きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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口コミ点数の高い順
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投稿日:2017年11月18日
温泉と芸術のコラボレーション(平賀敬美術館(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2017年4月21日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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箱根湯本の温泉街の奥にひっそりと佇む、日帰り入浴できる小さな美術館。一見すると古い木造の民家に見えますが、萬翠楼福住の別荘として建てられ、井上馨や犬養毅、近衛文麿などの明治の元老・重臣が逗留。また現代画家の平賀敬氏が晩年を過ごした家であり、国の登録文化財にも指定されています。平日の午前中に、美術鑑賞と入浴を楽しんで来ました。
現在は奥様が自宅を美術館として開放し、未発表作品など30点余りを展示されています。そして、ここのお風呂を貸切風呂として使わせて頂けるという、ちょっと変わり種の湯処です。玄関に置かれた大きな鐘を鳴らすと、奥から品のある奥様が登場。温泉に入りたい旨を伝え(ちょっと耳が遠いご様子)、美術館の入館料700円+貸切風呂1100円を払います。
玄関から左へ廊下を進むと、右側に浴室。札を入浴中にして、中から鍵を掛けます。狭い脱衣場で、ドライヤーなし。1人分の蛇口がある洗い場には、固形石鹸も完備。湯温低下防止の為か、半分木の蓋で覆われていたので、隅に片付けていよいよ入浴。
窓際に1人サイズの大理石造り内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉[源泉名: 湯本温泉(福住湧泉) 台帳番号 湯本第3号]が、チョロチョロとオーバーフローしています。泉温42.4℃を、加水・加温せずにそのまま供給。当然、循環・消毒なしの源泉かけ流しです。PH8.9で、やや肌がスベスベする浴感。口に含むと、ほんのり石膏臭がして円やかな味がします。窓を開けると、なんと鉄格子。暴漢から重臣が襲われるのを、防ぐ為でしょうか。その先は、石垣です。お洒落な陶器製の枕があり、野鳥のさえずりに癒されつつ、まったりと湯浴みを楽しめました。
湯上りに、座敷でお茶とお菓子のサービス。平賀敬のNHK特集を収めたDVDを見ながら頂きます。途中から、ワンちゃんもご挨拶に。一服してから改めて、廊下や蔵の中に展示された作品を鑑賞しました。文化財の建物に源泉かけ流しの古湯、そして現代アートという、不思議なコラボレーション。ここでしかない唯一無二の体験を、一度はしてみても良いかも知れません。
主な成分: リチウムイオン0.01mg、ナトリウムイオン145mg、マグネシウムイオン0.27mg、カルシウムイオン28.2mg、ストロンチウムイオン0.05mg、第一鉄イオン0.05mg、アルミニウムイオン0.02mg、水酸イオン0.14mg、フッ素イオン0.28mg、塩素イオン135mg、硫酸イオン142mg、炭酸水素イオン29.9mg、炭酸イオン1.82mg、硝酸イオン1.37mg、メタケイ酸イオン7.09mg、メタホウ酸イオン2.42mg、臭素イオン0.30mg、メタケイ酸45.3mg、メタホウ酸4.95mg、遊離二酸化炭素0.06mg、成分総計0.545g
※平成17年の分析書だったので、そろそろ更新かも知れません -
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箱根登山ケーブルカーの早雲山駅から、徒歩で約1分。強羅の高台に佇む、全室洋室のこじんまりとした湯宿。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料900円はフロントで。左へ廊下を進むと、左右に男女別の浴室があります。男湯は、左側の「ささの湯」。女湯「小梅の湯(露天付)」とは、夜7時に男女入替わりです。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLA製の高級そうなもの。窓際に5人サイズの石造り内湯があり、うっすら緑がかった白濁の酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉[源泉名: 大涌谷温泉 蒸気造成混合泉3号線(強羅方面)]が、源泉かけ流しにされています。泉温59.2℃を、加水・加温せず41℃位で供給。PH2.2ながら、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。竹筒の湯口から注がれ、口に含むと硫化水素臭がして酸っぱい。粉状の白い湯の花が、湯面に浮いています。底にも、砂のように沈殿。窓から、木々と遠く山々の景色。先客が上がられた後、ずっと貸切状態でまったりできました。
基本的には毎週水曜日が日帰り入浴の定休日ですが、不定休もあるようなので、電話してからの訪問をオススメします。
主な成分: 水素イオン6.36mg、ナトリウムイオン39.0mg、マグネシウムイオン37.3mg、カルシウムイオン114mg、ストロンチウムイオン0.08mg、第一鉄イオン9.50mg、アルミニウムイオン14.5mg、マンガンイオン1.84mg、亜鉛イオン0.04mg、フッ素イオン0.13mg、塩素イオン216mg、硫酸水素イオン114mg、硫酸イオン540mg、硝酸イオン0.61mg、メタケイ酸123mg、メタホウ酸4.00mg、遊離硫化水素0.03mg、遊離硫酸1.96mg、成分総計1.226g -
大正3年(1914年)に上流階級の為に開かれた、日本初のフランス式庭園である箱根強羅公園に隣接して建つ、昭和7年(1932年)に創業した温泉宿。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料1100円(2時間)は、玄関を入って右側のフロントで。靴箱キー&車のキーと引き換えに、時間計測用のリストバンドを受け取るシステムです。1階の貴重品BOXに大事な物をしまったら、エレベーターで4階の展望風呂へGO!
