きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
- 並び順
-
口コミ最新投稿順 |
-
寛文2年(1662年)に創業し、古くは歌川広重の浮世絵にも描かれ、多くの文人墨客や皇室にゆかりのある、箱根芦之湯温泉の老舗旅館。平日に、一泊二食付で利用しました。
およそ四千坪の敷地に、鹿鳴館をはじめ7棟からなる湯宿。到着すると、まずはラウンジで最中と桜茶のもてなし。祝リニューアルの胡蝶蘭が飾られ、華やかな装いです。この日は、最奥の客室棟「芦刈荘」1階の露天風呂付客室「芦笛」に宿泊。ローベッドの寝室と炬燵付8畳和室の二間で、広縁から坪庭を望む洗練された設え。ウッドデッキの先に造られた専用露天風呂に、いやが上にも期待が高まります。
早速館内着に着替え、大浴場「権現の湯」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、DHCのオリーブ系です。左側に、タイル張り石枠内湯が2つ。いずれも、うっすら青白濁透明の含硫黄ーカルシウム・ナトリウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉[源泉名: 芦之湯温泉 芦刈の湯 台帳番号 芦之湯9号]が、サラサラとオーバーフローしています。泉温58.6℃を加水・加温せず、奥の8人サイズの浴槽で42℃位、手前の5人サイズの方は40℃位で供給。PH8.1ながら、滑らかな浴感です。循環・消毒なし。口に含むと、玉子臭がして金気を感じエグイ味。湯口の枡で湯の花をキャッチしているようですが、大きな浴槽の方は角の底にも湯口があり、白い湯の花が沢山沈殿。窓からは坪庭を眺める景色。早めに着いた為、貸切状態でまったりできました。
湯上がりに、ラウンジ近くのドリンクコーナーへ。アルコール類・各種お茶・ジュース類も24時間飲み放題で、ポップコーンやスナック等のつまみもあります。池を望むソファーに腰掛け、生ビールをサーバーで注いで、夕暮れを待ちながら喉を潤しました。
夕食は、一遊館2階の食事処「えん」にて「宿場会席」に舌鼓。お品書き付で、梅酒の食前酒に始まり、ザルに盛られた鮮やかな先附は、鮑柔煮と擬宝珠・煮湯葉寄せを土佐酢で、タラの芽と草蘇鉄・蛍烏賊のなめろう、長蕨と蒸し雲丹を山椒醤油で、才巻海老と石勺粕の黄身酒盗和え、赤蒟蒻と胡桃、蕗の白和え。最初から、地酒がすすみます。椀物は、蛤・筍・若芽の潮汁。造里に、真鯛・煽烏賊・虹鱒・湯葉に様々な薬味を添えて。本鮪の塩麹漬けが美味い。中皿は白魚と芹・牛蒡のかき揚げ、煮肴は真鯛の里芋と桜麩添えと続きます。焜炉は、短角牛の八丁味噌朴葉焼を溶き卵で頂き、地酒も追加しました。釜炊きご飯の後、デザートは石垣苺と抹茶ソースの水羊羹でお腹一杯。旬と地物、出来立てに拘っていて、とても満足できました。
一休みして、部屋の露天風呂へ。部屋のシャワールームから、ウッドデッキを通って行けます。2人サイズの石造り浴槽で、湯温は42℃位。白い綿状の湯の花が、大量に舞います。就寝前と翌朝もチェックアウト時間ギリギリまで満喫しました。
朝食も、昨晩と同じ食事処で。お品書き付で、金目鯛の干物が主菜。温野菜を2種のドレッシングで、またじゃこと獅子唐の煮物、鶏大根根魚醤油煮、自家製納豆、蒲鉾山葵漬、温泉玉子、湯豆腐といった彩鮮やかな小鉢が並びます。汁物が建長汁で、デザートが乳製羹だったりと変わっていて美味しかった。正に、湯食住の三拍子揃った佳宿かと思います。
主な成分: リチウムイオン0.01mg、ナトリウムイオン72.0mg、マグネシウムイオン33.6mg、カルシウムイオン109mg、ストロンチウムイオン0.03mg、アルミニウムイオン0.01mg、第一鉄イオン0.01mg、マンガンイオン0.62mg、塩化物イオン4.33mg、臭化物イオン0.03mg、硫化水素イオン21.5mg、チオ硫酸イオン4.40mg、硫酸イオン355mg、炭酸水素イオン221mg、炭酸イオン2.05mg、メタケイ酸イオン5.39mg、メタホウ酸イオン0.02mg、メタケイ酸219mg、メタホウ酸0.30mg、遊離二酸化炭素2.96mg、遊離硫化水素1.93mg、成分総計1.061g -
