きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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標高約1400mの鬼怒川源流域に佇む、鄙びた木造の山小屋。奥鬼怒温泉郷の宿の中でも最奥部に位置し、奥鬼怒湿原や金精峠への登山道入口ともなっています。送迎バスもないため、通常は女夫渕温泉駐車場から遊歩道を2時間弱位歩いて到着。今回は「加仁湯」から徒歩15分位なので、平日の午後に日帰り入浴して来ました。
近づくと、ワンちゃん2匹がお出迎え。入浴料500円は、玄関でご主人に渡します。ここでサンダルに履き替え、そのまま外へ。建物の右手に鎖が張ってある階段があり、下りると脱衣小屋があります。
棚にプラ籠が並ぶだけの簡易的な脱衣場で、混浴ですが女性もここで着替えるようです。すぐ前に掛け湯用の樽が置かれ、湯温は44℃はありそうな位熱め。洗い場やアメニティはありません。
隣に8人サイズの石造り浴槽「露天風呂 上」があり、無色透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 日光沢D・千枚岩混合泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温42.9℃を、42℃位で供給。PH7.2で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、微かに塩化物臭がしてちょっぴり塩味。薄茶色の綿状の湯の花も見られます。平成25年2月の地震の影響で成分が変わり、肌に茶色の成分が付着することがあると書かれていましたが、この時は大丈夫の様子。崖の景色を眺めつつ、しばしまったりできました。
続いて、裸のまま更に階段を下りて、もう一つの「露天風呂 下」へ。12人サイズのコンクリート造り浴槽が板で2分割され、いずれも青みがかった白濁の含硫黄ーナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 日光沢C・E混合泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温40.4℃とのことですが、湯口がある手前の浴槽で43℃位、奥の湯尻側で42℃で供給。この前の地震で泉温が上がったのかな?PH7.1で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、硫化水素臭がしてエグい味。沢のせせらぎを感じつつ、森の木々や宿泊者用内湯小屋を眺めてまったり。宿泊客が到着する前だったのか、どちらも貸切状態で入浴できました。
〈源泉名: 日光沢D・千枚岩混合泉〉
主な成分: ナトリウムイオン330.2mg、カルシウムイオン28.8mg、マグネシウムイオン7.1mg、マンガンイオン0.2mg、第一鉄イオン0.1mg、フッ素イオン0.3mg、塩素イオン341.3mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン17.9mg、炭酸水素イオン382.0mg、臭素イオン1.2mg、メタケイ酸156.1mg、メタホウ酸17.2mg、遊離二酸化炭素41.4mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計1.339g
〈源泉名: 日光沢C・E混合泉〉
主な成分: ナトリウムイオン750.7mg、カルシウムイオン32.3mg、マグネシウムイオン4.6mg、マンガンイオン0.7mg、亜鉛イオン0.1mg、フッ素イオン0.7mg、塩素イオン997.8mg、硫化水素イオン1.3mg、硫酸イオン71.9mg、炭酸水素イオン314.9mg、臭素イオン3.8mg、メタケイ酸167.6mg、メタホウ酸17.0mg、遊離二酸化炭素42.0mg、遊離硫化水素1.2mg、成分総計2.448g -
投稿日:2017年12月18日
