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お風呂の嫌な臭いを徹底解消!原因別の対策と今日からできる予防法 全国

最近、お風呂場から漂うなんだか嫌な臭い。掃除をしているつもりでも、なぜか消えないその臭い。もしかすると、放っておくと悪化する「臭いの原因」が潜んでいるかもしれません。

この記事では、お風呂の臭いの種類と主な原因、原因別の掃除・予防方法を解説します。
「お風呂の臭い」が気になり始めた今こそ、対策のチャンスです。清潔で快適なバスタイムを取り戻しましょう。

どんな臭い?お風呂の臭いの種類と発生源をチェック

どんな臭い?お風呂の臭いの種類と発生源をチェック

お風呂場の臭いとひと口に言っても、その種類はさまざま。
「下水のような臭い」「こもった汗臭さ」「カビ臭」など、臭いごとに原因が異なります。

まずは、自宅のお風呂からどんな臭いがしているのかを確認することが大切です。その臭いの正体を知れば、正しい対策も見えてきます。
ここでは、代表的な4つの臭いと、それぞれの発生源について詳しく解説していきます。

下水のような臭い

まるで下水のような不快なにおい。その原因は、お風呂の排水まわりに潜む汚れや異常の可能性が高いです。
とくに注意したいのが、次のようなポイントです。

・排水口の汚れ
ヘアキャッチャーに溜まった髪の毛やゴミが石けんカスと混ざり、雑菌が繁殖。
排水口のカバー裏や内部のぬめりも臭いの元になります。

・排水トラップの封水切れ
お風呂を使わずに放置したり、気圧の変化、ゴミが水を吸ってしまったりすると、臭いをせき止める“水のフタ(封水)”が失われ、下水の臭いが逆流します。

・排水管の奥の汚れ
排水口を掃除しても臭う場合は、奥の排水管に皮脂や髪の毛が蓄積し、硫黄臭やアンモニア臭などが発生することも。

・集合住宅特有のトラブル
共用の排水管にゴミが溜まり、流れが悪化すると、他の部屋から臭いが逆流してくるケースもあります。

「掃除しているのに臭う」と感じたら、排水の奥や設備自体の異常を疑うタイミング。掃除だけで解決できない場合は、専門業者に相談するのも一つの手です。

モワッとするこもった臭い

気になる浴室にこもるモワッとした臭い。その原因は、皮脂や石けんカスの可能性が高いです。

・皮脂と石けんカスが混ざって酸化
洗浄時に飛び散った皮脂や汗、垢が石けんと混ざり、床や壁に付着。時間が経つと酸化して、こもった臭気を放ちます。

・浴室の隅や床と壁の接合部に要注意
普段の掃除が行き届きにくい場所に汚れが溜まり、臭いが強まる原因になります。

汗のような臭いがする場合も、同様の原因の場合が高いです。モワッと臭の正体は、見えない場所に潜む日々の蓄積。気づいた今が、改善のチャンスです。

カビのような臭い

カビのような臭いは、放っておくと浴室全体に広がり、健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
発生源として考えられるのは、次のような場所です。

・換気扇の内部
湿気を吸い込む換気扇は、ホコリが溜まりやすく、カビの栄養源に。
カビが生えた状態で運転すると、胞子が浴室内に拡散してしまいます。

・天井・壁・タイルの目地
見た目には分かりにくくても、湿度の高い環境ではカビが繁殖しやすい箇所。
特にユニットバスのエプロン内部はカビの温床になりがちです。

「目に見えないから」と油断していると、カビ臭が慢性化します。浴室全体をくまなくチェックし、カビの発生源を断つよう心がけましょう。

生臭い臭い

お風呂から立ち上るような生臭さ。その正体は、追い焚き配管や風呂釜に蓄積した汚れが原因の可能性が高いです。
とくに以下のようなケースでは、生臭い臭いが発生しやすくなります。

・追い焚き配管の内部に皮脂や入浴剤が蓄積
浴槽のお湯を再利用する構造のため、汚れた湯が配管内に流れ込み、雑菌が繁殖して悪臭を放つようになります。

・風呂釜の内側に湯垢や湯ドロが付着
見えない部分の汚れが悪化し、ドブのような臭いを発することもあります。

・残り湯を何度も再利用している
家族で順番に入浴する、大人数で使う場合などは、汚れの蓄積リスクが高まります。

一見キレイでも、内部では汚れがどんどん蓄積しているのがこのタイプの怖さ。市販の風呂釜洗浄剤や重曹を使った洗浄を定期的に行うことで、生臭さの予防と解消が可能です。それでも改善しない場合は、専門業者への依頼も検討しましょう。

