きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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追分ソーランラインから少しだけ山側に入った所に佇む、町営の日帰り温泉施設。宿泊施設「光林荘」と渡り廊下で繋がっています。土曜日の午前中、利用して来ました。
入浴料400円は、光林荘の玄関を入って右手、フロント右側にある券売機で。その右手の土産物売場の奥に、いこいの湯の暖簾が見えます。ここでスリッパに履き替え、渡り廊下を通って湯小屋へ。館内には、地元出身作家の彫刻や絵画等が飾られ、さながら美術館のようです。ブロンズ像の奥に、男女別の大浴場があります。
棚に籐籠とプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に15人分のシャワー付カランがある洗い場。石鹸などのアメニティはありません。右側に15人サイズの石造り内湯があり、茶褐色に濁ったナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名:乙部町館浦源泉2号井)が、源泉かけ流しにされています。泉温74.5℃を加水・加温せず、43℃位で供給。PH7.2ながら、肌がスベスベする浴感です。口に含むと、鉱物臭がして少し塩味。壁に飾られた風景画を眺めつつ、アートと良泉に浸れます。
続いて、外の露天風呂へ。4人サイズの石造り浴槽があり、こちらは湯温42℃位。裏山を眺める景色です。朝一の訪問だったので、しばらく貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン1808mg、アンモニウムイオン1.3mg、マグネシウムイオン8.6mg、カルシウムイオン54.8mg、第一鉄イオン6.1mg、第二鉄イオン0.3mg、フッ素イオン3.6mg、塩素イオン956.6mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン2205mg、炭酸水素イオン604.3mg、炭酸イオン0.7mg、メタケイ酸66.6mg、メタホウ酸35.1mg、遊離二酸化炭素44.7mg、成分総計5.839g -
投稿日:2016年12月22日
巨石ゴロゴロと茶濁湯(奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2016年9月9日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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0 - 点
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奥尻島西海岸の小高い丘の上に建ち、島で唯一の温泉リゾートホテル。ホテル前の駐車場の一角に、海を見下ろす素晴らしい眺めの足湯もあります。神威脇温泉保養所からも近いので、平日の午後に日帰り入浴して来ました。
入浴料800円は、広いロビーの奥にあるフロントで。そこから右手に進んだ廊下の右側に、男女別の大浴場があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なものです。3つの岩風呂がありますが、温泉は真ん中の主浴槽のみ。12人サイズの巨石を配した野趣溢れる浴槽には、茶褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名:神威脇温泉 1号井と2号井の混合)が、源泉かけ流しにされています。泉温63.0℃を加水せず、42℃位で供給。PH6.5で、さらりとした浴感です。湯口は浴槽内で、鉄臭が漂います。右側には、12人サイズの浴槽がありますが、こちらは無色透明の白湯。そして、左側の5人サイズの方は、サウナ用の水風呂でした。
続いて、外の露天風呂へ。9人サイズの岩風呂で、湯温は41℃位。こちらも湯温は浴槽内ですが、オーバーフローも見られます。表面には、白っぽい膜のような湯の花。ローマ神殿のようなモニュメントと、日本海の大海原を眺める雄大な景色。先客が上がられた後、ずっと貸切状態で満喫できました。
温泉分析書は、神威脇温泉保養所と同じものが掲示されています。使用状況表示はなく、フロントで確認すると加水等せず源泉かけ流しなのだそう。ホテルの裏手にワイナリーを併設し、海の幸にも恵まれているので、いつか泊まって味わってみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン3020mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン122.9mg、カルシウムイオン1007mg、マンガンイオン0.5mg、第一鉄イオン5.2mg、フッ素イオン0.4mg、塩素イオン6089mg、硫酸イオン557.8mg、炭酸水素イオン757.0mg、炭酸イオン0.2mg、メタケイ酸158.6mg、メタホウ酸16.5mg、遊離二酸化炭素390.4mg、成分総計12.35g -
