きくりん さん
43.9点 / 2649件
男性 | 56歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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口コミ点数の高い順
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投稿日:2018年5月15日
最初は神々しいほどエメラルドグリーン(日光山輪王寺別院 日光山 湯元・温泉寺)
きくりんさん [入浴日: 2017年9月13日 / 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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44.0点
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湯ノ湖から少し離れた山側に佇む、日光山温泉寺に併設された日帰り入浴できる湯処。昔からあった薬師堂が台風の大岩で潰れてしまい、昭和48年(1973年)に現在の源泉近くに移転したのだとか。全国でも珍しい、温泉に入れるお寺です。平日の午前中、利用して来ました。
奥日光湯元温泉の温泉街から、石灯籠が並ぶ砂利道の参道を歩くとたどり着きます(建物左側に駐車スペースもあり)。玄関の呼鈴を鳴らすと、受付のおばさんが出て来てくれるので、温泉に入りたい旨を伝え入浴料500円を渡します。真っ直ぐ奥に進み、突き当たりを右折した廊下の左側にある男女別の浴室「薬師湯」へ。男湯は手前です。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右奥に2人分のカランがある洗い場。アメニティは固形石鹸のみ。左奥に4人サイズの木造り内湯があり、うっすら緑がかった透明の含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)[源泉名: 奥日光開発(株)7号源泉]が、サラサラとオーバーフローしています。この日はたまたま月一回の保健所の検査があり、いつもよりちょっと遅いスタート。つまり、まだ加水される前のピュアな源泉100%の状態です。神々しいまでのエメラルドグリーンに、しばしうっとり。とはいえ、泉温71.4℃と高温でこのままでは入れない為、蛇口をフルオープンして加水。しばらくして44℃位になると、緑白色に濁ります。PH6.50で、さらりとした浴感。湯口の湯を口に含むと、硫黄臭と金気臭がして少しエグイ味。糸屑状の白い湯の花も舞っています。かき混ぜるのに疲れましたが、しばらく貸切状態でまったりできました。
その後、平日の朝でも次々とお客さんが来訪。玄関そばに畳敷きの広間があるので、入浴後はそちらでお茶を頂きながらのんびりできますよ。
主な成分: ナトリウムイオン134.5mg、カルシウムイオン126.4mg、マグネシウムイオン2.4mg、マンガンイオン1.7mg、フッ素イオン0.9mg、塩素イオン50.0mg、硫化水素イオン10.8mg、硫酸イオン338.6mg、炭酸水素イオン267.0mg、チオ硫酸イオン0.6mg、メタ亜ヒ酸0.5mg、メタケイ酸90.2mg、メタホウ酸21.1mg、遊離二酸化炭素141.6mg、遊離硫化水素38.5mg、成分総計1.240g -
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福島県柳津町の西山温泉に佇む、明治9年(1876年)に開業した温泉旅館。昔から痰切りの名湯と呼ばれ、喘息に効果があるのだとか。また、浴室内に温泉神社が祀られた、全国的にも珍しい湯処として、温泉ファンに知られた宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料400円は、玄関で女将さんに渡します。そこから左へ廊下を進み、木造の長い急な階段を下りて、老沢川畔に建つ湯屋へ。こちらは混浴なのですが、棚だけの脱衣場には仕切りも無く男女一緒なので、女性にはハードル高めです。ドライヤーもありません。浴室に入ると、カランや蛇口が付いた洗い場は無く、浴槽の湯をすくって使います。隅に、石鹸とシャンプーはありました。
