きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
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大雪山国立公園内、標高1260mに位置する、日本秘湯を守る会会員の宿。冬期は雪に閉ざされる為、一年の営業可能期間はわずか123日間という、まさに秘湯です。お盆の午前中、日帰り入浴して来ました。宿の手前10km近くから、砂利道を走り、鹿に遭遇しつつ到着。入浴料700円を、券売機で払って館内へ。通路の壁には、昭和43年に天皇陛下がここを訪れた時の写真が飾られています。浴室は窓も大きく、とてもきれい。13人サイズの石造り内湯には、うっすら白濁した単純酸性泉が、かけ流しにされています。硫黄の臭いもしっかりして、白い細かい湯の花がいっぱい。熊の湯口から注がれ、湯温は41℃位でした。口に含むとちょっぴり酸っぱく、PH2.7ながら肌がツルツルする浴感。気温の高い時のみ、加水しているのだとか。続いて、外の露天風呂へ。10人サイズの石造り浴槽には、やはり白濁した湯。柵で囲われてはいますが、それでも山々の景色は最高! 雨だったので、笠を被って浸かりました。先客は先に上がられ、やがて貸切状態に。ぬる湯でまったりしながら、違う季節にまた訪れてみたいと、しみじみ思いました。
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投稿日:2012年9月10日
硫黄山の恩恵(お宿欣喜湯 別邸 忍冬(旧 川湯第一ホテル 忍冬))
きくりんさん [入浴日: 2012年8月12日 / 2時間以内]
55.0点
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外観は山荘風の三角屋根、シックな内装の川湯温泉の宿。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。入浴料800円を払って、半地下の大浴場「モムニの湯」へ。20人サイズの石造り内湯には、うっすら緑がかった酸性・含鉄(Ⅱ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉が、かけ流しにされています。湯温は41℃位、PH1.6ながら肌に優しい浴感。口に含んでみると、すっぱいです。続いて、外の露天風呂へ。12人サイズの石組み浴槽の湯は、きれいなエメラルドグリーン。屋根有りで、すのこ囲いのため、眺望はありません。湯温は、42℃位。脱衣場には、還元系温泉の証明書を掲示する程、鮮度にこだわるとともに、硫黄山の自然の恵みをダイレクトに頂いているということでしょう。先客が上がられた後、しばらく貸切状態で楽しめました。湯上がりには、摩周湖の伏流水が飲めるのも有り難い。
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日本最大のカルデラ湖である、屈斜路湖畔に湧く人気の野天風呂。お盆期間中の日曜日の午後、初めて行ってみました。石組みの浴槽は、真ん中の大きな岩で男女別に区切られていますが、ほとんど丸見え。「ねぇ、ここって温泉?」、「そうだよ。だから、服脱ぐ小屋があるだろ」とカップルの会話が背中越しに聞こえてきます。しかし、そんなことよりも、この目の前に広がる雄大な湖の景色!!湯に浸かりながら眺めれば、何とも言えない幸福感に包まれます。アブラ臭のする、うっすらと濁ったナトリウム-炭酸水素塩泉は、41℃位の適温。PH7.0で、さらりとした浴感です。ずっとこのまま居たいな~と、思ったのも束の間。アブがうるさくて、退散となりました。冬に来たら、今度は白鳥に会えるかな?
