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サルに会える温泉地!地獄谷野猿公苑でほっこり冬の旅 長野

サルが温泉に浸かっているのをテレビで目にして、「どこにあるんだろう?」と思ったことがある人も多いでしょう。

この微笑ましい光景は、長野県にある「地獄谷野猿公苑」で見られるもので、野生のサルが雪景色の中で温泉に浸かる姿を間近で観察できます。

本記事では、地獄谷野猿公苑の魅力や見どころ、サルと温泉との関係性、地獄谷周辺の観光スポットについて紹介します。サルを観察した後にほっこりと浸かれる温泉も紹介するので、野生のサルを観察する貴重な自然体験と温泉をあわせて楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。

地獄谷野猿公苑とは?魅力と見どころを紹介

地獄谷野猿公苑とは?魅力と見どころを紹介
最初に、地獄谷野猿公苑の概要や見どころを紹介します。

地獄谷ってどこ?アクセスと立地

地獄谷野猿公苑は、長野県山ノ内町、志賀高原のふもとに位置する上信越高原国立公園内にあります。標高約850メートルの山あいに広がる自然豊かな場所で、切り立った岩壁や原生林に囲まれた“秘境”のような立地が特徴です。

アクセスは公共交通機関が便利で、東京方面からは北陸新幹線で長野駅へ行き、長野電鉄に乗り換えて湯田中駅へ。駅からバスで約15分、「スノーモンキーパーク」バス停下車後、徒歩約35分の山道を進むと到着します。

山道は整備されていますが、冬季は積雪や凍結が多いため、滑りにくい靴と防寒対策が必須です。雨天時や秋の落ち葉の季節も足元が悪くなるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

野生のサルが温泉に入る唯一の場所

地獄谷野猿公苑は、温泉に入る「スノーモンキー」を観察できる世界で唯一のスポットとして知られています。雪が降り積もるなか、湯気の立つ温泉に肩まで浸かるニホンザルの姿は、日本ならではの光景として海外メディアでもたびたび紹介され、多くの旅行者を惹きつけてきました。

ここで見られるサルたちは野生のまま自由に行動しています。檻や囲いがない環境のなかで、群れで過ごしたり、渓谷を移動したりする自然な姿を間近に観察できるのが大きな魅力です。

公苑の観察ルールと楽しみ方

地獄谷野猿公苑では、野生のニホンザルと人が安全に共存するための、いくつかの観察ルールが設けられています。もっとも大切なのは、餌付けや接触をしないことです。食べ物を見せたり与えたりすると、サルが人に近づきすぎてしまい、思わぬトラブルにつながる恐れがあります。サルたちはペットではなく、あくまで野生動物であることを意識することが必要です。

また、大声を出したり、サルの目をじっと見つめたりする行為も避ける必要があります。サルの社会では、目を見つめることは敵意のサインと受け取られるため、刺激しないよう静かに距離を保って観察するのが基本です。

写真撮影は可能ですが、カメラやスマートフォンを近づけすぎたり、自撮り棒やドローンを使った撮影は禁止されています。こうしたルールを守ることで、サルたちは人間を過度に意識せず、自然な姿を見せてくれるでしょう。

サルと温泉についてよくある質問

サルと温泉についてよくある質問
続いて、サルと温泉についてよくある質問や疑問について紹介します。

サルはどうして温泉に入るの?

地獄谷野猿公苑のサルが温泉に入る理由は、厳しい寒さから体温を守るためだと考えられています。ニホンザルは、氷点下になる環境でも暮らせる数少ないサルですが、冬の寒さはやはり過酷なもの。自然の中で生き抜くためのひとつの生存戦略として、温泉に入ることで体を温め、エネルギーの消耗を抑えているのです。

この行動が始まったのは1960年代に地獄谷野猿公苑が開苑した当初、好奇心旺盛な子ザルが近くの旅館の露天風呂に入ったことがきっかけと言われています。その様子を見たほかのサルたちが真似をするようになり、やがて寒い時期になると温泉に入る行動が群れの中に定着していきました。

どんなサルが温泉に入るの?