温泉神社の前に、2人サイズのコンクリート造り内湯が3つ並んでいて、無色透明の含硫黄ーナトリウム・塩化物泉[硫化水素型](源泉名: 新老沢温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温は79.8℃あり、左奥から壁伝いに溝を流れてくるので、普通は距離の短い奥の浴槽が一番熱いはず。ところがこの日は、小さな黒い湯の花が沢山舞う、真ん中の浴槽が一番熱くて43℃位。次に、大きな茶色い湯の花が舞う、奥の浴槽が40℃位。そして、白い糸屑状の湯の花が舞う、手前の浴槽が38℃位でした。浴槽へ向かう溝には、湯量を調整する石がそれぞれ置かれているので、先客の調整次第で湯温も変わるのでしょう。PH6.6ながら、肌がツルツルする浴感です。湯口の湯を口に含むと、ほんのり硫黄臭がして少ししょっぱい。先客のライダーさん達と丁度入れ替わりで入れた為、温泉神社に見守られつつ貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン2.0mg、ナトリウムイオン1590mg、マグネシウムイオン2.4mg、カルシウムイオン55mg、アルミニウムイオン0.37mg、マンガン(II)イオン0.11mg、総鉄イオン0.20mg、塩素イオン2170mg、硫化水素イオン0.9mg、硫酸イオン297mg、炭酸水素イオン433mg、炭酸イオン0.13mg、メタケイ酸151mg、メタホウ酸122mg、メタ亜ヒ酸0.55mg、遊離二酸化炭素183mg、遊離硫化水素2.6mg、成分総計5.174g -
国道252号線から只見川に架かる湯倉橋を渡って左折した突き当たり、旅館「鶴亀荘」の奥に佇む湯倉温泉の無人の共同浴場。その昔、川岸で大亀が温泉で傷を癒すのを見て、川魚漁師が発見したのだとか。平日の午前中に、利用して来ました。
水害で建て直されたという、綺麗な湯小屋。玄関からまず畳敷きの休憩所があり、協力金200円以上は奥の壁の料金箱へ。そこから右手に進むと、男女別の浴室。以前は混浴でしたが、リニューアルに伴い男女別になったのだそうで、男湯は手前です。
棚に小さめの籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。共同浴場なので、アメニティはありません。
右側に6人サイズの石造り内湯があり、黄褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名: 湯倉温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温60.5℃を、加水せず41℃位に調整済(湯もみ板があります)。PH7.3で、やや肌がスベスベする浴感です。浴槽隅に源泉桝があり、栓で堰き止められていて、自分で開けて入るシステム。ただし、上がる時には閉め忘れないようにと、4ヶ所も掲示されています。熱過ぎて入れず、戻ってくる人が多いのだとか。口に含むと、鉄臭がして旨じょっぱい。湯面に、白い粉のような湯の花が浮いています。窓からは、只見川の雄大な眺め。ふと下を見ると、青森の古遠部温泉ほどではないにしても、捨てられた湯の温泉成分から石灰ドームを形成中。将来堆積して、凄いことになりそうです。この時はずっと貸切状態で、まったりできました。
主な成分: リチウムイオン1.3mg、ナトリウムイオン1242mg、マグネシウムイオン72.8mg、カルシウムイオン376.6mg、マンガンイオン0.7mg、鉄(II)イオン2.8mg、フッ化物イオン1.0mg、塩素イオン1427mg、臭素イオン3.5mg、ヨウ素イオン0.2mg、硫酸イオン1423mg、炭酸水素イオン867.9mg、メタケイ酸131.5mg、メタホウ酸18.3mg、メタ亜ヒ酸0.3mg、遊離二酸化炭素63.1mg、成分総計5.715g -
福島県金山町の野尻川沿いに建つ、ノスタルジックな混浴の共同浴場。恵比寿屋旅館の隣に位置するのですが、前を走る国道400号線は川岸からかなり高いところを通っており、坂道を下って川岸へおりた先に湯小屋があります。平日の午前中、利用してみました。
協力金200円以上は、入口を入って左側の青い料金箱へ。混浴ですが、脱衣場はカーテンの付いた男女別で、男性用は左側です。棚にプラ籠が並ぶ狭い脱衣場には、ドライヤーなし。湯気抜きがあり、太い梁で支えられた高い天井の浴室。カラン付きの洗い場はなく、共同浴場なのでアメニティもありません。浴槽の湯を直接桶ですくって、しっかりかけ湯しての入浴です。