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江差港から、フェリーで約2時間10分。奥尻島に上陸するも、温泉が湧く湯浜地区は奥尻港フェリーターミナルからだと島の反対側に位置しているので、レンタカーをチャーターします(港近くに数軒ありますが、事前予約が無難でしょう)。島の景色を眺めつつ車で移動すること、およそ30分。小さな漁港にポツンと佇む、昭和53年開業の鄙びた日帰り温泉施設。平日のお昼頃、利用して来ました。
入浴料420円は券売機で。外観も鄙びていますが、館内もなかなかの鄙び具合。奥へと進むと、先ずは内湯があります。しかしここは通り過ぎて、広い休憩室がある別棟2階の展望浴場へ。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右手に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なものです。窓際に、10人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら茶褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名:神威脇温泉 1号井と2号井の混合)がサラサラとオーバーフロー。源泉63.0℃を、加水して42℃位で供給。PH6.5で、さらりとした浴感。加温・循環・消毒無しのかけ流しです。口に含むと、鉄臭がして旨じょっぱい。赤茶色の湯の花も舞っています。床は、温泉成分の析出物で棚田状に。窓からは、防波堤と日本海を望む景色。というか、防波堤の釣り人から丸見えでしょうね。ずっと貸切状態でまったりできました。
続いて一度服を着て、戻って1階の内湯へ。こちらも、棚にプラ籠が並ぶ脱衣場で、ドライヤーはありません。浴室の右側に、4人分のシャワー付カランがある洗い場があり、アメニティも完備。左側には、6人サイズのタイル張り内湯。うっすら茶褐色がかった透明の湯で、やはり加水ありで、かけ流しにされています。湯温は43℃位。表面に、油の膜のような湯の花が浮いています。時間帯のせいなのか、こちらも終始貸切状態で誰とも会わず。時が止まったかのような静かな中、湯上りに使ったタオルが茶色に染まるほど濃厚な湯を、がっつり楽しめました。
主な成分: ナトリウムイオン3020mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン122.9mg、カルシウムイオン1007mg、マンガンイオン0.5mg、第一鉄イオン5.2mg、フッ素イオン0.4mg、塩素イオン6089mg、硫酸イオン557.8mg、炭酸水素イオン757.0mg、炭酸イオン0.2mg、メタケイ酸158.6mg、メタホウ酸16.5mg、遊離二酸化炭素390.4mg、成分総計12.35g -
日本最北端の城下町である松前。この地に昭和26年に開業した、松前温泉の一軒宿。松前城から徒歩で約5分と、観光にも便利です。平日に、一泊二食付で利用してみました。館内は近年改装されたのか、なかなか綺麗。和の情緒も感じられ、落ち着いた雰囲気に旅の疲れも癒されます。この日は、2階の6畳和室に宿泊。荷ほどきして浴衣に着替え、早速1階の大浴場へ。
屋号が入った暖簾の向こうに、男女別の大浴場があり、男湯は手前の浴室です。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側手前に11人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なものです。左側奥に、13人サイズのタイル張り石枠内湯があり、黄褐色がかった透明のナトリウムー硫酸塩泉(源泉名:湯遊倶楽部)が満ちています。源泉34.9℃を、加温して43℃位で供給。PH7.4ながら、肌がスベスベする浴感です。加水なし、循環・消毒ありで、微塩素臭を感知。口に含むと、旨じょっぱい。浴槽の縁が、温泉成分の析出物で茶褐色に変色しています。続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの岩風呂で、湯温は42℃位。日本庭園の坪庭を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