その他の気になる臭い(尿臭い、アンモニア臭い)

浴室のツーンと鼻を刺すような刺激臭。そんなアンモニア臭や尿臭の原因は意外なところに潜んでいます。
主な発生源は以下の通りです。

・小さなお子さんの“お風呂でのお漏らし”
気づかないうちに床や壁に飛び散った尿が残ってしまい、臭いの原因に。

・排水管からのアンモニア臭の逆流
浴室の排水管がトイレとつながっている構造の場合、排水管から臭いが上がってくることがあります。

「お風呂なのにトイレのような臭いがする」と感じたら、壁・床・排水管を重点的にチェックするようにしましょう。

臭い別解決策!今日からできるお掃除方法

臭い別解決策!今日からできるお掃除方法
お風呂の嫌な臭いは、原因に応じて掃除方法も変わります。排水口の奥に潜む汚れにはパイプ洗浄、皮脂の酸化臭には床・壁の洗浄、カビ臭には換気扇やエプロン裏の清掃が必要です。

ここでは、代表的な臭いに合わせた具体的な掃除方法を紹介していきます。

下水のような臭いをなくす!排水口・排水管徹底掃除

鼻をつくような下水臭には、“徹底的な排水口・排水管の掃除”が効果的。
臭いの元を断つために、次の手順で掃除していきましょう。

・排水口カバーとヘアキャッチャーを掃除する
排水口カバーを取り外し、裏側のゴミやぬめりも洗い流します
髪の毛やゴミを取り除き、ぬめりは使い古した歯ブラシやスポンジでこすり洗い。
汚れがひどい場合は、漂白剤を使ってしばらく置いてから流します。
ヘアキャッチャーにネットをつけておくと、ゴミの蓄積を防ぐ予防にもなります。

・排水トラップをチェック
封水筒の内側・外側の汚れもスポンジと中性洗剤で洗いましょう。
封水が足りているかを確認し、不足していれば水を流して補充。
破損や固定不良がある場合は、部品の交換も検討しましょう。

・排水管の奥まで対処
市販のパイプクリーナーを使用して、奥に蓄積した汚れを溶かします。
重曹とクエン酸でも効果があります。重曹を排水口に振り掛け、その後クエン酸を同様に振り掛け、水をかけると発泡します。発泡させて数十分放置し、たっぷりの水で流します。
頑固な汚れには、ワイヤーブラシや高圧洗浄機を使うのも有効です。

・掃除の頻度を意識する
ゴミの取り除きは1~2日に一度、しっかりした掃除は2週間に一度が理想的です。

下水臭を根本から断ち切るには、“表面だけでなく奥まで掃除する”のがポイント。定期的なケアで、清潔な浴室をキープしましょう。

モワッとしたこもった臭いを撃退!床・壁の皮脂汚れ除去

モワッとした不快な臭いの原因である酸化した皮脂や石けんカスを取り除くには、以下の手順で徹底的に掃除を行いましょう。

・軽い汚れには中性洗剤を使用
日常の汚れは中性洗剤とスポンジでこすれば落ちやすく、手肌にもやさしい。

・頑固な皮脂汚れにはアルカリ性洗剤
酸化した皮脂はアルカリ性洗剤で中和して落とします。使用時は換気を忘れずに。
手肌への刺激が強いため、手袋を着用するようにしましょう。

・重曹とクエン酸の併用もおすすめ
重曹とクエン酸を併用すると酸性の皮脂汚れとアルカリ性の水垢、どちらにも対応でき、発泡作用で汚れを浮かせて落とせます。
クエン酸水(クエン酸小さじ1を水200mlに溶かしたもの)をスプレーし、その上から重曹を振りかけると手軽に使用することができます。

・浴室の隅や接合部を重点的に掃除
浴室の隅、床と壁の接合部、タイルの目地など、汚れが溜まりやすい箇所には、歯ブラシや細かいスポンジを使ってしっかりこすります。

・仕上げはしっかりすすいで乾燥
洗剤が残らないように十分にすすぎ、換気扇を回したり、タオルで水分を拭き取り、カビの発生も抑えましょう。

ワッと臭を消すには、目に見えない“酸化した汚れ”を逃さないことがカギ。定期的な掃除と換気をセットで行い、快適な浴室をキープしましょう。

カビの臭いにサヨナラ!換気扇・浴室の徹底カビ対策

浴室のカビは、換気不足や掃除の見落としが原因であることがほとんどです。
カビ臭を根本から絶つために、以下のポイントに注目して対策を実践しましょう。

・換気扇の掃除からスタート
化粧パネルやフィルターを取り外し、ホコリを掃除機で吸い取るか水洗い。
本体内部の羽根やカバーの汚れも、中性洗剤や専用クリーナーで丁寧に洗いましょう。
完全に乾燥させてから再装着することで、カビの再発を防げます。