中央に6人サイズの石造り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(源泉名: 亀の湯)が、源泉かけ流しにされています。自然湧出の源泉44.3℃を加水せず、43℃位で供給。PH6.4で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、鉄臭がして炭酸味。赤茶色の湯の花も、舞っています。壁には、寄付金を納めた人の御芳名札がズラリ。5年ではずされるようですが、今も多くの方に愛されているのですね。先客が上がられた後、ずっと貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン0.6mg、ナトリウムイオン836.2mg、マグネシウムイオン77.2mg、カルシウムイオン191.4mg、マンガンイオン0.9mg、鉄(II)イオン2.4mg、フッ化物イオン0.6mg、塩素イオン749.3mg、臭素イオン1.8mg、ヨウ素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.1mg、硫酸イオン529.8mg、炭酸水素イオン1213mg、メタケイ酸149.1mg、メタホウ酸9.2mg、メタ亜ヒ酸0.1mg、遊離二酸化炭素818.2mg、成分総計4.604g -
JR只見線の会津大塩駅から、東へ約1km。只見川沿いで民宿たつみ荘の隣に建つ、新しい湯小屋の共同浴場。水害により一度流されてしまうも、平成27年8月にリニューアルオープンしています。日曜日の午後、利用してみました。
スリッパに履き替え、階段を下りて行った先に受付があり、協力金300円を払います。小銭が無くても、1000円札の両替機もあるので大丈夫。
右手に進むと、男女別の浴室。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、コインレス貴重品BOXやドライヤーも完備。浴室に入ると、右手前に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、固形石鹸のみです。
窓際に6人サイズの石造り内湯があり、緑がかった茶褐色のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 大塩温泉第四源泉)が、源泉かけ流し(10月~翌年5月までは加温あり)にされています。泉温38.3℃を、そのまま供給。湯船に浸かると凄いオーバーフローで、排水口に渦巻きができます。PH6.2で、少しキシキシするような浴感です。
続いて、外の露天風呂へ。3人サイズの石造り浴槽があり、湯温は37℃位のぬる湯。床や浴槽の縁が、温泉成分の析出物で茶褐色にコーティングされています。湯口の湯を口に含むと、鉄臭がして炭酸がシュワっと弾けた後旨じょっぱい。目の前には、只見川の雄大な眺め。まったりしていたら、アワ付きも見られました。
日が傾くにつれ、お客さんも増え出したので、名残り惜しくもこの日は早めに上がります。受付の横に畳敷きの小上がりもあるので、しっかり温湯に浸かった後にちょっとした休憩もおすすめです。
主な成分: ナトリウムイオン2391mg、マグネシウムイオン131.5mg、カルシウムイオン238.9mg、マンガンイオン0.4mg、鉄(II)イオン9.2mg、鉛イオン0.1mg、フッ化物イオン1.3mg、塩素イオン2950mg、臭素イオン6.7mg、ヨウ素イオン0.2mg、硫酸イオン1078mg、炭酸水素イオン1750mg、メタケイ酸121.7mg、メタホウ酸37.6mg、メタ亜ヒ酸0.6mg、遊離二酸化炭素949.0mg、成分総計9.908g -
開湯およそ700年と伝わる、南会津町の湯ノ花温泉。秋には美しい蕎麦の白い花が咲き、20数件の民宿や旅館が建ち並ぶ静かな温泉地ですが、そこには衝撃的な湯小屋の共同浴場があります。日曜日の午前中、利用して来ました。
湯ノ花温泉の共同浴場に入る場合、まず4つどれでも入れる「共通入浴券」(1日券)を、商店や民宿、旅館で200円払って購入。日付を書いてもらい、同じ日なら4ヶ所全ての共同浴場に入ることもできます。その場合、最後に入った共同浴場の入浴券回収箱に券を入れるシステム。入浴券を購入した星商店さんに車を停めさせてもらい、車では行けないので歩いて行きます。
メインストリートの県道350号線から、「弘法の湯」の斜め前にある「石湯入口→」を目印に坂道を下ります。湯ノ岐川に架かる木製の橋(もう下流に湯小屋が小さく見えます)を渡って、右手に川沿いののどかな遊歩道を歩いて行くと、間もなく「うわぁ、何これ?」と言いたくなる光景。台風か何かで上流から転がって来た巨石が、湯小屋にめり込んだ?ようにも見えます。そして、この巨石が想像以上にデカイ。
こちらは「天神の湯」と同様、混浴の共同浴場。中に入っても、壁から巨石が飛び出たように見え、本当にどうしちゃったの?という感じです。入口右側に、靴を置く棚あり。浴槽横の洗い場を歩いて、左手奥の棚とすのこ板が敷かれた脱衣場へ。目隠しは無い為、女性には混浴のハードルが高めです。洗い場には、カラン無し。当然、石鹸などのアメニティもありません。浴槽の湯をすくってかけ湯をしますが、これがまた熱い!
