きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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南知多町の内海海水浴場の前に佇む、昭和27年に開業した浜辺の温泉ホテル。およそ9年ほど前に、日帰り入浴しました。
入浴料800円はフロントで支払い、エレベーターで7階の大浴場へ。展望露天風呂「千鳥の湯」(ちなみに、女湯は「恋若の湯」)では、緑がかった微白濁のナトリウム・カルシウムー塩化物強塩泉を満喫。素晴らしいオーシャンビューに、身も心も癒されました。
昨年10月に、外壁と7階の展望露天風呂をリニューアルしたとのことで寄ってみたかったのですが、訪れた日は時間が合わず断念。次回また、海を眺めつつまったりしてきたいです。(ちなみに、画像はリニューアル後の外観) -
南知多町の山海海水浴場の少し手前、潮風香る海沿いに佇む大型旅館。平成8年に開業し、豪華な数奇屋造りの設えから一度は泊まってみたいと思っていたところ、近年に民事再生法を申請。一時は心配しましたが、現在も宿名をそのままにしっかり営業しています。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
玄関を入ると、まずお香の香りに癒されます。入浴料2000円は、畳敷きのロビー右側の帳場で。格天井に描かれた桜、海を切り取ったかのような窓枠など、高級感が出まくりです。奥に進んで下駄を履き、右手に回り込むように石畳の廊下を歩いたら、エレベーターに乗って7階へ。左側の階段を上がると、露天風呂「天上の湯」があります。
棚に木箱が置かれた脱衣場には、タオル大小を完備。ドライヤーはありません。左側に、5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、季の滴です。屋根付全面ガラス張りの4人サイズの石造り浴槽(もしかして内湯の位置づけ?)には、ちょっぴり黄褐色がかった透明のナトリウムー塩化物強塩泉(源泉名:内海・山海温泉 1号井)が満ちています。泉温44.6℃を、加水・加温して41℃位で供給。PHは不明で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。湯口の湯を口に含むも、無味無臭。強塩泉なのに、加水と循環の影響でしょうか。
次に、奥の一段高くなった所にある、10人サイズの石造り浴槽へ。湯温は41℃位。こちらは、なんと混浴です。女湯の方から、自由に行き来が可能。最上階の露天風呂で、この造りは珍しい。もう1つの驚きは、風呂酒が用意されていること。先客は、お盆を浮かべて楽しんでました(車でなければ…あぁ羨ましい)。でも、何と言っても特筆すべきは、目の前に広がる大海原の絶景!! 三河湾や対岸も一望です。この日は海風が強かったのですが、行き交う船を眺めつつまったり。先客が上がられた後、貸切状態でのんびり湯浴み出来ました。
脱衣場に分析書の掲示がなかったので、帰りがけに女将に尋ねるとコピーをくれました(平成15年の物で、ちょっと古いのですが)。
主な成分: リチウムイオン0.5g、ナトリウムイオン9000mg、アンモニウムイオン21.0mg、マグネシウムイオン116.0mg、カルシウムイオン368.0mg、ストロンチウムイオン3.6mg、バリウムイオン0.7mg、マンガンイオン0.7mg、第一鉄イオン2.2mg、フッ素イオン1.0mg、塩素イオン14900.0mg、臭素イオン51.1mg、ヨウ素イオン12.2mg、硫酸イオン4.1mg、炭酸水素イオン166.0mg、炭酸イオン0.4mg、メタケイ酸87.7mg、メタホウ酸126.0mg、遊離二酸化炭素8.2mg、成分総計25.03mg -
標高1300mの山中に広がる、約200万坪・東京ドーム142個分の広大な敷地に、スキー場やゴルフコース、トレッキングコース、テニスコートなどのスポーツ施設やレストラン、リゾートホテルが建つ東急リゾートタウン蓼科。その一角、会員制リゾートホテル「東急ハーベストクラブ蓼科アネックス」の隣に佇む、室内プールを併設した温泉施設。もちろん、温泉だけの利用もできます。平日の午後、寄ってみました。
入浴料は通常1050円ですが、この日は温泉博士の特典で1000円割引の50円で入浴。階段で2階へ上がり、右手に進むと廊下の右側に男女別の大浴場があります。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に12人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、馬油系を含め数種類を配置。左側の窓際に、奥の10人サイズと、手前のジャグジー付き6人サイズの2つの岩風呂があり、ともに無色透明の単純温泉(源泉名:蓼科高原温泉1号井)が満ちています。泉温25.0℃を加温して、奥の大きい方が42℃位、手前は40℃位で供給。PH8.4ながら、肌がツルツルする浴感です。循環ありで、湯口の湯を口に含むと、無味で弱塩素臭が感じられました。
