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温泉ライターの荷物はこんなに違う!プライベートと取材、それぞれで必ず持っていくもの 全国

こんにちは! ニフティ温泉ライターの権丈です。

温泉旅行に出かけるとき、どんなものを持っていきますか?

私の場合、「温泉に入りに行く」のと「温泉を取材しに行く」のとでは、荷物がまったく違います。

プライベートなら、できるだけ身軽に出かけたいところ。ところがお仕事取材となると、カメラや交換レンズだけではありません。三脚・照明機材・もろもろの撮影小道具など、機材がどうしても増えてしまいます。

同じ温泉旅でも、目的が変われば持ち物はこれほど変わるもの。

今回は、ライター歴10年超、通算でも30年以上にわたり全国の温泉をめぐってきた筆者が、プライベートと仕事、それぞれの温泉旅で「これは欠かせない」と感じている持ち物を紹介します。

プライベートの温泉旅では、できるだけ身軽に

筆者の場合、プライベートではあまり余分なものは持って行かず、荷物はできるだけシンプルにしたいと考えるタイプです。
 

プライベートでいつも持っていく荷物

プライベート旅行や日帰り入浴での主な荷物は、以下の通り。

プライベート旅行でのバッグの中身の一例
プライベート旅行でのバッグの中身の一例
 
フェイスタオル / 着替え / スマホ / カメラと交換レンズ(趣味用の小型タイプ) / 飲泉用のプラコップ / 手帳 / 筆記用具

温泉に入ると汗をかくので着替えはもちろん、フェイスタオルは3枚前後持参します。数カ所湯めぐりをする場合、ついつい施設にタオルを忘れて置いてきてしまったりすることがあり、予備はどうしても必要です。

ただし、日帰り入浴1カ所だけして帰るといった場合は、フェイスタオル1枚だけ持って施設に行くというケースもあります。
 
手帳
手帳
 
筆者にとって大変重要な小道具が「手帳」です。実は20年以上にわたり、自ら入浴した温泉の泉質や特徴を、入浴後必ずメモするようにしています。
 
全国各地の温泉に入り続けていると、過去に訪れた温泉の記憶も徐々に薄れてしまいます。再訪した温泉でも基本メモしています。温泉には経年変化があって泉質そのものや泉温・湧出量が変化したり、施設の湯使いが変わることもあるので、定期的な確認は重要な作業です。
 
メモした内容は、自宅に帰ったらパソコンに入力してデータ化。メモの中身はお見せできませんが、このデータが筆者の温泉記事を執筆するうえでの重要な情報源になっています。
 
ケロリン製のマイ飲泉カップ
ケロリン製のマイ飲泉カップ
 
また、公私問わず重要な持ち物が「飲泉カップ」です。筆者の場合、飲泉できる温泉では、必ずと言ってよいほど温泉に口を付けます。飲泉による効能を期待するというより、味覚から温泉の特徴を確認するという意味合いが強いです。
 
なお、飲泉カップはプラスチックなど、落としても割れない素材のものを使用。ガラスや陶器のカップは割れると危険なので、浴室内では使用しません。ちなみに筆者のお気に入り飲泉カップは、黄色いケロリン製のものです。
 

場合によって持っていく荷物

ケースバイケースで持っていく主な荷物(温泉グッズ)は、以下の通り。
 
バスタオル / 水着 / バス用品
 
バスタオルは荷物としてかさ張るので、筆者の場合たいていはフェイスタオルで代用します。ただし、水着不可の混浴温泉を利用する場合は、下半身を隠す目的でバスタオルを持参。水着は、水着着用が必要な混浴や野湯※に入浴する際に持参します。
※野湯とは、山中や河原など自然の中に湧き出している温泉を利用する場所のこと。
 
石鹸・シャンプー・リンスといったバス用品は、筆者の場合は特にこだわりが無いので、基本的に施設に備え付けられたものを使用します。しかし宿泊施設の中には備え付けのバス用品が無い宿もあるので、その場合は持参します。
 

以前は使用していたが、最近は持って行かない荷物

 
最近は持ち歩かなくなった荷物は、以下の通りです。
 
温度計 / pH測定器
 
温度計。上画像がデジタル温度計、下画像がアナログ温度計
温度計。上画像がデジタル温度計、下画像がアナログ温度計
 
温度計は、湯口や湯船の中の温度を測るために以前使用していました。自分の肌感覚と実際の湯温を比較するためですが、温度を測っていると他の入浴客から驚きの目で(変わった人として)見られることがあります。経験上それが理由でトラブルになったことは無いものの、最近は自粛気味です(笑)
 
そのため最近は自分で測るのを控える代わりに、従業員の方が定時チェックで温度を測られているタイミングで、何℃だったのかお聞きするようにしています。
 
pH測定器
pH測定器
 
pH測定器は以前、野湯で誤って水没させてしまい壊れたので、現在は使用していません。温泉分析書がない野湯では、温泉の性状を把握するための一つの目安としてpH測定器は重宝します。また温泉分析書がある温泉でも、温泉分析書に記載されたpH値と実測値を比較するという意味では重要です。

お仕事取材で持っていく荷物

お仕事取材は撮影機材だけで大荷物!

