口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2017年8月30日)
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足下湧出の温泉が、先ず有難い。館内の落ち着いた雰囲気が良い。働く人も良い。料理も良い。
わざわざ料理を主目的に、遠くから足を運ぶ方々には申し訳ないが、美味いものの大体は都会にある。
旅館の料理は、地物であればそれで十分だと思っている。
一年の内、一か月近く温泉地に遊ぶ身としては、岩井屋の料理は値段の割に良い方だと感じている。
何度訪れても、その感想に変わりがない。
隣りの外湯に行く。今回は、いつになく人で混み合っていた。
分かってはいたが、こう人が多くてはこの温泉独特の良い香りも無し。
温泉は寛ぐものだが、湯船に人が多くてはそうはならない。
宿も同じで、客が多くてはそうはならない。客数とサービスは相反する。
地元の方数人に聞くと、他の旅館に較べ岩井屋には、そのサービスにこだわりがあるようである。
しかし、我々は大体、仲居さんの手が回らない料金の高い休前日に宿泊することが多い。
高めの設定日でありながら、平日と同じサービスを望むのは難しい事だと思う。
今回、幸運にも日曜日泊だったので、しっかり寛げた。
汗が引くたび、何度も湯に浸かりに行く。20数年、連れが呆れるほどこれをやっている。
他の宿泊客とも話が弾むうち、何度も湯舟の独り占めもある。
嬉しくなって、また明日からを頑張ろうと。
このハイコストパフォーマンスに、旅館の皆さんと岩井温泉に感謝し、ご褒美を実感する。11人が参考にしています
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江戸末期に開業した、岩井温泉の老舗旅館。日曜日の昼過ぎに、およそ5年ぶりに日帰り入浴して来ました。こちらは、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。入浴料800円を、帳場で払って館内へ。全館畳敷きで、素足に優しいですね。ロビー奥を右折し、中庭を眺めつつ廊下を進み、階段手前の貸切風呂が見えたら、水車のある池に沿って左折。この日、男性は大浴場「いわいの湯」(前回は「長寿の湯、露天背戸の湯」でした)。ぶっとい丸太の梁が剥き出しの、天井の高い浴室。手前に鹿威しが配され、和の情緒に癒されます。カランは3人分ですが、カランのお湯も温泉。8人サイズの石造り木枠内湯には、無色透明のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(源泉名:岩井湯かむり温泉 第一泉源)が、かけ流しにされています。源泉49.8℃を、湯温41℃位で供給。PH7.1で、肌がややツルツルする浴感です。飲泉でき、竹筒の湯口から出る湯を、口に含むとまろやかな味。湯口の真下付近は深く、立って入る立ち湯です。ステンドグラスや洋風の明かりも、レトロモダンな設え。貸切状態で終始満喫できました。一度泊まって、山陰の海の幸を味わってみたい宿です。
35人が参考にしています
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温泉好きなら誰もが憧れる(たぶん)岩井温泉の岩井屋さんに宿泊してきました。
土曜宿泊で夫婦で4.4万程。総合的な評価として、客室露天風呂がある訳じゃないですが、離れがある訳じゃないですが、超高級料理がある訳じゃないですが、高級旅館と認識いただいたほうが良いかもしれません。
こちらのに宿に限らずですが、女性従業員の接客は終始素晴らしかったです。玄関で土下座挨拶で迎えられたのはちょっとびっくり。
玄関から部屋までは総畳張り。至る所にさりげない伝統鳥取の調度品が飾られており、中庭は綺麗に手入れされている。浴室前の池にいる大型錦鯉はかなり人懐っこい。
部屋は3Fの居間・寝室の2部屋に分かれた結構広い角部屋でした。窓からは共同浴場の出入りが逐一伺える。かゆい所に手が届くものが上手に揃っており、いろんな部分で評判の高い宿を実感できる。
食事は部屋で懐石。純和風。季節外れの蟹やステーキも悪くはないが丁寧に拵えられた先付け、あと漬物類がやたら美味かった。
浴場は20時に入れ替えがあれ、有名な露天風呂付きの立ち浴槽のほうは、男性が20時からでした。あと家族風呂があり、空きがあれば自由に鍵締めて利用可能です。
