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きくりん

きくりん さん

平均43.9点 / 2649件

性別男性 年齢 56歳 住まい埼玉
HP指定なし
ブログ指定なし

2649件中 11件~20件を表示

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口コミ点数の高い順

  • 令和になっても威風堂々

    投稿日:2020年11月25日

    令和になっても威風堂々瀬見温泉 喜至楼

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月17日 / 1泊]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    55.0点

    サービス

    33.0点

    飲食

    33.0点

    明治元年(1868年)建築の本館と、大正末期建築の別館、更に新館からなる、江戸時代の安政年間に開業した老舗旅館。以前日帰り入浴しましたが、およそ11年ぶりに一泊二食付で利用して来ました。

    この日は、新館3階角の「暁」の間に宿泊。10畳踏込み・広縁付洋式トイレ付で、既に布団が敷かれています。窓からは、本館の赤い屋根越しの山と、別の窓から池を見下ろす景色。古い設えに、ダイソンの羽根なし扇風機もあって驚かされます。

    浴衣に着替えて、本館1階の大浴場「ローマ式千人風呂」へ。本館入口からだと、大きな時計の前の廊下を左手に進んだ突き当たりです。

    ところが、15時から19時までは女湯、19時から22時までは男湯、それ以降は混浴という時間制で入れず。

    その左側にある、男女別の浴室「あたたまり湯」へ。棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。棚上に置かれた、金太郎と熊が温泉マークを押し合う木彫りのオブジェが可愛い。浴室に入ると、右手奥に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、シルクウェルです。

    中央に3人サイズのタイル張り小判形内湯があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名: 瀬見温泉 町営5号源泉)がサラサラとオーバーフロー。泉温66.1℃を加水して、42℃位で供給。PH7.4で、肌がややスベスベする浴感。循環・消毒なしで、かけ流しです。口に含むと、石膏臭がして微塩味。貸切状態で、まったりできました。

    続いて、別館2階の男女別大浴場「オランダ風呂」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーあり。浴室に入ると、手前に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。

    窓際に9人サイズのタイル張り内湯があり、湯温は42℃位。豆タイルが色とりどりで、槽内の緑色が鮮やかです。窓を開けて見ましたが、裏山の景色。こちらも貸切状態で、まったりできました。

    夕食は「喜至楼」の書が掲げられた別館1階の別部屋で、山の幸に舌鼓。お品書きはなく、まずは出羽桜の大吟醸酒を注文。もずくの酢の物(サクランボ入)に始まり、焼物は天然鮎の塩焼。続いて、もくず蟹の味噌仕立て鍋。身のしっかり詰まった、渡り蟹のような味わいです。更に、大きな里芋がゴロゴロ入っている、山形のソウルフード芋煮と続き、小さな板蕎麦も出ます。国産牛肉のすき焼きの後、ご飯・味噌汁・漬物というメニューでした。郷土料理に地酒という最高のマッチングですが、会席料理の八寸のような酒のアテになる料理があると、もっと酔えたかなぁ。

    食後は、別館2階の家族風呂へ。空いていれば、予約なしで自由に入れます。棚に籐籠がある脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。

    左奥に2人サイズのタイル張り内湯があり、かなり深い浴槽。お湯がなかったので、自分でいい湯加減に調整します。窓を開けると、石垣がありました。

    続いて、別館3階の家族風呂へも。こちらも棚に籐籠が置かれた脱衣場で、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場で、アメニティは同じです。

    左奥に2人サイズのタイル張り舟形内湯があり、お湯が張られておらず。こちらも、湯温は自分で好きに調整。普段、あまり使われてないのかな。

    そして就寝前に、本館1階の大浴場「ローマ式千人風呂」へ。木製の棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。棚上のここ掘れワンワンの木彫りのオブジェが可愛い。

    柱の一本一本に豆タイルが貼られ、ローマ神殿を連想させる広い浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。

    中央に円柱が立つ20人サイズのタイル張り円形内湯があり、お湯がサラサラとオーバーフロー。以前は激熱に感じましたが、今回は41℃位の適温です。また右手に、2人サイズの打たせ湯付き岩風呂「滝湯」があり、こちらも湯温は41℃位。22時以降は混浴ですが、手前の壁に描かれたローマ神話?イソップ童話?のタイル絵を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。

    朝食は、別館1階のカーブしたテラス窓の食堂で。鮎の一夜干し主菜の和定食を頂きます。味は、まあ普通かな。同席した合宿免許の生徒さん達は早々に食事を終え、送迎バスへ乗って行きました。

    朝食後も、オランダ風呂やローマ式千人風呂を心ゆくまで堪能。明治・大正・昭和・平成・令和と続く、文化財とも言えるノスタルジックなこの湯宿が、次の時代も変わらずあり続けて欲しいなと思いました。

    主な成分: ナトリウムイオン504.9mg、マグネシウムイオン0.3mg、カルシウムイオン140.0mg、フッ素イオン3.8mg、塩素イオン526.9mg、臭素イオン0.7mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫酸イオン623.9mg、炭酸水素イオン38.1mg、メタケイ酸82.3mg、メタホウ酸0.4mg、遊離二酸化炭素1.7mg、成分総計1955mg

  • アブラ臭と阪神好きにはたまらん

    投稿日:2020年11月18日

    アブラ臭と阪神好きにはたまらんいさぜん旅館

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月17日 / 2時間以内]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    44.0点

