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投稿日:2017年11月30日
行っておいて良かった (渋沢温泉(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2017年5月29日 / 2時間以内]
44.0点
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上信越自動車道の上田菅平ICから、国道144号線を経由し菅平口交差点を嬬恋方面へ。鳥越峠を登った国道沿いにポツンと佇む、檜材を生かして建てられた日帰り温泉施設。閉館されるという情報を聞き、平日の午前中に利用して来ました。
オープン時間の1時間程前に到着し、駐車場で待っていたところ、40分前にもかかわらず営業中の幟が立ち、どうぞと案内。お客さんを待たせない、ホスピタリティの高さに驚きます。入浴料500円は、玄関を入ってすぐの受付で。右手に廊下を進むと奥に、男女別の大浴場があります。棚に籐籠とプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。内湯と露天風呂は繋がっていない造りの為、先ずは左側の入口から内湯へ。
鉄炭酸臭が充満した浴室に入ると、左右に4人分のシャワー付カランと1人分の蛇口がある洗い場。アメニティは一般的なもの。窓際に5人サイズの石造り内湯があり、茶褐色に濁った単純温泉(源泉名: 渋沢温泉)がサラサラとオーバーフローしています。泉温34.0℃を、42℃位に加温。加水なし、循環・消毒なしのかけ流しです。PH6.0で、少しキシキシするような浴感。口に含むと、金気臭がしてエグイ味がしました。
一度脱衣場へ戻り、右側の入口から露天風呂へ。階段を少し下りた所に、2人分のシャワー付カランと1人分の蛇口がある洗い場もあり。太い丸太の柱と梁に支えられた半屋根付きの15人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。早めのオープンで、まだお湯が溜まりきっていません。槽内の5ヶ所から注がれている最中で、湯面にはもの凄い油膜。「油などの浮遊物は温泉成分の渋です」と書かれた紙が貼られ、これが温泉名に由来するところかと想像。柵越しに、渋沢川と山林の景色。しばらく貸切状態で、最後の湯浴みを満喫しました。
帰りがけに、受付の女性に御礼を述べ立話。25年使っている源泉ポンプや施設の老朽化などでやむなく閉館されるのだとか。いい温泉だけに、早く次の経営者が見つかり、再開して欲しいものです。
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン122.3mg、マグネシウムイオン18.1mg、カルシウムイオン53.2mg、ストロンチウムイオン0.6mg、バリウムイオン0.1mg、アルミニウムイオン0.02mg、マンガンイオン0.1mg、鉄(II)イオン11.5mg、フッ化物イオン0.9mg、塩化物イオン77.0mg、臭化物イオン0.4mg、ヨウ化物イオン0.1mg、チオ硫酸イオン0.1mg、リン酸ニ水素イオン0.7mg、炭酸水素イオン450.3mg、メタケイ酸120.2mg、メタホウ酸17.9mg、遊離二酸化炭素600.6mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計1.4792g18人が参考にしています
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