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台北から約1時間で行ける礁渓温泉!足湯やレトロ共同浴場からグルメ、全室温泉付きホテルまで完全レポート 全国

台湾の温泉といえば前回ご紹介した「北投温泉」が有名ですが、実はもうひとつ、台北からすぐに行ける人気温泉地があるのをご存じですか?
それが、台北から約1時間ほどの場所にある「礁渓(ジャオシー)温泉」です。街のあちこちに足湯やドクターフィッシュがあり、散策するだけでもワクワクする温泉街です。今回は、絶品ローカルグルメからレトロな共同浴場、プライベート感たっぷりの全室温泉付きホテルまで、礁渓温泉の魅力を紹介します!

台北から約1時間!気軽に行ける「礁渓温泉」 

礁渓車站
礁渓車站(礁渓駅)
台湾というと台北や九份、夜市などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は台湾には各地に温泉があります。今回紹介する礁渓温泉があるのは、台湾北東部に位置する宜蘭県。台北からはバスや鉄道を利用して約1時間前後でアクセスでき、日帰りでも訪れやすい温泉地です。
臺鐵便當本舖の駅弁
台湾鉄道が販売している臺鐵便當本舖の駅弁。左は排骨弁当、右は雞腿便當。各100TWD(約500円)
高速バスならトンネルで山を抜けて40分~1時間、列車なら海岸線を通りながら1時間10分~1時間30分。私は台湾名物の駅弁が食べたくて、列車で出かけました。どちらもおいしくて大満足。
礁渓駅の駅名標
礁渓駅までは台湾鉄道の自強号(特急)や普悠瑪号(プユマ号)、太魯閣号(タロコ号)で約1時間10分
礁渓温泉の面白いところは、山の中にある温泉地ではなく、街なかで温泉を楽しめること。礁渓駅の周辺にはホテルや飲食店、温泉施設などが集まり、歩いているだけでも温泉街らしい雰囲気を感じることができるんです。

台湾を何度か訪れている人なら、定番の観光地とはひと味違う場所にも出かけてみたくなるもの。そんなときにおすすめしたいのが、台北から気軽に足を延ばせる礁渓温泉なのです。

日本統治時代から続く「礁渓温泉」

街を歩けば、あちらこちらに温泉旅館。礁渓ならではの温泉街の風景です。
街を歩けば、あちらこちらに温泉旅館。礁渓ならではの温泉街の風景です。
以前の記事で紹介した北投温泉と同様、礁渓温泉にも長い歴史があります。
台湾にも極上温泉が!北投温泉のお手頃な共同浴場「瀧乃湯」へ 18世紀後半(清朝時代)には、すでに温泉の存在が知られていて、開墾が進むなかで温泉が利用されるようになりました。 その後、日本統治時代に日本人によって温泉旅館が建てられ、温泉街としての基礎が作られました。2000年代以降はモダンな温泉公園やリゾートホテルが次々と誕生し、現在の新旧が心地よく混ざり合う温泉街へと発展しました。

泉質は無色透明・無臭の弱アルカリ性炭酸水素塩泉。クセがなくサラッとした肌触りで、湯上がりの肌がすべすべになることから美肌の湯として人気です!

足湯にドクターフィッシュ!街歩きで温泉体験 

湯囲溝公園の足湯
湯囲溝公園の無料の足湯
礁渓の街を歩いていると、あちこちで温泉に出会います。
温泉公園や湯囲溝公園などには足湯があり、歩き疲れたらちょっとひと休み。足をお湯に浸けるだけでも、温泉地に来たことを実感できます。

ただし、ここでひとつ注意! 日本の足湯は靴下を脱いだらそのままドボン、という感覚ですが、台湾の足湯では、足を洗ってからお湯に入れるのがルール。足湯のそばには専用の足洗い場や水道が用意されています。日本とは違うところなので、気を付けてくださいね。
温泉魚
礁渓名物のひとつ「温泉魚」
さらに、礁渓には温泉水を利用した温泉魚、いわゆるドクターフィッシュを楽しめる場所もあります。料金は1回100TWD(約500円)ほど。
いろいろな種類の魚が泳ぐ温泉魚。好きな場所に足を入れて楽しみます。
水に足を入れると、小さな魚が一斉に寄ってきて…小さい?…いや、デカイ! 日本のドクターフィッシュに比べると、大きくてびっくり。よく見ると、いろいろな種類の魚がいて水槽によってわかれています。中には10cmはあるかという魚も。
大量のドクターフィッシュ
足が見えなくなるくらい温泉魚が集まってきました。
そして、なぜか私の足には大量の温泉魚が!角質を食べてくれる温泉魚は、 最初少しくすぐったいものの、慣れてくるとなんとも不思議な感覚。ですが、錦鯉は痛い!錦鯉の水槽に足を入れたら、 一瞬で「いたっ!」と、足を引っ込めてしまいました。慣れるとクセになるのでしょうか?