    サービス

    0 - 点

    飲食

    0 - 点

    鳴子温泉郷の東鳴子温泉に佇む、昭和16年に開業した自炊湯治もできる温泉旅館。平日の午後、日帰り入浴してみました。

    入浴料500円は、サブカルチャー的なショーケースがあるロビーでご主人へ。タイガースの暖簾をくぐると、廊下の奥に混浴風呂があります。棚にプラ籠が置かれた脱衣場は、男女一緒で仕切りも無く、ドライヤーもありません。

    右側「鉄鉱泉」と書かれた入口と、左側に「炭酸泉」と書かれた2つの入口があります。少し階段を下りたところに、真ん中をタイル張りの壁で仕切った2つの内湯がありますが、実は奥で繋がっています。

    先ずは、右側の「鉄鉱泉」の方から。奥に一つだけ水蛇口がある洗い場があり、アメニティは固形石鹸と一般的なものです。壁際にひょうたんを半分にしたような形の4人サイズの石造り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明のナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: いさぜんの湯3号 新井第2号泉・新井第5号泉 動力揚湯源泉・唐竹沢源泉 混合泉)が源泉かけ流しにされています。泉温45.1℃を加温・加水せず、43℃位で供給。PH7.2で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒もなし。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭がしてちょっぴり塩味。薄茶色の湯の花舞っています。

    続いて、左側の「炭酸泉」へ。四角い4人サイズの石造り内湯があり、紅茶色のナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: いさぜんの湯1号・いさぜんの湯2号混合泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温42.9℃を加温・加水せず、40℃位で供給。PH7.0で、やや肌がスベスベする浴感です。こちらも、湯口の湯を口に含むと、アブラ臭がしてちょっぴり塩味 。こげ茶色の湯の花舞っています。まったりしていたら、少し泡ツキも見られました。

    更に一度服を着て、廊下を左手に進んだ突き当たりにある男湯「中浴場」へ。女湯の「大浴場」とは、男女入替になるようです。

    棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。桶と椅子は、タイガースカラーにペイント。アメニティは、一般的なものです。

    左側に5人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明のナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(源泉名: 新井2号泉・動力揚湯源泉 新井第5泉・唐竹沢源泉 混合泉)が満ちています。泉温66.4℃を、夏の高温時のみ加水して、42℃位で供給。PH7.4で、やや肌がスベスベする浴感です。浴槽の衛生管理のため、かけ流し・循環併用。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭がしてちょっぴり塩味がします。

    続いて、外の露天風呂へ。3人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。囲まれて景色は望めませんが、張り子の虎を眺めながら貸切状態でまったりできました。

    バリエーションのあるお風呂は、3種類の自家源泉と共同源泉を上手く組合せているから。一度は泊まって、じっくりと湯めぐりのローテーションをしてみたい宿です。

    〈いさぜんの湯3号 新井第2号泉・新井第5号泉 動力揚湯源泉・唐竹沢源泉 混合泉〉
    主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン275.1mg、アンモニウムイオン1.9mg、マグネシウムイオン5.4mg、カルシウムイオン28.6mg、ストロンチウムイオン0.2mg、マンガン(II)イオン0.2mg、鉄(II)イオン0.2mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン77.6mg、硫化水素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.2mg、硫酸イオン67.6mg、リン酸一水素イオン5.8mg、炭酸水素イオン615.2mg、メタケイ酸189.7mg、メタホウ酸10.4mg、メタ亜ヒ酸0.6mg、遊離二酸化炭素128.7mg、遊離硫化水素0.1mg、溶存物質総量1298.8mg

    〈いさぜんの湯1号・いさぜんの湯2号混合泉〉
    主な成分: ナトリウムイオン183.5mg、アンモニウムイオン3.7mg、マグネシウムイオン4.4mg、カルシウムイオン7.6mg、マンガン(II)イオン0.1mg、鉄(II)イオン0.2mg、塩素イオン12.3mg、硫化水素イオン0.3mg、チオ硫酸イオン0.3mg、硫酸イオン3.2mg、リン酸一水素イオン15.4mg、炭酸水素イオン562.7mg、メタケイ酸193.7mg、メタホウ酸2.4mg、メタ亜ヒ酸0.5mg、遊離二酸化炭素135.9mg、遊離硫化水素0.4mg、溶存物質総量1002.0mg

    〈新井2号泉・動力揚湯源泉 新井第5泉・唐竹沢源泉 混合泉〉
    主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン269.7mg、アンモニウムイオン1.9mg、マグネシウムイオン4.5mg、カルシウムイオン24.7mg、マンガン(II)イオン0.2mg、鉄(II)イオン0.2mg、亜鉛イオン0.3mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン104.8mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫化水素イオン0.7mg、硫酸イオン113.4mg、リン酸一水素イオン1.1mg、炭酸水素イオン565.6mg、メタケイ酸180.8mg、メタホウ酸16.2mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、遊離二酸化炭素77.0mg、遊離硫化水素0.3mg、溶存物質総量1303.5mg

    ※なお、自家源泉の方の分析日はいずれも平成20年、21年のものだったので、まもなく更新かも知れません。

  • ペイズリー柄の珍湯

    投稿日:2020年10月16日

    ペイズリー柄の珍湯巣郷温泉 でめ金食堂

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月16日 / 2時間以内]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    44.0点

    サービス

    55.0点

    飲食

    33.0点

    岩手県と秋田県の県境に程近い、国道107号線沿いに佇む2階建ての巣郷温泉にあるドライブイン。看板に温泉マークはあるものの、店の内外に日帰り入浴とは一切書かれていませんが、その泉質の良さから温泉マニアにはよく知られた湯処です。祝日の午後、利用して来ました。

