きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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浅間温泉の日帰り温泉施設「湯々庵 枇杷の湯」の隣に佇む、明治18年(1885年)に創業した高級な外観を持つ老舗旅館。土曜日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料600円は、右側のフロントで。玄関からすぐ左側に男女別の大浴場があり、男湯は右側です。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、シルクウェア製です。
窓際に5人サイズの石タイル張り木枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 第1号源泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温46.5℃を加水・加温せず、42℃位で供給。PH8.9で、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒もなし。入った瞬間から、いい湯だとわかります。湯口の湯を口に含むと、微硫化水素臭がして円やかな味。
湯の花が混じることがあるようですが、この日は見られず。窓の外は、樹木と竹垣で景色は見えません。週末にもかかわらず、しばらく貸切状態でまったりできました。
露天風呂はなく小さな内湯のみですが、その分温泉の鮮度はピカイチ。残念ながら昨年10月末で宿泊をやめてしまったようですが、日帰り入浴はまだできます。湯使いに拘る方には、是非訪れて欲しい湯処です。
主な成分: リチウムイオン0.03mg、ナトリウムイオン83.9mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン0.05mg、カルシウムイオン31.8mg、ストロンチウムイオン0.2mg、アルミニウムイオン0.02mg、フッ化物イオン1.3mg、塩化物イオン32.0mg、臭化物イオン0.1mg、ヨウ化物イオン0.1mg、硫化水素イオン0.5mg、チオ硫酸イオン0.04mg、硫酸イオン185.7mg、炭酸水素イオン18.4mg、炭酸イオン5.1mg、メタケイ酸51.4mg、メタホウ酸0.7mg、遊離硫化水素0.01mg、成分総計413.1mg -
美ヶ原温泉の御母家(おぼけ)地区に佇む、昭和3年(1928年)に開業した、木造3階建ての部屋数わずか9室の湯宿。ずっと泊まってみたかった宿なので、平日に一泊二食付で利用して来ました。
冷茶でおもてなし(部屋にお饅頭も)を受けつつ、錦鯉が泳ぐ池に面したラウンジでチェックイン。2020年4月にリニューアルオープンしたばかりで、柱や梁、床板などは一度剥がして再利用。昭和初期の面影を今に留めています。
この日は、本館3階の10畳+ベットルーム和洋室「三城」に宿泊。角部屋で、窓から松本市街を望む景色が素晴らしい。
浴衣に着替え、1階の大浴場「御母家ノ湯」へ。真新しい白木の湯小屋には、2つの露天風呂のみの大浴場と、1つの貸切風呂があります。男湯は手前の浴室「影の湯」で、夜8時に男女入替えです。
お洒落な脱衣場には、ドライヤーも完備。手前に、左右に4人分のシャワー付カランがある独立した洗い場。桶や椅子も檜製。アメニティは、POLAのアロマ系です。
奥に3分の2ほど梁が剥き出しの屋根が掛かった9人サイズの石造り浴槽があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 御母家源泉組合 第2源泉と第3源泉の混合泉)が満ちています。泉温36.5℃を、夏はぬる目の設定で、加温して39℃位で供給。PH8.7で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、温泉臭がして少甘味。常時オーバーフローしていますが、吸込口があるので循環・かけ流し併用でしょうか。巨石を配し、落ち着いた雰囲気。木々を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
一休みして、向かいにある貸切風呂へ。空いていれば予約無しで、いつでも無料で使えます。籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーもあり。左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場で、アメニティは同じものです。
右側に2人サイズの石造り内湯があり、湯温は39℃位。窓から紅葉と石庭を眺めつつまったりできました。