地獄谷野猿公苑で温泉に入る姿が見られるのは、主にメスと子ザルです。

群れの中でもすべてのサルが温泉を利用するわけではなく、オスザルはあまり入浴しない傾向があります。体力のあるオスザルは、外敵やトラブルなどにすぐ対応できるよう常に動けるようにしていたり、毛が濡れて体が小さく見えるのを嫌ったりすることなどが理由として考えられています。

一方、メスや子ザルは寒さの影響を受けやすく、体温を保つために温泉を利用する姿がよく見られるようです。そのため、雪が降る日や気温が低い日は、温泉に入る様子が特に観察しやすくなります。

サルと一緒に温泉に入れるの?

サルと一緒に温泉に入浴することはできません。もともとは人間用の露天風呂にサルが入ったことがきっかけでしたが、現在は衛生面や安全面への配慮から、サル専用の温泉とされています。

公苑は、一緒に体験する場所ではなく、観察を楽しむための施設です。そのため、サルへの接触や餌付けは禁止されており、近づきすぎたり、話しかけたりすることもできません。これらは、サルを守るだけでなく、訪れる人の安全を確保するためにも欠かせないルールとなっています。

サルはいつでも見られるの?

地獄谷野猿公苑のサルは一年中生息していますが、いつ訪れても必ず温泉に入っているというわけではありません温泉に入る姿が観察しやすいのは、12月から3月頃の寒い時期です。雪が降り、気温が低い日ほど入浴するサルが増え、微笑ましい光景に出会える可能性が高くなります。

一方、春から秋にかけては、サルたちが山に戻って過ごすことも多く、温泉に入る姿はあまり見られません。これらの時期でも公苑に姿を見せることはありますが、天候やタイミングなどによる影響が大きく、観察できない日もあります。そのため、訪問前には公式サイトのライブカメラやSNSなどで、当日の状況を事前に確認しておくのがおすすめです。

公苑とあわせて巡りたい!地獄谷周辺の観光スポット

続いて、地獄谷野猿公苑とあわせて巡りたい、周辺の観光スポットを紹介します。

渋温泉|情緒あふれる外湯めぐりの街

渋温泉|情緒あふれる外湯めぐりの街
獄谷野猿公苑を訪れたら、ぜひあわせて立ち寄りたいのが「渋温泉」です。湯田中駅近くに広がる渋温泉街は、昔ながらの木造旅館や石畳の小道が残る、情緒たっぷりの雰囲気が魅力。どこか懐かしさを感じる街並みの中を、下駄の音を響かせながら歩くだけでも、温泉地ならではの旅情を味わえます。

渋温泉名物といえば、宿泊者が楽しめる「九湯めぐり」。街に点在する9つの外湯を、祈願手ぬぐいにスタンプを押しながら巡る体験は、観光と温泉を同時に楽しみたい人にぴったりです。射的や小さな土産物店、食事処も点在しており、時間に追われずゆったりとした街歩きを楽しめるのも魅力のひとつです。

渋温泉は、地獄谷野猿公苑から約2.5kmの距離にあり、徒歩や車でアクセス可能。サルを観察したあとは、自分たちも温泉でひと息つくという流れで、旅の満足度がぐっと高まるはずです。渋温泉の楽しみ方をより詳しく知りたい人は、以下の関連記事もぜひ参考にしてみてください。
渋温泉でのおすすめの過ごし方◎レトロな街並みと外湯めぐりを楽しむ

湯田中温泉|スノーモンキーパークの玄関口

湯田中温泉|スノーモンキーパークの玄関口
湯田中温泉」は、地獄谷野猿公苑へ向かう際のアクセス拠点となる温泉街です。長野電鉄の終着・湯田中駅があり、東京方面からの公共交通機関でも訪れやすいため、観光の拠点として多くの旅行者に利用されています。地獄谷野猿公苑へは、ここからバスと徒歩で向かうのが一般的です。

温泉地としての歴史も古く、周辺には老舗旅館から気軽に泊まれる宿まで宿泊施設が豊富にそろっています。源泉が多く湯量も豊富なため、開放感のある大浴場や露天風呂を備えた宿が多く、サルを観察した後の冷えた体をゆっくりと温めるのに最適です。