    2階の食堂奥に浴室があり、料理を頼むと無料で温泉に入れるというシステム。ずらりと書かれた豊富なメニューを見て、馬肉料理もあるんだと心が揺れましたが、結果ネギ味噌ラーメン\670を選択。味はまあ普通かな。

    料理を待つ間、女将さんになぜ「でめ金食堂」という名前なのか尋ねてみると、お金や目が出るようにと答えるようにしているとのこと。

    食事が終わってテレビを見ていると、程なく声がかかり浴室へ。貸切で使わせてもらえます。

    厨房の横を通って、右奥の浴室へ。小さなソファと棚にプラ籠が置かれた狭い脱衣場には、ドライヤーなし。浴室のドアを開けると、鼻をつくアブラ臭に思わずニヤリとしてしまいます。

    浴室に入ると、右奥に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは固形石鹸のみです。

    窓際に3人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(分析書なし)が、かけ流しにされています。ブルーの丸タイルの浴槽に、モザイクの勾玉模様?ペイズリー柄?の縁取りはかなりのインパクトで、湯の個性に負けないほど主張してきます。

    ご主人によると泉温は60℃位あるが、お湯を張る際に出来るだけ水を足さないようにしているそうです。この日は、三連休最後の昼過ぎの訪問。人が多いと白く濁ってくると聞いていましたが、やはりうっすら濁っていた為、源泉蛇口と水蛇口を捻りオーバーフロー状態に。

    湯口の湯を口に含んでみると、アブラ臭がしてエグい味。小さな黒い湯の花も見られます。窓の外には、裏山の景色。極上の湯と料理でお腹も満たされ、出目金のタイル絵を眺めつつ、まったり湯浴みができました。

  • 混浴露天もある秘湯の宿

    投稿日:2020年10月4日

    混浴露天もある秘湯の宿峡雲荘

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月15日 / 1泊]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    44.0点

    サービス

    44.0点

    飲食

    55.0点

    松川温泉の赤川沿いに佇む、昭和55年(1980年)に開業した温泉旅館。ブナやナラの原生林に囲まれた、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。9年程前に一度日帰り入浴しましたが、今回は日曜日に一泊二食付で宿泊してみました。

    随所に熊の剥製や毛皮、民芸品が飾られた館内。この日は、別館2階の広縁付8畳畳敷き和室(トイレ共同)に宿泊。窓からは、森を眺める景色です。

    早速浴衣に着替え、本館1階の大浴場へ。玄関からフロントの前を通り、客室の並ぶ廊下を奥に進んだ突き当たりに、男女別の大浴場と混浴露天風呂があります。

    棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーは無くフロント貸出制です。浴室に入ると、右側にかけ湯槽と4人分の水しか出ない蛇口がある洗い場。アメニティは一般的なものです。

    左側に16人サイズの石造り木枠内湯があり、青みがかった白濁の単純硫黄温泉(硫化水素型)[源泉名: 松川温泉 新駒鳥の湯]が、サラサラとオーバーフロー。泉温54.7℃を加水して、43℃弱位で供給。PH5.0ながら、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒無しのかけ流し。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして少し酸っぱくエグい味。白い小さな湯の花が舞っています。

    奥の小窓を抜けて、外の混浴露天風呂へ。直接行く別の入口もありますが、男湯の内湯から通り抜けも出来ます。20人サイズの岩風呂があり、青みがかった白濁の単純硫黄温泉(硫化水素型)[源泉名: 松川温泉 新駒鳥の湯1]が、かけ流しにされています。泉温62.2℃を加水して、42℃弱位で供給。PH5.4ながら、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして少し酸っぱくエグい味。柵の下には、渓流のせせらぎ。浴室は撮影禁止が残念ですが、貸切状態でまったりできました。

    夕食は、岩手の食材をふんだんに使った和食膳。本来は別室を案内されるようですが、今回は自室で頂きます。お品書きはありませんが、見た目にも彩り豊かな料理が、ザルの中に小皿を並べ盛られています。

    お造りは、岩魚・イトウ・八幡平サーモン(虹鱒)。初めて食べたイトウは、淡白ですが脂も乗っていて美味しい。山菜は、エゾニウの煮物・タモギダケのバター炒め・イタドリの煮物です。エゾニウはウドの食感、イタドリはシャキシャキで旨い。酢の物は、もずく他。煮物は、鶏団子と焼き茄子。岩手の地酒「鷲の尾」がすすみます。田楽は、豆腐のバッケ味噌焼。焼物に岩魚の塩焼きが出て、蒸し物は茶碗蒸し。メインの陶板は、短角牛の陶板焼きで、〆にご飯・香の物・けんちん汁、デザートは小さなパンナコッタが出て、お腹一杯になりました。

    一休みして、就寝前にまた温泉へ。硫黄の匂いに包まれ、至福の夢心地で床に就きました。翌朝も、またじっくりと朝風呂を堪能。

    朝食は、別館1階の大広間で。畳敷きにテーブル席です。湯上りの、小岩井牛乳が旨い。岩魚の干物主菜の和定食で、ハムエッグやほうれん草のおひたし、きんぴら牛蒡、イカの塩辛が並び、美味しく頂きました。