よくぞここに造ってくれました(赤井浜露天風呂(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2017年6月5日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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雲見温泉街から少し手前の入江の崖下に造られた、無料の混浴露天風呂。雲見温泉露天風呂とも呼ばれています。南伊豆へと車で国道136号線を南下していたところ看板を見かけたので、予定外でしたが急遽寄ってみました。
看板には6月下旬から9月下旬と利用期間が書かれており、訪れた時はまだちょっと早め。きっと入れないだろうけど、どんなものか様子を見てみようと思って、看板の矢印に従いつづら折りの土の坂道(サンダルやヒールだと、ズルッといきそう)を下りて行きます。
海に近づくと、源泉ポンプ小屋とその先にコンクリート造りの建物。この建物がどうやら脱衣小屋のようで、一応男女別(左右どちらが男性用か、決められてないみたい)に仕切られていますが、それぞれドアはありません。たまたま男性の先客が1人いて、もう入れるんですか尋ねてみたところ、「入れますよ」と返事。早速、先客が使っていた右側の脱衣場で服を脱ぎます。
すのこ板を歩いて外に出ると、入江の波打ち際に造られた7人サイズの石造り浴槽があり、無色透明の温泉(分析書はなく、静岡県の観光サイトでは、カルシウム・ナトリウムー塩化物泉となっている)が、源泉かけ流しにされています。湯温は、42℃位の適温。やや肌がスベスベする浴感です。塩ビ管から注がれ、口に含むと苦塩辛い。そして何より、目の前に青い海が広がる、入江の素晴らしい景色!! この日はお天気も絶好調だったので、波音を聞きながら爽快な湯浴みを満喫。やがて先客も上がられ、貸切状態でまったりできました。
後で知ったのですが、こちらは水着着用でもOKとのこと。この点は、混浴ながら女性の方も入りやすくていいですね。マリンスポーツや海水浴の後に、利用するのも良さそうです。 -
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西伊豆の松崎町にある石部漁港のすぐ近く、山裾に造られた無料の混浴露天風呂。毎年5月1日から10月31日まで、地元の方々のご厚意で、誰でも入浴できます。平日の午前中、利用してみました。
看板が出ているので、初めてでも迷わず到着。左側になまこ壁の男女別の脱衣小屋もあり、ここで水着に着替えます。「入浴は水着を着用」と看板にも書かれ、男女共に気兼ねなく利用する為のここでのルールのようなので、致し方ありません。
小屋の前に15人サイズの石組の露天風呂があり、無色透明の食塩泉(分析書が無く、泉質名不明)が源泉かけ流しにされています。湯温は43℃弱位で、やや肌がスベスベする浴感。岩壁の高い所に、赤い前掛けのかわいいお地蔵様が立ち、その近くの塩ビ管から滝のように注がれています。口に含むと、苦塩辛い。囲まれて海が直接見えないのは少し残念ですが、山とお地蔵様を眺めてまったり。先客が上がられた後、貸切状態で湯浴みを満喫できました。
浴槽内には若干落ち葉があるものの、清掃は行き届いています。地元の方々の管理に感謝しつつ、いつまでも入浴させてもらえるよう、ルールとマナーを守って利用していきたいですね。 -
天然記念物の天窓洞で知られる西伊豆堂ヶ島からも程近い、昭和63年にオープンした露天風呂だけの日帰り温泉施設。国道136号線から、仁科地区の温泉民宿が建ち並ぶ細い路地を抜け、港の横を通ってたどり着きます。平日の午前中に、利用してみました。
駐車場は広く、15台分位はありそうです。入浴料600円は、その奥の管理小屋で。石段を上がり、崖の上へ向かうと湯小屋があります。100円有料ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。外に出ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。石鹸などのアメニティはありません。
5人サイズの石造り浴槽があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(源泉名: 仁科・堂ヶ島5号 ・ 仁科・堂ヶ島16号 混合泉)が満ちています。泉温52.4℃を、加水・加温して41℃位で供給。PH8.8ですが、やや肌がスベスベする浴感。循環・消毒ありですが、塩素臭はしません。湯使いは、心配した程悪くはなくて一安心。石組の湯口から注がれ、口に含むとほんのり塩化物臭がして円やかな味。常時オーバーフローしているので、循環・かけ流し併用でしょうか。