続いて、外の露天風呂へ。左側手前に、2人分の打たせ湯があります。右手に屋根付15人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。紅葉の木々を眺め、しばしまったり。平日のせいか、ほとんど貸切状態で楽しめました。湯使いが少し残念ですが、スポーツ後等で一汗流すには良いかも知れませんね。
主な成分: ナトリウムイオン16.4mg、マグネシウムイオン5.4mg、カルシウムイオン9.4mg、ストロンチウムイオン0.07mg、マンガンイオン0.02mg、鉄(II)イオン0.08mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン1.9mg、硫酸イオン0.1mg、リン酸水素イオン0.1mg、炭酸水素イオン109.8mg、メタケイ酸55.5mg、メタホウ酸0.2mg、遊離二酸化炭素2.3mg、成分総計207.1mg -
JR中央本線の上諏訪駅から、徒歩で約8分。諏訪湖畔に佇む、嘉永元年(1848年)に創業した老舗旅館。初代半助が布屋とともに宿屋を営み、布屋半助が短くなって「ぬのはん」と呼ばれるようになったのだとか。島木赤彦や斉藤茂吉らアララギ派の歌人、近年でも多くの著名人が訪れている宿。島崎藤村が信濃路を訪れる際、下諏訪の亀屋かこちらの布半を定宿にしていたことを知り、前日に聴泉閣かめやに泊まったので、藤村つながりで平日の午後、日帰り入浴して来ました。
玄関でまず目にとまるのは、屋号が染め抜かれた大きな一枚布の暖簾。江戸時代から受け継がれた、老舗の心意気でしょうか。入浴料1000円(貸しタオル大小付)は、フロント横の券売機で。奥に進み、左へ廊下をずっと歩くと突き当たりに、男女別の大浴場があります。男湯は「鮃の湯」(ちなみに、女湯は「鯛の湯」)。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、馬油系とミキモト製です。右側に、16人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純温泉[源泉名:混合泉(三ッ釜1号・2号源湯、アヤメ源湯)]が満ちています。泉温64.5℃を、42℃位で供給。浴槽の湯を入替え時、湯温調整で加水あり、また気温の低い冬期間のみ加温ありとの表示。PH8.01で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。湯口の湯を口に含むも、無味無臭。奥の方が深くなっていて、立ち湯も楽しめました。
続いて、外の露天風呂へ。内湯からと、脱衣場からのどちらからも直接行けます。屋根付5人サイズの石造り浴槽で、湯温は41℃位。囲まれており景色は望めませんが、中庭に巨石が鎮座しています。平日の為か、ずっと貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン0.41mg、ナトリウムイオン150mg、マグネシウムイオン0.39mg、カルシウムイオン15mg、ストロンチウムイオン0.20mg、亜鉛イオン0.24mg、フッ素イオン2.05mg、塩化物イオン167mg、硫酸イオン109mg、リン酸水素イオン0.05mg、炭酸水素イオン64.1mg、メタケイ酸97.3mg、メタホウ酸12.6mg、メタ亜ヒ酸0.36mg、溶存成分総量624.9mg
※平成18年8月の分析書なので、そろそろ更新かな -
下諏訪温泉に点在する共同浴場の1つで、昭和2年(1927年)開業の温泉銭湯。昭和に入ってから建てられたので、「新湯」と名付けられたのだとか。さすが、中山道六十九次で唯一温泉がある宿場町。90年経っても、名前が変えられることなく、まだまだ新米扱いとは全く驚きです。何度か前を通っていますが、いつも混んでいるイメージなので、平日のお昼頃に利用してみました。
表通りに面して建っており、向かいに数台分の駐車場もあります。入浴料230円は券売機で。棚と有料100円ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーもあり(貸出10円)。湯気抜きのある高い天井の浴室に入ると、右側と奥に6人分のシャワー付カランがある洗い場。カランも温泉です。共同浴場なので、石鹸などのアメニティは無し。左側に、アルファベットの小文字のb形をしたタイル張りの内湯があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉[源泉名:混合泉(旦過第一源湯60L:旦過第二源湯380L)]が、源泉かけ流しにされています。泉温56.0℃を、加水・加温せず44℃位で供給。PH8.70で、やや肌がスベスベする浴感。消毒もなしなので、塩素臭の心配もありません。ライオンの湯口から注がれ、口に含むと弱塩味少苦味。茶色い小さな湯の花も舞っています。湖と富士山が描かれたタイル絵を眺め、しばらくのんびりと湯浴みを楽しめました。
