きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
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投稿日:2019年4月3日
福江島の漁港近くに高温泉(地域福祉センター荒川温泉(旧 荒川温泉公衆浴場))
きくりんさん [入浴日: 2018年4月14日 / 2時間以内]
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福江島西海岸の玉之浦地区に佇む、地域福祉センターに併設された日帰り温泉施設。かつて「豆谷旅館」として営業していましたが、廃業により「地域福祉センター荒川温泉」にリニューアルしています。土曜日の午前中、利用してみました。
荒川温泉の歴史は古く、郷土史によれば安政3年(1856年)に玉之浦代官から温泉発見の通報があったと記載されるほど。しかし、記念碑には大正2年(1913年)に山下少年に発見された後、豆谷旅館に引き継がれ発展してきたと記されています。
入浴料300円は、地域福祉センター左側の温泉入口から入り、男女別の暖簾をくぐった所にある番台で。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に7人分のシャワー付カランがある洗い場。共同浴場の名残か、石鹸などのアメニティはありません。
窓際に弧を描くように設置された、18人サイズのタイル張り石枠内湯には、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名: 荒川温泉)が、かけ流しにされています。源泉温度が66.5℃と高いので、加水して42℃位で供給。PH7.7で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、無臭で弱塩味。立ち上がれば窓から海も見えますが、浸かりながらですと窓ガラス越しに坪庭の木々の景色。漁師さん達のような一行が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
温泉の使用状況表示が掲示されていなかったので、番台で尋ねると「うちはかけ流しですよ」との回答。お天気が大荒れで教会巡りができなかったものの、代わりに歴史ある温泉にも巡り会えて良かったです。
主な成分: リチウムイオン1.4mg、ナトリウムイオン605.3mg、マグネシウムイオン0.9mg、カルシウムイオン293.8mg、ストロンチウムイオン5.0mg、バリウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.2mg、フッ素イオン2.7mg、塩化物イオン1382.0mg、臭素イオン4.3mg、硫酸イオン116.1mg、炭酸水素イオン33.0mg、メタケイ酸65.0mg、メタホウ酸0.5mg、遊離炭酸7.2mg、成分総合計2.529g
※なお、平成21年の分析書だったので、まもなく更新かも知れません。 -
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長崎フェリーターミナルから、九州商船のジェットフォイルで約1時間半。福江港に着いたら、送迎バスでおよそ20分位で到着。港よりむしろ福江空港の程近くに位置する、教会を中心にコテージやレストラン、ワイナリーが点在するリゾート型宿泊施設。平日に、一泊二食付で利用して来ました。
チェックインは、宿泊者用駐車場からすぐ近くのメインセンターで。この日は、奮発してデラックスツインルームに宿泊。大型テレビやソファが置かれ、広くて豪華な設えです。園内着に着替えて、早速温泉へ。
メインセンターからだと、敷地内へと奥に進み、池の前を左折。宿泊棟の間を歩いた先に、目指す温泉棟があります。建物に入ると、少し階段を下りたマッサージ機等が並ぶ先に受付。男湯は手前です。棚に籐籠とコインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂製です。
窓際に12人サイズの岩風呂があり、こちらは無色透明の地下水を沸かした白湯。42℃位に加温。サクッと入って、露天風呂へ。
階段を下りた所に14人サイズの岩風呂があり、緑褐色に濁ったナトリウム・カルシウム・マグネシウムー塩化物泉(源泉名: 鬼岳温泉)が満ちています。泉温25.4℃を、40℃位に加温。さらりとした浴感です。加水は、男湯と女湯の循環量を調整する時のみあり。循環ありですが、消毒は記載なし。その代わり、毎日完全排水・浴槽洗浄実施で、毎日温泉を入れ替えているのだとか。湯口の湯を口に含むと、ほのかな鉄臭がして苦味微塩味。囲まれて景色が見えないのは残念ですが、東屋風の屋根付休み処がありクールダウンも可能。日帰り入浴も受け入れているのですが、たまたま時間帯が良かったのか貸切状態でまったりできました。