温泉については諸先輩方々の口コミの通りで、唯一無二な特色ある足元湧出湯船と大正ロマンを感じる浴場全体造り。露天風呂にある「日本秘湯を守る会」の提灯にうっとりしてしまう。宿泊の場合清掃時間以外24時間入浴可能。元々許容人数が少ないので、深夜は2時間位貸切状態で楽しませていただきました。
季節限定ではあるが、夕食後に希望者へ蛍鑑賞ミニツアーが無料で振る舞われます。宿のバスに乗って5分位の所ですが、20人位で近所の川に行くと、これでもかというくらいの幻想的な蛍の大群に遭遇。かなりサプライズな企画にちょっと感動してしまいました。
一つだけ難点を申し上げるなら、夏場は虫が・・・。無数の小さい蛾みたいなのが窓の光に誘われて・・・。夜窓を開けるとキケンです。
ホスピタリティ、クオリティの高い宿。決して子供連れ向けではありませんが、期待していた温泉はもちろん期待通りでしたが、それ以外の部分での満足度の高い高級宿だと感じました。
個人的には三朝温泉・旅館大橋よりこちらのほうが気に入りました。19人が参考にしています
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岩井温泉街の中にある大き目の旅館です。といいましてもひっそりした温泉街でして、ちょっとした湯治場的な雰囲気もあります。日帰り入浴もやってくれていまして、昼過ぎから15時頃までがお勧めとか。当日もその時間に訪問しましたが、お客さんもなくのんびり入ることができました。
入口から雰囲気のよさがそこここに表れていまして、香の炊き締め具合や備品のセンスの良さなど。落ち着く雰囲気の宿です。お風呂は2つありまして、当日は露天風呂がない側でした。泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉で47.6℃、1.735g/kgというスペック。浴槽1つで浅いゾーンとかなり深めのゾーンがあり、湯は上からの投入と深めゾーンの足元からの湧出があるようです。ただし、足元からの湯はそれほど勢いを感じませんでした。飲んでみましたがソフトな印象で臭いや味はなく、浴感もなし。ただし浴後時間が経ってからつるつる感を感じることができました。消毒臭は感じられませんでした。オーバーフローは多めです。ただし浴槽も大きいのでフレッシュ感はそれほどでもないかもしれません。
薄暗い和風の浴室で、落ち着きのよさがあります。獅子脅しが時折「カコーン」と鳴っていました。アメニティーはリーブルアロエの2点セットで、宿泊施設にしては弱いかなと。
宿の雰囲気のよさといいますか落ち着きのよさがあったのと、湯質の限界はあるものの良い湯使いからくる満足感の高さもポイントかなと。泊まりの場合は両浴室を楽しむことができるので、そちらで利用するのもいいかなと思いました。4人が参考にしています
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国道9号線から脇道に入り、暫く走ると小さな街並みが現れます。温泉地とは言ってもお土産屋さんや派手な飾りなども一切無く、落ち着いた佇まいです。その一角にある、これまたしっとりとした風情の和風旅館が今回訪れた岩井屋です。
平日の昼前でしたが、事前に電話で日帰り入浴が可能か問い合わせをした上で伺いました。
中庭に面した細い廊下の奥にある浴室は、宿の大きさに見合った小振りなものでしたが、貸し切りだったので伸び伸びと入浴できました。男性用は内湯のみですが、高い天井と石を積み上げた庭園風のスペースがあり、壁にはステンドグラスも設置されて独特の雰囲気があります。
浴槽には、透明感のある新鮮なお湯が掛け流されています。飲泉可能なお湯にそのまま浸かれるというのは、何とも贅沢な気分になります。肌触りの良いお湯は、色や匂いなどに大きな特徴はありませんがとても心地よいものでした。ただ、浴槽の中ほどに大きな段差があるので、それだけは注意して下さい。気づくのが遅れた私は、かかとを思い切り底の石にぶつけてしまいました。
なお、写真は連れ合いが撮った女性用の露天風呂です。13人が参考にしています
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岡山鳥取の足元湧出泉巡り3泊4日の最終宿は鳥取市から東へ30キロ進んで兵庫県に近い場所にある温泉地。宿の前に着くと一人でも~様歓迎とあった。
【値段】
1泊2食付18000円+ドリンク2杯
【部屋・館内】