朝早くから営業している銭湯なので、昼時はかなり空いているかもと訪れてみましたが、常に1人上がる頃にまた1人と、地元の方らしき方々の来訪が絶えません。地元の方に愛され続け、旅人の疲れも癒してくれる共同浴場。あつ湯で身も心もさっぱりして、次の目的地へと向かいました。
主な成分: リチウムイオン0.5mg、ナトリウムイオン244.5mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン0.1mg、カルシウムイオン104.1mg、ストロンチウムイオン1.0mg、鉄(III)イオン0.1mg、亜鉛イオン0.1mg、フッ素イオン3.3mg、塩化物イオン193.5mg、臭化物イオン0.7mg、水酸イオン0.1mg、硫酸イオン513.3mg、硝酸イオン0.7mg、炭酸水素イオン6.1mg、炭酸イオン12.0mg、メタケイ酸52.4mg、メタホウ酸20.3mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、溶存成分総量1157.9mg -
諏訪大社下社秋宮の境内に建つ、昭和40年に開業した、赤い外壁が特徴的な鉄筋5階建ての公共の宿。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。
入浴料500円は、玄関を入って右側のフロントで。右手に進むと、廊下の左側に展望大浴場「長寿の湯」があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。広い浴室に入ると、左右に11人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。窓際に、14人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら茶褐色濁りのある透明のナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名:武居源泉)がかけ流しにされています。泉温50.5℃を、加水も加温もなし(温度が高い等、利用者から要望がある時には加水することがあり)で、43℃位で供給。PH7.8で、やや肌がスベスベする浴感です。衛生管理の為、消毒はあり。清掃直後だったせいか、浴槽内は弱い塩素臭を感知。ところが、湯口の湯は無臭で微塩味。小さな白茶色の湯の花も舞っています。大きな窓からは、諏訪湖を一望する素晴らしい景色。つい見とれて、まったりしちゃいました。
続いて、外の露天風呂へ。4人サイズの石造り木枠浴槽で、湯温は41℃位。湯の状態はこちらの方が良く、湯口では微かに硫化水素臭がします。ただし、浸かると湖が見えないのは残念。朝一の訪問だったので、どちらも貸切状態で湯浴みできました。
宿泊もリーズナブルなので一度は泊まってみようと思っていましたが、今年の3月いっぱいで閉館。諏訪湖周辺の観光にも便利なので、ロープライスなまま早く復活して欲しいものです。
主な成分: ナトリウムイオン307.4mg、マグネシウムイオン0.1mg、カルシウムイオン60.7mg、鉄(II)イオン0.1mg、フッ素イオン2.8mg、塩素イオン291.2mg、臭素イオン0.6mg、ヨウ素イオン0.2mg、硫化水素イオン0.4mg、硫酸イオン353.0mg、第二リン酸イオン0.2mg、炭酸水素イオン49.7mg、メタケイ酸71.8mg、メタホウ酸32.7mg、メタ亜ヒ酸0.6mg、遊離二酸化炭素13.6mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計1195.3mg
※なお、平成9年の古い分析書だったので参考までに -
旧中山道と甲州街道の分岐点となる下諏訪宿で、かつて本陣宿として栄えた歴史を持ち、諏訪大社秋宮の隣に佇む、わずか9室ながら由緒ある老舗旅館。江戸時代には皇女和宮が江戸へ向かう際に滞在し、明治時代には芥川龍之介や与謝野鉄幹・晶子ら多くの文豪にも愛されてきました。近年ちょっとお休みしてるなぁと思っていたら、2013年に綺麗にリニューアル。日帰り入浴はできなくなったので、日曜日に一泊朝食付で利用して来ました。
この日は、本館2階の「皐月」の間に宿泊。金箔張りの床の間がある、10畳トイレ付の和室です。浴衣に着替え、早速新館3階の大浴場「明神の湯」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。2面ガラス張りの浴室に入ると、左側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAのアロマ系です。窓際に、6人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名:綿の湯源泉と旦過第一源湯の混合泉)が満ちています。泉温57.5℃を、加水なし・加温ありで42℃位で供給。PH8.18で、やや肌がスベスベする浴感です。循環濾過ありですが、塩素臭は感じません。口に含むと、無味でほんのり芒硝臭がしました。