夕食は、レトロなライトと白木のテーブル 1階のダイニングで、信州の里の恵みを堪能。お品書き無しですが、一品づつ運ばれスタッフが丁寧に説明してくれます。若女将が挨拶に来られ、料理は御主人と若いスタッフで調理されるのだとか。
前菜は、フルーツトマトとじゅんさいの冷製茶碗蒸しで、青柚子の香りが爽やか。揚物は、無花果のカダイフ揚げで、下に胡麻味噌を敷き、甘い無花果とパリパリしたカダイフの食感がいい。季節の八寸は、蛸の柔らか煮・満願寺とうがらしと茄子の田楽・信州牛のしぐれ煮・無花果の白和え。蛸の旨味と生姜の香りがいい。田楽の味噌の風味、しぐれ煮の胡椒の辛味で、真澄の純米吟醸酒がすすみます。
椀物は、トウモロコシのすり流しに、麩を戻して揚げた物が入る。濃厚なコーンポタージュに外側がパリパリ、中もっちりの麩、シャリシャリの髭の食感もいい。手が込んでいて、次の料理に期待して気が抜けません。造りは馬刺で、ニンニク唐辛子が添えられた馬肉のヒレは、かなりのヤバイ美味さです。
焼物は、安曇野産の鮎の塩焼き。じっくり焼かれ、頭からバリバリ。香ばしさがたまらなく、スダチも爽やか。蒸物は、穴子の道明寺蒸し。焼穴子と餅米、餡のハーモニーがたまりません。肉料理は、信州牛とトマトの炊合せ。牛肉の旨味とトマトの酸味が合う。ミョウガと大葉、黒胡椒のトッピングがいい。食事は、茗荷と油揚げの炊き込みご飯・アオサの味噌汁・胡瓜の粕漬けで、さっぱりと仕上げてきます。
デザートは、塩キャラメルアイスと軽井沢の丸山珈琲を中庭が見えるラウンジで。大人のビターなキャラメル味と香り高いコーヒー。里山料理と呼ぶにはあまりに洗練され、スタッフの気遣いもよく満足しました。
翌朝は、男女入替となった奥の浴室「光の湯」へ。ほぼ昨日と同じ造り。奥に9人サイズの石造り木枠内湯で、湯温はこちらも39℃位。巨石が斜めに置かれて、寝湯気分も。巨石竹垣と青空を眺めつつ、のんびり湯浴みを楽しめました。
朝食は、昨日と同じダイニングで。ガンモと夏野菜の炊合せ・塩鮭と昆布の佃煮・山芋のとろろ汁・梅の紫蘇漬けとちりめん山椒・蓮根のきんぴら・茄子の揚浸しの6品が昔の漆器で供され、全て塩味抑えめながら箸が止まりません。湯葉の冷製餡掛け、じゃが芋とインゲンの味噌汁、安曇野産のコシヒカリのご飯も美味。デザートは、地元産の葡萄(黄果)でした。
次回は別館の「辻堂」に泊まって、是非また絶品の地産地消の料理と地酒に酔いしれてみたい、リピート必至の湯宿です。
主な成分: リチウムイオン0.03mg、ナトリウムイオン86.7mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン0.05mg、カルシウムイオン30.8mg、ストロンチウムイオン0.2mg、アルミニウムイオン0.01mg、鉄(II)イオン0.02mg、フッ化物イオン1.5mg、塩化物イオン24.5mg、臭化物イオン0.08mg、硫酸イオン194.7mg、炭酸水素イオン26.5mg、炭酸イオン3.3mg、メタケイ酸40.5mg、メタホウ酸0.7mg、成分総計410.8mg -
JR伊東線の伊東駅から、徒歩で約7分。松川沿いの東海館の隣に佇む、平成22年に開業したドーム型の望楼を持つ木造3階建ての外国人向けの温泉ホステル。旅館いな葉から築100年を超えて引き継がれる建物は、国の登録有形文化財にも指定されているのだとか。以前から一度行ってみたいと思っていたので、平日の午前中に日帰り入浴してみました。
唐破風の屋根が付いた玄関を入って、入浴料500円は左側のフロントで。外国人のお兄さんが受付をされていましたが、日本語もペラペラです。
1階の玄関から右手に、男女別の浴室があります。棚に籐籠と無料の鍵付きロッカーがある脱衣場には、ドライヤーも完備。そこから浴室は、階段を下りて地下へ。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左側に7人サイズの石造り木枠内湯があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 岡84号泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温51.6℃を加水・加温せず、43℃弱位で供給。PH7.8ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒もなし。
不老長寿と書かれた分福茶釜の狸の湯口から注がれ、ザーザーとオーバーフロー。趣のある湯口は、東海館と同じ地元の彫師である森田東光氏によるものだそう。湯口の湯を口に含むと、塩化物臭と石膏臭が混じった匂いがして、ちょっぴり塩味ながら、まろやかな味がします。地下なので、景色は望めません。
ずっと貸切状態でしたが、浴室内は撮影禁止なのが残念。とはいえ、溢れ続ける湯に身を任せながら、至福の湯浴みを楽しめました。