一休みして、夕食は和食処「ばらもん」へ。ばらもんって何だ?と思ってググってみると、五島に古くから伝わる大凧のことなんですね。お品書きはなく、店員さんが丁寧に説明。鮪の山かけの小鉢に始まり、刺身はアオリイカ・キビナゴ・イサキ・鮪・ヒラマサ。さすが、地のものは身の締まりが違います。焼物は伊勢海老の雲丹焼・鮑とキビナゴの磯辺揚げ・カラスミ・鰤の幽庵焼が出て、焼酎がグイグイいっちゃいます。寿司は、鯖寿司・五島牛の握り。釜物は、五島牛の塩釜焼でこれも美味い。煮魚はクロムツの煮付と続き、食事は雲丹釜飯と香の物、すり身揚げ入り味噌汁。デザートにフルーツ塩プリンが出て、少量づつ五島の海の幸や山の幸が味わえて満足しました。
翌朝も、朝風呂を楽しむべく温泉棟へ。お天気が良くなかったので、傘をさして行きますが、こういう時は建物が分散していると不便なものですね。とはいえ着いてしまえば、施設は快適なので昨晩同様、濁り湯を満喫できました。
朝食は、レストラン「カウベル」で和洋食のバイキング。五島で獲れた魚の醤油漬やキビナゴ天、鯖塩焼、蒲鉾やすり身団子、五島産の玉子や豆腐を使った玉子焼や厚揚げ、五島うどん、五島産の野菜等、地の食材に拘っており、美味しくて御飯がすすみました。帰りに買ったワインも、いいお土産になりましたよ。
主な成分: リチウムイオン0.4mg、ナトリウムイオン3507mg、マグネシウムイオン1015mg、カルシウムイオン2226mg、ストロンチウムイオン10.8mg、マンガンイオン4.4mg、総鉄イオン5.8mg、フッ化物イオン0.5mg、塩化物イオン10940mg、臭化物イオン9.5mg、ヨウ化物イオン0.2mg、硫酸イオン1352mg、チオ硫酸イオン0.1mg、炭酸水素イオン84.2mg、メタケイ酸28.3mg、メタホウ酸1.3mg、遊離二酸化炭素47.7mg、成分総計19.344g -
投稿日:2019年3月30日
世界遺産を望む炭酸泉(野母崎炭酸温泉Alega軍艦島(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2018年4月13日 / 2時間以内]
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長崎半島の先端部に位置する野母崎に佇む、全室オーシャンビューの温泉ホテル。平成13年に「野母崎 海の健康村」としてオープンしましたが、平成27年に軍艦島が世界文化遺産に登録されたのを機に、現在の名称に変更。また、九州温泉道の対象施設にもなっています。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
宿泊棟の奥に温泉棟が併設され、日帰り入浴客は大きく「温泉入口」と書かれた玄関から入ります。入浴料410円は、受付の券売機で。男女別の大浴場があり、コインレス鍵付きロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に15人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的なものです。
右側に10人サイズの内タイル張り石造り内湯「源泉かけ流し浴槽」があり、茶褐色に濁った含二酸化炭素ーマグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 野母崎海の健康村 新規源泉)が、その名の通り源泉かけ流しにされています。泉温32.0℃を、加温・加水せず30℃位で供給。PH6.5で、さらりとした浴感です。湯口の湯を口に含むと、無臭で微炭酸味。透明度は15cm位でしょうか。白くて細かい、油膜のような湯の花が浮いています。まったりしていたら、泡付きも見られました。
続いて、窓際にある主浴槽へ。こちらは30人サイズの内タイル張り石造り内湯で、湯温は41℃位に加温。循環・消毒ありで、弱塩素臭がします。窓から右手には、海に浮かぶ軍艦島を望む景色。温泉と世界遺産のコラボレーションを楽しめました。
「源泉かけ流し浴槽」が良いだけに、主浴槽の湯使いが少し残念。冷たい源泉の浴槽と交互浴をすると、主浴槽の消毒臭がもれなく体に付いてしまい、源泉かけ流し浴槽に浸かっても2回目からは微妙な感じに。消毒は仕方ないにしても、消毒臭は抑えて頂きたいものです。