そして目の前に広がるのは、駿河湾を一望する絶景。頻繁に漁船や遊覧船が行き交うので、見ていて飽きません。ただし、うっかり立ち上がると、船から丸見えなのでご注意を。とはいえ、潮風が何とも心地よく、この日は天候にも恵まれ、爽快な湯浴みを満喫。平日だった為か、ずっと貸切状態でまったりできました。
こちらは西伊豆だけに、夕暮れ時に入る露天風呂もまた格別なのだとか。次回は是非、夕日に染まる海を眺めつつ、湯に浸かってぼんやりと物思いにふけってみたいものです。
主な成分: ナトリウムイオン216.8mg、マグネシウムイオン0.1mg、カルシウムイオン467.9mg、鉄(II)イオン0.4mg、炭酸水素イオン3.4mg、炭酸イオン5.8mg、水酸化物イオン0.1mg、塩化物イオン73.5mg、硫酸イオン1472mg、メタケイ酸41.9mg、メタホウ酸0.7mg、成分総計2.290g -
鹿沢温泉の旧戸部旅館をリニューアルし、2015年にオープンした日帰り温泉施設。旅館が建ち並ぶメインストリートを車で走っていたら、偶然「日帰り温泉」と書かれた幟が目に留まったので寄ってみました。
外観は、年季が入った旅館の建物そのままです。入浴料600円は料金BOXへ。玄関に、両替機や監視カメラを設置。右手奥へ廊下を進む(人感センサーで、電気が点灯)と、突き当たりに男女別の大浴場があります。
左側が男湯「琥珀の湯」(ちなみに右側は女湯「瑠璃の湯」)。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂製のボディソープと柚子系のシャンプーです。窓際に8人サイズの石造り内湯が2分割され、共にちょっぴり茶褐色がかった透明のマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉(源泉名: 鹿沢温泉 雲井の湯)が、源泉かけ流しにされています。泉温47.5を加水せず、奥の湯口がある2人サイズの浴槽へ、44℃位で供給。そこからオーバーフローして、手前の6人サイズの浴槽では42℃位に。更に、床へと溢れます。PH6.73ながら、やや肌がツルツルする浴感。飲泉コップが置かれ、口に含むとほんのり鉄臭がして円やかな味。赤茶色の湯の花も、舞っていました。
続いて、外の露天風呂へ。ウッドデッキの向こうに2人サイズの岩風呂があるのですが、この日はお湯が張られておらず。塀で囲まれている為、景色も望めず残念に思っていると、野鳥の黄鶺鴒が遊びに来てくれ、その美しい姿に癒されました。先客が上がられた後、ずっと貸切状態でまったりできたのも良かったです。
主な成分: ナトリウムイオン136mg、マグネシウムイオン76.1mg、カルシウムイオン57.2mg、鉄(II)イオン1.15mg、マンガンイオン0.07mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン35.2mg、硫酸イオン0.5mg、炭酸水素イオン828mg、臭素イオン0.1mg、メタケイ酸238mg、メタホウ酸3.7mg、遊離二酸化炭素98.8mg、成分総計1.48g -
群馬県嬬恋村の長閑な田園風景の中に佇む、昭和27年に開業した奥嬬恋温泉の一軒宿。平日のお昼頃に日帰り入浴してみました。
行く前に電話してみたら、「今日は休館日なんですけど、13時位までは宿にいるので、その時間までで良ければどうぞ」と女将さんのお言葉。本来なら断ってもおかしくない状況なのに、こうした接客姿勢が地元の方々に親しまれてきた理由でしょうか。どんな宿でも休館日や温泉のメンテナンス、清掃などの都合もあるので、やっぱり事前に電話してみるのがいいですね。