・浴室内のカビを徹底除去
天井、壁、タイルの目地、窓サッシなど、カビが生えやすい場所を重点的にチェック。
見つけたカビには塩素系カビ取り剤を使用し、しっかり換気しながら除去します。

・見落としがちな“浴槽エプロンの内側”も確認
外せるタイプのエプロンなら内部を開けてカビ取りを実施。
湿気がこもりやすく、カビの温床になりがちです。

・カビが潜みやすい小物や細部も忘れずに
風呂イスや桶の裏、シャンプーボトルの底などもカビの発生源になることがあります。

・予防策を習慣化する
入浴後は壁や床の水分を拭き取り、換気扇、浴室乾燥機を活用して浴室を乾燥させてます。
お風呂掃除の際に防カビ剤や抗菌スプレーを使用したり、2ヶ月に1回程度、防カビくん煙剤などを使うのもおすすめです。

カビ臭のないお風呂を保つには、「見えない場所」への意識と、「湿気を残さない習慣」がカギ。
放置せず、定期的なメンテナンスでクリーンな浴室を目指しましょう。

生臭い臭いを解消!風呂釜・追い焚き配管クリーニング

浴室の生臭さ、もしくはドブのようなにおいの原因は、追い焚き機能により配管や風呂釜の内部に流れ込んだ皮脂や入浴剤などの汚れです。雑菌が繁殖しやすい構造だからこそ、しっかりとした“内部クリーニング”が不可欠です。
以下のポイントに注目して対策してみましょう。

・風呂釜洗浄剤を使う
市販の風呂釜洗浄剤を説明書通りに使用し、配管を湯で循環させて洗浄。

・重曹を使った配管クリーニング
重曹をお湯に溶かし、追い焚きをして配管内をクリーンに。臭いの予防にも効果的。

・追い焚きの回数を見直す
残り湯の再利用はなるべく控え、菌や汚れの蓄積を防止。

・定期的な洗浄の習慣をつける
月に1度は配管洗浄を行うことで、臭いの発生を未然に防げます。

・改善しない場合は専門業者に依頼
内部の汚れがひどい場合、自力では対応が難しいため、プロのクリーニングで徹底除去を。

「見えない場所こそ、臭いの温床」。だからこそ、定期的なケアが最も効果的な対策になります。

アンモニア臭への対処法

お風呂場に広がるツーンとしたアンモニアの刺激臭の原因は排水管や床・壁に染みついた尿汚れ。特に小さなお子さんがいる家庭では注意が必要です。
以下のポイントに注目して対策してみましょう。

・クエン酸でアルカリ性の尿汚れを中和
尿やアンモニア臭はアルカリ性。酸性のクエン酸水(クエン酸小さじ1を水200mlに溶かす)をスプレーし、床や壁を拭き取ると効果的です。

・排水管の洗浄も忘れずに
髪の毛やゴミに尿成分が絡まり、排水管内で臭いが発生していることも。市販のパイプクリーナーを使って定期的に洗浄しましょう。

・封水が切れていないかチェック
排水トラップの水(封水)が蒸発していると、下水からアンモニア臭が上がってくる場合があります。水を注ぎ足して対策を。

「掃除しても臭う」と感じたら、目に見えない尿汚れや配管の奥に注目。正しい手順で対処すれば、しつこい刺激臭も解消できます。

お風呂の臭いを予防!今日からできる簡単習慣

お風呂の臭いを予防!今日からできる簡単習慣
臭いが発生してから慌てて対処するよりも、そもそも「臭わせない」ことが理想的ですよね。
湯気・皮脂・湿気、臭いの元になる要素は、毎日の入浴で少しずつ蓄積していくもの。
だからこそ、入浴後の一手間が「臭いゼロ」の清潔な浴室をキープするカギになります。

ここでは、今日からすぐに実践できる予防テクニックを紹介します。

入浴後のひと工夫で湿気とカビを防ぐ

浴室の湿気や臭いは、日々のちょっとした習慣で大きく変わります。
入浴後のひと工夫を積み重ねることで、カビの繁殖や不快な臭いの発生を防ぐことが可能です。
今日からすぐに実践できる具体的な予防策は次のようなものがあります。