夕食は、1階のレストランで。ビジネスプランでしたが、自分には丁度いい量。鮪の刺身、ホッケのチャンチャン焼が美味い。茄子の揚げ浸し、烏賊下足団子鍋、烏賊の醤油煮にビールがすすみます。雲丹茶碗蒸し、南瓜の小豆煮も旨いと思っていると、若女将がわざわざ挨拶に。〆に冷しなめこ蕎麦と御飯が出て、お腹一杯でした。
翌朝も、昨晩と同じ大浴場へ。男女入替わりはなく、入浴時間も夜は23時迄と、朝は6時?8時30分迄です。入れるのは一晩中ではないので、飲み過ぎ注意。また、朝風呂も入るなら、寝坊も気をつけましょう。
朝食も、昨日と同じレストランで和定食。烏賊刺しとやっぱり松前漬けが美味しい。次回は料理をグレードアップして、北の海の恵みを更に堪能してみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン775.1mg、マグネシウムイオン44.4mg、カルシウムイオン133.7mg、第一鉄イオン3.0mg、フッ素イオン1.0mg、塩化物イオン331.6mg、硫化水素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.1mg、硫酸イオン1593mg、炭酸水素イオン292.6mg、炭酸イオン0.6mg、メタケイ酸28.8mg、メタホウ酸10.6mg、遊離二酸化炭素16.5mg、成分総計3.244g -
平成26年に廃線となった、JR北海道線の湯ノ岱駅から、徒歩で約10分。今なら道道5号線から、湯ノ岱郵便局のところで丁字路を曲がり、天の川を渡ってすぐ左折。廃業した湯ノ岱荘の先に佇む、昭和50年に開業した鄙びた日帰り温泉施設。平日の午後、利用してみました。
入浴料350円は券売機で。広いロビーの右手奥に、男女別の大浴場があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤー完備。奥行のある浴室に入ると、左側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。石鹸などのアメニティはありません。右側に、石組み内湯が3つあり、掘削自噴する2種のナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩泉が、かけ流しにされています。まずは、手前の12人サイズの主浴槽へ。黄褐色に濁った源泉(2号井)39.0℃を、加温・加水して42℃位で供給。おそらく消毒もありでしょうが、塩素臭は気にならないレベルです。
続いて、真ん中の6人サイズの浴槽へ。こちらは、褐色透明の源泉(2号井)を、加温・加水せずそのままかけ流し。PH6.4で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、鉄臭がして旨じょっぱい。ぬる湯でまったりしていたら、かなりのアワ付きが見られました。
次は、最奥にある3人サイズの扇形浴槽へ。黄褐色に濁った源泉(1号井)33.7℃を、こちらも加温・加水せずそのままかけ流し。PH6.6で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、やはり鉄臭がして旨じょっぱい。ジャグジー付きだけが、唯一残念。周りの床が、温泉成分の析出物で見事な千枚田状になっています。また左奥には、3人分の打たせ湯もあり。露天風呂はありませんが、2面ガラス窓で森と山を望む景色。たまたまなのか貸切状態で、まったりできました。なお、畳敷きの休憩室もあるので、のんびりできると思いますよ。
〈源泉名: 湯ノ岱温泉 2号井〉
主な成分: ナトリウムイオン902.7mg、マグネシウムイオン12.3mg、カルシウムイオン405.6mg、マンガンイオン0.4mg、第一鉄イオン4.2mg、第二鉄イオン0.2mg、フッ素イオン0.5mg、塩素イオン1722mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン38.2mg、炭酸水素イオン1006mg、炭酸イオン0.2mg、メタケイ酸56.6mg、メタホウ酸26.0mg、遊離二酸化炭素607.5mg、遊離硫化水素0.7mg、成分総計4.978g
〈源泉名: 湯ノ岱温泉 1号井〉
主な成分: ナトリウムイオン978.6mg、マグネシウムイオン158.5mg、カルシウムイオン422.5mg、マンガンイオン0.6mg、第一鉄イオン4.3mg、フッ素イオン0.4mg、塩素イオン2318mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン32.6mg、炭酸水素イオン1029mg、炭酸イオン0.3
mg、メタケイ酸22.3mg、メタホウ酸62.0mg、遊離二酸化炭素708.4mg、遊離硫化水素0.3mg、成分総計5.951g -