到着してみると、和の情緒溢れるエントランス。館内には、お香の香りが漂います。入浴料800円は、玄関を入って正面のフロントで。ロビーの左側に大浴場の暖簾が見え、くぐると左側が男湯です。棚に籐籠とコインレスロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、Spicacocoのものです。窓際に6人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら緑褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名: 奥嬬恋温泉 葦乃湯)が満ちています。源泉43.1℃を、42℃位で供給。PH6.8で、少し肌に引っかかるような浴感。加温・循環ありですが、かけ流し併用でしょうか。水車小屋の形をした珍しい湯口から注がれ、口に含むと硫化水素臭がして少塩味とエグイ味。黒い湯の花も、舞っていました。
続いて、外の露天風呂へ。白い玉石の上に置かれた炭焼の板や切株を、踏み進んで浴槽にたどり着くというアプローチ。屋根付2人サイズのタイル張り木枠浴槽で、湯温は38℃位とぬるめです。塀で囲まれていますが、巨石を配し落ち着いた造り。立ち上がれば、塀越しに畑と山の景色も見えます。ずっと貸切状態で、まったりできました。
女性ウケも良さそうな、和モダンな内装。一度、露天風呂付の客室に泊まって、静かな時をのんびりと過ごしてみたいと思える宿です。
主な成分: ナトリウムイオン1478mg、マグネシウムイオン25.6mg、カルシウムイオン770mg、鉄(II)イオン0.75mg、マンガンイオン1.19mg、アルミニウムイオン0.58mg、フッ素イオン0.12mg、塩素イオン3593mg、硫酸イオン89.7mg、炭酸水素イオン98.1mg
※なお、分析書は平成6年のものだったので参考までに -
上信越自動車道の上田菅平ICから、国道144号線を経由し菅平口交差点を嬬恋方面へ。鳥越峠を登った国道沿いにポツンと佇む、檜材を生かして建てられた日帰り温泉施設。閉館されるという情報を聞き、平日の午前中に利用して来ました。
オープン時間の1時間程前に到着し、駐車場で待っていたところ、40分前にもかかわらず営業中の幟が立ち、どうぞと案内。お客さんを待たせない、ホスピタリティの高さに驚きます。入浴料500円は、玄関を入ってすぐの受付で。右手に廊下を進むと奥に、男女別の大浴場があります。棚に籐籠とプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。内湯と露天風呂は繋がっていない造りの為、先ずは左側の入口から内湯へ。
鉄炭酸臭が充満した浴室に入ると、左右に4人分のシャワー付カランと1人分の蛇口がある洗い場。アメニティは一般的なもの。窓際に5人サイズの石造り内湯があり、茶褐色に濁った単純温泉(源泉名: 渋沢温泉)がサラサラとオーバーフローしています。泉温34.0℃を、42℃位に加温。加水なし、循環・消毒なしのかけ流しです。PH6.0で、少しキシキシするような浴感。口に含むと、金気臭がしてエグイ味がしました。
一度脱衣場へ戻り、右側の入口から露天風呂へ。階段を少し下りた所に、2人分のシャワー付カランと1人分の蛇口がある洗い場もあり。太い丸太の柱と梁に支えられた半屋根付きの15人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。早めのオープンで、まだお湯が溜まりきっていません。槽内の5ヶ所から注がれている最中で、湯面にはもの凄い油膜。「油などの浮遊物は温泉成分の渋です」と書かれた紙が貼られ、これが温泉名に由来するところかと想像。柵越しに、渋沢川と山林の景色。しばらく貸切状態で、最後の湯浴みを満喫しました。
帰りがけに、受付の女性に御礼を述べ立話。25年使っている源泉ポンプや施設の老朽化などでやむなく閉館されるのだとか。いい温泉だけに、早く次の経営者が見つかり、再開して欲しいものです。
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン122.3mg、マグネシウムイオン18.1mg、カルシウムイオン53.2mg、ストロンチウムイオン0.6mg、バリウムイオン0.1mg、アルミニウムイオン0.02mg、マンガンイオン0.1mg、鉄(II)イオン11.5mg、フッ化物イオン0.9mg、塩化物イオン77.0mg、臭化物イオン0.4mg、ヨウ化物イオン0.1mg、チオ硫酸イオン0.1mg、リン酸ニ水素イオン0.7mg、炭酸水素イオン450.3mg、メタケイ酸120.2mg、メタホウ酸17.9mg、遊離二酸化炭素600.6mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計1.4792g -