主な成分: ナトリウムイオン534.2mg、マグネシウムイオン35.9mg、カルシウムイオン566.3mg、マンガンイオン0.2mg、塩化物イオン1816mg、臭化物イオン6.6mg、硫酸イオン525.3mg、炭酸水素イオン24.3mg、炭酸イオン0.7mg、メタケイ酸47.8mg、メタホウ酸2.9mg、遊離二酸化炭素9.7mg、成分総計3.58g
※なお、分析書が平成22年のものだったので、まもなく更新かも知れません。 -
山形市郊外の百目鬼(どめき)地区、田園風景が広がるところにポツンと佇む、農産物直売所を併設した日帰り温泉施設。平日の午後、利用してみました。
入浴料350円は、玄関を入って左側の券売機で。右側の受付の奥に男女別の大浴場があり、男湯は右側です。
棚とプラ籠、ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に4人分と、衝立の奥に12人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
窓際に12人サイズの石造り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明のナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 百目鬼源泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温57.4℃を加水・加温せず、43℃位で供給。PH7.1で、やや肌がスベスベする浴感。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、鉄臭がして旨じょっぱいです。
続いて、外の露天風呂へ。巨石を配した24人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。「座り石」が所々沈んでいて、腰掛けてまったりできますが、濃いめの温泉なので湯あたりには要注意です。浸かると見えませんが、柵越しに田んぼと山形市街、遠く蔵王連邦を望む景色。平日の午後の早めの時間帯ながら、人気施設ならではのなかなかの賑わいでした。
また、日本温泉協会の温泉利用証があって、新湯注入率が内湯4、露天風呂3以外は全て5の高評価。内湯の方が鮮度が良い湯なのでしょうが、開放感のある露天風呂の方にやっぱり行っちゃいますね。
主な成分: リチウムイオン0.1mg、ナトリウムイオン3478mg、マグネシウムイオン11.6mg、カルシウムイオン576.3mg、マンガンイオン2.5mg、鉄(II)イオン0.2mg、フッ素イオン15.5mg、塩素イオン5996mg、臭素イオン14.5mg、ヨウ素イオン0.9mg、硫酸イオン296.9mg、炭酸水素イオン88.6mg、メタケイ酸80.2mg、メタホウ酸43.0mg、遊離二酸化炭素7.4mg、蒸発残留物12640mg -
投稿日:2021年1月15日
かみのやま温泉の昭和レトロな共同浴場(かみのやま温泉 下大湯共同浴場(旧 下大湯公衆浴場))
きくりんさん [入浴日: 2019年9月19日 / 2時間以内]
55.0点
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上山城下の観音寺の門前に佇む、寛永元年(1624年)からこの場所にあるという、かみのやま温泉で最も歴史のある共同浴場。平日の午前中、利用して来ました。
寛永6年(1629年)に京都から配流された沢庵禅師も入浴したと伝わり、現在の建物は昭和32年(1957年)に建てられたものである等、入口の石碑に由来が刻まれています。
入浴料150円(洗髪料は別途100円)は券売機で。左側の番台の奥に、男湯と下駄箱があります。棚とコインレスロッカー、丸いレトロな籐籠も置かれた脱衣場には、ドライヤーもあり。
広い浴室に入ると、左側手前のプラスチック製のケースに注がれているのは水です。奥に4人分のシャワー付カランがある洗い場があり、共同浴場なので石鹸などのアメニティはありません。
タイル張り石枠内湯が2つ並んでいて、いずれも無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名: 上山地区1号・2号・3号源泉)がサラサラとオーバーフローしています。泉温64.3℃を加水して、奥の「ぬるめ」と書かれた7人サイズの方は41℃位、手前の15人サイズの方は45℃弱位で供給。PH7.9で、やや肌がスベスベする浴感。加温なし、循環・消毒なしで、かけ流しです。湯口の湯を口に含むと、塩化物臭がして、かすかに塩味がします。
