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最終更新日:2024年12月01日

体の老廃物を排出するには?日常からできる簡単なデトックス方法 全国

老廃物とは、便や尿、汗などの形で排出される、わたしたちの体の中から出る要らなくなったものの総称です。

日常生活の中で、老廃物は自然に体から排出されていますが、加齢やライフスタイルの影響を受けることも。なんだか体がスッキリしない、もっとスムーズに体から老廃物を排出させたい、というときもあるでしょう。

今回は、老廃物を自然に排出するために効果的な方法をご紹介します。

老廃物とは?

そもそも、老廃物とはなんでしょうか? 老廃物が溜まった状態や排出したほうがよい状態とは、どのようなものなのか、具体的に解説します。

老廃物とはどんな意味?

老廃物は、食事や運動など、日々の生命活動において生じる不要な物質の総称。普段は便から75%、尿から20%、汗から3%、髪や爪からも1%ずつ程度排出されています。

便は消化の残りかす。尿は体内を巡った血液をろ過した結果、残ったもの。汗は体温調節の機能があるとともに体内の不要物も排出してくれます。古くなった皮膚細胞は、垢やフケとなって剥がれ落ちます。

このように、老廃物が体から自然に排出されているのは、体が健康に機能している証拠ともいえるでしょう。


老廃物を排出した方がいいサイン


本来、自然に排出されるものであっても、何らかの理由で体内に留まってしまうことも。たとえば、次のような傾向がある方は、老廃物が溜まっているかもしれません。

  • 便秘になりやすい
  • むくみやすい
  • 肩こりがある
  • 疲れやすい
  • 痩せにくい
  • ストレスがある

こられの症状は腸や皮下組織、筋肉に余分なものが残った状態です。また、ストレスは自律神経の働きを乱し、消化や代謝を妨げることがあります。

これらのサインは、ライフスタイルを見直すチャンス。老廃物を排出するための対策に取り組みましょう。

老廃物を排出するには?


本来わたしたちの体に備わっている「老廃物を排出する機能」がうまく働くことができるよう、日常生活のなかで取り組める方法を5つ紹介します。

老廃物を排出する方法① 水分をたっぷり摂る


老廃物を排出する方法① 水分をたっぷり摂る
老廃物の排出を促したい方にとって、比較的ハードルの低い取り組みが「水を飲むこと」。

たとえば、尿は水分だけではなく、血液中に溶けた老廃物も排出しています。水分不足だと尿量や汗も減り、老廃物も排出されにくくなります。

1日あたりの水分摂取は、体重60㎏の成人男性なら食事から1.3L、飲み物として1.2L、合計2.5Lが目安。喉の渇きを自覚する前に、こまめな水分摂取を心がけましょう。起床時・食事の前後・入浴の前後・寝る前などのタイミングで、1回200ml程度の摂取がおすすめです。

常温の水や白湯ならば、体を冷やさずに済みます。ハーブティなど、ノンカフェインのドリンクもおすすめ。さまざまな味のバリエーションが楽しめるでしょう。

参考:「健康のため水を飲もう」推進委員会 後援 : 厚生労働省

老廃物を排出する方法②食物繊維を摂る 


老廃物を排出する方法②食物繊維を摂る

腸内の老廃物を排出するには、便通を整える「食物繊維」が頼もしい味方。
食物繊維には水に溶ける「溶性食物繊維」と溶けない「不溶性食物繊維」の2種類があり、水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2の割合で摂るのが理想的とされています。それぞれ、以下のような働きが期待できます。

  • 水溶性食物繊維の働き:善玉菌を増やし、有害物質を吸着させて体外へ排出したり、腸内の水分に溶け、便を柔らかくする
  • 不溶性食物繊維の働き:水分を含んで膨らみ、便のカサが増すことで腸を刺激し、蠕動運動を促す

食物繊維は、たとえば、以下のような野菜や果物、豆類に多く含まれています。

  • 水溶性食物繊維を含む食品:海藻類、納豆、山芋、里芋などのネバネバ系の食べ物
  • 不溶性食物繊維を含む食品:ごぼう、ブロッコリー、バナナ、豆類、きのこ類、穀物類、タケノコなど
  • どちらもバランスよく含む食品:オクラ、プルーン、キウイ、サツマイモ、納豆、人参、ジャガイモなど


日本人の食物繊維の摂取基準は18~64歳で1日当たり男性21g以上・女性18g以上とされていますが、実際の推定平均摂取量は一日あたり約14g前後です。意識して摂取したいところですが、食べすぎにも注意しましょう! 不溶性食物繊維を摂りすぎると、水分が吸い取られて便が硬くなったり、食物繊維が膨らんでお腹が張っったりすることも。反対に、水溶性食物繊維を摂りすぎると、便が緩くなりすぎて下痢になることもあります。バランスを意識しながら、毎日の食事に取り入れてみてください。

参考:食物繊維の必要性と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

老廃物を排出する方法③発酵食品を摂る


老廃物を排出する方法③発酵食品を摂る

発酵食品は、腸内の善玉菌を増やし、蠕動運動を促す働きがあるため、老廃物の排出をサポートしてくれます。ただし、善玉菌は腸内にとどまれない性質があるため、摂取し続けることもポイント。

発酵食品は、納豆やヨーグルト、キムチ、味噌、チーズなど、身近にある食材にも多くの種類があります。特に、納豆は食物繊維を多く含む食材ですので、老廃物を排出したい方には特におすすめです。
なお、食品により栄養素が異なるため、いろいろな種類の発酵食品を意識して少しずつ取り入れましょう。

老廃物を排出する方法④適度な有酸素運動

老廃物を排出する方法④適度に有酸素運動

運動をすると全身の巡りがよくなり、老廃物を排出できます。

ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動では、脚の筋肉を使うことで下半身の血流を促し、溜まりがちな老廃物を回収しやすくしてくれます。また、運動で汗をかくことでも、老廃物の排出が期待できます。

運動初心者はウォーキングからはじめ、1日平均1万歩以上を目標にするとよいでしょう。

老廃物を排出する方法⑤湯船につかって入浴


老廃物を排出する方法⑤湯船につかって入浴

入浴をすると、特別な負荷をかけなくても湯温と水圧により全身のめぐりがよくなります。
結果として代謝が上がり、血液やリンパの流れに伴い、老廃物が排出されやすい状態がもたらされます。足先のむくみや肩こりを抱えている人にも、心地よい時間をもたらすでしょう。

おすすめの入浴法は、41℃以下で10~15分程度、肩まで浸かる全身浴です。ぬるめのお湯は副交感神経を優位にするため、リラックス状態に導き、消化活動もサポートしてくれます。

お風呂は自宅以外の楽しみ方も豊富。
たとえば、温泉、サウナ、スーパー銭湯など…特別な日や自分へのご褒美としてだけでなく、近所にお気に入りスポットを見つけてデトックスタイムを楽しむのもよいですね。

老廃物を溜めずにいつまでもフレッシュな体を保とう!

老廃物をスムーズに排出するための方法をご紹介しました。
溜まっていたものがスッキリすると、心まで軽やかになるものです。無理なく楽しみながら取り組んで、いつまでもフレッシュで健康な体をキープしましょう!

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この記事を書いたライター
とも
とも

美と健康に関する情報を発信するフリーライター。 原稿で煮詰まったときは、近所の個室サウナに籠ります。 運動不足解消のため「旅行は修行」と心得、1日2万〜4万歩の距離を歩く健脚です。道中、足湯のありがたみを痛感!

サウナ・スパ健康アドバイザー,正看護師,コスメコンシェルジュ,ボディエステティシャン,フェイシャルエステティシャン

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