    森のおいしい空気と、かけ流しの硫黄泉があるだけでも十分ですが、また違う時期に訪れ、季節の料理や周辺の散策を楽しみたい宿です。

    〈新駒鳥の湯〉
    主な成分: ナトリウムイオン2.8mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン6.4mg、塩素イオン1.7mg、硫化水素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.7mg、硫酸イオン5.6mg、炭酸水素イオン22mg、メタケイ酸22mg、メタホウ酸0.6mg、遊離二酸化炭素399mg、遊離硫化水素25mg、成分総計0.488g

    〈新駒鳥の湯1〉
    主な成分: ナトリウムイオン2.8mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン6.4mg、塩素イオン1.7mg、硫化水素イオン0.6mg、チオ硫酸イオン1.1mg、硫酸イオン6.7mg、炭酸水素イオン20mg、メタケイ酸25mg、遊離二酸化炭素127mg、遊離硫化水素26mg、成分総計0.219g

  • 日本三秘湯の宿に泊まる

    投稿日:2020年8月28日

    日本三秘湯の宿に泊まる谷地温泉

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月14日 / 1泊]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    44.0点

    サービス

    44.0点

    飲食

    55.0点

    標高800mの八甲田山中に位置し、高田大岳の登山口に佇む、開湯400年の歴史を誇る谷地温泉の一軒宿。また、日本三秘湯の1つに数えられ、足元湧出の温泉が楽しめる宿でもあります。10年程前に一度日帰り入浴しましたが、今回は土曜日に一泊二食付で利用してみました。

    すっかり日が暮れての遅い到着でしたが、宿に着く手前で鹿や狸と遭遇。冬になると、貂も遊びに来るのだとか。本館・西館・東館と連なっていますが、この日は本館2階のツインローベットの12畳和室に宿泊。窓から、森を眺める景色です。

    浴衣に着替えて、西館1階の大浴場へ。玄関から土産物コーナー奥の受付脇の廊下を奥に進んで、西館に入って奥の浴室です。

    男女入替制で、20:30までは奥の浴室が男湯。棚にプラ籠と貴重品BOXがある脱衣場には、ドライヤーも完備。ヒバ造りの浴室に入ると、手前と奥に9人分のプッシュ式カランと、手前に源泉かけ湯槽がある洗い場。アメニティは、エコロジー系のものです。

    手前の6人サイズのヒバ造り内湯「上の湯」には、うっすら微青白濁した透明の単純温泉[源泉名: 谷地温泉2号泉(再分析)]が、源泉かけ流しにされています。湯口は浴槽内で、泉温38.2℃を湯温42℃弱位で供給。PH5.22で、やや肌がスベスベする浴感です。

    続いて「霊泉」と呼ばれる、奥の6人サイズのヒバ造り内湯「下の湯」へ。青みがかった白濁の単純硫黄温泉[源泉名: 谷地温泉1号泉(再分析)]が、源泉かけ流しにされています。泉温37.4℃を、湯温38℃位で供給。PH4.71で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口があり、口に含むと硫化水素臭がして少し酸っぱい。撮影禁止が残念ですが、夕食時間と重なったので貸切状態でまったりできました。

    夕食は本館1階の食堂「ぶなしずく」で、地元食材と岩魚料理に舌鼓。お品書きはなく、小鉢はなめこ煮・カニ爪と菊の酢の物・焼きナス豆腐。お造りの岩魚姿造りは、湧き水で育てられ臭みが無く、プリプリの食感で旨い。呑み比べセット(田酒・鳩政宗・七力)がすすみます。鳩政宗がフルーティで飲み易い。焼物は、豚肉のガーリックソテー。続いて、 岩魚の塩焼きが熱々で。頭から、バリバリいきます。蒸し物は、帆立のグラタン。揚物に、岩魚や夏野菜の天ぷらが運ばれます。茶碗蒸しと帆立のお吸物が出て、ご飯はセルフで。岩魚の天ぷらを乗っけて、最後は岩魚天丼にしちゃいました。デザートは、クリームブリュレ。量は少な目ですが、一品づつ供されるので、飲みながらだとお腹いっぱいで満足しました。

    翌朝は、男女入替えになった手前の浴室へ。棚にプラ籠と貴重品BOXがある脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、手前に源泉かけ湯槽と、奥に4人分のプッシュ式カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。

    奥の6人サイズのヒバ造り内湯「上の湯」には、白濁した単純温泉[源泉名: 谷地温泉2号泉(再分析)]が、源泉かけ流しにされています。湯温は42℃位。湯口があり、硫化水素臭がして少し酸っぱい。白い湯の花も舞っています。

    続いて、手前の8人サイズのヒバ造り内湯「下の湯」へ。うっすら青白色がかった透明の単純硫黄温泉[源泉名: 谷地温泉1号泉(再分析)]が、源泉かけ流しにされています。こちらが足元湧出で、湯温38℃位でした。

    また、入口脇に打たせ湯入口もあります。階段を下りた所、建物の下に無理矢理作ったような打たせ湯です。ちょっと風情がないかな。ほとんど貸切状態で、まったり朝湯を楽しめました。

    奥の浴室には2号源泉の分析書のみ、手前の浴室には1号源泉の分析書のみ掲示で、どちらも泉温37℃位。不思議に思ってフロントで確認すると、熱い方が2号泉なのだとか。雨が降った後は泉温が下がることがあるらしいので、その時の泉温なのではとのことでした。

    朝食は、昨晩と同じ本館1階の食堂で。焼き鮭主菜のシンプルな和定食です。サラダにリンゴが入っているのは、青森らしさ?伽羅蕗、バッケミソ、トロロなど、山の幸のご飯の友も嬉しく美味しく頂きました。