函館市の北西部、西桔梗町の野原の中に建つ、地元の方に人気の日帰り温泉施設。場所が分かりにくく、車のナビがあまりあてにならないので、幹線道路から外れると、時折現れる看板だけが頼りです。平日の昼頃、利用して来ました。
本当にこんな所にあるの?と未舗装の道路を進むと、「西ききょう健康グラウンド」の表示が見えてホッとします。緑色の外壁の湯屋で、右手に受付棟あり。入浴料370円は券売機で。下駄箱キーと引換えに、ロッカーキーを受取るシステムです。受付の奥から左へ、回り込むように廊下を歩くと、細長い休憩処があり、その奥が昔の入口。レトロな銭湯風の入口の左側が男湯です。
棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に10人分の蛇口(手前の2つはシャワー付)がある洗い場。この蛇口も温泉で、口に含むとしょっぱい。石鹸などのアメニティはありません。そして特徴的なのが、直径1.5m程のヒューム管を輪切りにした、コンクリート造りの円形内湯が3つ。いずれも、微かに茶褐色がかった透明のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名:西ききょう温泉 2号井)が、かけ流しにされています。泉温68.2℃を、地下水で加水して湯温調整。手前は41℃位、真ん中は43℃位、奥は45℃位です。何も知らずに、奥の浴槽に入った私に、「熱くないの?」と地元の方が声をかけてきます。「ちょっと熱いけど、いいお湯ですね。」と答え、何食わぬ顔でそのまま浸かっていると、「熱くないんだってさー」と語らう方々。信州や会津の激熱温泉に慣れてしまったのか、ジーンとくる熱さもまた快適。PH6.6で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口は浴槽内で、炭酸鉄臭がします。床は温泉成分の析出物で、棚田状になっていました。
続いて、外の露天風呂へ。こちらも同じように、直径2m位のヒューム管の浴槽が3つ並びます。左は地下水で26℃位、真ん中は42℃位、右は40℃位です。いずれもかけ流しで、浴槽が斜めに傾いていて、自然とオーバーフロー。床が茶褐色の析出物で覆われ、湯の通り道がまるで大河のように見えます。囲まれていて、残念ながら景色は望めません。内湯は常に数人の浴客がいますが、露天はほぼ貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン2552mg、アンモニウムイオン1.4mg、マグネシウムイオン247.8mg、カルシウムイオン724.2mg、マンガンイオン0.2mg、第一鉄イオン5.4mg、フッ素イオン1.4mg、塩化物イオン4929mg、硫化水素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.2mg、硫酸イオン831.5mg、炭酸水素イオン1091mg、炭酸イオン0.3mg、臭素イオン13.0mg、ヨウ化物イオン0.7mg、メタケイ酸59.6mg、メタホウ酸30.3mg、遊離二酸化炭素552.0mg、成分総計11.21g -
投稿日:2016年12月5日
土肥の庭園湯宿へロケ地巡礼(坂聖・玉樟園(旧 玉樟園新井))
きくりんさん [入浴日: 2016年8月29日 / 1泊]
44.0点
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44.0点
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55.0点
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44.0点
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55.0点
西伊豆の土肥温泉に佇む、昭和34年に開業した純和風旅館。本館や別館、木造の離れ2棟と鉄筋6階建ての「詩季亭」が渡り廊下で結ばれ、錦鯉の泳ぐ池や四季折々の花が咲く庭園が、情緒を醸し出しています。また、ロビーには様々な屋号(異なる旅館名)の看板と写真が数々展示。ドラマや映画、CMの撮影後に記念として頂いたものだとか。「人気ドラマの看板をもらえなかったので、もしかしたら続編があるからかしら」等、女将さんから裏話が聞けることも。平日に、一泊二食付で利用してみました。
この日は、詩季亭の3階「若葉」の間に宿泊。10畳和室と窓側に4畳の掘り炬燵の間が付いて、窓から遠くに海を望むロケーション。夕日に照らされキラキラと輝く海に、しばし見惚れちゃいます。