住宅街を抜けて辿り着く、甲府市街を見下ろす高台に佇む温泉旅館。この地に湧く自家源泉が、昭和47年に宝生山八津御嶽神社の大神の神託により掘り当てた事から、その名が付けられたのだとか。平成元年にリニューアルされ、鉄筋4階建ての和の情緒溢れる湯宿となっています。平日に、一泊素泊まりで利用して来ました。
平日限定の格安プランだった為、この日は1階のトイレ無しツインルームに宿泊。周りに飲食店やコンビニは無いので、素泊まりなら食事を済ませて行くか、途中で調達して行った方がいいでしょう。それでも部屋は狭過ぎず、窓からは遠く山々を望む景色。そして何より、24時間入れる大浴場に近いというのが、この上なく良かったです。
早速浴衣に着替え、1階の大浴場(男湯は「万亀」、女湯は「千姫」)へ。宿泊者専用の畳敷き脱衣場には、棚に籐籠が並び、ドライヤーも完備。広い浴室に入ると、手前に10人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、オリジナルラベルのもの。左手前には飲泉場があり、口に含むと微塩味がしました。
タイル張り石枠内湯が6つと、露天風呂が1つという構成。いずれも、微褐色透明のナトリウムー塩化物泉(源泉名: 神の湯)が満ちています。泉温46.4℃を、加水なし・加温あり、循環・消毒ありで供給。塩素臭は気になりません。常時新湯が投入されオーバーフローしているので、かけ流し・循環併用でしょうか。PH8.4で、やや肌がスベスベする浴感。各浴槽に番号が振られているので、その順番で入ってみることにします。
先ずは左側の壁際手前にある、2本の打たせ湯が付いた5人サイズの浴槽「一番 うたせ湯」から。ボタンONを押してお湯を出し、出る時はOFFにします。湯温は39℃位。続いて、右側中程にある6人サイズの泡風呂「二番 渦流湯」へ。湯温は42℃位。そして次に、左奥の10人サイズの浴槽「三番 信玄湯治湯」へ。湯温は39℃位で、大黒様が微笑んでいます。更に、右側壁際の6人サイズの浴槽「四番 ぶどう湯」へ。湯温は42℃位。なぜ、ぶどう湯なのか不明です。次に、右奥の3人分の寝湯スペースが付いた14人サイズの浴槽「五番 寝風呂」へ。続いて、最も温く36℃位。まったりしてたら、ウトウトしちゃいそう。最後に、左側中程にある5人サイズの浴槽「六番 上がり湯」。湯温は熱めの43℃位で、正しく上がる前に浸かりたい湯温でした。最後にガラス戸を開け、外の露天へ。5人サイズの岩風呂「七番 露天風呂」は、湯温41℃位。巨石を配した日本庭園を眺めつつ、旅の疲れも癒されました。ちなみに、ぬる湯とあつ湯の交互浴が良いようで、ぬる目の五番→三番→二番→四番→一番→七番→六番の順がオススメと書かれていました。
就寝前に、宿泊者専用入口から階段を上がり2階へ。宿泊者専用の貸切露天風呂「輝きの湯」へ向かいます。無料で予約不要、空いていれば札を返して使えるシステムです。なんと、従業員さんが作られたとか。階段は付いているものの窓から出入りする構造で、手作り感満載に思わず微笑みます。籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーもあり。外に出ると、1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティもあります。2人サイズの陶器風呂で、こちらはかけ流し。湯温は41℃位。白や茶色の湯の花も、舞い上がります。眼下に見える夜景が綺麗ですが、昼間は富士山も見えるのだとか。翌朝楽しみに行ってみたら、曇っていて残念ながら見えませんでした。
ラドン含有量: 6.42×10-10 Ci/kg
主な成分: リチウムイオン0.6mg、ナトリウムイオン433.2mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン0.1mg、カルシウムイオン25.3mg、ストロンチウムイオン0.1mg、フッ素イオン8.3mg、塩素イオン679.3mg、臭素イオン1.8mg、ヨウ素イオン0.2mg、硫化水素イオン0.3mg、炭酸水素イオン35.9mg、炭酸イオン8.8mg、メタケイ酸50.3mg、メタホウ酸19.9mg、遊離二酸化炭素19.0mg、成分総計1.288g