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものを設置。窓際に9人サイズのタイル張り石枠内湯があり、少し黄褐色がかった透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(源泉名: 強羅温泉 台帳番号 宮城野第50号)が、サラサラとオーバーフローしています。強羅では大涌谷の蒸気造成泉を引く宿が多い中、こちらは自家源泉を使用。泉温61.7℃を、源泉温度が高いため、入替え時に加水して41℃位に調整。PH7.1で、やや肌がスベスベする浴感。加温・循環は無しですが、消毒はあり。でも、塩素臭は気になりません。口に含むと、鉱物臭がして円やかな味。小さな薄茶色の湯の花も、見られます。大きな窓からは、眼下に強羅公園と遠く箱根外輪山を望む景色。というか、強羅公園から丸見えです。ずっと貸切状態で、まったりできました。
今回は行きませんでしたが、強羅公園の入園料も料金に含まれているのだとか。天気が良ければ、散策もいいですね。また、同じ4階に、マッサージチェア(有料)がある休憩処もあったので、こちらで入浴後に寛ぐのも良さそうです。
主な成分: リチウムイオン0.13mg、ナトリウムイオン305mg、マグネシウムイオン9.89mg、カルシウムイオン44.5mg、ストロンチウムイオン0.16mg、アルミニウムイオン0.01mg、マンガンイオン0.19mg、鉄(II)イオン0.15mg、フッ化物イオン0.24mg、塩化物イオン297mg、臭化物イオン0.43mg、硫酸イオン176mg、炭酸水素イオン268mg、炭酸イオン0.31mg、メタケイ酸イオン0.58mg、メタホウ酸イオン0.18mg、メタケイ酸193mg、メタホウ酸17.4mg、遊離硫酸28.7mg、成分総計1.364g -
投稿日:2017年11月5日
白濁湯と風情ある浴室(箱根仙石原温泉 万寿屋旅館(ますやりょかん))
きくりんさん [入浴日: 2017年4月20日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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箱根の仙石原に点在する、日帰り入浴できる温泉宿の1つ。客室全8室と、小さな宿でもあります。平日の午前中に、温泉だけ利用して来ました。
入浴料750円はご主人へ。玄関から左へ廊下を進むと、すぐ右側に男女別の浴室があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。少し風情のある浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものと固形石鹸もあり。右側に3人サイズの石タイル張り扇型内湯があり、白濁した酸性ーカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉[大涌谷温泉蒸気造成混合泉2号線(仙石原方面)]が、チョロチョロとオーバーフローしています。泉温64.1℃を加水・加温せず、源泉かけ流しで43℃位に調整済み。PH2.0ながら、滑らかな浴感。白い粉状の湯の花も浮いています。口に含むと、硫黄臭がして酸っぱい。窓からは、中庭を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
後から来たご夫婦は女湯の方に入ったので、状況によって貸切で使えるのかも知れません。駐車場が狭いので、事前に電話しての訪問をオススメします。
主な成分: 水素イオン10.1mg、ナトリウムイオン36.4mg、マグネシウムイオン32.9mg、カルシウムイオン91.9mg、ストロンチウムイオン0.05mg、第一鉄イオン7.70mg、アルミニウムイオン12.4mg、マンガンイオン1.60mg、亜鉛イオン0.03mg、フッ素イオン0.12mg、塩素イオン236mg、硫酸水素イオン147mg、硫酸イオン440mg、硝酸イオン0.68mg、メタケイ酸120mg、メタホウ酸4.20mg、遊離硫化水素0.38mg、遊離硫酸3.53mg、成分総計1.148g -
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京都北白川の山間に佇む、不動院本堂に隣接する日帰り温泉施設。平日の午前中、利用してみました。
入浴料は、玄関で女将さんへ。通常は入浴料1300円ですが、この日は「まっぷる日帰り温泉関西」の特典を使い、300円割引の1000円で入浴。まず、金魚の水槽がある玄関の奥右手の休憩室へ通されます。ここでお膳にお茶、枕や毛布も用意して頂き、休憩したり再入浴もOKとか、貴重品入れは別部屋へとか案内されます。
