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作成日:2025年01月29日

小学生の1人お風呂デビューはいつから?スムーズに始めるコツと注意点 全国

子どもと一緒に入るお風呂は、ゆったりリラックスしながら親子でコミュニケーションを取れる貴重な時間。温かいお湯に心身ともにほぐされ、おしゃべりに花を咲かせたり、なぞなぞの出し合いっこをしたり、体を洗い合ったりできる楽しいひとときですね。

いつまでも続いてほしい触れ合いの時間ではありますが、いずれは子どもも1人でお風呂に入れるようになってほしいもの。この記事では、子どもの1人お風呂デビューは何歳ごろが適切なのか、小学生が1人でお風呂に入れるようになるためには、いつごろから、何をどのように始めればいいのかを紹介します。子どもの1人お風呂デビューに、ぜひ役立ててくださいね!

子どもはいつまで親と一緒にお風呂に入る?

子どもはいつまで親と一緒にお風呂に入る?
ベネッセが2021年に小・中・高校生の保護者を対象として実施したアンケートによると、親子での入浴は小学1年生では9割近くを占める一方で、4年生になると異性の親と入浴する子どもは半数以下になり、6年生では同性の親を含めても親子での入浴は半数以下に減るのだそう。だいたい過半数の子どもが、小学生の間に親との入浴を卒業しているようです。
出典:ベネッセ教育総合研究所-お子さまと保護者の方で一緒にお風呂に入っていますか?|リアルアンケート|まなびの手帳

また、子どもは6歳ごろから水着なしで公衆浴場などでの異性用の浴室に行くのを恥ずかしく思い始めるというデータも。近年では男女別の着替えや性教育は4~5歳ごろから必要ともいわれており、厚生労働省は2020年に男女の混浴禁止年齢の基準を従来の「おおむね10歳以上」から「おおむね7歳以上」に引き下げました。
出典:厚生労働省-子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究

こうした流れから、家庭での入浴においても、体の見た目が変化する思春期を迎える頃には子どもが1人で入浴できるのが理想的と考えられています。子どもの意思や意欲も尊重しながら、うまくリードしてあげたいですね。

子どもが1人でお風呂に入り始めるきっかけ

子どもが1人でお風呂に入り始めるきっかけ
では、子どもはどのようなタイミングで1人でお風呂に入るようになるのでしょう。
子どもが単独で入浴するようになるきっかけをピックアップしてみました。

親と一緒に入るのを嫌がり始めた時

ある日突然、親と一緒の入浴を嫌がることがあれば、それは1人でお風呂に入れるようになる絶好のチャンス。まだ無理では……!?と思っても、子どもの成長のサインととらえ、自立の気持ちを後押しするといいかもしれません。

子どもの体に変化が現れた時

男女ともに、成長するにつれ体に変化が生じてきます。女の子なら胸が膨らみ初潮を迎える、男の子なら精巣が発達し射精が始まるといった、大人に近づいてきたことがわかる時期も、親との入浴を卒業するタイミングとなりえます。

友達が1人で入っていると聞いた時

子どもにとって、友達の影響は大きいもの。周囲の友達が一人でお風呂に入っていると知ると、「自分もできるかも!」「やってみたい!」と挑戦心が芽生え、親との入浴を卒業するきっかけになることがあります。

1人で入浴する必要性が生じた時

修学旅行や合宿など、親が同伴しない宿泊の機会に子どもだけで入浴する経験を積むことで、自宅でも1人でお風呂に入れるようになることがあります。
また、塾や習いごとからの帰宅時間の関係で親とタイミングが合わなくなり、1人で入浴せざるを得なくなることがきっかけになることも。

 小学校への入学時

小学生になると、それまでとは生活リズムが大きく変わることは多いもの。入学前後に毎日の過ごし方を見直すタイミングで、1人でお風呂に入ることを目指して準備を進めるのもいいですね。

子どもが1人でお風呂に入るためのステップ

子どもが1人でお風呂に入るためのステップ
子どもが1人でお風呂に入るようになるタイミングはさまざまですが、親子で入浴している間から、1人でも大丈夫なように準備を進めておくとスムーズです。
少しずつステップアップしながら、子どもが1人でお風呂に入れる日に備えましょう。

ステップ1: 親と一緒にお風呂の入り方を学ぶ

最初は一緒にお風呂に入って頭や体を洗ってあげながら、入浴の手順を教えるところから始めましょう。シャワーのお湯を出しっぱなしにしない、湯船では潜らない、タオルを入れない、といった基本的なマナーも伝えておきたいところ。
お風呂から出たあとの体の拭き方も、手を貸しながら教えます。

ステップ2: 部分的に1人で洗ってみる

子どもがお風呂の入り方を理解できてきたら、少しずつ自分で体を洗わせます。最初は手や足、プライベートパーツなどから始めて、徐々に洗う範囲を広げていきましょう。手が届きにくい背中や洗い残しやすい脇、指の間などの洗い方も、親が手本を見せながら教えられるといいですね。

体が洗えるようになってきたら、シャンプーにもチャレンジ。耳の後ろや襟足などもしっかり洗うことを教えましょう。髪の長さやボリュームによっては難しいこともあるので、様子を見守りながら必要に応じて手を貸してあげましょう。