早速浴衣に着替え、小路を隔てた別館1階の大浴場「遊楽」へ。2つ浴室があり、男湯は奥の「男の湯」。夜1時に、男女入替りです。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。湯気抜きのある天井の浴室に入ると、左側に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、馬油系です。壁際に、高所の湯口から滝のように注ぐ浅い湯溜まりがあり、その横に玉石を敷いた4人サイズの石造り内湯と、7人サイズの石造り木枠内湯が並びます。共に、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉[源泉名:土肥温泉(混合泉)]がかけ流し。泉温54.3℃を加水せず、いずれも42℃位で供給(気温の低い時のみ、加温あり)。PH8.3で、やや肌がスベスベする浴感です。衛生管理の為、ろ過と消毒ありとのことですが、塩素臭はなし。口に含むと、微かに石膏臭がして、円やかな味でした。続いて、外の露天風呂へ。8人サイズと14人サイズの石造り浴槽があり、手前の小さい方は41℃位で、奥は42℃位。緑に囲まれ、まったり湯浴みできました。
夕食は部屋で、お品書き付の海の幸懐石料理に舌鼓。食前酒の梅酒に始まり、先付は若芽豆腐、酢物は小鯵南蛮漬と続きます。煮物椀に帆立真丈、刺身は手長海老と地魚の盛合せ。手長海老が、甘くて美味です。煮物は豚角煮蒸籠蒸で、焼物に鮑踊り焼が出て、利き酒セットがすすみます。合肴に伊勢海老温泉蒸し、温物は南京蒸しと続き、揚物に茶巾焼売。御飯は桜海老の釜飯、止椀に渡蟹の味噌汁が出て、お腹一杯。デザートの餡蜜まで、美味しかったです。
就寝前に、部屋風呂へ。2面ガラス張りで、裏山を眺める景色。全室に温泉が引かれ、消毒はありですが、かけ流し。ゆっくり浸かって、のんびりと寛げました。
翌朝は、詩季亭2階の貸切風呂「山水」へ。チェックイン時に予約が必要で、45分間無料です。入口の受話器で電子鍵を開けてもらい、浴室に入れるシステム。脱衣場には、ドライヤーもあり。浴室の左側に、2人分のシャワー付カランがある洗い場。半露天になっていて、4人サイズの石造り円形浴槽です。石臼の湯口から注がれ、湯温は42℃位。こちらも、消毒のみありでかけ流し。時折、デッキチェアに腰掛けて、火照った体をクールダウン。森と小さな池を望む景色を眺めつつ(画像の通り)、朝から贅沢に湯浴みできました。ちなみに、「山水」は詩季亭の宿泊者のみが使え、他の宿泊者は別の貸切風呂「玉竜」を利用となります。
朝食も、部屋で頂きます。鯵の干物主菜の和定食。鮪の山かけやシラスの釜揚も並びますが、手作り豆腐が美味しかったです。
食後は、男女入替えになった大浴場「遊楽」のもう1つの浴室、手前の「美人の湯」へ。籐籠が並ぶ脱衣場に、こちらもドライヤー完備。浴室には、8人分のシャワー付カランがある洗い場と、12人サイズの石造り内湯があり、湯温は41℃位です。外に出ると、8人サイズの岩風呂。こちらも湯温は41℃位。いずれも、衛生管理の為のろ過と消毒ありですがかけ流し。囲まれていて景色は望めませんが、なまこ壁や坪庭、硯石に旅情を感じつつ、チェックアウトまで、まったりできました。
湯量豊富な温泉と新鮮な海の幸、落ち着いた和の情緒を満喫できる佳宿かと思います。
主な成分: ナトリウムイオン174.4mg、マグネシウムイオン1.0mg、カルシウムイオン300.7mg、塩化物イオン214.1mg、臭化物イオン0.1mg、硫酸イオン817.9mg、炭酸水素イオン23.7mg、炭酸イオン1.2mg、メタケイ酸46.9mg、メタホウ酸1.3mg、成分総計1.587g -
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投稿日:2016年12月1日
施設は古いが、お湯はいい(絶景と露天風呂の宿 たかみホテル)
きくりんさん [入浴日: 2016年7月30日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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0 - 点
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0 - 点
熱川温泉の高台に佇む、全室オーシャン ビューの昭和41年に開業した湯宿。土曜日の午前中、日帰り入浴して来ました。