    やっぱり、美味しい地酒と料理、足元湧出の温泉を堪能するには宿泊に限りますね。

    〈谷地温泉1号泉〉
    主な成分: ナトリウムイオン33.9mg、マグネシウムイオン17.3mg、カルシウムイオン110.2mg、アルミニウムイオン0.1mg、マンガンイオン0.6mg、フッ化物イオン0.1mg、塩化物イオン9.1mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン376.6mg、リン酸二水素イオン0.4mg、炭酸水素イオン14.3mg、メタケイ酸66.6mg、メタホウ酸1.1mg、遊離二酸化炭素121.3mg、遊離硫化水素2.9mg、成分総計0.760g

    〈谷地温泉2号泉〉
    主な成分: ナトリウムイオン33.6mg、マグネシウムイオン15.2mg、カルシウムイオン93.5mg、アルミニウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.5mg、フッ化物イオン0.2mg、塩化物イオン21.6mg、チオ硫酸イオン0.6mg、硫酸イオン311.6mg、リン酸二水素イオン0.9mg、炭酸水素イオン15.9mg、メタケイ酸72.7mg、メタホウ酸5.1mg、遊離二酸化炭素103.9mg、遊離硫化水素1.7mg、成分総計0.683g

  • ドバドバ注ぐ至福のモール泉

    投稿日:2020年8月6日

    ドバドバ注ぐ至福のモール泉姉戸川温泉

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月14日 / 2時間以内]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    33.0点

    サービス

    0 - 点

    飲食

    0 - 点

    青い森鉄道の無人駅「小川原駅」から、徒歩で約1分。小川原湖の南に位置し、東北町と三沢市を結ぶ県道8号線沿いに佇む、昭和55年(1980年)に開業した温泉公衆浴場。土曜日の午後、利用して来ました。

    入浴料200円は、玄関を入って左側の受付で。受付の前に男女別の浴室があり、男湯は右側です。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場。ドライヤーは、5分で30円です。

    ガラス戸を開けて、大きな湯気抜きのある高い天井の浴室に入ると、両側と奥に22人分の固定シャワー付プッシュ式カランがある洗い場。公衆浴場なので、石鹸などのアメニティはありません。ちなみに、カランの湯も温泉です。

    中央に12人サイズのタイル張り石枠内湯があり、ちょっぴり茶褐色がかった透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 中久根下泉)がサラサラとオーバーフロー。打たせ湯のように高い金属製の湯口からザバザバと注がれ、床のタイルの上を空のオケが流されてしまうくらい溢れています。泉温38.2℃を加温せず、そのままのぬるめで。町内に32ヵ所も源泉があるおがわら湖温泉郷で、最も泉温が低いのだとか。肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、ちょっぴり硫化水素臭がしてまろやかな味がします。

    手前のスペースはかなり浅く、寝湯にぴったり。もしかして、子供用のスペースかな。湯口の下あたりも少し浅いので、波立って底がよく見えませんが、つまづかないよう注意が必要です。窓を開けると、駐車場と国道と線路という長閑な景色。のんびりと浸かっていたら、泡ツキも見られます。この時は時間帯が良かったのか、ずっと貸切状態でまったりできました。

    いつまでも浸かっていたい、ぬる湯の名湯。鄙びた外観からも一度は訪れてみたいと思っていましたが、一浴したらドバドバ・スベスベ・アワアワが忘れられない湯処ですね。

    主な成分: ナトリウムイオン44.1mg、カルシウムイオン0.2mg、第一鉄イオン0.2mg、フッ化物イオン0.5mg、塩化物イオン5.8mg、硫酸イオン10.2mg、リン酸イオン2.5mg、炭酸水素イオン17.4mg、炭酸イオン35.5mg、メタケイ酸162.7mg、メタホウ酸0.4mg、成分総計0.281g
    ※なお、平成20年の分析書だったので参考までに

  • 足元湧出で泉響颯颯

    投稿日:2020年7月28日

    足元湧出で泉響颯颯蔦温泉(つたおんせん)

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月14日 / 2時間以内]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    55.0点

    サービス

    0 - 点

    飲食

    0 - 点

    南八甲田連峰の赤倉岳東麓に佇む、明治42年(1909年)に開業した蔦温泉の一軒宿。文豪の大町桂月が愛した湯宿でもあります。およそ9年ぶりに、土曜日の午前中に日帰り入浴して来ました。

    こちらには、男女入替制の「久安の湯」と男女別の大浴場「泉響の湯」があり、いずれも源泉が湧き出す岩盤の上に浴槽を作った足元湧出となっています。以前は午後の訪問だったので、確か手前の「久安の湯」へ入浴。底から空気に触れず湧き上がる清らかな湯が、とても印象的でした。

    入浴料800円は、玄関を入って右手の帳場で。靴はビニール袋に入れ、持ち歩きます。そのまま右手に廊下を進み、突き当たりを右折して、休憩所の前を左折した奥に「泉響の湯」があります。

    文豪の井上靖が来館した際、蔦温泉の雰囲気を「泉響颯颯」(せんきょうさつさつ=泉の響きが風の吹くように聞こえてくるの意)と詠われたことから名付けられたのだとか。

    100円返却式ロッカーと棚だけの脱衣場には、ドライヤーあり。少し階段を下りて、天井が物凄く高い木造りの浴室に入ると、左側に3人分のシャワーブース。アメニティは、椿さくら系です。また、右側には大きなかけ湯槽もあり、こちらにもアメニティが置かれています。

