たこ さん
33.4点 / 1395件
宿泊施設に関しては、実際に宿泊しての感想投稿を心掛けています。
無料の足湯や同一箇所への重複投稿は出来る限り節制しています。
男性 | 122歳 | 大阪 |
指定なし | ||
指定なし |
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島根県三瓶の一番人気施設、国民宿舎さんべ荘。こちらの施設に別館が新しく出来ました。今回の湯巡りでは熊谷旅館かこちら、どちらに泊るかで相当悩みましたが、コスパの高さからこちらの新しい離れの客室に宿泊してきました。
本館の大浴場に関しては、樽風呂、釜風呂、檜風呂、等が点在する面白い造り。かつ加温・加水・無しのこの時期には寒すぎる源泉掛け流し樽風呂が魅力です。他にも鉄分だけを除去した掛け流し湯や、加温状況の微妙に異なる多彩な湯船には心踊らされます。
毎夜に男女入れ替えがあり、宿泊すれば両方楽しめます。露天風呂の大きな主浴槽と内湯主浴槽は、まぁ上がり湯として利用する位で循環消毒ありの面白くない湯でした。
日帰り入浴だと、とにかく混雑しているイメージがあるのですが、宿泊の場合ですと僅かながら宿泊専用タイムがあります(午後9-10時と午前6-9時) この時間はほぼ貸し切り状態が続き十分な満足感を得られました。
こちらの施設宿泊は、部屋値段に食事ランクを決めて合計が宿泊料金になるシステムなのでしょうか、今回は親さんべ懐石という二番目に高いのにしました。
ノドグロの焼き物やカサゴのてんぷら、珍しい香草等ありましたが、懐石なのに出されていた時に冷めていた料理があったのが残念。味は悪くはないですが、まぁ食事目当ての宿泊ではないので。ただし自家製の手打ち三瓶蕎麦はものすごく美味。
今回楽しみにしていたのが部屋です。感想ですが、値段の割に恐ろしく広いです。12畳×2部屋の半メゾネットタイプ、一軒家の離れですので広いのはわかっていましたが、まだ新しい建物で、調度品含め頑張っていると思います。部屋だけを評価すれば一泊一人5万の高級旅館と変わりません。
ただ細かい点で多く気になる点があり(暖房の効きが悪い、どこからかカメ虫達が・・、脱衣所の臭い、本館の大浴場まで遠い、食事所は広すぎて寒い、食事所から本館までのエレベーターが配膳用のしか無い、客室の温泉は消毒臭!話が違う・・)
おそらくコンセプトは高級旅館を目指しているのでしょうが、細かい点を加味するとまだまだかなぁと。
ただし、執拗な接客が無い点と、それよりもなにも2人で休前日利用でで値段が39000円ってのは、ちょっとありえない破格の安さだと思います。(食事のランク下げたらもっと安く、宿泊割引券を使えばさらに・・)
離れの部屋は全部で4部屋あるのですが、松虫草という将棋の王将戦が実際に行われた茶室付の部屋があります。
値段的にもなんとかいけますし、値段以上の感は間違いなくありますし、公式HPにある部屋の動画紹介なんかを見ていたら、次は両親を連れてきたい宿だなぁと思いました。 -
三瓶温泉にある鶴の湯亀の湯の共同浴場、こちらは温泉街(かなり寂しいですけど)の中心にあります。
午後14時からの開店なのですが、当日は天候も良くなく、16時頃訪問で完全貸し切り状態でした。
浴室からの轟音、噂のスーパードバドバ掛け流し掛け湯? すごいですね、これ。
泉温の関係上、この生源泉をそのまま湯船にブチ混んでしまうと温くなりますので実質加温湯が浴槽にこんこんと注がれています。この生源泉、本当に勢いが凄いですので、これを利用して小さな浴槽に掛け流しでもしてくれたら感無量ですね。そのまま捨てているのが非常に勿体無い気がします。
大きな湯船とこの掛け湯しかありませんが、非常に居心地は良いです。炭酸成分が多く、飲むと苦味と清涼感があり、時折掛け湯で体を冷やす、の繰り返しでした。
約1時間後、九州ナンバーの車に乗ったお客さんが来られたので入れ替わりで上がったのですが、女湯にうちの嫁さんがまだ浸かっていたのに気がつかなかったのか、男湯から、完全に羞恥心無しに凄い喘ぎ声のような唸り声をあげて入浴していたのが聞こえてきたそうです。すっごく気持ちが判ります・・・。 -
投稿日:2012年12月2日
もはや美術品ですね。(小屋原温泉 熊谷旅館(くまがいりょかん))
たこさん [入浴日: 2012年12月1日 / 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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33.0点
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0 - 点
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ここまで絵になる浴室はなかなか日本全国探しても存在しないと思います。温泉好事家様方々のHPなんかをのぞかせていただくと、こちらの浴室と湯船が良くトップページや挿入写真等に利用されていますが、本当にアーティスティックな浴槽と湯船。
泉質に関しては諸先輩方々の口コミをご参照いただくとして、良く言われている接客姿勢についてですが、、
ルールと良識を守れば全く悪くないです。素晴らしい接客と言うのは良い過ぎですが、ここより悪い接客・接遇の施設は多数存在すると思います。
ルールでは無く暗黙の了解と言うべきでしょうか?