一通り説明を受けた後で、いよいよ温泉へGO!玄関から左へ廊下を進み、突き当たりの男湯へ。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。湯気で曇った浴室に入ると、左側に4人分のプッシュ式カランと1人分のシャワーがある洗い場。アメニティは、固形石鹸と家庭用のシャンプーやボディソープが置かれています。右側に4人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明の単純放射能冷鉱泉(源泉名: 不動温泉)が、サラサラとオーバーフロー。泉温9.5℃を、42℃位に加温。自噴で湧出量は不明ですが、加水なし。PH7.0で、さらりとした浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。お湯は底から気泡と共に注入されますが、上にも岩の湯口あり。口に含むと、無味無臭でした。窓の外には、山の岩肌が見えます。たまたま時間帯が良かったのか、ずっと貸切状態でまったりできました。
本当は休憩室で食事もしたかったのですが、風呂でのんびりし過ぎて帰宅時間に。次回は、食事→ゴロン→再入浴という夢のローテーションをやってみたいです。
ラドン含有量: 30.6×10-10 キュリー/kg
主な成分: ナトリウムイオン6.5mg、マグネシウムイオン1.3mg、カルシウムイオン13.7mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン7.0mg、硫酸イオン8.2mg、炭酸水素イオン48.1mg、メタケイ酸24.2mg、遊離炭酸2.0mg、成分総計0.11g -
投稿日:2017年11月2日
京の町並みを一望する大浴場(京都東山温泉 ホテルりょうぜん【閉館しました】)
きくりんさん [入浴日: 2017年3月27日 / 1泊]
44.0点
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33.0点
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44.0点
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44.0点
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0 - 点
京都市東山の高台に建つ、昭和35年に開業した自家源泉を持つ鉄筋3階建てのホテル。平日に、一泊素泊まりで利用して来ました。この日は、北本館1階の広縁付8畳和室に宿泊。窓から、山を眺める景色です。早速浴衣に着替え、浴室棟4階の大浴場へ。
本館から直接4階へ上がれず、エレベーターを乗り継いで向かいます。男湯は、左側の「龍馬の湯」。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。近年新しくしたのか、きれいな浴室に入ると、右側に10人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂TSUBAKIです。窓際の右奥に、11人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純弱放射能冷鉱泉(源泉名: 霊山新温泉)が満ちています。泉温16.1℃を加温して、41℃位で供給。PH6.74で、さらりとした浴感。加水なし、循環・消毒ありで、口に含むと無味弱塩素臭がしました。窓際の左側に、8人サイズの石造り内湯。こちらも、湯温は41℃位。露天風呂はありませんが、大きな窓から夜は京都市街の夜景を、翌朝は京の町並みを一望しつつ、まったり湯浴みできました。
産寧坂を抜けて清水寺まで歩いて約10分と、観光に非常に便利な宿。チェックアウト後も駐車場に車を置かせてもらえたので、土産物調達にもとっても助かりました。温泉目的というよりも、観光で行くのなら十分再訪アリかと思います。
ラドン含有量: 33.0×10-10 キュリー/kg
主な成分: ナトリウムイオン13.0mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン5.1mg、塩素イオン9.2mg、硫酸イオン10.5mg、炭酸水素イオン35.0mg、メタケイ酸47.9mg、遊離炭酸34.0mg、成分総計0.16g -
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投稿日:2017年10月22日
2015年12月22日リニューアル(白浜古賀の井リゾート&スパ(旧コガノイベイホテル))
きくりんさん [入浴日: 2017年3月26日 / 1泊]
44.0点
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44.0点
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55.0点