中央に4人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 湯ノ花温泉 石湯)が、源泉かけ流しにされています。自然湧出の源泉57.6℃を、45℃位で供給。加水・加温・循環・消毒なしの使用状況表示です。PH8.0で、やや肌がスベスベする浴感。入口の脇に湯溜まりがあり、そこから注いでいます。口に含むと、石膏臭がして円やかな味。
衝立を挟み、窓際に1人サイズの石造り小浴槽もあります。浅くて、湯温は43℃位と低め。立ち上がると、窓から川のせせらぎ。でもやっぱり中央の浴槽に戻って、神々しいまでの巨石を眺めつつ、しばらく貸切状態でのんびりと湯浴みを楽しみました。
熱い湯だったので、湯上がりに小屋近くのベンチに座ってクールダウン。遊歩道沿いに花も咲いており、火照った体に川を渡る風が心地いいです。また訪れたくなる、印象的な湯処でした。
主な成分: リチウムイオン0.6mg、ナトリウムイオン194.8mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン58.8mg、ストロンチウムイオン0.6mg、フッ素イオン5.8mg、塩素イオン292.8mg、臭素イオン1.0mg、硫酸イオン136.7mg、炭酸水素イオン34.8mg、メタケイ酸41.1mg、メタホウ酸5.3mg、メタ亜ヒ酸0.1mg、成分総計784.1mg
※なお、平成17年の古い分析書だったので、参考までに -
木賊温泉の歴史は古く、治暦元年(1065年)に発見されたとされており、約1000年も続いている古湯。この地に「木賊」というシダ科の植物が群生していたのが、名前の由来なのだとか。その西根川に面して建つ、木賊温泉のシンボルと呼ぶべき共同浴場。日曜日の朝、およそ6年ぶりに利用してきました。
岩風呂入口のすぐ横に、10台分の駐車場あり。50mほど石段を下りた先に、天然の岩盤を石で囲い、トタン屋根を付けただけの岩風呂があります。簡素な造りですが、温泉ファンにはこの風情がたまりません。入浴料200円は、料金BOXへ。
混浴の露天風呂ですが、女性には湯浴み着のレンタルもあり。棚だけの脱衣場は浴槽のすぐ前なので、すのこ板の前に靴を置くと、かけ湯の際に飛沫がかかって濡れます。
壁際に、2つに分割された岩風呂。奥の6人サイズの浴槽には、青緑がかった透明の単純硫黄泉が、足下湧出で源泉かけ流しにされています。泉温44.8℃ですが(分析書はなく、泉質や泉温は南会津町の公式HPより)、湯温は43℃強位のちょっと熱め。浴槽奥の底から、渾々と湧出。泡付きも見られ、肌がスベスベする浴感です。金気臭と硫黄臭が混じったような匂いがします。
オーバーフローして、手前の3人サイズの浴槽へ。こちらは、湯温41℃位の適温。微かに白濁しています。運が良かったのか少しの間だけ貸切状態で、川のせせらぎに癒されつつまったりできました。
しばらくして熱くなってきたら、岩風呂脇の岩の上でクールダウン。井筒屋旅館さんからは丸見えですが、まるで気にならない程の開放感です。とはいえ、ここはこの集落の方々が長年大切にしてきた共同浴場。これから先も入らせて頂けるよう、マナーと感謝の気持ちも忘れずに利用したいですね。
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標高800mの白河甲子高原に佇む、新甲子温泉の近代的な外観の温泉宿。源泉湯宿を守る会会員の宿で、湯使いに拘る宿でもあります。以前に姉妹館のみやま荘に日帰り入浴したことがあったので、今回はこちらに平日の午後日帰り入浴して来ました。
入浴料800円は、右手のフロントで。このフロアは2階なので、階段を下りて1階の大浴場へ。この日の男湯は、手前の「福寿の湯」です。奥の女湯「かわせみの湯」とは、夜間清掃後に毎日男女入替わりになるのだとか。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂製とお茶系です。
窓際にタイル張り木枠の11人サイズの主浴槽と2人分の寝湯があり、いずれも無色透明のナトリウムー硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 五峰荘源泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温71.3℃を加水・加温せず、主浴槽は42℃位、寝湯は41℃位で供給。PH7.2で、やや肌がスベスベする浴感です。窓から、中庭を望む景色。また手前には、4人サイズのタイル張り石枠八角形ジャグジー浴槽もあり、湯温は40℃弱位。ここだけ、源泉かけ流しではないようです。深さ97.5cmと、かなり深めでした。