8畳+広縁+踏込み入れて12畳ぐらいの和室で一人で使う分には広すぎる位。洋式トイレ・エアコンあり。踏込みの部分に中身のある冷蔵庫がある。
館内はその土地を感じて欲しいという思いから郷土の品物が配置されています。しつこすぎず旅館内の雰囲気にあっていて悪くない。モダンテイストですがどこか郷愁を感じられました。造りは少し古い所もありますが畳敷きの廊下や玄関を一歩一歩踏みしめて歩くのも楽しい
【食事】
空いている部屋で食事となりました。
お品書きはなく簡単な説明のみ。料理が出てくるペースは結構早め。
季節の物を使用した料理が多かった気がする。松茸の土瓶蒸しとお造りが美味しかった。朝食も充実していて箸が進みました。泊まった3宿の中で料理に関して一番良かった。
【温泉】
長寿の湯・祝いの湯・貸切湯(無料)の三つ。泉質:Ca・Na-硫酸塩泉・掛け流し。
祝いの湯は15~20時:男性・20~翌10時:女性。でステンドグラスや小庭でオシャレな感じ。
長寿の湯は15~20時:女性・20~翌10時:男性。浴槽底のスノコの隙間から湯が湧き出る足元湧出泉だがポコポコと気泡が出てこないので足元湧出泉には明確に感じられない。飲泉も出来るので飲んでみたが鉄と石膏を感じられたが浴槽内ではほぼ無味無臭。キシキシ感のある浴感で浴後は肌の調子が良くなる。とはいえ入浴感は少し弱め。足元湧出泉を期待して行くとほぼ感じられないのでガッカリする人もいるかも。
【感想】
足元湧出泉に期待しすぎて肩透かし感がありましたが3泊した内此方の宿が一番食事が良かった。雰囲気も悪くなくリピートはいつかあるかもという印象ですね。温泉評価:68/100 宿評価:星4.213人が参考にしています
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岩井屋は、たった3軒しかない温泉地の宿である。
以前に、女将の鳥取を感じてもらえるよう心がけているとの記事を読んだことがある。
浦富海岸に近く、長らく海水浴で馴染みのあった地にありながら、やっとの縁となった。
宿の外観は、他の旅館に較べても取り立ててどうと言うこともない趣だ。
しかし、ひとたび玄関に入ったらば、じきに優れた癒しの演出を感じることだろう。
レトロな家具調度品や生け花がセンス良く配置されてわざとらしさがない。
その主張しすぎないところに品の良さがある。
夜になると、館内のあちこちに照明の濃淡があって、それが醸し出す雰囲気がまた良い。
仲居さん達は皆にこやかで、簡潔で無駄のない説明や接し方の距離感にもホッとする。
これらは日常的で、レベルは意識されている。勤める人の出入りが激しい宿ではない。
料理については、味も盛り付けも修行を積んだ職人の仕事だ。なので言うことなし。
良ければ良かったでサプライズではありますが、これらは温泉好きには温泉以外です。
さて、肝心の湯です。
カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。含芒硝石膏泉。
単位当りの成分量約1.7gはりっぱなものである。
丁度良い温度は調整している。源泉位置47度であるので今の時期は濃い状態か。
足下湧出を実感したくてしつこく探ってみるが、そもそも吹き出し口なるものがない。
ただ、ときどき泡が出るのが見られる。
鼻に近づけると、微かにきな粉の香りがするが、近くの外湯ほどの強いものではない。
口に含むと苦みがあり、すこしの硫黄臭が鼻から抜けた。
湯船の中は2段構造である。縁に頭を預けてゆっくりと躯をのばすと良い案配だ。
平日宿泊のためか、混むこともなく都合6回も湯に浮かんでうたた寝とあいなった。
非常に贅沢で幸せな時間を過す。今回は三朝の橋津屋とのセッティングだった。
宿を出る頃には、なんとか平日に連泊したい気分になってしまっていた。11人が参考にしています
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鳥取県で唯一の「日本秘湯を守る会」の会員宿です(ちなみに中国地方では、岩井屋さんの他には島根県の海潮荘さんしかありません)。
ここのお風呂は公式キHPでは4つとなっていますが、そのうち二つは小さな貸し切りの家族風呂と大浴場の長寿の湯に併設された露天風呂のことですので、大浴場は二つです。
長寿の湯は、このお宿の最大の売りのお風呂ですが、足元湧出の源泉掛け流しであるだけでなく、深さが1m以上もあって、立ったまま入ることや、浴場の天上が10m近くもあって室内風呂なのに下手な露天風呂よりも解放感があるなどとにかくすごいです!
