龍神の井戸の秘密ご存じですか??【花和楽の湯の秘密】
[埼玉県] おがわ温泉 花和楽の湯
突然ですが、おがわ温泉 花和楽の湯にある「龍神の井戸」って知ってますか?
花和楽の湯の玄関を外から正面にみて右手側にある「龍神の井戸」です。
立て看板があるのですぐに分かるので是非一度ご覧ください。
では、なぜ「龍神の井戸」なのか?
本日はその「龍神の井戸」のエピソードをご紹介します。
【龍神の井戸の由来】
むかしむかし、新田家二代目、三十四郎翁が庭に井戸を掘ったそうじゃ。
その井戸は不思議なことに、どんな干ばつにもいつも満 々 と豊かな水を湛え、決して枯れることがなかった。
ところが、もっと不思議なことがおこったそうな・・・
ある日、孫の勝男がその井戸に落ちてしまったんじゃ。
真っ暗な暗い井戸の中ではいくら叫んでも誰も助けに来てくれない。
バシャバシャもがけばもがくほど水に吸い込まれるように体が沈んで行く。
ガバガバ水を飲み、遠のく意識の中で「もう駄目だ」子供心に諦めかけた時、なんと井戸の底からたくさんの蛇が出てきて、勝男の背中を押し上げたのじゃ。
グイグイと力一杯持ち上げる蛇達・・・。お陰で勝男の体は水中を抜け出しやっと息がつけるようになると怖いやら、気持ち悪いやら、ホッとするやらで、ワッーと大泣き。
たまたま通りかかった母親のキクが気がついて、助けられたんじゃが、キクが言うには蛇なんて一匹もいなかったと言う。
それからは、水の神様・龍神様に子を助けてもらったと竹次が蛇神様を庭にまつり新田家の守り神にしたそうじゃ。
以来、新田家の井戸は「龍神様の井戸」と呼ばれるようになったとさ。
めでたしめでたし・・・。
でも、考えてみると今度は勝男の息子の悟詞が温泉を掘り当てて代 々 続いた瓦工場の跡地を温泉にしたそうじゃ。
ほんに龍神様の不思議な巡り合わせを感じるのぉ。
以上
コレ嘘のような本当のエピソードです。
男子露天風呂に夜になると突如現れる湯守りの神様【人面石】や【龍神の井戸】等、こんな面白いエピソードが沢山詰まった日帰り温泉も中々無いですよね♪