箱根登山ケーブルカーの早雲山駅から、徒歩で約1分。強羅の高台に佇む、全室洋室のこじんまりとした湯宿。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料900円はフロントで。左へ廊下を進むと、左右に男女別の浴室があります。男湯は、左側の「ささの湯」。女湯「小梅の湯(露天付)」とは、夜7時に男女入替わりです。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLA製の高級そうなもの。窓際に5人サイズの石造り内湯があり、うっすら緑がかった白濁の酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉[源泉名: 大涌谷温泉 蒸気造成混合泉3号線(強羅方面)]が、源泉かけ流しにされています。泉温59.2℃を、加水・加温せず41℃位で供給。PH2.2ながら、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。竹筒の湯口から注がれ、口に含むと硫化水素臭がして酸っぱい。粉状の白い湯の花が、湯面に浮いています。底にも、砂のように沈殿。窓から、木々と遠く山々の景色。先客が上がられた後、ずっと貸切状態でまったりできました。
基本的には毎週水曜日が日帰り入浴の定休日ですが、不定休もあるようなので、電話してからの訪問をオススメします。
主な成分: 水素イオン6.36mg、ナトリウムイオン39.0mg、マグネシウムイオン37.3mg、カルシウムイオン114mg、ストロンチウムイオン0.08mg、第一鉄イオン9.50mg、アルミニウムイオン14.5mg、マンガンイオン1.84mg、亜鉛イオン0.04mg、フッ素イオン0.13mg、塩素イオン216mg、硫酸水素イオン114mg、硫酸イオン540mg、硝酸イオン0.61mg、メタケイ酸123mg、メタホウ酸4.00mg、遊離硫化水素0.03mg、遊離硫酸1.96mg、成分総計1.226g -
大正3年(1914年)に上流階級の為に開かれた、日本初のフランス式庭園である箱根強羅公園に隣接して建つ、昭和7年(1932年)に創業した温泉宿。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料1100円(2時間)は、玄関を入って右側のフロントで。靴箱キー&車のキーと引き換えに、時間計測用のリストバンドを受け取るシステムです。1階の貴重品BOXに大事な物をしまったら、エレベーターで4階の展望風呂へGO!
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものを設置。窓際に9人サイズのタイル張り石枠内湯があり、少し黄褐色がかった透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(源泉名: 強羅温泉 台帳番号 宮城野第50号)が、サラサラとオーバーフローしています。強羅では大涌谷の蒸気造成泉を引く宿が多い中、こちらは自家源泉を使用。泉温61.7℃を、源泉温度が高いため、入替え時に加水して41℃位に調整。PH7.1で、やや肌がスベスベする浴感。加温・循環は無しですが、消毒はあり。でも、塩素臭は気になりません。口に含むと、鉱物臭がして円やかな味。小さな薄茶色の湯の花も、見られます。大きな窓からは、眼下に強羅公園と遠く箱根外輪山を望む景色。というか、強羅公園から丸見えです。ずっと貸切状態で、まったりできました。
今回は行きませんでしたが、強羅公園の入園料も料金に含まれているのだとか。天気が良ければ、散策もいいですね。また、同じ4階に、マッサージチェア(有料)がある休憩処もあったので、こちらで入浴後に寛ぐのも良さそうです。
主な成分: リチウムイオン0.13mg、ナトリウムイオン305mg、マグネシウムイオン9.89mg、カルシウムイオン44.5mg、ストロンチウムイオン0.16mg、アルミニウムイオン0.01mg、マンガンイオン0.19mg、鉄(II)イオン0.15mg、フッ化物イオン0.24mg、塩化物イオン297mg、臭化物イオン0.43mg、硫酸イオン176mg、炭酸水素イオン268mg、炭酸イオン0.31mg、メタケイ酸イオン0.58mg、メタホウ酸イオン0.18mg、メタケイ酸193mg、メタホウ酸17.4mg、遊離硫酸28.7mg、成分総計1.364g -
投稿日:2017年11月5日
白濁湯と風情ある浴室(箱根仙石原温泉 万寿屋旅館(ますやりょかん))
きくりんさん [入浴日: 2017年4月20日 / 2時間以内]
44.0点
-
55.0点
-
33.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
箱根の仙石原に点在する、日帰り入浴できる温泉宿の1つ。客室全8室と、小さな宿でもあります。平日の午前中に、温泉だけ利用して来ました。
