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作成日:2025年02月06日

サウナの効果もさらに高まる! 心身の不調を改善させる「リセット腸活」って? 全国

腸は“第二の脳”と呼ばれているほど、心身の健康を保つために重要な臓器。しかし、現代人のほとんどは、「腸の機能不全=腸疲れ」に陥っているんだとか。さまざまな不調を引き起こす「腸疲れ」は、健康が損なわれ病気になりかけている「未病」の段階だと言っても過言ではないそう。

そんな「腸疲れ」を解消するための新習慣として注目されているのが「リセット腸活」。先日、ウェルビーイングな食生活を提案するブランド「ZEMB」が、「リセット腸活」に関するセミナーを行いました。

心と身体の健康を守る「リセット腸活」って?

 「ZEMB」が主催した「リセット腸活『グルテンコントロール』セミナー」には、消化器外科医の福島正嗣先生が登壇し、「腸疲れ」の危険性や「リセット腸活」の効果について講演を行いました。
 
また、“腸活の女王”と呼ばれる加治ひとみさんと、実家がサウナの聖地「サウナしきじ」で、自身もサウナ事業のプロデュースを手掛ける笹野美紀恵さんも特別ゲストとして登場。腸活やサ活が叶える美と健康の効果について、有益なトークを繰り広げました。
 

「腸疲れ」がさまざまな不調の原因に

 まず、福島先生が問題提起したのが、腸が万全に機能しない状態である「腸疲れ」について。なんと現代人の約8割が、この「腸疲れ」に陥っているんだとか。

 現代人に多い「腸疲れ」とは?
福島 「腸疲れ」の状態だと、食べ物や飲み物をうまく消化吸収できなくなったり、便などの老廃物の排泄が滞ったりしてしまいます。腸は、人間の身体の免疫の7割を司っていたり、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を分泌したりするので、「腸疲れ」は心身の不調につながってしまうんです。

 「腸疲れ」の症状とは一体…?
福島先生によると、「腸疲れ」によって引き起こされる心身の不調は、便秘、肌荒れ、慢性的な片頭痛、生活習慣病の悪化、花粉症やぜんそくなどのアレルギー、喉のつかえ感…とさまざま。ひとつの臓器の不調が、こんなにも多種多様な症状につながるとは驚きです。
 

「腸疲れ」の原因は、現代人が抱える3つの問題

 心にも身体にも悪影響を及ぼす「腸疲れ」の原因は、大きく分けて「ストレス」「睡眠不足」「食生活の乱れ」の3つ。これらはどれも、現代人の多くが抱えている問題です。実際、ゲストのお二人も「腸疲れ」について思い当たることがあるといいます。
 「腸疲れ」について語る加治ひとみさん
加治 昨年末、忙しくてなかなかちゃんとした食事がとれなくて。そのうえ、睡眠不足だったし、ずっと交感神経優位の状態が続いていました。そのころの自分を振り返ると、「腸疲れ」の症状が出ていた気がして。今、先生のお話を聞いてはっとしました。

 「腸疲れ」について語る笹野美紀恵さん
笹野 私は移動が多い生活なので、その間に睡眠をとることが多いんです。だから、どうしても眠りが浅くなってしまって。そうすると、だんだんお腹が張って苦しくなってくるんですよ。かと思うと今度は肩が凝ったり、次々といろいろな不調が出てきて。もしかしたら、これも「腸疲れ」が原因だったのかもしれないなと、腑に落ちた気がします。

「リセット腸活」で心身の健康を手に入れよう!

 そんな「腸疲れ」を改善する方法として、福島先生が提案するのが「リセット腸活」。これは、従来の一般的な腸活とはアプローチの方法が異なります。

 「リセット腸活」について解説する福島正嗣先生
福島 腸活というと、乳酸菌や食物繊維を積極的に摂取する、いわば“足し算”の方法が一般的ですよね。でも、多くの現代人の腸はかなり荒れているんです。貧しい土壌にいきなり苗を植えても育たないように、荒れた腸のままでは、どれだけいい成分を取り入れても思うように効果が出ません。土を耕すのと同じように、まずは腸の状態をリセットして、環境を整えてあげることが重要です。
 
「リセット腸活」を行うと、胃腸の調子がよくなるのはもちろん、肌質がよくなったり、アレルギーが改善されたり、アンチエイジングにもつながるなど、さまざまな効果が得られるそう。

 「リセット腸活」のうれしい効果
腸の状態をリセットするには、一定期間食事を断つファスティングで、腸を休ませることも有効です。ゲストの笹野さんは、サウナに入ることで自分の体調を確認し、調子が悪いときには腸を休ませてリセットする習慣をふだんから取り入れているといいます。
 
笹野 私はご飯もお酒も大好きなんですが、たくさん食べたり飲んだりしたあとは、胃腸の調子が悪くなります。すると、サウナに入っても汗をかきづらくなるんです。そんなときは、数時間のライトなファスティングをしたり、固形物を抜くようにしたりして、体調を整えるようにしています。
 

