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投稿日:2021年2月10日
登録有形文化財で源泉かけ流し (ケイズハウス伊東温泉)
きくりんさん [入浴日: 2020年3月19日 / 2時間以内]
55.0点
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JR伊東線の伊東駅から、徒歩で約7分。松川沿いの東海館の隣に佇む、平成22年に開業したドーム型の望楼を持つ木造3階建ての外国人向けの温泉ホステル。旅館いな葉から築100年を超えて引き継がれる建物は、国の登録有形文化財にも指定されているのだとか。以前から一度行ってみたいと思っていたので、平日の午前中に日帰り入浴してみました。
唐破風の屋根が付いた玄関を入って、入浴料500円は左側のフロントで。外国人のお兄さんが受付をされていましたが、日本語もペラペラです。
1階の玄関から右手に、男女別の浴室があります。棚に籐籠と無料の鍵付きロッカーがある脱衣場には、ドライヤーも完備。そこから浴室は、階段を下りて地下へ。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左側に7人サイズの石造り木枠内湯があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 岡84号泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温51.6℃を加水・加温せず、43℃弱位で供給。PH7.8ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒もなし。
不老長寿と書かれた分福茶釜の狸の湯口から注がれ、ザーザーとオーバーフロー。趣のある湯口は、東海館と同じ地元の彫師である森田東光氏によるものだそう。湯口の湯を口に含むと、塩化物臭と石膏臭が混じった匂いがして、ちょっぴり塩味ながら、まろやかな味がします。地下なので、景色は望めません。
ずっと貸切状態でしたが、浴室内は撮影禁止なのが残念。とはいえ、溢れ続ける湯に身を任せながら、至福の湯浴みを楽しめました。
主な成分: ナトリウムイオン534.2mg、マグネシウムイオン35.9mg、カルシウムイオン566.3mg、マンガンイオン0.2mg、塩化物イオン1816mg、臭化物イオン6.6mg、硫酸イオン525.3mg、炭酸水素イオン24.3mg、炭酸イオン0.7mg、メタケイ酸47.8mg、メタホウ酸2.9mg、遊離二酸化炭素9.7mg、成分総計3.58g
※なお、分析書が平成22年のものだったので、まもなく更新かも知れません。23人が参考にしています
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