Asahiya Ryokan(朝日屋旅館)

評論

• 2013/08/22

  TAKE

  さて今回の妙高高原のお泊り処はこちら。 連休前の公私共に忙しい最中、妙高高原の宿をネット検索して、とりあえず抑えた感じのアバウト感。 関温泉は源泉掛け流し宣言をしており、温泉街のお宿は全て源泉掛け流しです。 こちらは温泉街の中ほど辺り、山側の方。 偶然にも、以前に日帰り入浴した「せきぜん」さんとはお向かい同士です。 あちらでは客室側から里側を見下ろす感じかな。 こちらは部屋から山は見えますが、目の前にアンテナあったり。裏手にあるのはグランドかな。 こちらの温泉街では里側の方が眺めがいいのかも？ 宿泊部屋の位置的な問題なのかなあ。ちと残念でした。 表は見栄えがするが、正直やや建物が老朽化気味ですかね。但し宿泊部屋は体裁整っおり、ごく普通な感じでした。 さて肝心のお湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。 完全掛け流し表示です。 関温泉はGWに続き再訪です。約1km先の山にある源泉から共同引泉のため、補足事項のみに留めます。 主な特徴を顕す成分として、Na：510mg、Ca：110mg、炭酸水素：510mg、Fe（Ⅱ・Ⅲ）：1.8mgといった辺り。 赤い析出物と炭酸水素の泡による微白濁が相まって、赤土色に見える透明感のあるお湯。 こちらのご主人は温泉ソムリエを取得されているのとか。 さすがに表示類はきちんとしており良。 ORP表示まで揃えている処はなかなかない。ORP：源泉144mv/pH5.93、浴槽360mv/pH6.26とのこと。充分に還元系の範囲内。 部屋備え付けのご案内には「温泉一筋」と題されていた。興味深く拝見させて頂く。 お湯に関する拘りを感じさせる。 しかし、共同引泉なので、お宿独自の個性は出し難いところか。あとは使い方次第かな。といっても周りが皆、源泉掛け流しなので難しい。 浴場は内湯1槽のみでこじんまり。湯口からは豊富に掛け流される。 温度調整のためか？浴槽には入らず、一部はそのまま排水口に流れて行くのを見た。お湯の豊富さを物語っています。 印象に残ったお料理：妙高高原の地野菜トマトに枝豆のムースをかけた前菜は気になる一品。 決してお料理は贅を尽くしたものではなく、家庭料理的な感じであったが、野菜の使い方が上手い。これには感心した。 お料理には特別に☆５を差し上げよう。 お酒は新潟の地酒だが、残念ながら冷酒がない。 しかし、徳利のものを手桶の氷水で冷やし提供された。温泉宿らしくて、これもありかな。