・当たり前ですが、湯を借りる気持ちで訪問、挨拶。
・立ち寄りの場合は、宿泊客が居る場合断られることもありますので、夕方より午前中の訪問のほうが良いかも
・マナー、ルールを守る
(時間制限、騒がない、許可無く2つ以上の湯船に浸からない)
三瓶エリアには何度か訪問していましたが、今まで勝手な想像で訪問を敬遠していたのも事実ですが、今回訪問してよかったです。
また、意外と言っては失礼ですが、値段の割に食事(特に蕎麦)も相当美味しいみたいなので、機会があればぜひ宿泊もしてみたいなと思いました。
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投稿日:2012年11月30日
もはや完全に別施設。好みの分かれる所(アクアイグニス 片岡温泉)
たこさん [入浴日: 2012年11月30日 / 5時間以内]
55.0点
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55.0点
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55.0点
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44.0点
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0 - 点
三重県菰野町の『片岡温泉』が完全に生まれ変わりました。旧施設場所には新名神高速の通り道になり、少しだけ離れたところにえらい施設が出来ました。名前は『アクア・イグニス』もはや過去施設の面影は全くありません。
業界では名の知れた赤坂知也氏率いる建築士、デザイナー、アーティスト達によって創造されたこの施設。とにかくデザイン性が凄いですね。まぁデザイナー特有の遊びがふんだんに盛り込まれている感じは否めず、はっきり言って好き嫌いはかなり分かれると思います。 言えることは、温泉に関しては昔と同じ完全掛け流し利用。施設は新築でピッカピカ。値段は600円で四時間の時間制限。
本館の横にあるケーキ屋とカフェ、平日なのに凄い人気、恐ろしい行列になってました。また次回訪問してみようかと思います。
本館ですが、なんとなく香川・仏生山温泉を大きくした印象。休憩所の巨大クッションは印象的でした。
温泉ですが、湯に関しては申し分ありません。ほのかな硫化水素臭、鉱物臭のする上質なアルカリ性単純泉、三重県を代表する泉質と言えるでしょう。内湯の洗い場には、かなり香りの強い3種のアメニティが設置。
露天エリアですが、これまた独創的。主浴槽がありません。
半身浴用?の腰かけ湯、寝湯、3.4人用の樽湯のみ、あとは竹林があるだけです。もはやデザイナーの遊びとしか言いようのない感じで、個人的にはドーンと20人位入れる主浴槽が欲しいですね。どの浴槽も底が浅いのもちょっと難儀な感じです。
総合的に申しあげまして、値段据え置きで、施設が豪華でデザイン性も高く清潔で綺麗になりました。なのに湯の質を変えていません。無加工の加温・加水無し完全掛け流し利用を承継した点は評価に値するかと思います。また旧施設より、温泉らしさ、特に香りやヌメリ感はアップしているような気がします。湯口が無く底からの配湯ですが、これも好みが分かれるところでしょうか。
好き嫌いは本当に分かれそうですが、私は総合5点の評価です。 -
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富山県氷見市、寒ブリと蜃気楼で有名な漁港から車で3分位、道の駅から日本海沿いを北上すること2Km程の所にある料理旅館です。
この施設がニフティ温泉において今まで登録さえなかったのが不思議。この界隈ですと、神代温泉がマニアには有名な秘湯であり、実際私も過去にこの界隈を訪れた時は神代温泉まで行って引き返していました。