続いて、外の露天風呂「岩鏡」へ。屋根付6人サイズの岩風呂で、こちらの湯はうっすらと濁っています。湯口の岩は、温泉成分で赤茶色に変色。口に含むと、無味ながら微かに塩化物臭。浴槽内には、小さな赤茶色の湯の花も舞っています。湯に身を任せれば、木々を眺める景色。先客が上がられた後、貸切状態でのんびりできました。
小さめながら畳敷きの休憩所「一休」もあるので、空いていれば湯上がり後もこちらでくつろげます。今回入れなかった露天風呂「鰍の湯」にも、次回は是非入ってみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン429.8mg、マグネシウムイオン10.0mg、カルシウムイオン31.6mg、鉄(II)イオン0.4mg、リチウムイオン0.6mg、フッ化物イオン6.4mg、塩素イオン260.4mg、チオ硫酸イオン0.1mg、硫酸イオン369.2mg、炭酸水素イオン369.7mg、メタケイ酸64.3mg、メタホウ酸36.5mg、メタ亜ヒ酸2.1mg、遊離二酸化炭酸22.0mg、成分総計1.620g -
およそ1200年の歴史を持つ岩瀬湯本温泉の中心地に佇む、重厚な茅葺き屋根のノスタルジックな老舗旅館。この地を愛した漫画家・つげ義春が泊まった宿としても知られています。約6年ほど前にも一度日帰り入浴していますが、近くまで来たので平日の午前中にまた寄ってみました。
入浴料500円は、玄関でご主人に。玄関のすぐ右側に男湯(女湯は玄関の左側)という、独特の造り。そして、脱衣場も浴室への廊下?みたいな所です。棚に籐籠が置かれ、ドライヤーなし。ガラス戸を開け、少し階段を下りた所に浴室があります。この宿の床下から源泉が湧き出しており、前の地元専用共同浴場や他の宿にも配湯しているのだとか。
浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なものです。
窓際に6人サイズの石造り内湯があり、微かに緑褐色に濁った透明のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉[源泉名: 湯本(内湯)温泉]が、源泉かけ流しにされています。泉温49.5℃を、加水・加温せず43℃弱位で供給。毎分70Lもの豊富な湯量が、なんと自然湧出。PH6.9で、やや肌がスベスベする浴感です。石組みの湯口から注がれ、鉄臭がしてちょっぴり塩味。ずっと貸切状態で、良泉を満喫できました。
分析書はロビーに昭和39年の古いものもありますが、新しいもの(平成26年のもの)は男湯の脱衣場から奥の階段を上がった所に掲示されていました。
主な成分: ナトリウムイオン581.0mg、マグネシウムイオン0.6mg、カルシウムイオン197.4mg、マンガンイオン0.3mg、鉄(II)イオン0.3mg、フッ化物イオン3.6mg、塩化物イオン985.1mg、臭化物イオン2.5mg、ヨウ化物イオン0.7mg、硫酸イオン200.6mg、炭酸水素イオン167.2mg、メタケイ酸107.2mg、メタホウ酸98.5mg、メタ亜ヒ酸2.5mg、遊離二酸化炭酸55.0mg、成分総計2.425g -
5本の源泉を有する、昭和8年に開業した奥鬼怒温泉郷の大型旅館。女夫渕温泉駐車場から1時間半程歩くか、宿泊者限定の送迎バスを利用して行きます。「八丁の湯」から徒歩5分位なので、平日の午前中に日帰り入浴しました。
男性は3つの混浴露天と男女別の内湯に入れますが、浴槽は全て源泉かけ流し。どの脱衣場にもドライヤーは無く、内湯にのみ洗い場があります。
入浴料500円は右手奥のフロントで。廊下を突き当たりまで進むと、女性専用「第一露天風呂」。その手前にある、「第三露天風呂」へ。26人サイズの岩風呂には、うっすら青みがかった白濁の含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 黄金の湯)が満たされ、泉温46.5℃を42℃位で。右手が湯治用で低温と書かれるも、どこも同じ湯温。PH6.4で、やや肌スベの浴感。湯口は浴槽内で、ほんのりと硫化水素臭。木々に囲まれ、眼下に沢と対岸に滝を望む景色でした。
次に、廊下を戻って、手前の「第二露天風呂」へ。石段を下りると、左側に脱衣小屋、右手に8人サイズの岩風呂。微かに青白く濁った透明の含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: ガケの湯)は、泉温58.0℃を40℃位で。PH6.4で、やや肌スベの浴感。ほんのり硫化水素臭がして、微塩味苦味。糸屑状の白い湯の花が舞います。下には、湯のない大小の浴槽あり。脱衣小屋近くの2人サイズの石をくり抜いた浴槽(はらはら風呂?)は、無色透明の温泉(たけの湯?)がかけ流し。湯温は43℃位で鮮度が高く、湯の花もなし。沢のせせらぎを感じつつ、湯浴みを楽しめました。
