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富山県氷見市、寒ブリと蜃気楼で有名な漁港から車で3分位、道の駅から日本海沿いを北上すること2Km程の所にある料理旅館です。
この施設がニフティ温泉において今まで登録さえなかったのが不思議。この界隈ですと、神代温泉がマニアには有名な秘湯であり、実際私も過去にこの界隈を訪れた時は神代温泉まで行って引き返していました。
施設は本当に普通の海沿いの格式高そうな扉を開けるのも躊躇しそうな料理旅館(最近リニューアルしたのが原因)。また日帰りを請う為には事前に電話予約いれておいたほうが良いです。ちなみに日帰り500円。
ここの温泉の凄い所が、関西では味わえない奇臭系アブラ臭を味わえる所。九州を除き西日本でアブラ臭、ガソリン臭らしきのを味わうのならば愛知・ごんぎつねの湯か金沢・金石荘かなと思いますが両者とも奇臭(クレゾール系)では無いし臭いも薄い。ただしこの施設はおそらく関西から一番近い奇臭を味わえる施設かと思います。
日本海側の新潟市から秋田の由利本荘市までを個人的に奇臭ベルトと位置付けていますが、ここの湯、秋田のにかほ温泉『はまなす』のような超奇臭、アブラ好きにはたまりません。
湯はよくある茶濁したものなんですが、湯室のドアを開けた瞬間、臭いが漂います。他サイトでは『強枕木臭』等と上手に表現されていましたが、個人的には『塗りたてアスファルト』『腐った樹脂』のような香り。飲むと強塩の味+アブラ。湯触りはツルツルしますが、湯あがりはベトベトします。
当日は源泉投入量こそかなり少なかったが、利用者が少ないと思えるのでそこまで気にならなかった。湯船に浸かり瞑想にふけっていると日本海の波の音が心地よく囁いてきます。
泉質重視の施設である事は否めませんが、好きな人にはたまらないと思います。次回は寒ブリの季節に合わせて再訪したいと思います。成分総量28の加水無し利用は強烈ですよ。32人が参考にしています