入浴料750円はご主人へ。玄関から左へ廊下を進むと、すぐ右側に男女別の浴室があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。少し風情のある浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものと固形石鹸もあり。右側に3人サイズの石タイル張り扇型内湯があり、白濁した酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉[大涌谷温泉蒸気造成混合泉2号線(仙石原方面)]が、チョロチョロとオーバーフローしています。泉温64.1℃を加水・加温せず、源泉かけ流しで43℃位に調整済み。PH2.0ながら、滑らかな浴感。白い粉状の湯の花も浮いています。口に含むと、硫黄臭がして酸っぱい。窓からは、中庭を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
後から来たご夫婦は女湯の方に入ったので、状況によって貸切で使えるのかも知れません。駐車場が狭いので、事前に電話しての訪問をオススメします。
主な成分: 水素イオン10.1mg、ナトリウムイオン36.4mg、マグネシウムイオン32.9mg、カルシウムイオン91.9mg、ストロンチウムイオン0.05mg、第一鉄イオン7.70mg、アルミニウムイオン12.4mg、マンガンイオン1.60mg、亜鉛イオン0.03mg、フッ素イオン0.12mg、塩素イオン236mg、硫酸水素イオン147mg、硫酸イオン440mg、硝酸イオン0.68mg、メタケイ酸120mg、メタホウ酸4.20mg、遊離硫化水素0.38mg、遊離硫酸3.53mg、成分総計1.148g -
-
京都北白川の山間に佇む、不動院本堂に隣接する日帰り温泉施設。平日の午前中、利用してみました。
入浴料は、玄関で女将さんへ。通常は入浴料1300円ですが、この日は「まっぷる日帰り温泉関西」の特典を使い、300円割引の1000円で入浴。まず、金魚の水槽がある玄関の奥右手の休憩室へ通されます。ここでお膳にお茶、枕や毛布も用意して頂き、休憩したり再入浴もOKとか、貴重品入れは別部屋へとか案内されます。
一通り説明を受けた後で、いよいよ温泉へGO!玄関から左へ廊下を進み、突き当たりの男湯へ。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。湯気で曇った浴室に入ると、左側に4人分のプッシュ式カランと1人分のシャワーがある洗い場。アメニティは、固形石鹸と家庭用のシャンプーやボディソープが置かれています。右側に4人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明の単純放射能冷鉱泉(源泉名: 不動温泉)が、サラサラとオーバーフロー。泉温9.5℃を、42℃位に加温。自噴で湧出量は不明ですが、加水なし。PH7.0で、さらりとした浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。お湯は底から気泡と共に注入されますが、上にも岩の湯口あり。口に含むと、無味無臭でした。窓の外には、山の岩肌が見えます。たまたま時間帯が良かったのか、ずっと貸切状態でまったりできました。
本当は休憩室で食事もしたかったのですが、風呂でのんびりし過ぎて帰宅時間に。次回は、食事→ゴロン→再入浴という夢のローテーションをやってみたいです。
ラドン含有量: 30.6×10-10 キュリー/kg
主な成分: ナトリウムイオン6.5mg、マグネシウムイオン1.3mg、カルシウムイオン13.7mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン7.0mg、硫酸イオン8.2mg、炭酸水素イオン48.1mg、メタケイ酸24.2mg、遊離炭酸2.0mg、成分総計0.11g -
投稿日:2017年11月2日
京の町並みを一望する大浴場(京都東山温泉 ホテルりょうぜん【閉館しました】)
きくりんさん [入浴日: 2017年3月27日 / 1泊]
44.0点
-
33.0点
-
44.0点
-
44.0点
-
0 - 点
京都市東山の高台に建つ、昭和35年に開業した自家源泉を持つ鉄筋3階建てのホテル。平日に、一泊素泊まりで利用して来ました。この日は、北本館1階の広縁付8畳和室に宿泊。窓から、山を眺める景色です。早速浴衣に着替え、浴室棟4階の大浴場へ。
