30分。木曜日定休
アクセス：
【車】山陽自動車道宇部ICから車で約10分
【電車】JR山陽本線厚東駅から徒歩約10分

先に入っている方に聞くと最初は温い方に入り、次に熱い方に入ると良いと教えていただきました。やってみると意外に良いではありませんか。何回か繰り返すと気持ちよく、癖になりそうです。
かつどんさんの口コミ

「持世寺温泉杉野湯」の施設情報

九州地方の冷泉

寒の地獄温泉寒の地獄旅館 / 大分県

九州本土最高峰であるくじゅう連山の一帯は、日本屈指の温泉密集エリアの一つ。「山の宿霊泉寒の地獄旅館」は、標高1100mの高原に位置する名湯治場です。

その最大の特徴は、源泉の真上に造られた約14度の冷泉に浸かる点。あまりに冷たいので、7月～9月の期間限定です。泉質は単純硫黄泉。入った途端はピリッと肌が痛いほど。我慢の限界まで、ひたすら浸かり続けます。

冷泉から出た後は、熱い温泉の代わりに専用の暖房室へ行きます。薪で炊いたエコなストーブに当りながら、体を拭かずに温泉成分を体にあぶり込みながら温まるのがミソ。目安は、額が軽く汗ばむまで温まり続けてください。一種のショック療法とも言えますが、体の免疫力を高め、心身をリフレッシュすることができます。

住所：大分県玖珠郡九重町田野257番地
電話番号：0973-79-2124
日帰り入浴時間：
【冷泉】9時～17時(16時最終受付)。水曜日定休
【温泉】10時～14時(13時最終受付)。水曜日・木曜日定休
アクセス：
【車】大分自動車道九重ICから車で約30分
【バス】JR由布院駅から亀の井バスに乗車後約55分。「寒の地獄」バス停下車

何とか肩まで浸かり"地獄"の中、2～3分経つと冷泉浴ならではの表皮にかすかな熱を感じるような感覚に。初めてで12分ほど堪えられました。ゴーゴーと焚かれたストーブ室に15分、部屋に戻った後も30分ぐらい体の芯の寒さはありましたが急に回復します。
単純に温泉好きさんの口コミ

「寒の地獄旅館」の施設情報

地獄温泉青風荘. / 熊本県

地獄温泉は、古くから日本を代表する名温泉・湯治場の一つ。2016年の熊本地震と豪雨災害により休業していましたが、2019年4月から営業が開始されました。

リニューアルで注目すべき点は、以前は無かった冷鉱泉の浴槽が新設された点。混浴の「すずめの湯」で、その冷泉を楽しめます。また以前から評判の高い硫黄泉も健在。熱めの白濁硫黄泉と無色透明の冷鉱泉の交互浴が、暑い夏には特におすすめです。
※混浴の「すずめの湯」は、リニューアルにより水着着用が義務付けられています。

住所：熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
電話番号：0967-67-0005
日帰り入浴時間： 10時～17時(16時最終受付)。火曜日定休(祝祭日は営業)
アクセス：
【車】九州自動車道熊本ICから車で約45分

「地獄温泉青風荘.」の施設情報