施設は本当に普通の海沿いの格式高そうな扉を開けるのも躊躇しそうな料理旅館(最近リニューアルしたのが原因)。また日帰りを請う為には事前に電話予約いれておいたほうが良いです。ちなみに日帰り500円。
ここの温泉の凄い所が、関西では味わえない奇臭系アブラ臭を味わえる所。九州を除き西日本でアブラ臭、ガソリン臭らしきのを味わうのならば愛知・ごんぎつねの湯か金沢・金石荘かなと思いますが両者とも奇臭(クレゾール系)では無いし臭いも薄い。ただしこの施設はおそらく関西から一番近い奇臭を味わえる施設かと思います。
日本海側の新潟市から秋田の由利本荘市までを個人的に奇臭ベルトと位置付けていますが、ここの湯、秋田のにかほ温泉『はまなす』のような超奇臭、アブラ好きにはたまりません。
湯はよくある茶濁したものなんですが、湯室のドアを開けた瞬間、臭いが漂います。他サイトでは『強枕木臭』等と上手に表現されていましたが、個人的には『塗りたてアスファルト』『腐った樹脂』のような香り。飲むと強塩の味+アブラ。湯触りはツルツルしますが、湯あがりはベトベトします。
当日は源泉投入量こそかなり少なかったが、利用者が少ないと思えるのでそこまで気にならなかった。湯船に浸かり瞑想にふけっていると日本海の波の音が心地よく囁いてきます。
泉質重視の施設である事は否めませんが、好きな人にはたまらないと思います。次回は寒ブリの季節に合わせて再訪したいと思います。成分総量28の加水無し利用は強烈ですよ。 -
富山県・砺波市にある温泉。前々からずーーっと訪問しかったが、冬期休業もあってなかなか訪問できず、やっと念願叶いました。
山間にある鄙びた温泉地の、過去は宿だった施設なんですが、まず駐車スペースがバス停の横なので注意したほうがいいです。無理やり施設まで車で行けなくもないですが、よほどの運転技術があるか地元の人以外はやめたほうがいいと思います、堕ちます。面倒ではありますが、キチンと歩いて施設まで訪問したほうが良いです。
朝10時頃訪問にて、やはりマニアには人気の施設、先客がいらっしゃいました。むきだしの料金箱にはびっくり。
宿泊棟がある長い廊下を進み、さらに階段を下りると湯小屋があります。脱衣所はアコーディオンカーテンだけなので要注意、無論カギ付きロッカーもなければ洗い場さえありません。
ドアを開けて階段わ降りるといきなり湯船。ネットなんかの写真で見る限りではかなり狭いと思ってましたが、意外に広く頑張れば10人位は入れます。
そこには湯しかありません。ここまで完全に洗い場の無い湯小屋は珍しいと思う。そして男女の壁に穴が開いており、戦車のような可動式バズーカ砲(湯口)があります。
説明は難しいのですが、湯量が本当にすごいので是非動かしてみてほしいです。動かさないと飲泉が出来ないです。
湯に関しては、弱い泡付、ぬるめの温度、僅かな卵臭、優しい泉質。関西の温泉ファンにはうける泉質だと思います。完全掛け流しの威力は本当に凄かったです。
いつまでも末長く残ってほしい施設ではあります。本当に。 -
投稿日:2012年8月5日
高張泉を求めて(神恵内温泉 リフレッシュプラザ・温泉998(閉館しました))
たこさん [入浴日: 2012年8月4日 / 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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33.0点
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0 - 点
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0 - 点
北海道ニセコ⇒岩内⇒泊村⇒神恵内村コースで訪問、登別から湯めぐりしながら運転のこのコースは限界を感じました。とにかく遠かったです。ただ日本で三番目の高張泉(成分の濃い温泉)を味わってみたいと思い訪問してみました。村の公営施設です。