本館から直接4階へ上がれず、エレベーターを乗り継いで向かいます。男湯は、左側の「龍馬の湯」。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。近年新しくしたのか、きれいな浴室に入ると、右側に10人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂TSUBAKIです。窓際の右奥に、11人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純弱放射能冷鉱泉(源泉名: 霊山新温泉)が満ちています。泉温16.1℃を加温して、41℃位で供給。PH6.74で、さらりとした浴感。加水なし、循環・消毒ありで、口に含むと無味弱塩素臭がしました。窓際の左側に、8人サイズの石造り内湯。こちらも、湯温は41℃位。露天風呂はありませんが、大きな窓から夜は京都市街の夜景を、翌朝は京の町並みを一望しつつ、まったり湯浴みできました。
産寧坂を抜けて清水寺まで歩いて約10分と、観光に非常に便利な宿。チェックアウト後も駐車場に車を置かせてもらえたので、土産物調達にもとっても助かりました。温泉目的というよりも、観光で行くのなら十分再訪アリかと思います。
ラドン含有量: 33.0×10-10 キュリー/kg
主な成分: ナトリウムイオン13.0mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン5.1mg、塩素イオン9.2mg、硫酸イオン10.5mg、炭酸水素イオン35.0mg、メタケイ酸47.9mg、遊離炭酸34.0mg、成分総計0.16g -
-
有田川に架かる谷口橋のたもと、小高い丘の上に建つログハウス風の日帰り温泉施設。平日の午後、利用してみました。
建物の少し先に、広い駐車場があります。玄関を入ると、そこは傘型の屋根を持つ広いホール。入浴料は通常600円ですが、この日は温泉博士の特典でタダで入浴しました。
ホール左手が、男女別の大浴場です。棚にプラ籠(100円返却式ロッカーもあり)が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、窓際に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なもの。壁際に10人サイズの槇造り八角形内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(源泉名: しみず温泉2号源泉)が満ちています。泉温22.8℃を、41℃位に加温。PH8.4で、やや肌がスベスベする浴感です。加水なし、循環・消毒ありですが、塩素臭は気にならないレベルです。浴槽の底から注入されていますが、減った分は上の湯口から冷泉を投入。口に含むと、ちょっぴり甘味を感じます。露天風呂はありませんが、窓から渓流を望む素晴らしい景色。しばらくまったりしていると、後から地元のお年寄りの方が沢山来ていました。
主な成分: ナトリウムイオン350.0mg、マグネシウムイオン1.2mg、カルシウムイオン14.4mg、鉄(II)イオン0.2mg、アルミニウムイオン0.1mg、フッ化物イオン2.7mg、塩化物イオン320.0mg、硫酸イオン8.5mg、炭酸水素イオン392.1mg、メタケイ酸26.9mg、メタホウ酸4.6mg、遊離二酸化炭素22.0mg、成分総計1.145g -
阪和自動車道の湯浅ICから、車で約7分。湯浅町郊外の山側に建つ、ログハウスのような外観の日帰り温泉施設。平日の午後、利用してみました。
玄関の左側にミネラル水汲み場(有料)があり、駐車場はその左手です。建物の入口があるフロアは2階で、喫茶コーナーや特産品コーナーとなっています。玄関左側の階段を下りて、温泉の入口へ。通常は入浴料500円のところ、この日は温泉博士の特典でタダで入浴。「3/15から値上げせず、アメニティ撤去」と貼り紙がありました。100円返却式ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。内湯と露天風呂は繋がっておらず、この脱衣場を通り抜けていく造りとなっています。
先ずは、左手前の入口から内湯へ。浴室に入ると、左右に8人分のシャワー付カランがある洗い場。窓際に15人サイズのタイル張り檜枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 湯浅町温泉)が満ちています。泉温32.4℃を加温して、40℃位で供給。PH10.0なので、肌がスベスベする浴感です。加水なし、循環・消毒あり。湯口の湯を口に含むと、無味塩素臭がしました。
一度脱衣場へ戻り、奥の入口から露天風呂へ。階段を下りると、3人分のシャワー付カランがある洗い場。30人サイズの石造り浴槽があり、湯温は42℃位。3分の2位が建物の下にあるため、屋根付とも言えます。湯口からドバドバと湯が投入され、底の丸石が歩くと足裏に心地良い。沢のせせらぎを感じつつ、ほとんど貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン55.6mg、カルシウムイオン1.2mg、フッ化物イオン0.3mg、塩化物イオン4.7mg、水酸化物イオン1.8mg、硫酸イオン15.6mg、炭酸水素イオン75.4mg、炭酸イオン28.8mg、メタケイ酸水素イオン27.3mg、メタホウ酸イオン0.8mg、成分総計0.212g -