    左側に4人サイズの石造り内湯があり、手を入れてみるとこちらは水風呂。かなり冷たいです。夏場は、交互浴にいいかも。

    奥に8人サイズの木造り内湯があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(源泉名: 蔦温泉新湯)がかけ流しにされています。泉温45.4℃を加水して、43℃位で供給。やや肌がスベスベする浴感です。

    足元湧出なので湯口は底ですが、ほのかに塩化物臭を感じます。 時折すのこ板状の底から、プカリと気泡が浮き上がるのも楽しい。 少し早く日帰り入浴がオープンしたので、しばらく貸切状態でまったりできました。

    湯上りに、浴室手前の休憩所「あずまし処 楓の間」で一休み。板張りの床に、リクライニングシートやソファが置かれています。昔の宴会場だったような広い部屋で、欄間がなかなか凄い。冷えた麦茶や蔦の森湧水を頂き、池を張り巡らせた緑の庭を眺めてのんびりできました。

    主な成分: ナトリウムイオン248.6mg、マグネシウムイオン12.4mg、カルシウムイオン62.4mg、マンガンイオン0.4mg、フッ化物イオン0.6mg、塩化物イオン133.2mg、臭化物イオン0.2mg、ヨウ化物イオン0.2mg、硫酸イオン328.9mg、リン酸水素イオン0.7mg、炭酸水素イオン245.8mg、メタケイ酸178.1mg、メタホウ酸24.7mg、メタ亜ヒ酸0.3mg、遊離二酸化炭素54.2mg、成分総計1.307g

  • 3度目は宿泊で

    投稿日:2020年7月16日

    3度目は宿泊で酸ヶ湯温泉旅館

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月13日 / 1泊]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    44.0点

    サービス

    44.0点

    飲食

    44.0点

    十和田八幡平国立公園の北部、八甲田の主峰大岳の西麓に位置し、標高約900mの高地に佇む、昭和8年(1933年)に開業した温泉旅館。以前2回ほど日帰り入浴していますが、今回はおよそ9年ぶりに一泊二食付で利用しました。

    この日は、7号棟2階の広縁付6畳和室(トイレなし)に宿泊。窓からは、裏山を眺める景色。古い建物ですが、フリーwifi完備です。早速浴衣に着替え、1階の混浴大浴場「ヒバ千人風呂」へ。

    正面玄関からだと、奥に進んですぐ右手です。100円有料ロッカーと棚だけが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。少し階段を下りると、大きな湯気抜きのある総ヒバ造りの大浴場。柱が一本も無い、160畳の浴室はやはり圧巻です。

    洗い場やアメニティはなく、左側の「冷の湯」でかけ湯。こちらは、無色透明の酸性・含鉄・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(源泉名: 鹿の湯、冷の湯(大)(小)混合泉)を使用。湯温は、38℃弱位です。

    先ずは、手前の20人サイズのヒバ造り内湯「熱の湯」へ。青みがかった白濁の酸性・含鉄・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩泉・塩化物泉(源泉名: 酸ヶ湯温泉 熱の湯)が、源泉かけ流しにされています。泉温50.0℃を、41℃位で供給。PH1.7で、やや肌がスベスベする浴感です。透明度は30cm位で、男女の境界標識があります。

    続いて、奥の30人サイズのヒバ造り内湯「四分六分の湯」へ。こちらも青みがかった白濁の酸性・含鉄・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩泉・塩化物泉(源泉名: 酸ヶ湯温泉 四分六分の湯)が、源泉かけ流し。泉温63.8℃を、43℃弱位で供給。PH1.5で、肌がスベスベする浴感です。丸太の湯口があり、金気臭と硫黄臭がして酸っぱい。こちらも、男女の境界標識あり。

    また、左側奥に3本の打たせ湯「湯瀧」。湯温は38℃弱位です。夕食時間と重なり、一時貸切状態になったものの、浴場内は撮影禁止で残念。女性専用もありますが、24時間入浴可が嬉しいですね。

    夕食は、2階の広間「大岳」で。畳にテーブル席で、お品書き付です。先付は茸菊和えで、芽かぶのシャキシャキ感が良い。前菜は、ホヤ北寄和・くるみ豆腐・焼姫竹の子・鮭寿し(なれ鮨)。造りは、本鮪・鰤燻製・平目。青森の地酒飲み比べセット(田酒・八甲田おろし・亀吉)がすすみます。鍋物は、牛陶板焼き。焼物は、帆立醤油焼き。デザートは、季節の果物で葡萄でした。

    ご飯と味噌汁、冷水(八甲田清水)はセルフサービス。量は少なめで、湯治向きなのかな。壁の棟方志功の掛け軸も良かったです。

    食後は1階にある、男女別の浴室「玉の湯」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーもあり。浴室に入ると、左側に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、ボタニカル系のOrange Roseです。

    右側に5人サイズのヒバ造り内湯があり、青みがかった白濁の酸性・含鉄・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(源泉名: 鹿の湯、冷の湯(大)(小)混合泉)がサラサラとオーバーフロー。こちらも源泉かけ流しで、泉温57.6℃を43℃弱位で供給。PH1.5で、肌がスベスベする浴感。丸太の湯口から注がれ、金気臭と硫黄臭がして酸っぱかった。

    朝食は2階の食堂で、和洋食のバイキング。鯖の味噌煮やスクランブルエッグ、ビーフシチューなど一般的なメニューが並びます。リンゴジュースがおいしく、ねぶた漬などの郷土食もあって満足しました。