実際訪問してわかったのが、少々加水している事、実は源泉が2本ある事(しかし両方とも濃いです)。土曜昼下がりの訪問で、ほぼ地元の方々しかいませんでした。
内湯はかなりきれいで清潔感のある洗い場、サウナ、ジャグジー、バイブラバス、そして源泉浴槽。露天風呂は源泉浴槽のみ。ただし皆源泉浴槽にははいっていませんでした。
入浴してみて、まず熱いです。掛け流し量はそこそこ多い。見た目はよくある温泉ですが、お待ちかねの飲泉、吐き出しそうになりました。
強塩泉は日本全国にありますが、ここの温泉はファーストタッチは普通の塩味ですが、しばらくして、口の中にえげつない味が広がります。その感覚は激辛唐辛子のような流れでしょうか、とにかくえげつない塩・塩の味。これは飲み物ではないですね。
そして湯上り後のベトつき感も半端ないです。ここまで湯上りベトベトなのも珍しい。また保温効果も高すぎる。こりゃ冬の温泉ですね。 -
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今回のニセコ温泉郷で一番感銘を受けた施設です。早朝から登別を出て車をぶっとばし、朝8時から日帰り入浴しているここを目指しました。施設は・・ニセコの牧歌的雰囲気から細い道を進み、完全な山の中にあります。朝なのに車は宿の車だけ、おそらく前日は宿泊者ゼロだったのかな。
まず右側の納屋みたいな所で券売機を買います。お世辞にも券売機が似合うとは言えませんが、300円、安すぎ。
そして重いガラスの戸を開けると、仏頂面の女性店員(ごめんなさい)が行きなり現れ、『戸・きちんと締めて・・・』と。
宿は今回の湯めぐり、いや今までの湯めぐりの中でもトップ3に入る鄙びた感。申し訳ないが泊まりはちょっと無理かもしれない。
さて湯船は2種類あり、茶濁した混浴湯船、と男女別の浴槽があります。両方入りましたが、この男女別浴槽が、極上。
まず双方とも『足元湧出』。気泡を見ていると島根・千原温泉のような感じ。いろんな意味で酷似していました。泉温もかなりぬるめです。透明湯のほうですが、まず湯船が深い! 1.2メートル位あり、こちらもプクプクお湯が沸いてきます。
そして驚いたのが『泡付きの凄さ』。 泡付きの凄い温泉は韮崎旭から七里田下湯まで有名どころはすべて入浴したつもりでしたが、ここの泡付きも半端ありません、七里田の下湯にはさすがに及びませんが、韮崎・山口・長湯以上でした。換気、採光に乏しく暗くジメジメした浴室はやや閉鎖感もあります。
節電・節電とやたら張り紙が多かったり、注意書きも多く、少し異質な雰囲気はありますが、泉質重視の方なら必ず満足出来る温泉だと思います。
あと、泊まりだと、自己責任ではありますが露天風呂も利用できる模様です。 -
北海道らしい温泉。近所の農家の方が趣味で作られたらしい、といっても施設はそこそこ大きい。
内湯に湯船が一つ、露天は大浴槽岩風呂と、小さな五右衛門風呂が2つ、そして一人用岩くりぬき寝湯。
ちなみに露天の岩風呂は奥で女湯と繋がっていますが、これは外観からは想像できません。念のためわかり易く注意書きしてほしい所です。
大浴槽はナトリウム泉で鉄により茶濁していますが、一人浴槽、特に寝湯が秀逸です。微弱ではありますが泡付きもあり炭酸泉特有の清涼感のある味、泉温が低く夏場向け。雄大な北海道らしき景色がさらに旅情感を増幅させてくれます。
脱衣所には、過去の訪問者が感想を書いて貼り付けるボードあり、長野諏訪・大和温泉にもこういうのがありましたが、いいですね、こういうの。 -
ニセコ・昆布温泉の中心にある、日本・秘湯を守る宿です。
土曜朝10時過ぎに立ち寄り訪問してきました。想像していたよりはちょっと鄙びた感がありました。どちらかと言えば山荘風。
立ち寄りにも関わらずとても感じよく受け付けていただきました。
評判通りの湯にはびっくり。内湯と露天がありますが、どちらかといえば露天が有名なんですけど、もちろん露天風呂の雰囲気も良いのですが、内湯の源泉がドバドバ掛け流されているかなり熱い湯船が秀逸でした。かなりの油膜と成分がたくさん浮いており心踊らされました。