また、湯田中温泉周辺には食事処やカフェ、土産店なども点在しており、観光合間の時間も有効に使えます。温泉街らしい落ち着いた雰囲気の中で、地元食材を使った料理やほっとひと息つけるカフェタイムを楽しむのも良いでしょう。

志賀高原|四季を通じて楽しめる自然リゾート

志賀高原|四季を通じて楽しめる自然リゾート
志賀高原」は、上信越高原国立公園の中心部に広がる日本有数の高原リゾートです。標高1,500〜2,000m級のエリアには湖沼や湿原が点在し、手つかずの自然が残ることから、ユネスコエコパークにも指定されています。地獄谷野猿公苑の周辺観光としても相性がよく、訪れる季節によって異なる魅力を楽しめます。

冬は国内屈指のスキーリゾートとして知られ、広大なゲレンデでウィンタースポーツを満喫できます。一方、雪解け後の春から夏にかけてはトレッキングやハイキングが人気で、高山植物や湿原の景色を楽しめるのが魅力。秋には高原一帯が赤や黄色に染まり、紅葉スポットとしても多くの人が訪れます。地獄谷野猿公苑で野生動物を観察したあとに志賀高原を巡ることで、自然体験の幅がさらに広がるでしょう。

また、ロープウェイで山頂駅まで一気に上がる空中散歩や、景色の良さで知られる高原ドライブも人気の楽しみ方です。天候に恵まれれば、雄大な山並みや遠くの景色まで見渡せ、写真撮影にも最適です。

小布施|栗スイーツとアートの町

小布施|栗スイーツとアートの町
布施(おぶせ)は、情緒ある町並みと食や文化を同時に楽しめる、長野県屈指の観光地です。町の象徴ともいえる石畳の散策路「栗の小径」は、栗の木を再利用した舗装が特徴で、歩くだけでも小布施らしい雰囲気を感じられるスポットです。

文化面では、葛飾北斎が晩年を過ごした地として知られ、代表的な観光施設として「北斎館」があります。肉筆画や祭屋台の天井絵など、江戸文化と芸術に触れられる展示が充実しており、温泉や自然観光とは一味違った体験ができます。

また、小布施といえば外せないのが栗を使用したグルメです。老舗の栗菓子店から、和モダンなカフェまで点在しており、モンブランや栗おこわ、季節限定スイーツなどを目当てに訪れる人も少なくありません。町はコンパクトにまとまっているため、散策しながらカフェやショップを巡るのも楽しみ方のひとつと言えるでしょう。

地獄谷野猿公苑からは車で約1時間とアクセスしやすく、半日〜1日で気軽に足を延ばせる小旅行先としても最適です。

おサルの後は人も温泉でほっこり!地獄谷野猿公苑周辺のおすすめ温泉施設3選

最後に、サルを観察した後に訪れたい、地獄谷野猿公苑周辺のおすすめ温泉施設を3ヶ所紹介します。冷えた体をほっこりと温めるのに最適なので、旅の疲れを癒しに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

歴史の宿 金具屋

歴史の宿 金具屋
歴史の宿 金具屋
歴史の宿 金具屋」は、渋温泉を代表する老舗旅館として知られ、昭和初期に建てられた木造建築が今も大切に受け継がれている、情緒あふれる温泉宿です。館内には国の登録有形文化財にも指定されている建物が点在しており、足を踏み入れた瞬間から、まるで時代をさかのぼったかのような非日常の空気に包まれます。

温泉は自家源泉を複数所有し、館内にある大浴場や露天風呂、貸切風呂のすべてが源泉かけ流し。湯船ごとに異なる趣と湯ざわりを楽しめるため、湯めぐり感覚でじっくりと温泉を堪能したい人におすすめです。

客室はそれぞれ造りや雰囲気が異なり、伝統的な和の佇まいを残しながらも、落ち着いて滞在できる空間が整えられています。

温泉の源泉は自家源泉4本と共同源泉2本の合わせて6本の源泉が、内湯(×2)、露天(×2)、5つの貸切風呂、客室風呂に使用されています。豊富な源泉のおかげで全ての風呂が完全な掛け流しです。
特に客室風呂(プラスチックの浴槽)は空の浴槽に自分で蛇口をひねって源泉を注ぐので、注ぎたての源泉に入れます。硫黄臭が香る素晴らしい湯でした。(
湯巡り三昧さんの口コミ

