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投稿日:2020年12月23日
湯気の向こうに共同浴場 (蔵王温泉共同浴場 下湯)
きくりんさん [入浴日: 2019年9月18日 / 2時間以内]
55.0点
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開湯1900年と伝わる蔵王温泉の高湯通り沿いに佇む、3つある無人の共同浴場のうちの1つ。横に、足湯も併設しています。平日の午後、およそ8年ぶりに利用して来ました。
入浴料は通常200円なのですが、この日に宿泊する宿で入浴券をもらえた為、券を入口の赤い料金BOXへ。男湯は右側です。
木造りの湯小屋に入ると、棚だけの脱衣場で、ドライヤーはありません。梁がむき出しになった高い天井の浴室には、カランなどがある洗い場もなし。しっかりと掛け湯をして、いざ入湯!
壁際の中央に4人サイズの木造り内湯があり、うっすら緑白色がかった透明の酸性・含硫黄ー硫酸塩・塩化物温泉(源泉名: 蛇荒川折口、インキョ、上の川混合源泉)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温56.9℃を加水して、43℃位で供給。PH1.8ながら、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして酸っぱい。加温なし、循環・消毒なしのかけ流し。白い小さな湯の花が、沢山舞っています。先客が上がられた後、時間帯が良かったのか貸切状態でまったりできました。
旅館やお店が立ち並ぶ通り沿いにあり、風情のある共同浴場でもあるので、日帰りで訪れるのもいいですが、近くの宿に泊まって浴衣姿で訪れたい湯処ですね。
主な成分: 水素イオン15.7mg、ナトリウムイオン47.3mg、マグネシウムイオン58.3mg、カルシウムイオン55.6mg、アルミニウムイオン38.1mg、マンガンイオン3.3mg、鉄(II)イオン8.0mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ素イオン8.9mg、塩素イオン247.0mg、臭素イオン0.9mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫酸水素イオン437.6mg、硫酸イオン819.6mg、メタケイ酸224.7mg、メタホウ酸4.9mg、遊離硫酸17.5mg、遊離リン酸0.6mg、遊離二酸化炭素499.3mg、遊離硫化水素10.8mg、溶存物質総量2000mg
※なお、分析書が平成21年のものだったので、まもなく更新かも知れません。19人が参考にしています
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