本格的な入浴をしなくても、街歩きの途中で気軽に温泉を楽しめる。これも礁渓温泉ならではの楽しみ方と言えるでしょう。

地元の人が通う礁渓の共同浴場  

礁渓温泉では、ホテルや旅館だけでなく、昔ながらの共同浴場でも温泉を楽しめます。
こうした共同浴場は、観光客のためだけにつくられた施設ではなく、地元の人たちが日常的に利用している場所です。日本の温泉地にある共同浴場にも少し似ていますが、台湾ならではの雰囲気があります。

せっかく礁渓まで来たのなら、ホテルのお風呂だけでなく、こうした地元の温泉にも入ってみたいところ。

礁渓温泉公園森林風呂

礁渓温泉公園森林風呂
礁渓温泉公園森林風呂の入口
礁渓温泉公園にある「森林風呂」は、男女別の裸湯。日本のスーパー銭湯のように広く、複数の浴槽があります。料金は大人1人250TWD(約1,250円)で24時間営業。ただし、1時から7時までは浴槽の清掃を行っているので、時間帯によって利用できる浴槽が変わります。
礁渓温泉公園森林風呂案内図
礁渓温泉公園森林風呂案内図
朝5時半に公園内を散歩していたら、お風呂セットを持った人たちと何人もすれ違いました。台湾でも朝風呂を楽しむ文化があるんですね。
礁渓温泉公園内のプール
礁渓温泉公園内のプール
公園内にはプールもあり、こちらも朝から泳いでいる人の姿が。温泉だけでなく、地元の人たちの日常に触れられるような場所でした。
礁渓温泉公園森林風呂公式Facebookはこちら

湯囲溝温泉公園

湯囲溝温泉公園
湯囲溝温泉公園 湯囲風呂入口
もうひとつ訪れたいのが「湯囲溝温泉公園」。園内には、自然に湧き出る温泉の川を利用した「湯囲溝公共澡堂」と、檜を使った男女別の共同浴場「湯囲風呂」があります。

湯囲溝公共澡堂は男性専用で、無料で利用できる昔ながらの共同浴場。1977年に現在の場所へ移され、現在も地元の人たちに利用されています。一方の湯囲風呂は、2005年に整備された湯囲溝温泉公園内にある共同浴場。大人80TWD(約400円)で入浴できます。現在の営業時間は8時〜12時20分、13時〜21時30分。外の足湯は無料で利用できます。

温泉に入ることそのものだけでなく、地元の人たちの暮らしの中に温泉があることを感じられるのも、礁渓温泉を訪れる楽しみのひとつ。今回は時間がなく、実際に共同浴場に入ることができなかったのが残念でした。

温泉街ならではのグルメも楽しみ 

礁渓名物のトマト
温泉街にグルメはつきもの! それは台湾も同じです。
礁渓には台湾らしいローカルグルメを楽しめる店や食べ歩きスポットもあり、温泉と一緒に食も楽しめます。
礁渓では温泉水を利用して野菜を育てる「温泉野菜」も知られています。なかでも空心菜、トマト、ヘチマ、マコモダケは「温泉野菜の四宝」とされる特産品。温泉地ならではの食文化があるのも興味深いですよね。
陳王記鴨飯の鴨肉と空心菜
陳王記鴨飯の鴨肉と空心菜の炒め物で140TWD(約700円)
鴨も礁渓の名物のひとつ。私は行列ができる人気店「陳王記鴨飯」を利用しました。特に人気なのはダックライスですが、お腹いっぱいだったので、鴨肉と空心菜の炒め物をテイクアウトしてホテルの部屋で台湾のビールと一緒にいただきました。
タピオカ入り白水豆花
麥芽糖花生粉圓豆花(タピオカ入り麦芽糖ピーナッツ豆花) 90TWD(約400円)
台湾にいくつか店舗がある「白水豆花」は、礁渓温泉店からスタートした豆花店。現在も礁渓に店舗があります。タピオカやゼリーを合わせた冷たい豆花は、湯上がりでほてった体に染みわたるおいしさでした。