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33.0点
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44.0点
白浜温泉の古賀浦の高台に佇む、地上10階地下2階建ての大型リゾート温泉ホテル。「コガノイベイホテル」の頃から一度は訪れてみたいと思っていたので、日曜日に一泊二食付で利用してみました。
この日は、8階のダブルルームに宿泊。かなり広く、窓から180度田辺湾と島々を望む素晴らしい景色です。浴衣に着替え、早速地下2階の大浴場へ。
ゴージャスなプールが中央にあり、その右手に男湯があります。こちらの大浴場は、2015年12月22日にリニューアルされたのだとか。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、大小タオル備え付け。ドライヤーも、もちろん完備されています。浴室に入ると、手前に20人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは海藻系です。
窓際に30人サイズの石造り内湯「浅湯」があり、黄褐色がかった透明のナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(源泉名: 若葉温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温61.5を、42℃位で供給。PH7.5ながら、肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、微かに硫化水素臭がしてしょっぱい。
続いて、外の露天風呂「深湯」へ。20人サイズの石造り円形浴槽が、まるで水に浮かんだような造り。深さは、なんと120cmあります。こちらは、なぜか無色透明。湯温は42℃位。海と島々を遠くに眺めつつ、まったりできました。
夕食は1階の食事処「神島」で会席料理に舌鼓。お品書き付で、食前酒は紀州梅酒に始まり、前菜は蛍烏賊沖漬・菜種辛子浸し・サーモン昆布巻き・白魚金婦羅・桜花を散りばめた芋寿司。吸物は蛤安平、造里に鯛・鮪・赤海老と続き、鍋物は牛しゃぶ小鍋、蒸物は梅鶏・猪豚・竹の子を梅粥ソースで。どれも美味しく、春を存分に感じさせる趣向に満足。焼物には田楽2種、揚物に鰤唐揚げ・海老桜葉巻薄衣揚げが出て、地酒がすすみます。留椀に浅利の赤出汁、御飯は筍御飯、水菓子は3種のフルーツ牛皮クレープで、お腹一杯。中庭のイルミネーションを眺めつつ、美味しく頂きました。
翌朝も朝風呂を満喫して、朝食は1階のレストラン「コンカドーロ」でバイキング。刺身の小鉢もあり、品数も多く満足できました。日帰り入浴も受付ていますが、部屋からの眺望と料理が良かったので、泊まりをオススメしたい宿です。
主な成分: ナトリウムイオン1707.0mg、マグネシウムイオン26.6mg、カルシウムイオン49.4mg、マンガンイオン0.4mg、総鉄イオン0.1mg、フッ化物イオン5.3mg、塩化物イオン1382.0mg、硫化水素イオン0.4mg、チオ硫酸イオン1.5mg、硫酸イオン22.2mg、炭酸水素イオン2555.0mg、メタケイ酸127.5mg、メタホウ酸51.1mg、遊離二酸化炭素126.1mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計6.147g -
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和歌山県みなべ町の山間に建つ、宿泊棟を備えた日帰り入浴施設「温泉館」。江戸時代から湯治に使われてきたものの一時廃止され、近年ボーリングにより再興し平成6年にオープンしたのだとか。日曜日の午後、入浴してみました。
入浴料600円は、温泉館の玄関を入って左側の券売機で。右手すぐのところに、男湯の内湯があります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは馬油系です。窓際に10人サイズの石造り内湯があり、黄褐色に濁った含二酸化炭素ーナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 新鶴の湯温泉)が、かけ流しにされています。泉温25.5℃を、加温して42℃位で供給。PH6.7ながら、肌がスベスベする浴感。透明度は、30cm位でしょうか。湯口から冷泉が注ぎ、口に含むと微かに鉄炭酸味がして、炭酸がシュワシュワと弾けます。加温しているにもかかわらず、中々の泡付き。壁の鶴と梅のタイル絵も、いい雰囲気です。窓から山々の景色を眺めつつ、しばしまったりできました。
