-
投稿日:2020年10月16日
ペイズリー柄の珍湯 (巣郷温泉 でめ金食堂)
きくりんさん [入浴日: 2019年9月16日 / 2時間以内]
55.0点
-
55.0点
-
44.0点
-
55.0点
-
33.0点
岩手県と秋田県の県境に程近い、国道107号線沿いに佇む2階建ての巣郷温泉にあるドライブイン。看板に温泉マークはあるものの、店の内外に日帰り入浴とは一切書かれていませんが、その泉質の良さから温泉マニアにはよく知られた湯処です。祝日の午後、利用して来ました。
2階の食堂奥に浴室があり、料理を頼むと無料で温泉に入れるというシステム。ずらりと書かれた豊富なメニューを見て、馬肉料理もあるんだと心が揺れましたが、結果ネギ味噌ラーメン\670を選択。味はまあ普通かな。
料理を待つ間、女将さんになぜ「でめ金食堂」という名前なのか尋ねてみると、お金や目が出るようにと答えるようにしているとのこと。
食事が終わってテレビを見ていると、程なく声がかかり浴室へ。貸切で使わせてもらえます。
厨房の横を通って、右奥の浴室へ。小さなソファと棚にプラ籠が置かれた狭い脱衣場には、ドライヤーなし。浴室のドアを開けると、鼻をつくアブラ臭に思わずニヤリとしてしまいます。
浴室に入ると、右奥に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは固形石鹸のみです。
窓際に3人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(分析書なし)が、かけ流しにされています。ブルーの丸タイルの浴槽に、モザイクの勾玉模様?ペイズリー柄?の縁取りはかなりのインパクトで、湯の個性に負けないほど主張してきます。
ご主人によると泉温は60℃位あるが、お湯を張る際に出来るだけ水を足さないようにしているそうです。この日は、三連休最後の昼過ぎの訪問。人が多いと白く濁ってくると聞いていましたが、やはりうっすら濁っていた為、源泉蛇口と水蛇口を捻りオーバーフロー状態に。
湯口の湯を口に含んでみると、アブラ臭がしてエグい味。小さな黒い湯の花も見られます。窓の外には、裏山の景色。極上の湯と料理でお腹も満たされ、出目金のタイル絵を眺めつつ、まったり湯浴みができました。22人が参考にしています
-