主な成分: リチウムイオン0.7mg、ナトリウムイオン157.8mg、マグネシウムイオン290.1mg、カルシウムイオン406.0mg、ストロンチウムイオン3.9mg、マンガンイオン0.2mg、フェロイオン7.8mg、フッ化物イオン0.1mg、塩化物イオン14.3mg、臭化物イオン0.6mg、硫酸イオン2.1mg、硝酸イオン13.1mg、炭酸水素イオン2735mg、メタケイ酸145.0mg、メタホウ酸14.6mg、遊離二酸化炭素1078mg、遊離硫化水素0.3mg、成分総計4.88g -
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長崎県長与町を国道207号線が通る海岸線、大村湾に突き出た堂崎ノ鼻の程近くに佇む、平成10年にオープンした日帰り温泉施設。また、九州温泉道の対象施設でもあります。平日のお昼頃、利用してみました。
広い駐車場に車を停め、奥へと進むとログハウス風の湯小屋。丸太の校倉造りとしては、国内最大級の建物なのだとか。入浴料1550円(浴衣・大小タオル付)は受付で。靴箱キーと引き換えに、ロッカーキーを受取るシステムです。
木造りのロビーの奥に、男女別の大浴場。左側にある、黄緑色の暖簾が掛かる男湯へ。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーあり。広い浴室に入ると、右側に10人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、椿オイル系です。
窓際に20人サイズの石造り内湯があり、無色透明のナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 長崎温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温47.5℃を、加水・加温せず42℃強位で供給。肌がヌルスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、ほんのり鉄臭がして微炭酸味がします。
続いて、外の露天風呂へ。20人サイズの半屋根付き岩風呂があり、湯温はこちらも42℃強位。浸かっていると湯が新鮮なのか、なかなかのアワ付きが見られます。 目の前には、大村湾の素晴らしい景色。この日はお天気も良く、行き交う船を眺めつつ、ほとんど貸切状態でまったりできました。
入浴料が高いので、パッと立ち寄るには少しもったいない湯処。食事とセットのプランもあるので、のんびりと半日過ごすくらいが良さそうです。
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン637.4mg、アンモニウムイオン1.3mg、マグネシウムイオン0.8mg、カルシウムイオン2.1mg、ストロンチウムイオン0.2mg、バリウムイオン0.2mg、フッ素イオン3.1mg、塩素イオン28.4mg、臭素イオン0.3mg、硫酸イオン0.1mg、硫化水素イオン0.3mg、リン酸一水素イオン0.1mg、炭酸水素イオン1353mg、炭酸イオン70.7mg、メタケイ酸30.9mg、メタホウ酸8.4mg、成分総合計1.959g
※なお、平成17年の分析書だったので参考までに。 -
小浜温泉のジャカランダ通り(国道57号線)から雲仙西登山口の交差点を海の方へ曲がった突き当たりに位置する、コンクリートの護岸に設置されたオーシャンビューの露天風呂。平日の午前中、利用して来ました。
入浴料300円は、斜め前の「蒸し釜や」内にある券売機で。大きく「海上露天風呂」と書かれた護岸に向かうと、入口に入浴券入れがあるので券を投入。階段を少し下りると、左右に男女別に分かれ、男湯は左側です。棚にプラ籠が並ぶ簡易的な脱衣場には、ドライヤーなし。浴槽の方へと行くと、壁際に2人分のシャワー付カランがある洗い場。石鹸等のアメニティはありません。
海に面して8人サイズの石造り木枠浴槽があり、無色透明のナトリウムー塩化物泉(源泉名: 分析書に記載なし)がかけ流しにされています。泉温98.0℃を、41℃位で供給。使用状況表示が見当たりませんが、源泉温泉からおそらく加水はされているのかな?PH7.7で、肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を、口に含むと旨じょっぱい。所々、ボコボコと気泡が上がっています。波打ち際に設置されており、遮るものの無いオーシャンビューの景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