女湯との仕切り壁には、蔵王の御釜と上山城の油絵。まるで昭和から時が止まっているかのような、ノスタルジックな雰囲気がエモくてたまりません。この時はたまたま時間帯が良かったのか、ほとんど貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン0.6mg、ナトリウムイオン523.1mg、マグネシウムイオン0.5mg、カルシウムイオン329.1mg、アルミニウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.1mg、フッ素イオン4.4mg、塩素イオン809.8mg、臭素イオン2.2mg、硫酸イオン755.1mg、炭酸水素イオン21.0mg、炭酸イオン0.1mg、メタケイ酸58.9mg、メタホウ酸11.8mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、遊離二酸化炭素0.4mg、蒸発残留物2598mg
※なお、平成22年の分析書だったので、まもなく更新かも知れません。 -
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蔵王温泉街の最も高台に佇む、享保元年(1716年)に創業した老舗旅館。平日に、一泊二食付で利用してみました。
この日は、本館2階の10畳広縁付和室「竹」に宿泊。浴衣に着替えて、離庵山水1階の奥にある大浴場「せせらぎの湯」へ。午前0時に男女入替で、男湯は右側です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側と右手前に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAのロイヤルゼリー系です。
4人サイズの桧造り内湯があり、白濁の酸性・含硫黄ー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名: 高見屋3号源泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温44.9℃を、42℃位で供給。PH1.7で、やや肌がスベスベする浴感。口に含むと、硫化水素臭がして酸っぱい。粉状の白い湯の花が浮いています。
続いて、外の露天風呂「樽風呂」へ。4人サイズの木造り円形浴槽で、湯温は43℃位。囲まれていますが、沢のせせらぎを感じつつ、貸切状態でまったりできました。
夕食は、畳敷き大広間のテーブル席で会席膳に舌鼓。お品書付で、食前酒は男山の「三百年の時季」。前菜は、蕗アンチョビ和え・生ハム野菜巻・豆うに玉子焼・菊信田巻・花蓮根・胡桃豆腐。蒸物は鮑の香草蒸しで、肝ソースが絶品。利き酒セット(東光・魔斬・住吉)がすすみます。吸物は、炙り鱧と水の輪大根。御造りは、紅とろ花造りに甘海老・生麩・刺身蒟蒻・花穂を添えて。旬菜鍋は、五穀地鶏と高原野菜。焼物は、鱸の自家製スモーク。続いて、蔵王牛・米の娘豚の五楽焼を、特製ソースか塩胡椒で。冷し鉢に、冬瓜・南瓜・茄子・海老・煮貝。御凌ぎは、冷し紅花麺(紅花は山形の県花)。香物・紅花大根・赤蕪・蕨一本漬けで、県内産はえぬき米も旨い。水菓子は羊羹フルーツ添えで、満足しました。
就寝前に、玄関から左手奥にある本館1階の大浴場「長寿の湯」へ。こちらも、午前0時で男女入替。男湯は、左側手前です。
棚に籐籠が並ぶ畳敷きの脱衣場には、ドライヤーも完備。階段を下りたところに浴室があり、右手前に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
4人サイズの木造り内湯があり、うっすら白濁した酸性・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名: 高見屋1号源泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温52.8℃を、42℃位で供給。PH2.0ながら、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、硫化水素臭がして酸っぱい。硫黄の香りに包まれ、ぐっすり眠れました。
翌朝は、男女入替となった大浴場「せせらぎの湯」の左側へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
右側に5人サイズの石造り内湯があり、青みがかった白濁の高見屋3号源泉が、源泉かけ流し。湯温は42℃位。階段を上ると「足湯」があり、湯温は43℃位です。
さらに階段を上って、露天風呂「石風呂」へ。2人サイズの石造り浴槽で、湯温は40℃位。裏山と沢のせせらぎに癒されつつ、貸切状態でまったりできました。
朝食は蔵漆亭で、山形の郷土料理膳に舌鼓。焼き鮭、芋煮、だし、もってのほか、かいもち、おみつけ等が小鉢に盛られ、どれから食べようか迷う。土鍋炊きはえぬき米は、おこげも芳ばしく美味しかったです。
朝食後は、男女入替えになった「長寿の湯」の右側へ。棚に籐籠が並ぶ畳敷きの脱衣場には、ドライヤーも完備。階段を下りたところに浴室があり、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
