注目！熱波師の日本一決定戦「熱波甲子園」出場のスゴ腕熱波師たちを紹介！全国

全国津々浦々、さまざまな技術でサウナを盛り上げる熱波師たち。風の強さ、体感温度の高さで圧倒する人もいれば、アロマなどを駆使する人、熱波中の口上（トーク）で魅せる人もなど、そのスタイルはさまざまです。

ニフティ温泉では、熱波師の技術を競う全国大会「熱波甲子園」の出場熱波師にフォーカス！今回は2024年5月に開催された「熱波甲子園2024春大会」上位入賞5チームのプロフィールをご紹介します。あなたが気になる熱波師は……？

ニフティ温泉注目熱波師紹介！

熱波師の全国大会「熱波甲子園」出場の“スゴ腕熱波師”5組

熱波甲子園とは
日本サウナ熱波アウフグース協会が主催する、熱波師の全国大会です。2010年に第1回が開催され、以降春・秋の年2回行われています。
競技会場は、神奈川県横浜市鶴見区にある温浴施設「ファンタジーサウナ＆スパおふろの国」。
ここに全国各地から腕自慢の熱波師が集結し、日本一の座をかけて技をぶつけ合います。

戦いを挑む熱波師たちはどんな顔ぶれで、どんな技を得意としているのか。それぞれが熱波にかける思いとは……！ 10月21日（月）に行われる「熱波甲子園2024年秋大会」開催を前に、春大会の優勝者をコメントと併せて紹介します！

①Re: バース足立 / 蔵前温泉さらさのゆ（大阪府）

筋骨隆々ボディが放つ強力な風圧「ただ熱くするだけではない」

大阪府堺市「蔵前（くらまえ）温泉さらさのゆ」支配人の傍ら、館内の岩盤浴や男性浴室サウナにて熱波師として活躍。がっちりとした大柄な体格を活かした力強い「暴風爆風熱波」を得意とし、前回の「熱波甲子園2024春大会」では総合1位に輝きました。

熱波甲子園ではランダムに流れるBGMに合わせて、爆風の熱波とそよ風のような柔らかい熱波を瞬時に切り替えるパフォーマンスが名物。足立さんいわく「切り替わりのタイミングは自分でもわからない」といい、急な場面転換に翻弄される様子も含めて人気を博しています。

ただサウナを熱くするだけではなく、お客様の顔を見ての体調確認やコミュニケーションをとりながら熱波をすることを意識しているという足立さん。インパクトのある風を送りつつ、本人は前面に出すぎず、お客様がサウナ室で楽しむサポート役に徹しています。

足立さん

「熱波師としてサウナ等で扇ぐ以上、普段のサウナより付加価値を感じてもらえないと意味がない。

お客様とのコミュニケーションの中で仲良くなれたり、『気持ちよかった。最高。また来るね。』と言いながら、幸せな顔をしていただける瞬間を見ると、疲れが吹き飛びますし、最高に幸せです」

②野中咲良 / さがの温泉天山の湯（京都府）

得意技は「衝撃波のような風」強さと気配りを併せ持つ“優しき巨人”

京都市右京区嵯峨野「さがの温泉　天山（てんざん）の湯」スタッフとして、館内の巡回業務や自施設熱波師としてのロウリュサービスを担当する傍ら、他施設でのサービスや講演会など多岐にわたって活動する熱波師です。

風の強弱や大小を使いわけながら、風が当たって弾ける「衝撃波のような風」が持ち味。サウナ室全体の熱量を上げる広角の扇ぎとともに、お客様一人ひとりに向けるエッジの立った鋭い熱波が高い人気を集めています。

その一方で安全管理にも厳しく目を配り、快適に楽しく過ごせる環境づくりにも注力。強さと気配りを併せ持つ「優しき巨人」として、関西で愛されています。

10代から人をサポートする仕事に憧れ続け、たどり着いたのが熱波師だったそう。

野中さん

「お客さんの笑顔、外気浴中のリラックスした顔を見られるのがやりがいです！ ロウリュサービスをすることで、お客様の明日が少しでも明るくなるようにと思い、日々、熱波を送ってます！」

前回の「熱波甲子園2024春大会」では総合2位を受賞。同大会1位のRe:バース足立さんとはお互いスタイルを同じくする熱波師として、毎回熱い1位争いを繰り広げています。

③なべやん・おかみ・チョモランマ近藤 / 西尾温泉茶の湯（愛知県）

お茶の名所から見参！サウナ室の香りと「空気」を操る三銃士

愛知県西尾市にある「西尾（にしお）温泉茶（さ）の湯」の支配人、“なべやん”こと渡邉和明さん（写真左）、女将の高須久美子さん（写真中央）、スタッフの“チョモランマ近藤”こと近藤幸四郎さん（写真右）ら3人で編成する熱波師チーム。

地元名産のお茶を活かした香り豊かなロウリュや、効果音を駆使したストーリー仕立ての熱波など、受け手側が目を閉じて満喫できる没入型のプログラムで魅了します。2024年春大会では、灼熱のサウナにして、背筋の凍る「怪談仕立て」の熱波を披露。文字通り“空気を操る”おもてなしの妙味が評価され、総合3位に輝きました。