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自然に恵まれた静かな養老牛温泉に建つ、老舗の湯宿。一度は訪れてみたいと思い、お盆期間中でしたが日帰り入浴してみました。入口正面には、渓流に面したロビーがあり、ソファ-で寛げそうな感じです。入浴料600円を払って、左手奥の大浴場へ。この日の日帰り一番客だったので、ちょっとだけ独り占めです。かけ湯もそこそこに、混浴大露天岩風呂へ。20人サイズの石組み浴槽には、無色透明のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉が満ちています。モシベツ川に面していて、ロケーションは最高!PH7.3で、肌に優しい浴感。湯温も、42℃位の適温でした。他にも露天風呂の浴槽はたくさんあり、ちょっと戻って、内湯そばの12人サイズの岩風呂へ。こちらも42℃位で、浅めの浴槽。続いて、テラス手前の階段を下り、せせらぎ湯へ。3人サイズと、6人サイズに仕切られた寝湯ですが、川にほんと近く、せせらぎに癒されます。テラスに戻ると、奥に1人サイズの丸太風呂と、2人サイズの切株風呂。切株風呂は42℃位ですが、横に1人サイズの寝湯スペースがあり、こちらは40℃位。ぬるめなので、丸太風呂の順番待ちに良さそうです。丸太風呂は、41℃位でした。内湯も2つあって、10人サイズの木造り浴槽の方は、2人分の寝湯もあります。また、もう1つの7人サイズの石造り木枠浴槽は、うたせ湯付き。どちらも、42℃位の適温でした。こんなにたくさんの風呂に入れて、この値段は安すぎ!しかも、まだ時間が早かったせいか、ほとんど人がいなく、どの浴槽も1人いるかいないかでした。かけ流しの湯を満喫しつつ、秋の紅葉、冬の雪景色も見てみたくなりました。
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営業期間は、道道93号線が冬季(11月中旬~4月下旬)通行止めとなるので、春から秋まで。「地の涯」の名に相応しく、携帯圏外の大自然の真っ只中に建つ、岩尾別温泉の一軒宿です。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。入浴料800円を払って、大浴場へ。当日の一番乗りだったようで、先客はいません。素朴な石造りタイル張り内湯は、L字型に組まれ、19人サイズと4人サイズに分割。無色透明のナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉が、かけ流しにされています。PH6.6で、浴感はさらり。大きい方は42℃位の適温、小さい方は40℃位のぬるめでした。外に出ると、2つの丸太風呂。ここからは、混浴となります。どちらも、カップルなら2人サイズ、知らない人なら1人サイズといったところ。共に、湯温は42℃位。少し奥に進むと、ロープの張られた工事中の石組み浴槽があり、まだ入れませんでした。更に進むと、男湯の裏手に回り込むように通路があり、「庭園露天風呂」へ。25人サイズのV字型石組み浴槽は、緑がかった透明の湯が満たされ、湯温は42℃位。岩が高く積まれて、死角ができているため、混浴への配慮かと思われます。もっと奥には、「深い露天風呂」があり、こちらも緑がかった透明の湯。確かに深く、1m位あります。石組みの岩が溶岩で、ゴツゴツ感が野趣満点。でも水面下の岩は、カルシウム分でコーティングされツルツル。こちらも、適温でした。結局、終始貸切状態で全て満喫でき、また訪れたい宿となりました。
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大正15年創業の湯檜曽温泉の老舗宿。昭和初期には、与謝野晶子・鉄幹夫妻も投宿したというこちらの宿に、日曜日の午前中、日帰り入浴して来ました。入浴料800円を払って、玄関から左手奥の男子浴室(大風呂)へ。中に入ってみると、床や壁、浴槽はもちろん、アーチ型の天井まで、鮮やかな全面タイル張りに目を奪われます。風情があり、特にジャンパーのタイル画がとてもいい!!この14人サイズのL字型内湯から、サラサラと無色透明の単純温泉がオーバーフロー。脱衣場の壁に2枚の分析書があり、後で聞いたら2つ(「林屋の湯」PH7.9と「音松の湯・薬師の湯混合」PH8.2)をブレンドしてるとのこと。石膏臭がして、湯温は42℃位、さらりとした浴感です。クールダウンのため窓に近づくと、清流が眺められ、川面を渡る風が心地良い。ずっと貸切状態で、かけ流しの湯を堪能できました。女将さんや、若女将の対応も良かったので、次回は泊まりで利用したいです。