6人サイズの木造り内湯があり、こちらはうっすら白濁した高見屋1号源泉が、源泉かけ流し。湯温は42℃位です。
続いて、一旦脱衣場へ戻り、露天風呂「桶風呂」へ。3人サイズの大桶浴槽で、湯温は42℃位。白い湯の花が沢山浮いています。囲まれて景色は望めませんが、貸切状態で満喫できました。
〈高見屋1号源泉〉
主な成分: 水素イオン10.1mg、ナトリウムイオン49.2mg、マグネシウムイオン59.8mg、カルシウムイオン78.4mg、アルミニウムイオン115.3mg、マンガンイオン2.8mg、鉄(II)イオン7.3mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ素イオン12.9mg、塩素イオン269.1mg、臭素イオン0.8mg、ヨウ素イオン1.0mg、硫酸水素イオン355.1mg、硫酸イオン1054mg、メタケイ酸214.5mg、メタホウ酸4.9mg、遊離硫酸9.0mg、遊離二酸化炭素388.0mg、遊離硫化水素14.9mg、溶存物質総量2263mg
〈高見屋3号源泉〉
主な成分: 水素イオン19.2mg、リチウムイオン0.02mg、ナトリウムイオン42mg、マグネシウムイオン45.2mg、カルシウムイオン72.8mg、アルミニウムイオン142mg、マンガンイオン2.3mg、鉄(II)イオン16.6mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ素イオン16.4mg、塩素イオン427.9mg、ヨウ素イオン2.2mg、硫酸水素イオン778.2mg、硫酸イオン1213mg、メタケイ酸130mg、メタホウ酸5.2mg、遊離二酸化炭素414mg、遊離硫化水素14.9mg、遊離硫酸37.5mg、溶存物質総量2977mg
※なお、分析日が平成18年だったので、まもなく更新かも知れません。 -
開湯1900年と伝わる蔵王温泉の高湯通り沿いに佇む、3つある無人の共同浴場のうちの1つ。横に、足湯も併設しています。平日の午後、およそ8年ぶりに利用して来ました。
入浴料は通常200円なのですが、この日に宿泊する宿で入浴券をもらえた為、券を入口の赤い料金BOXへ。男湯は右側です。
木造りの湯小屋に入ると、棚だけの脱衣場で、ドライヤーはありません。梁がむき出しになった高い天井の浴室には、カランなどがある洗い場もなし。しっかりと掛け湯をして、いざ入湯!
壁際の中央に4人サイズの木造り内湯があり、うっすら緑白色がかった透明の酸性・含硫黄ー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名: 蛇荒川折口、インキョ、上の川混合源泉)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温56.9℃を加水して、43℃位で供給。PH1.8ながら、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして酸っぱい。加温なし、循環・消毒なしのかけ流し。白い小さな湯の花が、沢山舞っています。先客が上がられた後、時間帯が良かったのか貸切状態でまったりできました。
旅館やお店が立ち並ぶ通り沿いにあり、風情のある共同浴場でもあるので、日帰りで訪れるのもいいですが、近くの宿に泊まって浴衣姿で訪れたい湯処ですね。
主な成分: 水素イオン15.7mg、ナトリウムイオン47.3mg、マグネシウムイオン58.3mg、カルシウムイオン55.6mg、アルミニウムイオン38.1mg、マンガンイオン3.3mg、鉄(II)イオン8.0mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ素イオン8.9mg、塩素イオン247.0mg、臭素イオン0.9mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫酸水素イオン437.6mg、硫酸イオン819.6mg、メタケイ酸224.7mg、メタホウ酸4.9mg、遊離硫酸17.5mg、遊離リン酸0.6mg、遊離二酸化炭素499.3mg、遊離硫化水素10.8mg、溶存物質総量2000mg
※なお、分析書が平成21年のものだったので、まもなく更新かも知れません。 -
東北屈指の規模と歴史を誇る蔵王温泉街に点在する、3つある無人の共同浴場のうちの1つ。高湯通り沿いではなく、湯の香通りよりも更に奥まった所に位置し、「すのこの湯 かわらや」の隣です。平日の午後、およそ8年ぶりに利用して来ました。
入浴料は通常200円なのですが、この日に宿泊する宿で入浴券をもらえた為、券を入口の赤い料金BOXへ。男湯は左側です。
メルヘンチックな外観の湯小屋に入ると、棚だけがある脱衣場で、ドライヤーはありません。浴室に入ると、カランなどがある洗い場もないので、しっかりと掛け湯をして、いざ入湯!