夕日が美しい小浜温泉だけに、次回はオレンジ色に染まる橘湾の景色を狙って、湯浴みに訪れたいものです。
主な成分: リチウムイオン5.7mg、ナトリウムイオン2547mg、アンモニウムイオン2.5mg、マグネシウムイオン149.3mg、カルシウムイオン139.3mg、フッ素イオン0.8mg、塩化物イオン4539mg、硫酸イオン297.6mg、硝酸イオン0.8mg、炭酸水素イオン200.5mg、炭酸イオン0.8mg、メタ亜ヒ酸0.4mg、メタケイ酸367.9mg、メタホウ酸25.3mg、遊離炭酸21.9mg、成分総合計8.60g
※なお、平成21年7月の分析書だったので、まもなく更新かも知れません。 -
小浜温泉観光協会の斜め前に建つ、民家のような佇まいの庶民的な温泉宿。現在では素泊まりか朝食付きでの宿泊と日帰り入浴のみの営業で、宿泊すると無料で蒸し釜が使えるので、湯治宿としてリーズナブルに利用できます。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料400円は、玄関を入って右側のフロントで。左手奥に男女別の大浴場があり、男湯は左側です。棚だけの脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは椿系です。
奥に13人サイズの石造り内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物泉が、かけ流しにされています。自家源泉105℃を、湯温42℃位で供給。肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、旨じょっぱい。壁際の浴槽底にパイプが通され、そこからブクブクと泡が出ています。また、奥には浅い寝湯スペースもあり。内湯だけで、窓から景色は望めません。壁に石を貼り合わせて描かれた松と普賢岳?の絵を眺めつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
また、入口付近には天然温泉の蒸し風呂が2つあり、中は高温の蒸気で真っ白。サウナが苦手なので利用しませんでしたが、これだけお手頃な料金で楽しめるので、好きな方にはいいかも知れません。
脱衣場に温泉の分析書や使用状況表示が無かったのでフロントで尋ねてみましたが、受付の方では分からない様子。せっかくの自家源泉なので、泉質や湯使いをもっとアピールしても良いのかなと思います。 -
雲仙が日本初の国立公園に指定された翌年、昭和10年(1935年)10月10日午前10時にオープンしたクラッシックホテル。赤い屋根と丸太の骨組み、溶岩石の壁が印象的なスイスシャレー様式を取り入れた山小屋風の建築で、日本の在来建築にハーフティンバー様式を組み合わせて設計されており、国の登録有形文化財にも指定されています。平日に、一泊二食付で利用して来ました。
エントランスに足を踏み入れれば、重厚かつノスタルジックな館内。各所に配されたレトロな調度品や照明に圧倒されつつ、この日宿泊する2階のバス・トイレ付のダブルルームへ。室内は十分な広さで、落ち着いた色調で統一され、バスルームには猫足バスタブを配置。窓からは、裏山を望む景色です。
早速、部屋着(パジャマ)に着替え、待望の大浴場「硫黄泉浴室」へ。玄関からだと右手へ進み、食事処の前を右折。階段を少し下りた先に、男女別の大浴場があり、男湯は右側です。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、タオルやドライヤーももちろん完備されています。
ドーム型の天井、アールデコ調のモザイクタイル壁、ステンドグラスやアーチ窓が特徴的な美しい浴室。本来円形のドーム天井は、半分を女湯とし、男女シンメトリーな造りとなっています。単に美しいだけではなく、結露した水滴は天井を伝い壁際の柱部分から外へ流れ出るように設計されているのだとか。
手前にライオンの湯口のかけ湯槽、左側に6人分のシャワー付カランと1人分のシャワーブースがある洗い場。アメニティは、マーガレット・ジョセフィン製です。
窓際に8人サイズの石造り内湯があり、うっすら濁った透明の酸性・含鉄・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩泉(源泉名: お糸地獄)が、かけ流しにされています。泉温94.5℃を、加水して42℃位で供給。PH1.9ながら、肌がスベスベする浴感です。加温なし、循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、弱硫化水素臭がして酸っぱい。
