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投稿日:2021年1月15日
かみのやま温泉の昭和レトロな共同浴場 (かみのやま温泉 下大湯共同浴場(旧 下大湯公衆浴場))
きくりんさん [入浴日: 2019年9月19日 / 2時間以内]
55.0点
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上山城下の観音寺の門前に佇む、寛永元年(1624年)からこの場所にあるという、かみのやま温泉で最も歴史のある共同浴場。平日の午前中、利用して来ました。
寛永6年(1629年)に京都から配流された沢庵禅師も入浴したと伝わり、現在の建物は昭和32年(1957年)に建てられたものである等、入口の石碑に由来が刻まれています。
入浴料150円(洗髪料は別途100円)は券売機で。左側の番台の奥に、男湯と下駄箱があります。棚とコインレスロッカー、丸いレトロな籐籠も置かれた脱衣場には、ドライヤーもあり。
広い浴室に入ると、左側手前のプラスチック製のケースに注がれているのは水です。奥に4人分のシャワー付カランがある洗い場があり、共同浴場なので石鹸などのアメニティはありません。
タイル張り石枠内湯が2つ並んでいて、いずれも無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名: 上山地区1号・2号・3号源泉)がサラサラとオーバーフローしています。泉温64.3℃を加水して、奥の「ぬるめ」と書かれた7人サイズの方は41℃位、手前の15人サイズの方は45℃弱位で供給。PH7.9で、やや肌がスベスベする浴感。加温なし、循環・消毒なしで、かけ流しです。湯口の湯を口に含むと、塩化物臭がして、かすかに塩味がします。
女湯との仕切り壁には、蔵王の御釜と上山城の油絵。まるで昭和から時が止まっているかのような、ノスタルジックな雰囲気がエモくてたまりません。この時はたまたま時間帯が良かったのか、ほとんど貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン0.6mg、ナトリウムイオン523.1mg、マグネシウムイオン0.5mg、カルシウムイオン329.1mg、アルミニウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.1mg、フッ素イオン4.4mg、塩素イオン809.8mg、臭素イオン2.2mg、硫酸イオン755.1mg、炭酸水素イオン21.0mg、炭酸イオン0.1mg、メタケイ酸58.9mg、メタホウ酸11.8mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、遊離二酸化炭素0.4mg、蒸発残留物2598mg
※なお、平成22年の分析書だったので、まもなく更新かも知れません。20人が参考にしています
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