一旦服を着て、内湯の先にある露天風呂へ。棚に籐籠と100円返却式ロッカーがある脱衣場には、こちらもドライヤー完備。左側に3人分のシャワー付カランがあり、こちらのアメニティも馬油系です。8人サイズの石造り浴槽で、湯温は41℃位。湯口から加温湯が注ぎ、こちらは湯の香よりも塩素臭が勝る印象です。こちらもまた、中々の泡付き。日本庭園と山々を望み、時間帯が良かったのかこちらも貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン1339.0mg、マグネシウムイオン89.6mg、カルシウムイオン205.5mg、マンガンイオン0.5mg、総鉄イオン5.1mg、塩化物イオン 8.1mg、硫化水素イオン0.3mg、チオ硫酸イオン0.4mg、炭酸水素イオン4744.0mg、メタケイ酸36.5mg、メタホウ酸30.4mg、遊離二酸化炭素1124.0mg、遊離硫化水素0.2mg、成分総計7.604g -
白浜温泉の白良浜の程近くに佇む、平成5年にオープンした木造瓦屋根の共同浴場(外湯)。日曜日の午前中、およそ7年ぶりに利用して来ました。
玄関を入ると、梁が剥き出しとなった高い天井の広いホール。レトロな照明がどこか懐かしい雰囲気を醸し出し、奥に掲げられたクエの魚拓も健在です。左手の階段を上がって男女別の大浴場へ。通常入浴料420円は番台横の券売機で払いますが、この日は「南紀白浜ゆめぐり札」のシール1枚を利用。番台の左側が男湯です。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。こちらも梁が剥き出しになった湯気抜きのある高い天井の浴室に入ると、左側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。共同浴場なので、石鹸等のアメニティはありません。右側に10人サイズの石造り内湯があり、うっすら黄褐色がかった透明のナトリウムー塩化物温泉[源泉名: 生絹湯(すずしゆ)]が、かけ流しにされています。泉温66.8℃を、加水して43℃位に調整。PH7.0ながら、肌がスベスベする浴感です。ライオンの湯口から注がれ、口に含むと苦しょっぱい。窓からは、美しい白良浜の景色。貸切状態の時もありましたが、浴室内は撮影禁止で残念。とはいえ、のんびりとかけ流しの湯を楽しめました。
ちなみに、こちらの源泉の生絹湯ですが、近隣のホテルや他の外湯にも引かれているようですね。平成5年の分析書では泉質名が含二酸化炭素ーナトリウム・塩化物強塩温泉で、その後はナトリウム・マグネシウムー塩化物温泉、そして最新の平成25年の分析書では上記のナトリウムー塩化物温泉になっています。
主な成分: ナトリウムイオン5658mg、マグネシウムイオン545.5mg、カルシウムイオン213.0mg、マンガンイオン1.2mg、鉄(II)イオン0.6mg、フッ化物イオン1.2mg、塩化物イオン
8713mg、硫酸イオン1069mg、炭酸水素イオン1576mg、メタケイ酸106.3mg、メタホウ酸39.8mg、遊離二酸化炭素132.0mg、成分総計18.31g -
古座川町長追の小さな集落にある、ちょっと山の中の日帰り温泉入浴施設。弘法湯と同じ月・水・金曜日が定休日で、しかも午後2時から8時までしか営業していません。土曜日の午後、利用して来ました。
最初「ビジョユ」かと思ったら、「ミメユ」と読むんですね。途中に看板等が無く、川沿いの林道を車で走っていると、1.4km手前でようやくガードレールに書かれた案内が出て来ます。到着すると、建物の手前に小さな駐車場あり。入浴料300円は、受付の女性へ。玄関から左側のすぐのところが男湯です。
棚にプラ籠が並ぶ狭い脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAの高級そうなもの。奥に3人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 長追温泉)が満ちています。泉温34.7℃を加温して、42℃位で供給。PH9.7で、肌がスベスベする浴感です。循環ありですが、消毒なし(営業日ごとに湯を抜いて、その際浴槽を洗剤で洗浄 )。自然湧出の源泉は毎分31Lですが、あえて小さな浴槽1つにとどめたり、営業日や時間も制限して、加水せずに使用しているのがいいですね。左側に源泉蛇口があり、口に含むとほんのり玉子味。湯の個性も失われていません。窓を開けても、駐車場か道路で景色なし。。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
関東在住だと滅多に行くところではない為、山の中のこんな小さな温泉によく来たなぁと、感慨深いものはあります。温泉好きの方なら、一度は行ってみても良いかと思います。
主な成分: ナトリウムイオン36.7mg、カルシウムイオン1.7mg、フッ化物イオン3.1mg、塩化物イオン6.7mg、水酸化物イオン0.8mg、硫化水素イオン1.1mg、チオ硫酸イオン1.0mg、硫酸イオン4.7mg、炭酸水素イオン27.8mg、炭酸イオン26.1mg、メタホウ酸イオン3.1mg、メタケイ酸70.8mg、成分総計0.183g