お風呂から出たあとに体を拭くのも、拭き残しを手伝う程度で、基本的には見守るスタンスで。

このステップでは、子どもが「1人で洗えるようになった!」という達成感を得ることがポイント。子どもの意欲を見極めながら、あせらず無理のないペースで進めていきましょう。

ステップ3: 週に1回、1人で入る日を決める

子どもが自分で頭と体を洗い、湯船に浸かり、お風呂から出て体を拭くまでがある程度できるようになってきたら、いよいよ1人で入る準備OK。まずは週に1回程度から、1人での入浴に挑戦してみましょう。

子どもがお風呂に入っている間は放置せず、ときどき声をかけるなどして思わぬトラブルが発生していないか確認を。湯船に入る前やお風呂から出る前には、洗い残しや拭き残しをチェックしてあげましょう。最後に、1人でお風呂に入れたことをしっかり褒めると、子どもの自信にもつながることでしょう。

ステップ4: 1人でお風呂に入る頻度を増やす

子どもが1人でお風呂に入ることに慣れてきたら、少しずつ単独での入浴日を増やしていきましょう。上手に洗えなかったり、脱衣所を濡らしてしまったりといった失敗があっても、それも経験のうち。口頭で「こうするといいよ」とアドバイスだけして見守るうちに、子どもなりに考え、工夫してできるようになっていくはずです。

子どもが1人でお風呂に入るときに注意すること

子どもが1人でお風呂に入るときに注意すること
子どもだけで入浴する際には、大人が一緒でないからこそ、危険がないようより一層注意したいもの。
ここでは、子どもが1人でお風呂に入るときに特に気を付けたい点を紹介します。

お風呂の適温は38~40度

子どものお風呂の適温は38~40℃といわれています。湯温は必ずチェックし、熱すぎたりぬるすぎたりしないように気を付けましょう。お湯の量も、しっかり肩まで浸かって温まれるように調節を。

入浴時間は短めに設定

1人でお風呂に入れるようになると、子どもは喜んではしゃいでしまい、ついつい長風呂になってしまうことも。子どもは体温が高くのぼせやすいため、長時間の入浴は避けるべきとされています。15~20分で切り上げるよう、時間を見計らって声をかけるようにしましょう。

浴室のドアを開け、声かけする

子どもが1人で入浴している間は、異変があった場合にすぐ気付けるよう、こまめに声をかけたり、ドアを少し開けておくなどして常に気にかけておきましょう。給湯器に通話機能が付いているなら、入浴中はずっと通話状態にしておくのもひとつの手です。

滑りやすい場所は対策を

浴室の床や浴槽は、お湯やボディーソープ、シャンプーで滑りやすくなりがち。子どもにも、注意するようしっかり伝え、さらに滑り止めのマットなども活用して、万一に備えましょう。

子どものお風呂嫌いを克服させるコツ

子どものお風呂嫌いを克服させるコツ
1人で入浴できるようになってほしくても、そもそも子どもがお風呂嫌い。親と一緒でも、なかなかお風呂に入りたがらない……ということもあるのでは。
入浴をいやがる子どもに、少しでもお風呂好きになってもらえるアイデアを紹介します。

脱衣所を楽しい場所にする

お風呂を遊びの1つとして楽しめる工夫をし、子どもの興味を引いてみると、入浴への誘導がスムーズにできるかもしれません。脱衣所で脱いだ服をカゴに投げ入れられるか競ったり、お風呂の中に持ち込むおもちゃを並べて選ばせたり、ゲーム感覚で楽しみながら浴室に誘導してみてはいかがでしょう。

お風呂におもちゃを持ち込む

浴室の中では、入浴時間を楽しく過ごせるような工夫を。水鉄砲やジョウロ、湯船に浮かべるおもちゃなどを持ち込んだり、石鹸でシャボン玉遊びをしたり、中から人形が出てくる入浴剤を入れたりすると子どもが喜びそうです。

こちらの記事では、親子でお風呂で遊べるアイデアをまとめて紹介しています。ぜひお読みください!
親子のお風呂遊びアイデア12選!家にあるもので簡単手作りおもちゃも

お風呂を生活のルーティンに組み込む

入浴を、洗顔や歯磨きと同様に毎日のルーティンとしてしまうのもひとつの方法。お風呂に入る時間を固定にしたり、「夕食後」や「毎日見るテレビ番組の後」など、きっかけとなるタイミングを決めて1日の流れに組み込むと、スムーズに習慣化しやすいといわれています。

お風呂に入るタイミングは、子どもと一緒に相談して決めるのも大切なポイント。子ども自身が「自分で決めた」という意識になるため、よりスムーズに毎日の習慣となることが期待できるでしょう。

小学生の1人お風呂デビューは自立の第一歩!家族で優しくサポートしよう!

子どもが1人でお風呂に入るようになるのは、小学生の間が多いということがわかりました。子ども自身が「1人で入ろうかな」という意欲を示したら、環境を整えながら家族で温かくサポートして、成長を支えてあげたいですね。

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タツエダコ
タツエダコ

関東在住ライター。万年コリコリの首と肩をほぐしてくれる温泉でのひととき(と、その後の一杯)を楽しみに、日々を過ごしています。真冬の寒い夜に、露天風呂で長湯するのが好きです。

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