・浴槽のフタは必ず閉める
お湯を張ったままにしているなら、浴槽のフタは必須。
湯気の拡散を防ぎ、浴室全体の湿度上昇を抑えることで、カビや臭いの原因を減らします。

・冷水をかけて浴室内の温度を下げる
入浴後、壁・床・浴槽全体に冷水をかけることで、熱気を逃がしてカビの発生条件をリセット。
石けんカスや皮脂汚れも一緒に流せるため、臭いの元を残しません。

・徹底した換気と水分の拭き取りを
換気扇は24時間の連続運転が理想。最低でも2時間以上は回し続けましょう。
換気扇がない場合は、窓やドアを開けて空気の通り道を確保。
仕上げにワイパーやタオルで壁や床の水分を拭き取れば、湿気によるカビの繁殖をさらに防げます。

・週1回の熱湯シャワーでカビ菌を撃退
50℃以上のお湯を5秒程度、浴室全体にかけるだけで殺菌効果が得られます。
その後に冷水で温度を下げ、水分をしっかり取り除きましょう。
お湯は週1回、冷水は毎日が理想的です。

・防カビ剤は2ヶ月に1回が目安
目に見えるカビにはスプレータイプ、天井や換気扇など手が届きにくい場所にはくん煙剤を使用。
手軽に使える防カビ剤は、掃除の負担を軽減する強力な味方です。

入浴後のルーティンを少し変えるだけで、臭いのない清潔な浴室が手に入ります。
習慣化すれば、面倒さを感じることなく続けられますよ。

排水口を清潔に保つ!毎日の簡単ケア

どんなに浴室を掃除しても、排水口が汚れていては臭いの元は断ち切れません。
以下に紹介するちょっとしたケアで、雑菌やぬめりを溜め込まない清潔な状態を保ちましょう。

・入浴後は髪の毛とゴミを即回収
ヘアキャッチャーに溜まった髪の毛やゴミは、入浴後すぐに取り除くのが鉄則。
放置するほど雑菌が繁殖し、臭いやぬめりの原因になります。
市販の使い捨てネットを活用すれば、掃除の手間も軽減できます。

・排水口カバーと周囲も忘れず洗浄
排水口カバーの裏側はぬめりが溜まりやすいポイント。週に数回、サッと洗い流すだけでも効果があります。

・シャワーで軽く水洗いする習慣を
入浴後、排水口全体にシャワーをかけて石けんカスや汚れを流しましょう。
汚れをそのままにしないことが、臭い防止の第一歩です。

・アルミホイルで雑菌対策
小さく丸めたアルミホイルをゴミ受けに入れておくと、金属イオンの効果で雑菌の繁殖を抑えられます。
ただし、排水口の中に流れ込まないよう十分注意を。

・簡単にできる重曹ケア
週に数回、排水口に少量の重曹を振りかけ、少し水を流すだけでも軽い消臭効果が期待できます。

臭いをためない秘訣は、「汚れをためない習慣づくり」。排水口ケアを日常の一部にしましょう。

それでもダメなときはプロの力を借りる

毎日の掃除や消臭対策をしても、どうしても臭いが取れない…。そんなときは、無理をせずプロの力を借りるのが最も確実な方法です。

排水管の奥や風呂釜内部など、家庭では手の届かない場所に臭いの原因が潜んでいることもあります。専門業者による高圧洗浄や分解清掃なら、見えない部分まで徹底的にキレイにできるため、頑固な臭いも根本から解消可能です。

何度も市販の洗剤で試して効果が感じられない場合は、一度プロに依頼することで、時間も労力も節約でき、再発の防止にもつながります。「ここまでやったのに…」と思ったときこそ、プロの出番です。

お風呂の臭いの原因と対策を把握して快適なバスタイムを!

お風呂の臭いには、下水臭・カビ臭・アンモニア臭など、さまざまな種類と原因があります。原因を正しく見極めて、それぞれに合った対策を取ることが、臭いのない快適な浴室づくりの第一歩です。

日々のちょっとした習慣や簡単な掃除の積み重ねで、臭いの発生はグッと抑えられます。それでも改善しない場合は、無理せずプロの手を借りるのもひとつの選択肢。

清潔で心地よいバスタイムを守るために、まずは今日から“臭いケア”を始めてみませんか?
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この記事を書いたライター
ユキヒト
ユキヒト

愛知県在住ライター。職業柄、肩こりと腰痛が目下の悩み。癒してくれる温泉とマッサージに30代になってからハマり出し、週末はよく近くのスーパー銭湯に入り浸っています。

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