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投稿日:2016年11月29日
にごり湯と大島一望の絶景露天 (東伊豆の穴場温泉 伊豆 AZUMA 東(旧 伊豆おおかわ))
きくりんさん [入浴日: 2016年7月29日 / 1泊]
44.0点
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55.0点
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55.0点
伊豆急行線の伊豆大川駅から、徒歩で約2分。伊豆大川温泉の高台に佇む、平成10年に開業した自家源泉を持つ湯宿。平日に、一泊二食付で利用してみました。
開放感のあるロビーで、自家製の紫蘇ジュースを頂きながらチェックイン。フロントもあるこちらのフロアが2階で、この日は地下1階の露天岩風呂付き和洋室に宿泊。露天風呂付きの部屋というと豪華な印象ですが、それ程高額な料金ではないところも、この宿の魅力の1つです。
浴衣に着替えて、先ずは4階左側の大浴場「観月の湯」(右側の女湯「星見の湯」とは夜に男女入替わり)へ。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ畳敷きの脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAや資生堂の高級そうなもの。右側に、8人サイズの石造り内湯があり、少し緑褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名:大川温泉 大川28号)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温75.7℃を、加水して41℃位で供給。PH7.1ながら、肌がスベスベする浴感。加温・循環・消毒なしで、かけ流しです。口に含むと、無味で鉄臭と石膏臭が混じった匂い。小さなアクリル扉で仕切られていますが、外の露天風呂と繋がっています。
12人サイズの岩風呂で、湯温はこちらも41℃位。遠くに海を望めますが、磨りガラスの目隠しがあり浸かると見えません。奥に、4人サイズの内タイル張り石造り寝湯もあって、湯温は42℃位。海風が心地良く、まったりできました。
夕食は、地下1階のレストラン「和」で会席料理に舌鼓。お品書き付で、一品づつ供されます。地ビールを注文すると、ツマミに鮎の骨せんべい。先付は、鬼カサゴの煮こごり満願寺唐辛子詰め。続いて前菜は、サザエの雲丹クリーム焼や鯵寿司、鮑・海老・椎茸のずんだ和え、鮎甘露煮、インゲン胡麻和えが、彩豊かに盛合されています。椀物は、夏野菜が乗った鯛素麺。お造りはハタ・カンパチ・ムツと、白身魚の上品な味わい。焼物は、予約で選んだ狩野川産の鮎の塩焼き。焼き立てで美味く、地酒がすすみます。焼肴は伊豆牛のイチボロースト、温物にシラス・さらし葱乗せ賀茂茄子霙吉野焼と続き、強肴はサゴシの南蛮漬け。留椀に赤出汁と、御飯は紫蘇入り蛸飯が出て、デザートの蜂蜜アイスまで美味しい。出来立てならではの芳香といい、料理に満足できました。
就寝前には、部屋の露天風呂へ。坪庭を臨む3人サイズの岩風呂で、湯温は42℃位。こちらは源泉かけ流しですが、自分で加水も可。満天の星空を仰ぎつつ、静かに湯浴みを楽しめました。
朝食は、昨晩と同じレストランで、鯵の干物主菜の和定食を頂きます。御飯は白米か粥、玉子料理も選択可。鯵の刺身の小鉢も、美味しかったです。
食後は、男女入替になった4階右側の大浴場へ。浴室の右側には、6人分のシャワー付カランがある洗い場。10人サイズの石造り内湯は、加水ありのかけ流しで、湯温40℃位。やはり、外の露天風呂と繋がっています。15人サイズの岩風呂も、湯温は40℃位。キラキラと輝く海や、伊豆大島が一望できる絶景露天風呂です。赤茶色の小さな湯の花も、舞っています。奥には、4人サイズの寝湯もありました。
景色を存分に楽しんだ後は、チェックアウトギリギリの時間まで、部屋風呂で源泉かけ流しの湯を満喫。大浴場や部屋にも温泉の分析書が無かったのでフロントで尋ねると、帰りにコピーをくれました。
主な成分: ナトリウムイオン514.8mg、マグネシウムイオン5.2mg、カルシウムイオン129.8mg、マンガンイオン0.3mg、鉄(II)イオン1.3mg、炭酸水素イオン60.3mg、塩化物イオン719.4mg、臭化物イオン0.4mg、硫酸イオン438.3mg、メタ亜ヒ酸1.0mg、メタケイ酸179.8mg、メタホウ酸23.3mg、遊離二酸化炭素4.4mg、成分総計2.121g18人が参考にしています
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