入浴料700円は、玄関右側のフロントで。ロビーから見下ろす熱川温泉の街並みと相模灘の景色が、晴れた日にはとても美しい。フロント横の階段を下りて、右手奥にある男女別の大浴場「見晴風呂」へ。棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に5人分のシャワー付カラン(内2つはシャワーなし)がある洗い場。アメニティは、お茶系です。右側に、6人サイズのタイル張り石枠変形内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉[源泉名:混合泉(熱川・北川6号・9号・29号)]が、源泉かけ流しにされています。泉温82.8℃を、加水せず42℃位で供給。PH8.5で、肌がスベスベする浴感です。加温・循環・消毒なし。源泉蛇口には、白い析出物がこんもりと付着しています。口に含むと、塩化物臭と芒硝臭が混じったような匂いがして、ちょっぴり塩味。窓からは、海を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
続いて、別の場所にある混浴の露天風呂へ。一度服を着て、階段を更に下りて行くと、脱衣小屋があります。浸かるだけかと思いきや、手前に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティも完備。半屋根付16人サイズの岩風呂で、湯温は40℃位です。こちらも、源泉かけ流し。木が半分生い茂り、まるで屋根代わりに。淡茶色の湯の花も、舞っています。こちらも、ずっと貸切状態で寛げました。
この混浴露天も、無色透明な湯なので女性にはハードルが高め。そこを考慮してか、夜は女性専用タイム(18~20時)があります。また、20時以降になると、宿泊者は貸切で利用できるのだそう。気兼ねなく、良泉を楽しめますね。
主な成分: ナトリウムイオン797.0mg、マグネシウムイオン2.2mg、カルシウムイオン106.3mg、炭酸水素イオン79.4mg、炭酸イオン10.8mg、塩素イオン956.7mg、臭化物イオン0.7mg、硫酸イオン617.9mg、メタケイ酸220.3mg、メタホウ酸24.1mg、成分総計2.872g
※ちなみに、分析書は平成17年のものと少し古いので参考までに -
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投稿日:2016年11月29日
にごり湯と大島一望の絶景露天(東伊豆の穴場温泉 伊豆 AZUMA 東(旧 伊豆おおかわ))
きくりんさん [入浴日: 2016年7月29日 / 1泊]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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44.0点
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55.0点
伊豆急行線の伊豆大川駅から、徒歩で約2分。伊豆大川温泉の高台に佇む、平成10年に開業した自家源泉を持つ湯宿。平日に、一泊二食付で利用してみました。
開放感のあるロビーで、自家製の紫蘇ジュースを頂きながらチェックイン。フロントもあるこちらのフロアが2階で、この日は地下1階の露天岩風呂付き和洋室に宿泊。露天風呂付きの部屋というと豪華な印象ですが、それ程高額な料金ではないところも、この宿の魅力の1つです。
浴衣に着替えて、先ずは4階左側の大浴場「観月の湯」(右側の女湯「星見の湯」とは夜に男女入替わり)へ。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ畳敷きの脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAや資生堂の高級そうなもの。右側に、8人サイズの石造り内湯があり、少し緑褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名:大川温泉 大川28号)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温75.7℃を、加水して41℃位で供給。PH7.1ながら、肌がスベスベする浴感。加温・循環・消毒なしで、かけ流しです。口に含むと、無味で鉄臭と石膏臭が混じった匂い。小さなアクリル扉で仕切られていますが、外の露天風呂と繋がっています。
12人サイズの岩風呂で、湯温はこちらも41℃位。遠くに海を望めますが、磨りガラスの目隠しがあり浸かると見えません。奥に、4人サイズの内タイル張り石造り寝湯もあって、湯温は42℃位。海風が心地良く、まったりできました。
夕食は、地下1階のレストラン「和」で会席料理に舌鼓。お品書き付で、一品づつ供されます。地ビールを注文すると、ツマミに鮎の骨せんべい。先付は、鬼カサゴの煮こごり満願寺唐辛子詰め。続いて前菜は、サザエの雲丹クリーム焼や鯵寿司、鮑・海老・椎茸のずんだ和え、鮎甘露煮、インゲン胡麻和えが、彩豊かに盛合されています。椀物は、夏野菜が乗った鯛素麺。お造りはハタ・カンパチ・ムツと、白身魚の上品な味わい。焼物は、予約で選んだ狩野川産の鮎の塩焼き。焼き立てで美味く、地酒がすすみます。焼肴は伊豆牛のイチボロースト、温物にシラス・さらし葱乗せ賀茂茄子霙吉野焼と続き、強肴はサゴシの南蛮漬け。留椀に赤出汁と、御飯は紫蘇入り蛸飯が出て、デザートの蜂蜜アイスまで美味しい。出来立てならではの芳香といい、料理に満足できました。