壁際の中央に4人サイズの木造り内湯があり、うっすら緑白色がかった透明の酸性・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名: 河原湯共同浴場)が、かけ流しにされています。泉温45.0℃を加水して、43℃位で供給。PH1.8ながら、やや肌がスベスベする浴感です。すのこ状の底から湧出し、白い小さな湯の花が舞っています。時間帯が良かったのか、しばらく貸切状態でまったりできました。
足元から湧くフレッシュな良泉を楽しめるなんて、何と贅沢なことだといえる共同浴場。蔵王温泉に来たら、是非訪れておきたい湯処ですね。
主な成分: 水素イオン16.0mg、ナトリウムイオン47.9mg、マグネシウムイオン53.9mg、カルシウムイオン96.9mg、アルミニウムイオン129.8mg、マンガンイオン2.5mg、鉄(II)イオン13.0mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ素イオン16.6mg、塩素イオン301.8mg、臭素イオン1.3mg、ヨウ素イオン0.3mg、硫酸水素イオン631.6mg、硫酸イオン1183mg、メタケイ酸186.4mg、メタホウ酸4.5mg、遊離硫酸25.3mg、遊離二酸化炭素432.9mg、遊離硫化水素11.5mg、溶存物質総量2736mg -
酢川温泉神社の参道へと通じる、蔵王温泉街のメインストリートとも呼ぶべき高湯通り沿いに佇む、3つある無人の共同浴場のうちの1つ。最も奥の高台に位置し、おおみや旅館のすぐ下です。また、山形県内で最古の共同浴場とも言われています。平日の午後、およそ8年ぶりに利用して来ました。
入浴料は通常200円なのですが、この日に宿泊する宿で入浴券をもらえた為、券を入口の赤い料金BOXへ。男湯は右側です。
木造りの湯小屋に入ると、棚だけの脱衣場で、ドライヤーはありません。梁がむき出しになった高い天井の浴室には、カランなどがある洗い場もなし。しっかりと掛け湯をして、いざ入湯!
壁際の中央に12人サイズの木造り内湯があり、うっすら緑白色に濁った酸性・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名: 大湯1号源泉)が、かけ流しにされています。泉温54.0℃を加水して、42℃位で供給。PH1.6ながら、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして酸っぱい。加温なし、循環・消毒もなし。先客が上がられた後、硫黄の香りに包まれつつ貸切状態でまったりできました。
久しぶりの再訪にもかかわらず、まだとてもきれいな共同浴場という印象。鄙びた木造の共同浴場も好きですが、きれいに保たれた湯小屋での湯浴みも、また格別に気持ちいいものですね。
主な成分: 水素イオン25.2mg、ナトリウムイオン54.0mg、マグネシウムイオン59.0mg、カルシウムイオン91.3mg、アルミニウムイオン144.7mg、マンガンイオン3.1mg、鉄(II)イオン14.4mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ素イオン15.5mg、塩素イオン131.5mg、臭素イオン1.0mg、ヨウ素イオン0.3mg、硫酸水素イオン1137mg、硫酸イオン1344mg、メタケイ酸226.1mg、メタホウ酸6.1mg、遊離硫酸72.1mg、遊離二酸化炭素602.8mg、遊離硫化水素13.6mg、溶存物質総量3658mg
※なお、分析書が平成21年のものだったので、まもなく更新かも知れません。 -
朝市も開かれる肘折温泉の中心街に佇む、江戸時代中期に開業した鉄筋4階建ての老舗旅館。また、自炊湯治のできる宿でもあります。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。
入浴料400円は、玄関を入って正面のフロントで。この日は、本館1階にある大浴場を利用。左手に廊下を進み、突き当たりを右折した奥に男湯があります。棚に籐籠が並ぶ畳敷きの脱衣場には、ドライヤーも完備。東芝製のレトロな扇風機は現役で、驚きと懐かしさでエモいです。
浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂のuminelaです。
右側に10人サイズの石造り内湯があり、緑褐色に濁ったナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(源泉名: 組合2号源泉 組合3号源泉 組合5号源泉 村井源泉)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温65.9℃を加水して、43℃弱位で供給。PH6.6で、やや肌がスベスベする浴感。加温なし、循環・消毒なしのかけ流しです。石の湯口から注がれ、口に含むと鉄臭がして、旨じょっぱい炭酸味。手前のスペースが少し浅くなっていて、半身浴も可能。ずっと、貸切状態でまったりできました。
実はこの時気づかなかったのですが、自家源泉かけ流しの貸切風呂「幸の湯」もあります。肘折温泉では数少ない自家源泉で、高松宮様が命名されたのだとか。いつもながら、あまり下調べせず訪問したことが悔やまれます。何度も訪れている肘折温泉ですが、まだ宿泊したことはないので、次回はこちらに投宿して、自慢の貸切風呂にも是非入ってみたいです。
主な成分: リチウムイオン1.8mg、ナトリウムイオン879.2mg、マグネシウムイオン22.0mg、カルシウムイオン89.6mg、マンガンイオン0.3mg、鉄(II)イオン2.3mg、フッ素イオン0.2mg、塩素イオン991.2mg、臭素イオン2.0mg、硫酸イオン234.9mg、炭酸水素イオン912.0mg、炭酸イオン0.3mg、メタケイ酸146.1mg、メタホウ酸54.2mg、メタ亜ヒ酸1.6mg、遊離二酸化炭素357.9mg、溶存物質総量3410mg