続いて、外の露天風呂へ。2人サイズの石造り浴槽で、湯温は41℃位。浸かると山と空だけしか見えませんが、柵越しに旧中山道と諏訪の町並みを望む景色。頬を撫でる風が、心地いい。日が暮れると、星空と夜景も楽しめました。
湯上りに、本館1階にある「上段の間」へ。あの和宮もここに泊まったのかと、参勤交代が行われていた頃に遠い思いを馳せつつ、小堀遠州作の日本庭園を眺めクールダウン。旅の疲れとともに、心まで癒されました。
朝食は、新館1階の個室の食事処で。鮪の山かけ等も付く、品数の多い和定食を頂きます。ワカサギの佃煮など郷土色があるのも良く、シジミの味噌汁が美味しかった。
有料なので今回は利用しなかった貸切風呂に入ってみたり、島崎藤村が「夜明け前」を執筆した「富士の間」にもいつか泊まってみたい。大人が選ぶ、下諏訪温泉の純和風の佳宿ですね。
主な成分: リチウムイオン0.5mg、ナトリウムイオン221.6mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン60.3mg、ストロンチウムイオン0.7mg、フッ素イオン3.0mg、塩化物イオン177.5mg、臭化物イオン0.6mg、水酸イオン0.04mg、硫酸イオン366.9mg、硝酸イオン0.2mg、炭酸水素イオン39.7mg、メタケイ酸45.8mg、メタホウ酸19.3mg、メタ亜ヒ酸0.32mg、溶存成分総量941.4mg -
JR中央本線の上諏訪駅から、徒歩で約5分。大きなコインパーキングの向かい側に建つ、3階建てのビルの1階に併設された公衆浴場。平成29年3月31日をもって閉鎖するとの情報を得て、一度は訪れてみようと、日曜日の午後に利用してみました。
その歴史は古く、寛文4年(1664年)に作られた「御枕屏風」に既に描かれています。この名前は、地元の鎮守である手長神社へ「身を清めて参拝にのぼる」という意味から名付けられたのだとか。
通常は14時から営業のはずでしたが、この日は13:30にオープン。早めに着いて余裕ぶっていたら、急に暖簾が掛かって慌てます。入浴料250円は番台で。木製の鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。けして広いとは言えない浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カラン(内1つはシャワーなし)がある洗い場。アメニティは、公衆浴場なのでありません。右側に、4人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明の単純温泉[湯の脇混合槽(あやめ源泉、三ッ釜源泉、湯の脇源泉の混合泉)]が、サラサラとオーバーフロー。泉温55.4℃を、加水して43℃弱位で供給。PH8.4で、やや肌がスベスベする浴感です。消毒ありのかけ流しですが、塩素臭は感じません。口に含むも、無味無臭。浴槽のタイルは、温泉の成分で茶色に変色しています。一番風呂を、貸切状態で満喫しました。気持ち良かった~。
江戸時代から続く、かけ流しの温泉公衆浴場がまた1つ姿を消しました。老朽化によりリニューアルされて風情が無くなってしまう共同浴場もありますが、人々の生活にとけ込みながら歴史を重ねてきた共同浴場が、ひっそりと消え去っていくことの方が最近多いのではないでしょうか。どちらも残念ではありますが、後者の方がいい思い出として記憶に残る分、やはり悲しい思いにとらわれます。
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン130.8mg、マグネシウムイオン0.4mg、カルシウムイオン13.9mg、ストロンチウムイオン0.2mg、アルミニウムイオン0.04mg、フッ素イオン1.5mg、塩化物イオン126.9mg、臭化物イオン0.4mg、ヨウ化物イオン0.2mg、硝酸イオン1.2mg、硫酸イオン87.6mg、リン酸水素イオン0.3mg、炭酸水素イオン66.9mg、炭酸イオン2.1mg、メタケイ酸90.6mg、メタホウ酸9.6mg、メタ亜ヒ酸0.3mg、成分総計538.6mg -
投稿日:2017年5月7日
95年間お疲れ様でした(下諏訪温泉 高木温泉【閉館しました】)
きくりんさん [入浴日: 2016年11月6日 / 2時間以内]
44.0点
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44.0点
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33.0点
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下諏訪町の高木地区に佇む、高木区高齢者集会施設に併設された、大正10年(1921年)に開業した共同浴場。昨年末に閉鎖となる情報を聞きつけ、その前に一度はと日曜日のお昼頃に訪れてみました。