 お仕事取材で持っていく荷物は、上記プライベートの荷物に加え、撮影機材が大幅に増加します。
 
具体的には、プライベートの荷物に加えて以下のような機材や道具を持参します。以下のような撮影機材類が追加されます。
  
筆者が取材時に持参する撮影機材の一例
筆者が取材時に持参する撮影機材の一例

【撮影機材】
ミラーレス一眼カメラ(予備含め2台体制)
交換レンズ(3本程度)
三脚 / ストロボ / コマンダー(送信機) / ディフューザー / LEDライト / レフ板 /
カメラの予備バッテリー / 充電ケーブル / モバイルバッテリー / 乾電池 / 予備のSDカード
カメラの清掃道具(レンズクリーニング液・手動ブロアー・使い捨てのペーパーや布)
レンズフィルター / 小型懐中電灯 / プラスチックパックと乾燥剤 / 名刺 / 首からかける名札、など
 
ざっくりと言えば、カメラ・交換レンズ・三脚&照明機材・充電機材・清掃道具・各種小物類、などに分けられます。
 
 ミラーレス一眼カメラ。筆者は現在、SONY α7シリーズ(フルサイズ)を使用
ミラーレス一眼カメラ。筆者は現在、SONY α7シリーズ(フルサイズ)を使用
 
カメラ本体に関しては、取材時は常時2台体制です。普段は特徴や役割の異なるレンズをそれぞれ装着し、あらゆる状況に瞬時に対応できるよう心掛けています。
 
また、万が一カメラが故障した場合、もう一台で対応できるようにするという意味でも重要。お仕事取材の場合は『カメラが壊れたから撮影できませんでした』という言い訳は一切できません。
 
筆者はSONY製のα7シリーズのフルサイズミラーレスを使用しています。多彩な撮影シーンが求められる温泉施設撮影に幅広く対応できる点が気に入っています。なお、サウナなどの高温環境では機材への負担も大きいため、撮影時間や機材の状態に十分注意しながら使用しています。
 
交換レンズ
交換レンズ
 
交換レンズは、超広角・標準・望遠を使い分け、お仕事取材の場合は通常3本程度持参します。どのレンズを使用するかは取材内容や施設の特徴によって異なり、一概にどれを持参するかは決めていません。
 
なお筆者の場合、自らが求める性能をクリアしつつも、可能な限り小型軽量のレンズであることを重視しています。レンズは本数が増えると、荷物の重量もその分増えるからです。そのため純正だけにこだわらず、サードパーティ※の製品も視野に入れて使用しています。
※サードパーティとは、その機器に対応する周辺機器を作る外部メーカーのこと(非純正)
 

通常では使用されない!温泉撮影ならではの道具

温泉撮影では、他ジャンルの撮影であまり使わないような道具がいくつかあります。
以下、それらの一部をご紹介します!
 
プラスチックパック。蓋の上に載っているのが乾燥剤
プラスチックパック。蓋の上に載っているのが乾燥剤
 
例えば、プラスチックパックを何に使用するかというと、極端に湿気が多い浴室や脱衣所にカメラを置かなくてはいけない状況の場合、食品用のプラスチックパックの中にカメラと乾燥剤を入れます。水滴や湿気にさらされるリスクを軽減するための応急的な対策※です。
 
なお、私が使用している乾燥剤は、天日干しをすることで繰り返し使用できるタイプです。
※濡れたカメラをそのまま密閉すると、内部に湿気がこもる可能性があります。必ず機材の状態を確認して使用することが重要です。
※あくまで一時的な対策であり、防水を保証するものではありません。カメラ本体やレンズの状態を確認し、無理のない範囲で使うことが大事です。
 
首に掛けるタイプの名札
首に掛けるタイプの名札 

また温浴施設取材では撮影が営業時間内で、一般客が普通に施設を利用しているケースもあります。
 
そういった場合は一般客にも取材中であることが分かるよう、「PRESS・報道・取材」などと書かれた自作の名札を付ける場合があります。なお報道内覧会の場合は、あらかじめ主催者が用意した名札を付けるケースが多いです。
 
『私は報道関係者です。取材をしています』ということを一般客が明確に分かるようにふるまうことも、時には重要です。

まとめ。温泉に行く際の荷物で、最も大事なことは!?

以上、『温泉ライターの荷物はこんなに違う!プライベートと取材、それぞれで必ず持っていくもの』と題し、筆者が温泉へ行く際に持っていく荷物についてご紹介しました。
 
筆者の場合、実はプライベート・取材にかかわらず、できるだけ必要最低限にしたいと考えています。
 
特にお仕事の場合は、一人二役(取材者とカメラマン)をこなしているケースが多く、撮影クオリティを下げずに臨機応変に行動できることが重要だからです。撮影アシスタントを付けることができるケースは本当に恵まれています(笑)
 
カメラバッグの中身。三脚や照明機材の一部以外は1つのリュックサックに収まります。
カメラバッグの中身。三脚や照明機材の一部以外は1つのリュックサックに収まります。
 
プライベート・仕事にかかわらず、常にある程度余裕を持って身軽にしておくことは重要なこと。なかなか断捨離できない場合は、過去の温泉旅や取材の経験から、何が必要・不必要だったか思い出してみて次に生かすことが大事です。

これからも、自分にとって本当に必要な荷物を見極めていきたいと思います。

関連記事:温泉ライターはどうやって浴室写真を撮っている!? 取材現場の裏側を公開
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この記事を書いたライター
権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること30年余り。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

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