2週間の「グルテンコントロール」で「腸疲れ」が改善

画面左が正常な小腸、右が荒れた状態の小腸。福島先生のもとを訪れる患者さんのほとんどが右の状態だとか。

福島先生は、「リセット腸活」のもっとも取り組みやすい方法は「グルテンコントロール」だと話します。グルテンとは、うどんやパスタなどの小麦を原料とした炭水化物に多く含まれている、もちもちとした食感を生み出す成分です。おいしさのもとになっていますが、とりすぎると腸内環境を悪化させる原因になるのだとか。
 
福島 グルテンは腸の粘膜にへばりつくので、炎症を起こす原因になります。また、グルテンを摂取すると分泌されるゾヌリンという成分が、腸の粘膜同士の結合を壊してしまうんです。すると腸の粘膜にできた隙間から、毒素やアレルゲンが直接血液の中に入り込むことも。だから「腸疲れ」が片頭痛やアレルギーにもつながるんです。なるべくグルテンを控えた食生活をすれば、腸を正常な状態に戻すことができます。
 
「グルテンコントロール」による「リセット腸活」の実践は、まず2週間、主食やおやつのグルテンを控えることから始めるといいそう。いきなり食生活を変えるのが難しい場合は、グルテンフリーのパスタやパンなどに置き換えるのがおすすめです。

 「リセット腸活」の実践法
福島 「グルテンコントロール」は、2週間でも確実に効果が出ます。ただ、いきなりすべての食事をグルテンフリーにするのは難しいですし、逆にストレスになってしまうので、ふだん食べている小麦製品を、米粉や豆粉を使ったものに置き換えるのがいいと思います。まずは、おやつや夜食だけでも構いません。僕の患者さんも、2週間「グルテンコントロール」に取り組んだだけで、長年苦しんできた症状が改善されて、涙を流してよろこぶような方もいますよ。
 
いろいろな食品に含まれているグルテンを、まったくとらない食生活はとても難しいし、ストレスもたまります。でも、主食やおやつを置き換えて、グルテンを控える食事を意識するだけなら気楽に続けられそうです。それで心身の不調が少しでも改善されるなら、試してみる価値はありますよね。

サウナも「腸疲れ」の改善に効果的!

 さらに、サウナに入ることも「腸疲れ」の改善には有効だとか。「リセット腸活」と合わせて行えば、さらなる効果が期待できそうです。
 
サウナの専門家である笹野さんは、サウナが心身にもたらす恩恵について、こう語ります。

 サウナの効能について語る笹野美紀恵さん
笹野 現代人は刺激の多い生活をしているので、興奮状態でいることが多いんです。私が思うサウナの一番のメリットは、デジタルデトックスができること。スマホから離れることで、強制的にマインドがオフにできますからね。また、脳も熱が加わることによって情報遮断モードに切り替わります。その状態でゆっくり深呼吸をすると、心身ともにリラックスすることができるんです。
 
さらに、サウナの効果をより高めるポイントについても教えてくれました。

笹野 サウナに入ると無呼吸になってしまう人が多いんですが、有酸素運動と同様に呼吸を意識するのがポイントです。とくに吐くときは、肋骨で指をはさめるくらいまで息を出し切るようにしてみてください。そして、私もよくやっているのですが、身体が温まった状態で、腸のあたりをもみほぐしてあげるのもおすすめです。

 腸のもみほぐす様子を実演してくれた笹野美紀恵さんと、それを見守る加治ひとみさん
腸のあたりをもみほぐす様子を実演してくれた笹野さん

福島先生によると、笹野さんの話には医学的にも根拠があるそうです。
 
福島 呼吸するとき、吐くことを意識するのは正しいポイントですね。副交感神経が刺激されることで、内蔵の働きがよくなるので、腸の機能改善にもつながると思います。

「サ飯」にも「リセット腸活」を取り入れてみよう!

 「ZEMB」が主催した「リセット腸活『グルテンコントロール』セミナー」
心身の健康を叶える「リセット腸活」で「グルテンコントロール」を行うとき、置き換え食品として取り入れやすいのが「グルテンフリー食品」。
 
「サ飯」はつい、がっつりしたものを選んでしまいがちですが、専門家の笹野さんも実践しているように、食事を軽くしたり、腸にいいものを摂取したりするほうが、サウナの効能をより高めることにつながるかもしれません。
 
とくに、「腸疲れ」が引き起こす不調を感じるときには、サウナの前後に食べる食事も「グルテンコントロール」を意識してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたライター
近藤世菜
近藤世菜

エンタメ関連の記事を中心に執筆しているフリーライター。箱根や伊香保など、関東近郊の温泉地をふらっと訪れることが多い。趣味の推し活遠征の合間に、各地の日帰り温泉やスーパー銭湯で疲れを癒やすことも。

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