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北アルプスの雄大なふところに抱かれた、白馬八方温泉の歴史ある宿。土曜日の夜、日帰り入浴してみました。館内には、古いスキー用具や登山用具が飾られ、洋風のお洒落な雰囲気。入浴料500円を払って、レストラン脇の通路を通り、浴室へ。こちらでは、内湯と外湯で2種類の温泉を楽しめるのが魅力です。まずは「白馬温泉の湯」が満たされた、4人サイズの石造り木枠内湯から。無色透明のアルカリ性単純温泉で、思ったよりさらりとした浴感。湯温は、42℃位の適温です。続いて、「塩の道温泉」使用の露天風呂へ。こちらも、4人サイズの石造り木枠浴槽。無色透明のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉は、PH7.1でも、とろみのある湯です。囲われているので、景色は望めません。湯温は、こちらも42℃位。夕食時間と重なり、ほとんど貸切状態でゆっくりできたのも良かったです。
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絶景の高瀬渓谷を望みながら車を走らせ、秘湯ムード漂う葛温泉へ。3軒の温泉宿のうち、最もモダンなこちらの宿に、土曜日の昼過ぎ、日帰り入浴して来ました。入浴料800円を支払い、受付右手の階段を上がり、別棟の湯小屋へ。こちらは、内湯と露天で二種類の源泉が楽しめるのも魅力。早速浴室に入ると、檜のいい香りがします。先ずは、内湯風呂「高野槙の湯」から。洗い場と浴槽の間に衝立を設け、静かに湯に浸かれます。10人サイズの石造り木枠内湯には、無色透明の単純温泉が、循環ですがサラサラとオーバーフロー。湯温は42℃位の適温で、PH7.9ながらややツルツルする浴感です。大量の茶色の湯の花も、舞っています。続いて、外の露天風呂へ。こちらは、慶長3年の飢饉の時、自然薯を求めて発見された説に因んで「慶長の湯」と名付けられたと記され、最古の源泉「橋本の湯」を引き湯しているそうです。屋根付き14人サイズのL字型浴槽からも、無色透明の単純温泉がオーバーフロー。かすかに硫黄の香りがして、37℃位の夏向きのぬる湯です。PH7.83で、肌に優しい浴感。消ゴムかすの様な、白や黒の湯の花が大量に舞っています。間近に迫った樹々に目をやりながら、かなりリラックスできました。
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日本秘湯を守る会会員の宿。一度は訪れたいと思っていたので、日曜日の午後に日帰り入浴してみました。入浴料700円を払って、2階へと上がり、浴室と書かれた小さな矢印の方へ。すると、「大風呂」と書かれた、別棟の湯小屋の2階へ通じています。そこから更に、浴槽の上に架かった橋のような通路を通り、階段を降りて脱衣場。ここ以外で見たことない、独特な浴室の造りです。まず、8人サイズのL字型石造り木枠浴槽。石臼の湯口から、無色透明のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉がかけ流しにされています。泉温は、44℃位の熱め。口に含むと、ほんのり玉子味。PH8.3で、実に柔らかい湯です。もう1つは、5人サイズの浴槽。木製のせいろの湯口から湯が注がれ、42℃位の適温。板張りの床に座っては、時々ひと休み。まるで時間の止まったかのようなノスタルジックな湯小屋で、沢渡の湯を満喫できました。
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日曜日の午後、日帰り入浴して来ました。入浴料500円(温泉博士の特典で1000円引き)を払うと、仲居さんが丁寧に浴室の手前まで案内してくれます。そのまま1階の露天風呂付き大浴場「さぎの湯」へ。24人サイズの石造りタイル張り内湯には、琥珀色のナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩温泉が満ちています。マンガンが酸化するため、茶褐色になるのだそう。加水・加温ありの、かけ流しと循環併用。泉温は42℃位の適温で、ツルスベ感もあります。続いて、外の露天風呂へ。立派な屋根の付いた10人サイズのタイル張り木枠浴槽が、目を惹きます。明治44年創業当時の、旧本館の車止めに使われていた唐破風造りの大屋根をそのまま移築したものだとか。41℃位のぬるめだったので、しばしまったり。更に奥には、4人サイズの樽風呂もあり、こちらは源泉かけ流し。42℃位の適温で、景色は望めませんが、落ち着けます。ここで、思わず至福の吐息。いずれも敷地内の自噴泉(さぎの湯1号2号混合泉)を使用した、満足度の高いお湯です。先客がいなかったため、しばらく貸切状態で楽しめました。