会津の奥座敷、東山温泉で風格ある佇まいの湯宿、『向瀧(むかいたき)』
[福島県] 会津東山温泉 向瀧
今回の温泉探訪記ガイドはこの人
温泉ソムリエアンバサダーのmasumiです。
日本全国秘湯のお宿からスタイリッシュな憧れの湯宿系、はたまた野湯を含めて、
全国イロイロと旅歩いております(笑)
温泉探訪記@niftyでは、お宿系の温泉を綴っていこうかな~と思っております。
お湯に拘る方ならば、折角泊まるお宿の温泉もいい温泉であれば嬉しいはず…
そんな思いもあって、あまり温泉好きな方向けには開示されていない温泉情報(特にのみ不可情報)を、綴っていきたいと思います。ご旅行の際の参考になれば嬉しいです^^♪
福島県会津若松市。
地図で見ると右の太平洋側ではなく、新潟県側に近いほうにある町です。
こちらのお宿は、実は登録有形文化財一号・二号認定。
私がこの『向瀧』さんを訪れたのは、1月の大雪降る連休でした。
幻想的な灯り、雪の季節だけ限定の「雪見ろうそく」。
雪の季節のみ、雪見ろうそくという、幻想的なイベントをやってらっしゃいます。
16時頃には雪見ろうそくの支度をひとつずつ、手を掛け、
17時からろうそくに火を灯し、18時には明かりが消えてしまいます。
この時期限定の、なんとも、幻想的な雪景色・・・。
部屋風呂も、もちろん源泉掛け流し! 小さいから新鮮さが引き立つのは◎
前述のとおり、登録有形文化財一号・二号認定の見事な木造建築のため、
部屋の外はやはり雪深い土地、寒さがしんと堪えます。
今回、泊まらせていただいたのは、
昔の造りによくある、ちょっと急な木造階段の中二階?のようなところにあるお部屋。
このお部屋には、小さいけれど、四六始終源泉掛け流しの、素敵なお風呂が付いています。
そして、滔々と注がれる蛇口は析出物でガビガビ(笑)
名湯の証拠ですね。
寒い冬、かじかんだ体をじんわりと温めるお湯は、
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。(源泉温度は56度、pHは7.7)
一体何度、滞在中にこのお湯に浸かったでしょう。
お部屋のお風呂も良いですが、
貸切風呂も全部で3つ、好きな時間に好きなだけ、利用することができます。
大浴場も男女でふたつずつ。
それも全部、源泉掛け流し、申し分ないお風呂の数とお湯の量です。
大理石の「さるの湯」はちょっとぬるめ。
「きつね湯」はちょっと熱め。
湯口は析出物ガビガビです。
「きつね湯」の前には、大理石で出来た重厚な洗面所も!
会津藩の贅を尽くした様を垣間見た気がします。
趣き◎ お料理◎ お風呂◎ 仲居さんの気配り・心配り◎ オール5の良宿!
さて、お料理。
若いのにきちんとした(ここが向瀧さんの教育の賜物だと思いますが)
とても感じの良い仲居さんが、お部屋にて準備してくださいます。
お夕飯。
福島酵母牛のプチすき焼きと、このほか、福島酵母牛の姫ステーキも!
向瀧の名物、鯉の甘煮(量が多いときは真空パックでお持ち帰りも可能です)。
会津の名物、こづゆ。
お部屋のおこたでいただくお夕食はのんびりと・・・、
そうそう、向瀧で醸している『美酒佳肴(びしゅかこう)』(日本酒)も頂戴しました。
※オリジナル山廃仕込み純米酒
福島のごちそうでおなかがいっぱい、
そして再び湯に浸かり、いつもより早く就寝・・・
旅先のほうが規則正しい生活を送れるんですよね。。
朝は真白な雪景色。
うーん、趣き◎ お料理◎ お風呂◎ 仲居さんの気配り・心配り◎
うまく伝わらないかもしれませんが、
このお宿の、お客様のもてなしようは
ここは一泊3万以上の高級旅館だったかしら!?と思わせるほどの丁寧さ&満足感。
間違いなく、もう一度行きたいお宿にランクインです。
今度は、季節が違う時期に・・・。
【向瀧HP】→http://www.mukaitaki.com/?gclid=CJ-t_OqrtacCFQv3bwod9Tl1AA
◆温泉情報◆
源泉温度:56.2度
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
pH:7.7