お湯は無味無臭なので、白濁硫黄臭でないと温泉らしくないというような方は満足できないかもしれませんが・・・
足元湧出だけでなく竹筒から注がれているところもあるのですが、嬉しいことに飲泉可能でひしゃくもおかれています。
小さい方の内湯の「祝いの湯」はそれほどおおきくはないけれど、長寿の湯同様に深さがあって、雰囲気はなかなのものです。
狭さを補うためか、こちらには獅子おどしがあって、定期的に「カコーン」って音がするんですが、これがうるさすぎず、適度にいい感じで響いていて雰囲気アップになってます。
この日は満員ではなかったためか食事は自室ではなく空いている客室でいただきました。量・味ともにこのお値段(料理の内容などで宿泊料金は何ランクかにわかれていますが私は1泊15000円のコースでした)であれば十分満足のいくものでした。
一番おいしかったのは実は白米です。ふだん食べているのと同じ「米」とは思えないくらい美味しかったです。おもわず残った分をおにぎりにして夜食用に部屋に持ち帰っちゃいました。
また、但馬牛のサイコロステーキも美味しかったです。2センチ四方くらいのものを2切れとアスパラ3本という内容で、最初は「少し少ないかな?」と思いましたが、食べ終わってみればちょうといいくらいの量に感じました。
翌朝の朝食に出てきた干物はなんと(高級魚の)ノドグロでした。アジ等と比べるとすごく味が濃くて油ものっていてとてもおいしかったです。岐阜県の福地温泉の「かつら木の郷」の朝食でいただいた鮎の干物と同じかそれ以上に美味しかったです。
なお、今回、道路が雪で大変なんじゃないかと心配してましたが、広島県から山陽道・岡山道・中国道・鳥取道経由で岩美地方を訪れましたが、ずっとチェーンなしで大丈夫でした。とはいっても、高速も一般道も道路脇は大量の雪がありましたので油断は禁物ですが・・・14人が参考にしています
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「ボーナスも出るしたまには豪勢に行こか」ということで、松葉がに目当てに遠征しました。日本秘湯を守る会のスタンプを集めているので、必然的に岩井屋さんに決定。「冬季限定松葉がに料理プラン Aコース(3万円ナリ)」を宿のサイトで予約しました。過去最高宿代の為、交通費を節約すべく金曜夜に青春ドリーム号にて出発。4列シートの夜行バスは不安もありましたが、耳栓、空気枕等と完全防備で挑んだ結果、意外にも眠れました。大阪駅には6:45頃に到着。大阪のしのみーと合流し7:48発の「かにカニはまかぜ」に乗りました。年内に引退する国鉄型ディーゼル特急に揺られ、明石海峡大橋や保存修理工事中の姫路城を眺め、10年夏に新装なった余部橋梁を渡り、12:07に終点の浜坂着。B級グルメの「素ラーメン」を食べに鳥取の武蔵屋食堂まで足を伸ばしました。私は半素ラーメン(250円)と木の葉丼(620円)を注文。素ラーメンは素朴な味であり、一方、木の葉丼はエビや穴子、くわい(?)などが卵とじになっていて、こちらも美味しかったです。岩美まで戻りタクシーで宿へ。数分で着き、料金も1150円で済みました。
岩井屋は、昭和11年築という木造3階建でよく整備されており内装もシックです。女将が部屋まで案内してくれました。スリッパはなく、廊下は畳敷き、階段はカーペットで気持ちよいです。我々の部屋は奥にある木造3階建ての3階「りんどう」という部屋でした。入口の左に洗面所とトイレがあり、正面は分厚いマットレスの上に布団が2組ある8畳間。右手は床の間・テレビつきの部屋で8畳と3畳が続いていて(確か)全体として結構な広さです。浴衣に着替え温泉へ。先ず散策がてら宿の外観を確認。メインストリートに面した建物はなかなか趣のあるたたずまいですが、我々の棟の外観は結構地味でした。