続いて、第二露天入口の奥にある「利き湯 ロマンの湯」へ。1人サイズの浴槽が5つ並び、別々の源泉を楽しめる珍しい露天風呂です。まずは、一番右側の樽風呂「たけの湯No.2」から。無色透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 加仁湯 たけの湯No.2)は、泉温50.2℃を42℃位で。PH6.7で、やや肌スベの浴感。隣にセットになった石造り浴槽「崖の湯」には、うっすら青白く濁った透明の「ガケの湯」。湯温は43℃位。ほんのり硫化水素臭が漂い、白い糸屑状の湯の花も。真ん中は、石造り浴槽「岩の湯」。白濁した含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 岩の湯)は、泉温63.7℃を44℃位で。PH6.3で、やや肌スベの浴感。粉状の白い湯の花が浮き、はっきりと硫化水素臭。左から二番目の石造り浴槽「黄金の湯」には、青白がかった透明の「黄金の湯」。湯温は41℃位。最後に、一番左側の石造り浴槽「奥鬼怒4号」へ。うっすら白濁の含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 奥鬼怒4号)は、泉温45.9℃を41℃位で。PH6.6で、やや肌スベの浴感。口に含むと少し酸っぱい。滝を眺めつつ、のんびりできました。
折角なので、1階の内湯へ。浴室左側と奥に、6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティはコーセー製と馬油系。壁際の8人サイズの石造り内湯には、白濁した「ガケの湯」。粉状の白い湯の花が舞い、窓から崖の景色を眺めつつ、まったりできました。
〈源泉名: 黄金の湯〉
主な成分: ナトリウムイオン311.1mg、カルシウムイオン25.9mg、マグネシウムイオン1.1mg、マンガンイオン0.4mg、第一鉄イオン0.1mg、フッ素イオン0.7mg、塩素イオン356.9mg、硫化水素イオン2.0mg、チオ硫酸イオン1.1mg、硫酸イオン79.6mg、炭酸水素イオン226.6mg、メタケイ酸108.0mg、 メタホウ酸26.8mg、 遊離二酸化炭素151.3mg、遊離硫化水素8.9mg、成分総計1.313g
〈源泉名: ガケの湯〉
主な成分: ナトリウムイオン398.9mg、カルシウムイオン33.6mg、マグネシウムイオン2.1mg、マンガンイオン0.4mg、フッ素イオン1.0mg、塩素イオン488.6mg、硫化水素イオン2.5mg、チオ硫酸イオン1.3mg、硫酸イオン67.8mg、炭酸水素イオン311.5mg、メタケイ酸123.6mg、 メタホウ酸22.1mg、 遊離二酸化炭素208.0mg、遊離硫化水素11.1mg、成分総計1.688g
〈源泉名: たけの湯No.2〉
主な成分: ナトリウムイオン283.2mg、カルシウムイオン33.7mg、マグネシウムイオン1.5mg、マンガンイオン1.1mg、フッ素イオン0.7mg、塩素イオン296.7mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン49.1mg、炭酸水素イオン322.6mg、メタケイ酸112.9mg、 メタホウ酸15.2mg、 遊離二酸化炭素108.0mg、遊離硫化水素0.4mg、成分総計1.233g
〈源泉名: 岩の湯〉
主な成分: ナトリウムイオン480.1mg、カルシウムイオン30.1mg、マグネシウムイオン2.7mg、マンガンイオン0.7mg、フッ素イオン0.9mg、塩素イオン644.8mg、硫化水素イオン2.7mg、チオ硫酸イオン1.8mg、硫酸イオン64.1mg、炭酸水素イオン282.4mg、メタ亜ヒ酸0.1mg、メタケイ酸145.4mg、 メタホウ酸47.2mg、 遊離二酸化炭素237.4mg、遊離硫化水素15.5mg、成分総計1.981g
〈源泉名: 奥鬼怒4号〉
主な成分: ナトリウムイオン309.4mg、カルシウムイオン25.9mg、マグネシウムイオン1.6mg、マンガンイオン0.4mg、第一鉄イオン0.1mg、フッ素イオン0.7mg、塩素イオン358.5mg、硫化水素イオン2.2mg、チオ硫酸イオン0.8mg、硫酸イオン68.3mg、炭酸水素イオン224.5mg、メタケイ酸108.5mg、 メタホウ酸26.5mg、 遊離二酸化炭素94.6mg、遊離硫化水素6.2mg、成分総計1.240g