白浜温泉の田辺湾に面して佇む、全室スイート&オーシャンビューの豪華な温泉ホテル。およそ7年程前に、日帰り入浴しました。
美しい瑠璃瓦の屋根を持つ、ヨーロッパの古城のような外観。エントランス両脇の塔の上から、イギリスの環境彫刻家であるバリー・フラナガン氏作の兎のブロンズ像がお出迎え。館内に入ると、金箔を張り巡らせたドーム天井とモザイクタイル画の床に、再び圧倒されます。
入浴料1000円(当時)はフロントで。大浴場「遊斉」と「紫府」があり、男湯は「遊斉」の方でした。国産大理石造りの内湯と、露天の岩風呂では、無色透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉を満喫。豪華過ぎる建物に対してシンプルな浴室だったので、温泉は他の宿の方がいいなあという印象でした。
ところが、ふと宿の公式HPを見てみたら、2016年に大浴場をリニューアルしたとのこと。やはり、男女入替わりで2つの大浴場を利用出来るようなので、一度泊まって確かめてみたいです。 -
白浜温泉の湯崎温泉街からフィッシャーマンズワーフへ抜けるトンネルのすぐ横に佇む、趣ある外観を持つ共同浴場。その昔、湯崎七湯と呼ばれた古湯の名残を受け継ぐ、唯一の外湯でもあります。平日のお昼頃、およそ23年ぶりに利用して来ました。
到着してみると既に駐車場は一杯でしたが、前のフィッシャーマンズワーフの駐車場に一時間無料で駐車できます。通常は入浴料420円ですが、この日は「南紀白浜ゆめぐり札」のシール1枚を使って入浴。番台の左側が男湯です。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左右に8人分のシャワー付カランがある脱衣場。共同浴場なので、石鹸などのアメニティはありません。窓際に石造りの内湯が2分割され、それぞれ別の源泉が引かれています。
先ずは、左側の6人サイズの浴槽「行幸湯(みゆきゆ)」へ。無色透明のナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 行幸源泉)がかけ流しにされています。泉温78.0℃を加水して、42℃位で供給。PH7.9ながら、肌がスベスベする浴感です。口に含むと、ほんのり玉子臭がして円やかな味。薄茶色の小さな湯の花も舞っていました。
続いて、右側の5人サイズの浴槽「礦湯(まぶゆ)」へ。ちょっぴり茶色がかった透明の含硫黄ーナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 礦湯2号)がかけ流しにされています。泉温72.5℃を加水して、43℃弱位で供給。PH7.2で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、ほとんど玉子臭はせずしょっぱい。隣より、少し深い浴槽です。窓から、岩と生垣と空の景色。平日の昼間だというのに、次々と地元の方が来ていました。
20年以上ぶりに訪れたのに、あの頃と全く変わらない風情がいい。これからも、変わらずあり続けて欲しい湯処です。
〈行幸源泉〉(崎の湯と同じ平成26年のもの)
主な成分: ナトリウムイオン3390mg、マグネシウムイオン226.4mg、カルシウムイオン91.0mg、マンガンイオン0.6mg、鉄(II)イオン0.1mg、アルミニウムイオン0.1mg、フッ化物イオン3.5mg、塩化物イオン4396mg、硫化水素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン1.1mg、硫酸イオン451.5mg、炭酸水素イオン1834mg、炭酸イオン157.6mg、メタケイ酸110.9mg、メタホウ酸49.8mg、遊離硫化水素0.3mg、成分総計10.88g
〈礦湯2号〉(平成19年のもので、間もなく更新でしょうか)
主な成分: ナトリウムイオン5458mg、マグネシウムイオン753.2mg、カルシウムイオン230.2mg、マンガンイオン1.1mg、鉄(II)イオン0.2mg、フッ素イオン4.0mg、塩素イオン10310mg、硫化水素イオン0.6mg、チオ硫酸イオン1.6mg、硫酸イオン1313mg、炭酸水素イオン1584mg、炭酸イオン1.8mg、メタケイ酸83.7mg、メタホウ酸71.0mg、遊離二酸化炭素149.9mg、遊離硫化水素0.5mg、成分総計20.19g