住宅街に溶け込むように建つため、看板を見るまで辿り着いたことに気付きません。専用の駐車場もなし。朝からオープンしてましたが、10~12時は清掃で入浴不可。もともと無人の共同浴場ですが、行った時は清掃直後で一層館内は静まりかえっていました。
入浴料250円は脱衣場の中にある料金BOXへ。脱衣棚だけで、ドライヤーはありません。湯気抜きのある高い天井の浴室に入ると、壁に沿って左右と奥に14人分の蛇口(内1つはシャワー付き)がある洗い場。しかも、お湯だけしか出ないものや、水だけの蛇口もあります。共同浴場なので、石鹸などのアメニティもなし。更に驚かされるのは、桶も無いこと(椅子はあり)。もともと地元の方は自分で持って来るので、究極の地域密着系ということでしょうか?一般にも開放していたことが、不思議なくらいです。このことは事前に知っていたので、今回は私も持参しました。
中央に、6人サイズのタイル張り円形内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名:高木南源湯)がかけ流しにされています。泉温53.0℃ですが、湯温は43℃位で供給。「貯湯槽を利用して、下諏訪町温泉67℃を高木第2源湯30℃で希釈している」と掲示あり。PH8.31で、やや肌がスベスベする浴感です。中央の塩ビ管湯口から注がれ、口に含むも無味無臭。浴槽内は、微かに塩化物臭がしていました。オーバーフローした湯の成分で、床のタイルがこげ茶色に変色。この時は、終始貸切状態でまったりできました。
今年初めには、地元の新聞やテレビで95年の歴史に幕を閉じたと報道。本当は昨年末までで閉鎖の予定を、帰省した人も入れるようにと、お正月三が日まで開けたのだとか。最後まで、地元の方々に愛され続けた共同浴場。本当に長い間、お疲れ様でしたと言いたい。
主な成分: リチウムイオン0.4mg、ナトリウムイオン128.0mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン1.3mg、カルシウムイオン17.9mg、ストロンチウムイオン0.3mg、フッ素イオン1.3mg、塩化物イオン136.5mg、臭化物イオン0.5mg、硫酸イオン78.6mg、硝酸イオン6.6mg、炭酸水素イオン64.1mg、メタケイ酸76.6mg、メタホウ酸13.3mg、溶存成分総量530.7mg -
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長野自動車道の岡谷ICから、車で約10分。諏訪湖の西北部、意外と街中に佇む、平成7年にオープンした日帰り温泉施設。施設名のロマネットとは、ローマと熱湯を結び付けた造語なのだとか。日曜日の午前中、利用して来ました。
入浴料530円(朝風呂5:30~9:00なら270円)は券売機で。左奥に進むと、男女別の大浴場があります。100円返却式のロッカーが並ぶ(浴室手前の棚に籐籠もあり)脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に10人分のシャワー付カランがある洗い場が、サウナを挟んで2ヶ所(奥の方には、1人分のシャワーもあり)。アメニティは、一般的なものです。
右手に、20人サイズのタイル張り石枠円形内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明の単純温泉(源泉名:岡谷温泉)が、サラサラと全方位にオーバーフロー。源泉46.0℃を、時々加水あり・加温ありで42℃位で供給。PH8.29の弱アルカリ性で、肌がツルツルする浴感です。泉質名は単純温泉ですが、含有物質が少し足りないだけで、成分的にはほとんどナトリウムー炭酸水素塩泉。ということは、皮膚の表面を滑らかにする作用があり、いわゆる美肌の湯ということですね。
中央の円筒形の湯口から注がれ、口に含むと焦げたモール臭のような匂いがして無味。浴槽内に段差があり腰掛けられますが、深さはなんと80cmもあります。底に玉石が敷き詰められ、歩くと足裏が心地いい。手前に浅い部分もあるので、寝湯みたいに使えるのかな。小さなお子さんにも、ここなら安全そう。
露天風呂はありませんが、外に出られて(外気浴)クールダウンも可。ローマ風呂のような浴室のステンドグラスからは、優しい光が射し込みます。朝風呂終了後の清掃時間を挟んだ直後だったせいか、少しの間だけ貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン194.3mg、アンモニウムイオン6.2mg、マグネシウムイオン1.3mg、カルシウムイオン11.3mg、ストロンチウムイオン0.1mg、鉄(II)イオン0.3mg、鉄(III)イオン0.3mg、フッ素イオン0.8mg、塩化物イオン134.9mg、臭化物イオン0.6mg、硫酸イオン10.2mg、炭酸水素イオン427.1mg、メタケイ酸116.3mg、メタホウ酸4.6mg、メタ亜ヒ酸0.04mg、遊離二酸化炭素22.0mg、成分総計957.4mg