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投稿日:2016年12月10日
千枚田状の床と炭酸泉 (上ノ国町国民温泉保養センター)
きくりんさん [入浴日: 2016年9月8日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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0 - 点
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平成26年に廃線となった、JR北海道線の湯ノ岱駅から、徒歩で約10分。今なら道道5号線から、湯ノ岱郵便局のところで丁字路を曲がり、天の川を渡ってすぐ左折。廃業した湯ノ岱荘の先に佇む、昭和50年に開業した鄙びた日帰り温泉施設。平日の午後、利用してみました。
入浴料350円は券売機で。広いロビーの右手奥に、男女別の大浴場があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤー完備。奥行のある浴室に入ると、左側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。石鹸などのアメニティはありません。右側に、石組み内湯が3つあり、掘削自噴する2種のナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩泉が、かけ流しにされています。まずは、手前の12人サイズの主浴槽へ。黄褐色に濁った源泉(2号井)39.0℃を、加温・加水して42℃位で供給。おそらく消毒もありでしょうが、塩素臭は気にならないレベルです。
続いて、真ん中の6人サイズの浴槽へ。こちらは、褐色透明の源泉(2号井)を、加温・加水せずそのままかけ流し。PH6.4で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、鉄臭がして旨じょっぱい。ぬる湯でまったりしていたら、かなりのアワ付きが見られました。
次は、最奥にある3人サイズの扇形浴槽へ。黄褐色に濁った源泉(1号井)33.7℃を、こちらも加温・加水せずそのままかけ流し。PH6.6で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、やはり鉄臭がして旨じょっぱい。ジャグジー付きだけが、唯一残念。周りの床が、温泉成分の析出物で見事な千枚田状になっています。また左奥には、3人分の打たせ湯もあり。露天風呂はありませんが、2面ガラス窓で森と山を望む景色。たまたまなのか貸切状態で、まったりできました。なお、畳敷きの休憩室もあるので、のんびりできると思いますよ。
〈源泉名: 湯ノ岱温泉 2号井〉
主な成分: ナトリウムイオン902.7mg、マグネシウムイオン12.3mg、カルシウムイオン405.6mg、マンガンイオン0.4mg、第一鉄イオン4.2mg、第二鉄イオン0.2mg、フッ素イオン0.5mg、塩素イオン1722mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン38.2mg、炭酸水素イオン1006mg、炭酸イオン0.2mg、メタケイ酸56.6mg、メタホウ酸26.0mg、遊離二酸化炭素607.5mg、遊離硫化水素0.7mg、成分総計4.978g
〈源泉名: 湯ノ岱温泉 1号井〉
主な成分: ナトリウムイオン978.6mg、マグネシウムイオン158.5mg、カルシウムイオン422.5mg、マンガンイオン0.6mg、第一鉄イオン4.3mg、フッ素イオン0.4mg、塩素イオン2318mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン32.6mg、炭酸水素イオン1029mg、炭酸イオン0.3
mg、メタケイ酸22.3mg、メタホウ酸62.0mg、遊離二酸化炭素708.4mg、遊離硫化水素0.3mg、成分総計5.951g12人が参考にしています
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