    〈熱湯〉
    主な成分: 水素イオン15.9mg、ナトリウムイオン55.0mg、アンモニウムイオン1.2mg、マグネシウムイオン63.6mg、カルシウムイオン192.2mg、アルミニウムイオン152.0mg、マンガンイオン2.8mg、総鉄イオン40.5mg、亜鉛イオン0.3mg、フッ素イオン6.6mg、塩素イオン490.2mg、チオ硫酸水素イオン3.8mg、硫酸水素イオン823.4mg、硫酸イオン1542mg、硫酸33.0mg、リン酸2.1mg、メタ亜ヒ酸0.6mg、メタケイ酸227.1mg、メタホウ酸11.2mg、遊離二酸化炭素197.7mg、遊離硫化水素8.7mg、成分総計3.886g

    〈四分六分の湯〉
    主な成分: 水素イオン31.5mg、リチウムイオン0.1mg、ナトリウムイオン70.8mg、アンモニウムイオン0.3mg、マグネシウムイオン73.3mg、カルシウムイオン260.9mg、アルミニウムイオン368.0mg、マンガンイオン3.7mg、総鉄イオン82.7mg、亜鉛イオン0.5mg、フッ化物イオン8.1mg、塩化物イオン727.9mg、ヨウ化物イオン0.1mg、硫酸水素イオン1703mg、硫酸イオン1599mg、硝酸イオン0.1mg、メタケイ酸522.0mg、メタホウ酸5.8mg、メタ亜ヒ酸0.4mg、硫酸136.1mg、リン酸2.2mg、遊離二酸化炭素83.3mg、遊離硫化水素2.2mg、成分総計5.710g

    〈鹿の湯、冷の湯(大)(小)混合泉〉
    主な成分: 水素イオン31.5mg、ナトリウムイオン63.2mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン61.5mg、カルシウムイオン234.2mg、アルミニウムイオン296.5mg、マンガンイオン3.0mg、総鉄イオン66.5mg、亜鉛イオン0.3mg、フッ化物イオン7.5mg、塩化物イオン696.9mg、ヨウ化物イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.6mg、硫酸水素イオン1609mg、硫酸イオン1510mg、硝酸イオン0.1mg、メタケイ酸370.0mg、メタホウ酸5.2mg、メタ亜ヒ酸0.7mg、硫酸128.6mg、リン酸2.4mg、遊離二酸化炭素4.4mg、遊離硫化水素2.1mg、成分総計5.116g

  • マニア垂涎のビニールハウス温泉

    投稿日:2020年6月4日

    マニア垂涎のビニールハウス温泉八九郎温泉

    きくりんさん [入浴日: 2019年9月13日 / 2時間以内]

    総合評価 55.0点

    お湯

    55.0点

    施設

    33.0点

    サービス

    0 - 点

    飲食

    0 - 点

    特別養護老人ホーム「サンホーム大石平」のちょっと先、小坂町八九郎集落の山裾にポツンと佇む、地元の方が管理している共同浴場。平日の午前中、利用してみました。

    看板などは無い為、近くまで行ったものの、ビニールハウス(温泉)までの行き方が分からずウロウロ。はてどうしたものかと思っていたところ、畑仕事をしていた親切なおばちゃんが教えてくれました 。

    小坂川に架かる「萩たい橋」のたもとの細い砂利道を、川に沿って200m程入っていった左手に、車が数台停めれるスペースが開けています。そこに駐車し、茶色い温泉が流れる畦道を100m程歩いた先、うっそうと茂る森の手前に、どう見ても普通の農業用のビニールハウスがあり、その中に目指す温泉が待っています。

    寸志500円は、中の料金BOXへ。男女別で、男湯は右側です。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、もちろんドライヤーなし。浴室に入っても、洗い場にはカランやアメニティもありません。

    奥に4人がギリギリ入れるサイズの石造り内湯があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(源泉名: 小坂町八九郎温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温41.6℃を、そのままの湯温で供給。PH6.4で、さらりとした浴感です。湯口から勢いよく泡と共に注がれ、口に含むと鉄臭がして少し旨じょっぱい炭酸味。小さな赤茶色の湯の花が沢山舞っています。ネット越しには、やっぱり針葉樹の森の景色。時間帯が良かったのか、ずっと貸切状態でまったりできました。

    豊富な湯量のフレッシュ過ぎる温泉、温泉成分の茶色い析出物でコッテリと覆われた浴槽や床に、こりゃいい湯だわと思わず笑みがこぼれます。ところで、冬は雪が降るのにビニールハウスで大丈夫なのでしょうか?管理されている地元の方に感謝しつつ、またいつか入らせて頂きたいと思いました。

    主な成分: リチウムイオン1.2mg、ナトリウムイオン555.9mg、アンモニウムイオン2.4mg、マグネシウムイオン94.7mg、カルシウムイオン557.9mg、ストロンチウムイオン3.5mg、マンガンイオン3.4mg、鉄(II)イオン3.9mg、フッ素イオン0.2mg、塩素イオン904.2mg、臭素イオン1.2mg、硫酸イオン765.5mg、硝酸イオン0.7mg、炭酸水素イオン1277mg、メタケイ酸66.2mg、メタホウ酸8.1mg、遊離二酸化炭素805.4mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計5090.4mg
    なお、分析書は平成20年の古いものだったので、間もなく更新かも知れません。

  • ガストロノミーな湯宿へ進化

    投稿日:2020年4月22日

    ガストロノミーな湯宿へ進化ryugon(旧温泉御宿 龍言)