続いて、外の露天風呂へ。4人サイズの石造り浴槽で、湯温はこちらも42℃位。囲まれていて、坪庭の木々と、柵越しに木立を眺める景色。早めに到着したので、貸切状態でがっつり硫黄泉を満喫できました。
湯上りには、浴室前の無料マッサージチェアでまったり。一度部屋に戻り、服に着替えて食事処「燿亭」へ。夕食は、お品書き付の懐石料理を頂きます。テーブルに着くと、羽織の形に折られた布巾が可愛い。
先付はうるいの木の芽味噌に始まり、前菜は橘湾産の鯛のこ・コノシロの酢味噌和え・赤にし貝・烏賊のふき詰・鮃のふくさ焼・そら豆と海老真丈が出ます。飲み物は、長崎の焼酎飲み比べセットをロックで。吸物は桜鯛真丈の筍わらび添えと続き、御造里は島原近海の地魚盛合せと称し、橘湾産の鯛・鮃・コチと五島産の鮪、白身魚用に塩昆布を添えて。新鮮で美味しく、焼酎がグイグイいっちゃいます。煮物は、雲仙グリーンポークの角煮の菜の花添えを。また、「島原半島の贈り物」と題された一品は、鮑焙烙焼か団扇海老塩焼か長崎牛石焼のうち、好きな物を1つ選択する趣向。この時は、団扇海老をチョイス。一匹半出て来て驚きましたが、しかも子持ちで二度びっくり。卵がプチプチして旨い。揚物は、渡り蟹の湯葉巻。御食事はまた、千々石の棚田米か地魚茶漬を選択できますが、お茶漬けをチョイス。雲仙茶と出汁の鮃茶漬で、香の物付でこちらも美味。水菓子に島原かんざらしと季節の果物が出て、最後まで美味しくお腹一杯に。珍しい地の食材も多く、とても満足できました。
翌朝も朝風呂を堪能して、朝食会場のダイニングルームへ。クラシカルなレストランで、和食か洋食(アメリカン)を選びます。この時は、洋食をチョイス。野菜と果物のスムージー、サラダ、野菜のブイヨンスープ、冷皿に雲仙ポークの生ハム・サーモン・チーズが並びます。玉子料理は選択制で、追加料金がかかりますが太陽卵を使ったエッグベネディクトを注文。初めて食べたけど、美味しかったー。デザートのフルーツとコーヒーで、満足しました。
いつか一度は泊まってみたかった宿でしたが、素晴らしい建物とサービス、美味しい食事に、小さいけどかけ流しの硫黄泉を堪能出来る、リピート必至の洋式ホテルかと思います。
主な成分: 水素イオン12.7mg、ナトリウムイオン14.9mg、アンモニウムイオン29.1mg、マグネシウムイオン13.6mg、カルシウムイオン55.8mg、ストロンチウムイオン0.1mg、アルミニウムイオン58.7mg、マンガンイオン0.7mg、鉄(II・Ⅲ)イオン71.6mg、フッ素イオン0.2mg、塩素イオン15.7mg、ヨウ素イオン12.0mg、硫酸水素イオン469.5mg、硫酸イオン1107mg、硝酸イオン0.2mg、硫酸14.9mg、リン酸1.4mg、メタケイ酸442.3mg、メタホウ酸2.9mg、遊離二酸化炭素811.3mg、遊離硫化水素2.0mg、成分総計3.145g -
雲仙温泉の中心地、モクモクと煙が立ち上る清七地獄のすぐ隣に佇む、大正6年(1917年)に創業した老舗ホテル。アースカラーの少しクラシカルな外観も魅力的で、洋式ホテルでは雲仙観光ホテルと人気を二分するのではないでしょうか。以前、一泊二食付で利用しました。
当時、鉄筋5階建ての4階にあるツインルームに宿泊。和モダンな内装で、窓から雲仙地獄を眺める景色でした。
食事は、創業当時のレストランを再現した「百年ダイニング」で、和洋折衷の創作料理(お品書き付)に舌鼓。主菜の魚料理と肉料理が三品の中から選べるようになっていて、プラス料金で頂いた活アワビの ステーキが美味しかったのを覚えています。朝も同じダイニングで、和洋折衷のバイキングを楽しめました。
温泉は2階の専用階段から向かう、大浴場「大地の湯」や「峰の湯」で、白濁した硫黄泉を満喫。源泉かけ流しではなかったのですが、硫黄の匂いで日頃の疲れも癒され、十分満足できました。
昨年春に雲仙を訪れた際には、画像のようにまだ建設中でしたが、現在では大人のラグジュアリーな宿として、リニューアルオープンしています。公式HPを見ると、大浴場が無くなって、全客室に温泉の半露天風呂を備えているようですが、個人的には温泉棟も造って、やっぱり大浴場を復活させて欲しいですね。 -
松平七万石の城下町として栄え、近年では水の都としても知られる島原。その港近くに佇む、平成24年に開業した大型リゾートホテル。また、九州温泉道の対象施設にもなっています。平日の午後、日帰り入浴してみました。