道路向かいは花屋旅館、その隣が明石屋と温泉旅館が3軒があり、岩井屋の隣は尾崎翠資料館(花屋旧館)です。温泉街というより街道沿いの細長い集落の中心部に宿3軒と共同浴場が集まっているひっそりとした雰囲気。路地に入ると蒲生川という結構広い川が流れていました。ゆかむり温泉に入って宿に戻り、貸切風呂と、20時まで男性専用の「祝いの湯」に入りました。名物の「長寿の湯」は20時まで女性専用なのです。祝いの湯には窓がありませんが、ステンドグラス調の照明や2階分ある天井も相まって開放感があります。2階が吹き抜けなので、我々の部屋は長寿の湯の真上です。浴槽は5~6人が適度な大きさで、手前は浅く奥は深く、浅い部分に腰掛けることも出来ます。寝湯スペースもあります。湯口には杓子があり飲泉が可能。くせがなく飲みやすい湯でした。部屋に戻って、夕食の時間までゴロゴロくつろぎました。18時半となり1階の食事処へ。既に茹でカニが一人一パイ並べられていました。仲居さんに「AからDのコースの違いは?」と聞くと「カニの大きさ」とのこと。我々は一番安いAだったのですが、それでも鳥取大丸の魚売場で見たものからすると、結構いいクラスかと思います。写真を撮ろうと思ったのすが、仲居さんが「食べ方を教えます。こちらを使ってよろしいですか?」と私に聞くので「はい」と答えたら、写真を撮る隙もなく手にとられ、裏返して足を全て外して、甲羅の裏もとってバラバラにされてしまいました。仕方なく被写体はコバやんのカニとしました。お味の方はさすがに美味しく、特にカニ味噌と和えてのカニ肉は美味でした。続いて、カニ刺し、焼きガニと続き、焼きの味噌は「個体で味が違うの比べてくれ」と3ハイのカニ味噌をご飯の上に乗せて味比べができました。続いてカニスキです。スープも美味しく〆の雑炊も大満足でした。地酒やなしワインを飲みながら、茹で・刺し・焼き・スキのコースで一人3バイの松葉がにを食し、食べ終わった後は体中に焼きがにの臭いが染み込んでいました。しばし休憩ののち、長寿の湯へ。脱衣所の窓越しから、一段低い所にある湯船が見えて、いかにも自然湧出の温泉、といった感じです。湯船は細長く、深さが110cmあると女将から説明があったので、結構深いと思っていましたが、入ってみるとさほどでもなく腹の上あたりまでの浸かり具合です。しかしお湯と雰囲気は抜群で、山陰の古湯に入っていることをしみじみと実感できます。露天もありますが、建物に囲まれていて雰囲気は長寿の湯が一番です。翌日も長寿の湯に入り、朝食の後、9時過ぎのバスで鳥取砂丘へ向かいました。帰りは新型特急で大阪まで出て、しのみーと別れて新幹線で帰路につきました。関東からだと交通費もかかりますが、今度はばばちゃん料理の時期にも訪れてみたい宿です。14人が参考にしています
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春に立ち寄り湯して感激。今度は泊まって温泉を心行くまで味わおうとやってきた。男性は早い時間は祝いの湯しか入れない。午後8時過ぎに、目的の露天・背戸の湯と長寿の湯入れるようになる。
東屋風の背戸の湯は、長寿の湯に比べ少し温度が低く、長湯が楽しめた。展望はないがすごく落ち着き、のんびりしているとそれだけで癒される感じだ。
ここは料理が素晴らしくいい味付けに感心していた。ところが、途中から料理と料理の間隔が間延びし始め、最後はご飯を食べ終わった後にてんぷらが出てくる始末。これは団体客が入ったためと謝っていたが、それは前もって分かっていること。手順を考えるのが料理人の仕事ではないかと思ったものだ。
あと、考えさせられたのが、隣室や上の階の物音。ここは隣室の話し声まで筒抜けなのには参った。同じ木造3階建てでまったく物音がしない宿もあるというのに、何らかの工夫ができないものかと思った。14人が参考にしています