    きくりんさん [入浴日: 2019年8月12日 / 1泊]

    総合評価 55.0点

    お湯

    44.0点

    施設

    55.0点

    サービス

    55.0点

    飲食

    55.0点

    JR上越線の六日町駅から、車で約6分。国民保養温泉地の六日町温泉にどっしりと佇む、昭和44年(1969年)に開業した平屋造りの湯宿。庄屋や豪農の館を移築し、国の登録有形文化財に指定されています。平日に、一泊二食付で利用してみました。

    チェックインは、玄関横のモダンな赤い大きなソファがある板間で。ウエルカムデザートは、ハッカジェラートです。この日は、本館1階のClassic(古民家)コンフォート和室「湖月の間」に宿泊。10畳で、トイレ・バス付ですが、テレビはありません。Wi-Fi ありで、窓から建物と小さな池を眺める景色です。

    早速浴衣に着替えて、畳敷きの廊下を歩いた突き当たりにある大浴場「圓(まどか)の湯」へ。棚と籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。天井の高い「土蔵造」の浴室に入ると、左側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、日本酒「八海山」から生まれた「cotte」です。

    右側に12人サイズの石造り内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 13号源泉・六日町温泉 第15号井の混合泉)が満ちています。泉温52.9℃を、41℃位で供給。PH7.6で、やや肌がスベスベする浴感です。放流・循環併用で消毒ありですが、塩素臭は気になりません。

    続いて、奥の露天風呂へ。半屋根付7人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。湯口の湯を口に含むも、無味無臭です。池と建物越しに裏山を望む景色を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。

    脱衣場に飲料水はありませんが、囲炉裏ラウンジにレモン水やオレンジジュース、コーヒーや紅茶、おかき等が揃っています。

    一休みして、夕食はメインダイニングへ。地元の伝統料理をベースにした、雪国ガストロノミーフルコース。ちなみにガストロノミーとは、郷土料理や地酒をその土地の文化的背景や、風土、暮らしに根付いた調理方法で頂くことのようです。窓際の石庭を眺めつつ、お品書き付で一品づつ供されます。

    まず最初は、香り立つあたりたて胡麻料理。胡麻豆腐・高野豆腐利休揚げ・インゲンの胡麻和えで、胡麻の香りも芳ばしく、胡麻豆腐がクリーミーでふわふわです。続いて、冷やし枝豆すり流し。夏の定番とも言える料理だそうで、鮮やかな緑色の汁に団子が入っています。次は、雪国とせ。おかひじき白和え・ごぼう大豆のうま煮・玉蜀黍のフリット・糸うり酢味噌・焼き茄子生姜醤油・辛子なますを、丸籠に入れた小鉢で。「とせ」とは方言で暮らしを意味するのだとか。牛蒡がとても柔らくて驚きます。ワイングラスに注がれた、冷えた八海山吟醸が止まりません。次は、雪国にぎり。日本海鮮魚(この日はメバル)・八海山の水で育った岩魚・オクラ握り梅肉乗せで、岩魚は全く臭みなし。続いて、ゆうごう(夕顔)と夏野菜の炊合せ。夕顔が出汁を吸って美味しいです。ここで、宿酒仙七の無濾過生原酒を追加。さらに、日本海天然甘鯛立て焼き。食事処の中央で炭火で焼かれ、串に刺さったままがいいですね。そしていよいよ、A5新潟和牛雪室熟成ロースト。山椒と醤油のソースで、赤身と脂のバランスが良く美味しい。〆に、魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米の御飯とけんちん汁。ご飯のお供で夏野菜の油炒めが出てきますが、1人分の小さな土鍋で炊かれたツヤツヤのお米が旨いので、要らない程です。最後のデザートは赤シソのゼリーのはずでしたが、メロン・マカロン・クッキーも出て、コーヒーと共に満足。品数は多いものの一品の量は少なめで、日本酒に合う上品な味付けです。食後は、食事処の手前のガーデンテラスを望むソファで寛げました。

    翌朝も、朝風呂へ。内湯がぬるめだったので、のんびり浸かれて良かったです。

    朝食は、昨晩と同じメインダイニングで。お品書き付で、朱色の紋が入った食器で供されます。林檎ジュースに、えごのり・やっこオクラたたき・トマトコンポート。焼魚は真鯛で、芳ばしく焼かれ皮まで旨い。手作り納豆は豆の食感が良く、茶碗蒸、飛龍頭は中が柔らかい。こんにゃく山椒煮と煮しめを、魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米・HATAGO味噌の味噌汁とともに。さりあえ(郷土料理で野菜の味噌漬やゴマ、柚子の皮などをみじん切りにし、砂糖で甘く味付けした和え物で、ご飯の上にかけて食べる)も面白く、米粉のチーズケーキと八色スイカ、コーヒーでお腹いっぱい。もともと郷土料理は好きですが、ガストロノミーっていいですね。

    主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン374.2mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン1.4mg、カルシウムイオン58.9mg、ストロンチウムイオン0.9mg、バリウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.1mg、鉄(II)イオン0.2mg、フッ化物イオン3.5mg、塩化物イオン582.1mg、臭化物イオン1.8mg、ヨウ化物イオン0.5mg、硫酸イオン41.4mg、炭酸水素イオン97.8mg、炭酸イオン0.3mg、メタケイ酸46.9mg、メタホウ酸27.3mg、遊離二酸化炭素4.1mg、成分総計1252mg

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