全室温泉付きのホテルでゆっくり

Just Sleep 宜蘭礁渓
今回宿泊したのは、全室に温泉が付いているホテル「Just Sleep 宜蘭礁渓」です。
宿泊したツインルーム
客室の浴室がどこも大きくてびっくり! その分、お湯がたまるまで少し時間がかかりますが、自分だけの温泉を好きな時間に楽しめるのがうれしい。ファミリータイプの客室もあるので、家族で温泉を楽しむのにもよさそうです。
かけ流しでゆったり楽しめます。
部屋着は浴衣で、スリッパではなくビーチサンダル! これは草履の代わりなのでしょうか。
宿泊者専用の大浴場
宿泊者専用大浴場
地下1階には宿泊者専用の大浴場もあります。受付で部屋番号を伝え、スマートフォンなどは貴重品ロッカーへ。そうすると大浴場へのドアを開けてもらえます。

脱衣所と浴室の間に扉はありません
中にはカゴとバスタオル。フェイスタオルは用意されていませんでした。面白いのは、バスタオルを大浴場の中まで持っていくこと。壁にフックが付いているので、そこに掛けておきます。湯上がりはバスタオルで体を包んで出るので、脱衣所の床が水浸しになることもなかったです。
洗い場
洗い場にはシャンプー・コンディショナー・ボディーソープが完備されています。
手前は水風呂
手前は水風呂
湯船は広くてまるでプールのよう!誰もいなかったら泳いでしまいそう。
奥にはジェットバスやジャグジーのようなエリアもあります。お湯の温度は40度ほどで、ちょうどいい温かさでした。
サービスの牛乳
大浴場を出ると、受付でサービスの牛乳がもらえました。
お風呂上がりは牛乳。これは日本も台湾も同じなのでしょうか。ちょっと面白いですね。ここは日本風に腰に手を当てて紙パックの牛乳を飲み干しました。
※浴室の撮影は営業時間外に、ホテルスタッフ立ち合いのもと行いました。

せっかくの露天風呂は雨のため利用者ゼロ
1階には露天風呂もあります。こちらは水着着用。大人用と子ども用に分かれていて、子ども用には大量のアヒルが泳いでいました。
大量のアヒル
浮き輪のレンタルもあり、「これは温水プールでは?」と思ったのですが、ホテルスタッフは笑顔で「露天風呂です」と。なるほど、これも台湾の温泉の楽しみ方なんですね。 

街を歩いていると、ほかにも「全室温泉付き」というホテルの看板を見かけました。北投のホテルに泊まった友人からも、「お部屋に温泉があった」と教えてもらったので、台湾ではホテルの客室で温泉を楽しむのも珍しくないのかもしれません。 

「Just Sleep 宜蘭礁渓」はルームチャージ制となっていて、私が宿泊した時点では5,600TWD(約28,000円)〜。2人で泊まれば1人約14,000円です。温泉を気軽に楽しみたい人には利用しやすいホテルだと思います。

ジャストスリープ宜蘭礁溪(捷絲旅宜蘭礁溪館)
公式ホームページ Just Sleep 宜蘭礁溪

台湾の温泉も楽しいですよ!

礁渓温泉 道しるべ
台北から約1時間で訪れることができる礁渓温泉。足湯や温泉魚で気軽に温泉に触れたり、共同浴場で地元の温泉文化を体験したり、街なかでグルメを楽しんだり。温泉に入ることだけが目的ではなく、街歩きも楽しめる旅になります。今回はホテルにも泊まりましたが、日帰りでも十分楽しめるのが礁渓温泉のいいところ!なんとなく、日本の熱海を思わせる温泉街でした。
屋台街は屋根付きなので雨の日も安心!
台北から少し足を延ばして、台湾の温泉街を歩いてみる。そんな旅先として、礁渓温泉に出かけてみませんか?


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この記事を書いたライター
さとちん
さとちん

温泉とご当地グルメを愛するおでかけ&グルメ&旅ライター。 休日や旅先では朝風呂でパワーチャージ! 温泉ソムリエになりました。

温泉ソムリエ,サウナスパ健康アドバイザー,銭湯検定4級,高齢者入浴アドバイザー

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