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玄関に入ると凛とした空気に身が引きします感がする。たたずまいがそれほど洗練されている。訪れた日、祝いの湯に入った。
脱衣場はこじんまりとしているが、清潔感があり、温泉への期待感を高めるようにできている。すばやく湯殿へと向かうと、これが又いい雰囲気の湯殿だ。直接太陽の光が入らないようにされているのか、落ち着いた明るさで、温泉に入ると体がすぐに緩んでしまう感じだ。
飲泉用のコップがあるのが目に付き、体を動かしたら、ズボッと深みに入り、驚いた。ここは立って入る温泉で有名だったことを忘れていた。足元湧出の場所は木の皮のようなものが敷いてあり、そこから源泉が湧いている。無色透明の湯だが、とろみがあり、いかにも効きそうな感じがする。一度宿泊してみたいと思った。14人が参考にしています
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彼女と行ってみた。
約1年前に宿泊し、今回が2度目の宿泊となりました。
前回同様に一番安いプラン(15,000円1泊2食付)
和田山ICより国道9号線を1時間以上走り到着します。
2階のきれいに掃除された8畳和室です。
部屋からは他の温泉宿が見えます。夕方頃になると共同湯へ向かう地元の方が洗面器片手に歩いていく姿が旅情を掻き立ててくれます。
ここの内湯は地面から湯が湧き出しておりそのまま湯船に溜まりオーバーフローされ、かけ流されています。飲泉用も設置されており飲んでみるとなるほど体に効きそうな味がします。家族風呂も1箇所あり、そちらもかけ流されています。
夕食は一番安いプランでも内容的には十分で逆に安い!っと感じてしまいます。宿の方も親切ですし館内は隅々まできれいに掃除がされており居心地も良いのです。私的には殆ど問題点は無いのですが、唯一あげるとすれば部屋冷蔵庫のビール料金が高いです。税サ込みで中ビン1本が900円は今の時代にはナンセンスかと思われます。用意されている飲料の持ち込みなど野暮なことはしませんから値段をもう少し下げて頂けるとありがたいです。14人が参考にしています
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本当に心のそこから大絶賛できる温泉です。
世に存在するお湯の色や強いにおいのある温泉は、お湯の特徴や雰囲気が強調されて、入る者の気持ちを高めてくれます。
岩井温泉は、色は透明に近くにおいも控えめながら、本物の力が感じられる、雰囲気にごまかされない実力を持った温泉です。気持ちだけでなく、いろんなものを高めてくれます。
岩井屋さんの浴室ですが「祝いの湯」「長寿の湯」の違いというか、格差はすごい。(どちらも源泉なのでお湯メインの人は気にならないと思う。)
前者は、深さはかなりあるが狭い浴槽が一つあるのみ。雰囲気は悪くない。窓が開いていると少しだけ現実が見えていやだ。
後者は階段をくだり途中に露天風呂あり、下りきったところに足元湧出の広くて深い浴槽あり、しかも調度が和風モダンで瀟洒。しかも天井が高くて気持ちがいい。現実を忘れられる。
お湯はとろみがかっていて、見ているだけでもとろみがわかるほどすごいもの。
とても落ち着く香りでほかのお湯とはリラックス度が違う。
味といった味はないものの何というかコクがある。
入っている最中もあがってからもお肌のしっとり感が半端じゃない。しかも、温まる。
宿も木造の古いもので、とても趣がある。ロビーが狭くお土産があったりこぢんまりした感じはするが、上手に和のよさが感じられるように整えられていて感心する。
泊まったことはないけれど、一度とまってみたい。本気で愛することができる温泉ですよ。14人が参考にしています