※なお、分析書は平成28年のものに更新されています。 -
富士吉田市大明見の市街地から、山道を車で走ること約3km。杓子山の中腹に佇む、古くから皮膚病に絶大な効果があるという湯治宿。平日の午後、日帰り入浴してみました。
公共の宿となっていますが、なかなか鄙びた外観。近年ではアトピーに効果があるとかで遠くからも訪れる人が絶えず、また飲用に持ち帰る人が多い為、なんと第五駐車場まであって驚きます。
入浴は入浴料900円は、玄関を入って左手前の券売機で。値下がりしたようで、16時以降は500円になります。廊下を奥に進み、突き当たりを左折。すぐに療養専用浴室がありますが、一般浴室はその先です。棚に籐籠が並び、コインレス鍵付ロッカーもある脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左手前に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なものです。窓際にタイル張り内湯が2つあり、いずれも無色透明の霊水が満ちています。左側の5人サイズの石枠浴槽「温水浴槽」は、湯温41℃位に加温。PH7.32で、さらりとした浴感。おそらく循環あり。蛇口からチョロチョロと冷泉が出ていて、口に含むと無臭でほのかな甘味があります。右側に、3人サイズの浴槽「冷水浴槽」があり(以前は左側の大きい方が冷水浴槽だったが、今はこの配置なので注意との掲示)、こちらは湯温30℃位。よく見ると、小さな白い湯の花も見られます。交互浴が気持ちいいのですが、冷水の方で1時間程まったりしていたら、アワ付きも見られました。窓からは、小川と山を望む景色。先客が上がられた後、しばらく貸切状態でプチ湯治できました。
帰りがけに、受付で療養専用浴室のことを尋ねると、一般よりは少し小さな浴室なのだとか。皮膚病の人が周りの目を気にしなくて済むようにと分けているそうで、一般用と比べ霊水の使用状況に違いはないとのことでした。
主な成分: マグネシウムイオン5.35mg、カルシウムイオン10.42mg、塩素イオン1.42mg、硫酸イオン2.56mg、硫黄イオン0.76mg
※なお、脱衣場等に分析書はなく、上記の数値はパンフレット等に記載された昭和53年の分析結果なので、参考までに。 -
箱根旧街道沿いに佇む、昭和24年にオープンした共同浴場。地元組合の運営でスタートしましたが、平成19年から町営に変わっています。平日の午後、利用してみました。
入浴料650円(町外)は、玄関から正面の番台で。左側が男湯です。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側手前と奥に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、共同浴場なのでありません。中央に6人サイズのタイル張り円形内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 湯本温泉 台帳番号 湯本第29号,46号混合)が、かけ流しにされています。泉温45.8℃を加水せず、42℃位で供給(寒冷時、湯温低下の時に必要な場合のみ加温あり)。PH8.7で、肌がスベスベする浴感です。循環はしていませんが、消毒はあり。でも、塩素臭は気になりません。湯口の湯を、口に含むも無味無臭。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
観光で賑わう温泉街や大型の日帰り温泉施設もいいですが、たまにはこうした鄙びた共同浴場でのんびりするのもいいものです。
主な成分: リチウムイオン0.01mg、ナトリウムイオン95.5mg、マグネシウムイオン0.03mg、カルシウムイオン5.97mg、アルミニウムイオン0.03mg、マンガンイオン0.01mg、フッ素イオン0.22mg、塩素イオン80.3mg、臭素イオン0.16mg、硫酸イオン45.2mg、炭酸水素イオン71.5mg、炭酸イオン2.76mg、硝酸イオン1.69mg、メタケイ酸イオン5.22mg、メタホウ酸イオン1.01mg、メタケイ酸52.7mg、メタホウ酸3.28mg、遊離二酸化炭素0.22mg、成分総計0.367g