本館のフロントで日帰り入浴したいと伝えると、本館1階の「湯治処」か、新館6階の「展望大浴場」のどちらかになるとのこと。せっかく海の近くに来たので、眺望を期待して新館を選択。新館へ移動して、エレベーターで6階へ。大浴場の手前に受付があるので、こちらで入浴料500円を払います。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、ハーブ系です。
窓際にタイル張り石枠内湯が2つあり、泉質の違う源泉を楽しめます。まず左側の10人サイズの浴槽には、無色透明のマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉[源泉名: 島原温泉(2源泉の混合)](共同源泉)が満ちています。泉温61.8℃を、加水・加温して42℃位で供給。PH7.3で、やや肌がスベスベする浴感。循環・消毒ありですが、塩素臭なし。湯口の湯を口に含むも、無味無臭でした。
そして、右側の5人サイズの浴槽には、無色透明の含二酸化炭素ーマグネシウム・カルシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 島原温泉 敷地内からの自家源泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温26.0℃を、加温・加水せずにそのまま供給。PH6.3ながら、肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、鉄臭がして炭酸味。浴槽のタイルも、温泉成分で茶褐色にコーティング。冷たいですが、程なく期待したアワ付きもあります。主浴槽との交互浴をしつつ、天然の高濃度炭酸泉を楽しめました。
続いて、外の露天風呂へ。14人サイズの石造り浴槽があり、湯温は40℃位。表示はないものの、内湯の主浴槽と同じ源泉でしょう。内湯と露天風呂のどちらからも、有明海と島々を望む素晴らしい景色。行き交う船を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
〈島原温泉〉(元池源泉と観音島源泉を3:7で混合)
主な成分: リチウムイオン0.6mg、ナトリウムイオン197.3mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン151.0mg、カルシウムイオン101.0mg、ストロンチウムイオン0.6mg、バリウムイオン0.1mg、マンガンイオン2.0mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ化物イオン0.6mg、塩化物イオン43.9mg、臭化物イオン0.2mg、ヨウ化物イオン0.1mg、硫酸イオン9.7mg、チオ硫酸イオン0.4mg、リン酸一水素イオン1.5mg、炭酸水素イオン1551mg、メタケイ酸120.1mg、メタホウ酸4.0mg、遊離二酸化炭素166.9mg、成分総計2.382g
〈島原温泉〉(高濃度炭酸泉)
主な成分: リチウムイオン0.4mg、ナトリウムイオン196.0mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン249.3mg、カルシウムイオン187.7mg、ストロンチウムイオン1.1mg、バリウムイオン0.2mg、マンガンイオン6.4mg、鉄(II・Ⅲ)イオン1.0mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン106.7mg、臭素イオン0.4mg、硫酸イオン85.1mg、リン酸二水素イオン0.3mg、炭酸水素イオン2123mg、メタケイ酸227.8mg、メタホウ酸14.5mg、遊離二酸化炭素1005mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計4.242g
※なお、混合泉の方は平成27年の分析書でしたが、
炭酸泉は平成17年の分析書だったので、ご参考までに -
島原温泉の国道251号線沿いの小高い丘の上に佇む、昭和9年(1934年)に外国人専用ホテルとして開業した老舗ホテル。秩父の宮様のご来遊に由来する秩父が浦に位置し、九十九島を一望できる絶景の地に建てられたことから、この名が付けられたのだとか。以前「九十九ホテル」だった頃に、日帰り入浴しました。
5階の大浴場「七万石の湯」(「岬の湯」と男女入替え制)では、無色透明のナトリウム・マグネシウムー炭酸水素塩温泉を満喫。有明海の美しい景色を眺めつつ、まったりできました。
2012年にリニューアルしたり、また源泉も変わっている(濁り湯になった?)ようなので、是非また訪れて確認してみたいです。