就寝前には、部屋の露天風呂へ。坪庭を臨む3人サイズの岩風呂で、湯温は42℃位。こちらは源泉かけ流しですが、自分で加水も可。満天の星空を仰ぎつつ、静かに湯浴みを楽しめました。
朝食は、昨晩と同じレストランで、鯵の干物主菜の和定食を頂きます。御飯は白米か粥、玉子料理も選択可。鯵の刺身の小鉢も、美味しかったです。
食後は、男女入替になった4階右側の大浴場へ。浴室の右側には、6人分のシャワー付カランがある洗い場。10人サイズの石造り内湯は、加水ありのかけ流しで、湯温40℃位。やはり、外の露天風呂と繋がっています。15人サイズの岩風呂も、湯温は40℃位。キラキラと輝く海や、伊豆大島が一望できる絶景露天風呂です。赤茶色の小さな湯の花も、舞っています。奥には、4人サイズの寝湯もありました。
景色を存分に楽しんだ後は、チェックアウトギリギリの時間まで、部屋風呂で源泉かけ流しの湯を満喫。大浴場や部屋にも温泉の分析書が無かったのでフロントで尋ねると、帰りにコピーをくれました。
主な成分: ナトリウムイオン514.8mg、マグネシウムイオン5.2mg、カルシウムイオン129.8mg、マンガンイオン0.3mg、鉄(II)イオン1.3mg、炭酸水素イオン60.3mg、塩化物イオン719.4mg、臭化物イオン0.4mg、硫酸イオン438.3mg、メタ亜ヒ酸1.0mg、メタケイ酸179.8mg、メタホウ酸23.3mg、遊離二酸化炭素4.4mg、成分総計2.121g -
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投稿日:2016年11月28日
50年以上変わらぬ湯処(宇佐美ヘルスセンター(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2016年7月29日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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0 - 点
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0 - 点
JR伊東線の宇佐美駅から、徒歩で約3分。住宅地の中にひっそりと佇む、昭和37年に開業した日帰り温泉施設。新鮮なお湯で汗を流そうと、遠方からライダーさん達も訪れるのだとか。平日の午後、利用して来ました。
駅近なのに看板等は一切無く、場所がちょっと分かりにくい。実際には、宇佐美駅を背にして右手すぐの路地か、もしくは2本目の路地を右へ入って行った先にあります。駐車場も、3台分あり。また、ヘルスセンターの名前が付いていますが、普通の温泉銭湯です。
入浴料350円は、玄関左側の受付で。その受付のすぐ右側に、男湯があります。扉付の木製ロッカー(一部鍵なし)が並ぶ広い脱衣場ですが、ドライヤーはなし。浴室に入ると、左側に5人分のプッシュ式カラン(温泉)と蛇口(水)がある洗い場。石鹸などのアメニティは、ありません。カランの湯を口に含むと、微かに石膏臭がして、ちょっぴり塩味。右側に、11人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明のカルシウムー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名:宇佐美温泉 宇佐美2号)が、サラサラとオーバーフローしています。源泉44.2℃を、加水・加温なしで43℃位で供給。PH8.3で、やや肌がスベスベする浴感です。循環濾過や消毒もなく、正に源泉かけ流しです。窓から景色は望めませんでしたが、聖火ランナーのような石膏像を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
帰りがけにご主人とお話ししてみると、敷地内の源泉は毎分148L湧出と湯量豊富なのだとか。また、毎日湯を張り替え続けて、もう50年以上になるのだそう。これからも湯使いに拘って、いい温泉を提供していって欲しいと思う湯処でした。
主な成分: ナトリウムイオン154.8mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン656.4mg、鉄(II)イオン0.2mg、炭酸水素イオン11.2mg、炭酸イオン1.7mg、塩化物イオン463.7mg、臭化物イオン0.3mg、硫酸イオン1249mg、メタケイ酸29.0mg、メタホウ酸4.3mg、成分総計2.575g -