「千と千尋の神隠し」のような世界へ!「歴史の宿 金具屋」をまとめた記事もぜひご覧ください。
「歴史の宿 金具屋」を120%楽しむ!登録有形文化財の歩き方、八湯めぐり、無料ツアー完全ガイド

渋温泉 湯本旅館

渋温泉 湯本旅館
典:https://www.sibu-yumoto.jp/hotspring

「渋温泉 湯本旅館」は、渋温泉の中でもひときわ源泉へのこだわりが強い宿で、豊富な湯量を誇る自家源泉をそのまま楽しめるのが大きな魅力です。源泉かけ流しで、渋温泉ならではのやや熱めでキリッとした湯ざわりを存分に堪能したい人におすすめです。

大浴場や露天風呂はシンプルながら清潔感があり、観光や地獄谷野猿公苑散策で冷えた体をしっかり温めるのに最適。客室は落ち着いた和室が中心で、静かにくつろげる空間が整えられています。

渋温泉の中心部に位置しているため、九湯めぐりや温泉街の散策にも便利です。豪華な設備や演出よりも、本物の温泉をじっくり味わいたい人、渋温泉の外湯めぐりとあわせて拠点となる宿を探している人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
たまたま、貸切風呂が空いてなく、本当たまたま内風呂が空いていて、そこをご主人の粋な計らいで貸してくださいました。「どなた様でもゆっくり入って行って欲しい」とご主人がおっしゃっていました。
今度は泊まりでまたお伺いしたいなと思いました。ありがとうございました!(
やちさんの口コミ


渋温泉外湯 九番湯・大湯

渋温泉外湯 九番湯・大湯
出典:https://shibuonsen.net/onsen/sotoyu/#sotoyu9

「渋温泉外湯 九番湯・大湯」は、木造の建物や昔ながらの湯屋の雰囲気が色濃く残る、観光客でも気軽に立ち寄れる共同浴場です。

渋温泉ならではの豊富な湯量とやわらかな肌触りが魅力で、神経痛や疲労回復によいとされている泉質なので、観光で歩き疲れた体を癒すのにぴったりです。脱衣所や浴室は地元の共同浴場らしい素朴なつくりですが、清潔に保たれており、地元の人と同じ湯を共有する“本物の湯治文化”に触れることができます。

渋温泉街の散策とあわせて温泉体験を楽しみたい人や、宿のお風呂だけでなく地元の共同湯に入ってみたい人、温泉文化を深く味わいたい人などに特におすすめです。また、地獄谷野猿公苑での観察後に、渋温泉街を歩きながら立ち寄るのにもぴったりです。
渋温泉の旅館に宿泊すると九つの共同湯を無料で外湯巡りできます。手拭いのスタンプラリーは九湯揃うと最後に渋高薬師でスタンプを押します。これで万願成就するそうです。
九つの共同湯はどこも3人~4人サイズの浴槽に激熱の源泉が掛け流されています。水を入れてもなかなか入れないほど熱い湯の所が多かった。
九番湯・大湯だけは宿泊者でなくても入浴できます。九番湯・大湯だけは他の外湯とは泉質が異なり、薄茶色の濁り湯(透明度40cm)でした。金気臭が感じられました。(
湯巡り三昧さんの口コミ


地獄谷でサルと温泉の癒し旅を楽しもう

地獄谷野猿公苑では、特に寒い時期に野生のサルが温泉に入る微笑ましい姿を観察できます。周辺には人気の観光地も多いので、自然体験とあわせてぜひ訪れてみてください。

地獄谷野猿公苑の露天風呂はサル専用となっているので、冷え切った体を温める際は周辺の温泉街に行くのがおすすめです。歴史あふれるお宿や、九湯めぐりなど、旅を彩る温泉文化も根強い街なので、ぜひサルの観察とあわせて楽しんでくださいね。
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AREC
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Web、紙、動画など、媒体を問わずクリエイティブ精神豊富に活動するフリーライター。運動をする機会が少ないため、サウナや岩盤浴で汗を流し、温泉で体をほぐすのが日々の癒しです。

温泉ソムリエ

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